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Went up a year this evening!
Went up a year this evening!
I recollect it well!
Amid no bells nor bravoes
The bystanders will tell!
Cheerful—as to the village—
Tranquil—as to repose—
Chastened—as to the Chapel
This humble Tourist rose!
Did not talk of returning!
Alluded to no time
When, were the gales propitious—
We might look for him!
Was grateful for the Roses
In life's diverse bouquet—
Talked softly of new species
To pick another day;
Beguiling thus the wonder
The wondrous nearer drew—
Hands bustled at the moorings—
The crowd respectful grew—
Ascended from our vision
To Countenances new!
A Difference—A Daisy—
Is all the rest I knew!
Emily Dickinson
この夕べに新年が始まった!
この夕べに新年が始まった! 私ははっきり憶えている! 群衆はいずれ証立てるはず 鐘の響きも歓声も聞えず! 集落のごとく――朗らかに―― 睡眠のごとく――落ち着き―― 御堂のごとく――控え目に―― この謙虚な旅人は甦りたり! 強風の収まる兆候あれば―― 我らは汝を探したるものを! その時来らずと仄めかすに―― 彼は帰還には何も語らず! 生命の色とりどりの花束の バラに謝意を表したれり―― いつの日か摘まんがための 新種のバラを静かに語った; この神秘で皆はかく喜び 驚く会衆を近く引き寄せた―― 手は出発地で忙しく働き―― 群衆は尊敬の念を抱きたり―― 我らの幻影より上に昇り 真新しき御姿に変容したる! それ以外に私が確認した 唯一の事は――雛菊の変化なり! エミリー・ディキンソン
エミリーは聖書の「使徒行伝」の著者となり、キリストの昇天の新しい証言者となった。マグダラのマリアが証言するように、キリストは処刑されたが、三日後に復活した。その後彼は聖母マリアや使徒と弟子一同に合う機会はなかったが、四十日経過して人々が見守る中オリベト山から昇天した。
この様子をエミリーは合計六詩節の四行詩、合計廿四行の詩に纏め上げた。最後に雛菊の変化で締めくくり、キリストの昇天を祝している。偶数行でエミリー流の韻を踏み上々の出来栄えだと思う。
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Emily Dickinson
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There's something quieter than sleep
There's something quieter than sleep
Within this inner room!
It wears a sprig upon its breast —
And will not tell its name.
Some touch it, and some kiss it —
Some chafe its idle hand —
It has a simple gravity
I do not understand!
I would not weep if I were they —
How rude in one to sob!
Might scare the quiet fairy
Back to her native wood!
While simple-hearted neighbors
Chat of the "Early dead" —
We — prone to periphrasis
Remark that Birds have fled!
Emily Dickinson
眠りより静かな何かが 眠りより静かな何かが 奥まった部屋にある! 胸には若枝をつけるが―― 名乗ることはしない。 撫ぜる人、口吻する人―― 空いた手を擦る人も―― 私は知らないけれども わずかな重量はある! 私なら泣きはしない―― 一度泣けばいいの! 妖精が故郷の森に 返したのか知れない! 単純な隣人達が早い 死を語っているが 我らは婉曲に述べる 鳥は皆脱走したと! エミリー・ディキンソン 籠に閉じ込められた鳥が一羽死んだ。いつもの様に死を祝福する。韻律の都合もあるだろうが、導くのは天使でなく、妖精であり、行き先は天国ではなく故郷の森である。鳥は昇天ではなく、脱走したのである。葬儀に参列する人々への批判を述べる詩である。It で始まり、最後まで鳥の名を明かさなかったが、鳥を名を当てさせる謎々詩ではない。 |
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Within my reach !
Within my reach !
I could have touched !
I might have chanced that way !
Soft sauntered through the village,
Sauntered as soft away !
So unsuspected violets
Within the fields lie low ;
Too late for striving fingers
That passed, an hour ago.
Emily Dickinson
私の手がとどく場所に!
私の手がとどく場所に!
触ったかも知れない!
偶然見付けていたかも!
静かに村に入り込み、
静かに村を出ていたら!
思いもかけない所で
菫が低く寝そべるとは;
一時間も前に急いで
通り過ぎた指には遅い。
エミリー・ディキンソン
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My Wheel is in the dark!
My Wheel is in the dark!
I cannot see a spoke
Yet know its dripping feet
Go round and round.
My foot is on the Tide!
An unfrequented road—
Yet have all roads
A clearing at the end—
Some have resigned the Loom—
Some in the busy tomb
Find quaint employ—
Some with new—stately feet—
Pass royal through the gate—
Flinging the problem back at you and I!
私の車輪は闇の中! 私の車輪は闇の中! 車輻は見えないが 車輪の滴る足元は 回転し続けている。 時勢に合ってない私! 人通りの少ない小道―― だがいかなる道でも 開墾地で行き止まる―― 機織り止す人あれば―― 忙しい墓場で奇妙な 職業を得る人もある―― 新たに――誇らしげに―― 王宮の門を通り課題 残して去る人もいる! エミリー・ディキンソン エミリーは足元の悪い闇の道を独り、馬車を進めながら、自分の人生を見つめ直している。自分は人気のない道を進んできた。時勢に合わないことを自覚しながら、それなりに進んできたつもりである。人生いろいろ、離職する人あれば、妙な職を得る人も、時代の脚光を浴びる人もあびて、新しい人生を歩まんとする人もある。 |
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A Day! Help! Help! Another Day!
A Day! Help! Help! Another Day!
Your prayers, oh Passer by!
From such a common ball as this
Might date a Victory!
From marshallings as simple
The flags of nations swang.
Steady — my soul: What issues
Upon thine arrow hang!
Emily Dickinson
もう一日執行を延期して!
もう一日執行を延期して!
ああ、君の懇願も虚しい!
勝利の足跡を遡ってみると
かくも平凡な一発の弾丸!
諸国の軍旗が揺れたのも
安易な軍隊の配置が原因。
我が魂よ、落ち着きなさい:
何事が汝の矢に執着する!
エミリー・ディキンソン
最初の一行を命乞いのセリフと解釈できればと願いながら投稿することにした。言い訳やこじつけはいくらであるが、help にズバリの用例は手持ちの辞書にはない。ただ書かれた時は南北戦争の直前である。Helpは Save と同じだったということを辞書で見た。この程度の状況証拠で、はやると後悔するぞという解釈をした。自信があるわけではない。
こんな時は良くて不適切な用語法であるが、完全な誤解である場合が多い。だが恥をかかないで彼女の訳詩を進行させるのは不可能である。ディベイトの対象にもなっていないので、重要な詩ではないかもしれない。 |


桜と日本人ですね。なぜか、三島由紀夫を思...



