|
私の戦後の知人宅での蓄音機の思い出もかなり薄れてきたが、ハッキリ記憶しているのはバッハの「イタリア協奏曲」を聴いていることである。現在では珍しくはないが、楽器がハープシコードであった。曲が「イタリア協奏曲」であり、珍しい楽器がハープシコードであることもその後NHKの放送等で聴いたので記憶は繋がっている。
演奏家が誰であるのか確かめもしなかった。だがNHKのバッハのハープシコードといえば、ワンダ・ランドフスカ女史の演奏と決まっていたように記憶する。大学生になったころ、名曲喫茶というのが盛況であった。そこでもワンダ・ランドフスカのゴールド変奏曲を聴いた。
そのうちに知人宅で聴いた「イタリア協奏曲」もワンダ・ランドフスカの演奏ではなかったかと思うようになった。もはや確かめる術はないが、知人は音楽雑誌を購読し、世界で最も権威ある演奏家のレコードを購入してきた。それも1920年後半から1930年前半に録音した音楽家に集中している。今ではバッハの鍵盤音楽を古楽器で演奏する人はいくらでもいるが、当時はワンダ・ランドフスカ以外に考えられないと思う。幸いにしてワンダ・ランドフスカの「イタリア協奏曲」がYouTubeにあったので今日紹介する次第である。 |

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- 洋楽

桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...


