ヘ短調作品34

ルブランの回想録の link 先はゲストブックを御覧ください。

Emily Dickinson

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I often passed the village
 
I often passed the village
When going home from school —
And wondered what they did there —
And why it was so still —
 
I did not know the year then —
In which my call would come —
Earlier, by the Dial,
Than the rest have gone.
 
It's stiller than the sundown.
It's cooler than the dawn —
The Daisies dare to come here —
And birds can flutter down —
 
So when you are tired —
Or perplexed — or cold —
Trust the loving promise
Underneath the mould,

Cry "it's I," "takeDollie,"

And I will enfold!
 
 

私は学校からの帰りに

 

私は学校からの帰りに

集落を通る時があった――

皆は何をしているのか――

何故こう静かなのが――

 

私に分かり始めたのが――

いつか記憶しないが――

日時計の影が知らせる

以前のことであった。

 

落日よりも静かだった。

曙の時よりも涼しく――

雛菊は此処にも花咲き――

鳥は羽ばたき降りる――

 

だから貴女が疲れて――

身も心も不調の時――

地下からの愛らしい

約束を信じて頂戴、

「私よ、お人形を貰って」

私は声に耳を澄ますの!

 

エミリー・ディキンソン

 

エミリーが繰り返し書いた情景、雛菊の咲くお墓の前に立って地下の女の子と会話するお話である。

荒れ狂う嵐の夜!

 
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Wild Nights — Wild Nights!
 
Wild Nights — Wild Nights!
Were I with thee
Wild Nights should be
Our luxury!
 
Futile — the Winds —
To a Heart in port —
Done with the Compass —
Done with the Chart!
 
Rowing in Eden —
Ah, the Sea!
Might I but moor — Tonight —
In Thee!
 

荒れ狂う嵐の夜!

 

荒れ狂う嵐の夜!

汝と伴にあれば

荒れ狂う嵐の夜も

至上の悦楽ならん!

 

羅針盤がなくとも――

海図がなくとも――

避難港に泊る心に――

甲斐なき強き風!

 

エデンに漕ぎ入る――

ああ海よ!

今夜――汝に――

錨を降ろせたら!

 

エミリー・ディキンソン

 
私がアメリカのエミリー・ディキンソンのクラスの社会人学生であるとしよう。教官はディベイトを要求する。ディベイトでは少数意見が目立ちやすく、単位をとるには有利な作戦である。以下は私の戯言であり、結論はどうでもよい。私はディベイトが嫌いである。以前NHKで「ハーバード 熱血教室」なる番組があったが、バカバカしくなり見なくなった。
 
この詩も大変話題性のある詩であり、今回で私の二度目の訳である。最初の訳はよく分からずに訳出したものであり、削除しようと思う。
 
最初に詩集の彼女の詩を編集していた彼女のメル友であり、珍しく一度だけ彼女と面会したことのあるトーマス・ハギンソン(18231911)はこの詩を悪く解釈する人を恐れて妹のヴィニーに相談した。当時は進歩的な奴隷解放や少数派の移民を守るために活動した彼も詩集に載せるのを躊躇した。
 
少なくとも法的には処女であるエミリーがエロティックな性的幻想に耽るようにも読める詩である。Wild Nightsという出だしから、不道徳な夜を連想させるし、最後の moor in thee も性的結合を連想させて穏やかでない。抑制できない性的情熱と恍惚の詩という判定を編者は恐れたのである。
 
現代ではハギンソンの狭量を笑うフェミニストが多数派であろう。フェミニストはその通りだが、一体何故悪いという。
 
あるいは恍惚状態で神と会話する神秘的な詩であるという見解もあるそうである。この見解を否定する論者も、神との会話の語彙と性的な語彙には類似性があることを認めてはいる。
 
私は最初の「汝」は特定の人物をさすのではなく、イエスであると思う。二度目の「汝」は嵐が静まった海である。彼女は天国への苦難の旅をする詩を何遍も書いている。さらにイエスとロマンティックな出会いをする詩も書いている。天国への旅の類型とイエスへの恋の類型を重ねた詩がこの詩であると思う。イエスと一緒に天国へ向かう詩として「静かな方法だった」がある。カップルは気球に乗り天国へ向かうのである。エデンの園は荒海に守られた島にあるか、天上にあるか、乗り物が小舟なのか、気球なのかの違いはあるが、同じ類型の詩であると思う。
 
なおNights と複数形になっているが、エミリーは状態が刻々と変化する場合に s を付けて済ます場合がある。私はその意味で訳した。勿論毎夜という場合もあろう。これも新しい議論の種である。
 
 
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There is a morn by men unseen -
 
There is a morn by men unseen -
Whose maids opon remoter green
Keep their seraphic May -
And all day long, with dance and game,
And gambo! I may never name -
Employ their holiday.
 
Here to light measure, move the feet
Which walk no more the village street -
Nor by the wood are found -
Here are the birds that sought the sun
When last year's distaff idle hung
And summer's brows were bound.
 
Ne'er saw I such a wondrous scene -
Ne'er such a ring on such a green -
Nor so serene array -
As if the stars some summer night
Should swing their cups of Chrysolite -
And revel till the day -
 
Like thee to dance - like thee to sing -
People opon that mystic green -
I ask, each new May morn.
I wait thy far - fantastic bells -
Announcing me in other dells -
Unto the different dawn!
 
Emily Dickinson
 
 
未だ見てはいない朝が来た――
 
未だ見てはいない朝が来た――
乙女らは遥か遠い緑の上で
五月祭の天使の衣装を纏い――
私は呼び名を知らないが、
一日踊りと遊戯とガンボで――
お祭りの日を祝って過ごす。
 
軽い拍子に乗り足が動くが
村の通り道がやっとのこと――
あの森までも辿り着けない――
昨年のリボンが垂れ下がり
夏が不機嫌な顔をする頃に
光を求めた鳥も戻っている。
 
かかる素敵な光景を知らず――
かかる緑の上の輪も知らず――
かかる整然とした動きも――
まるである夏の夜に星々は
クリソライトの盃を揺らし――
夜明けまで酔いしれたよう――
 
汝の如く踊り――歌うため――
この神秘の緑に集う人よ――
私は願う。五月祭の朝に。
私は遥かなる――壮麗な鐘が――

この谷間の私への合図を待つ―― 

年により違う夜明けに!
 
エミリー・ディキンソン
 
言わずとしれた五月一日のメイデイの祭りである。樹を切り倒し、先端に色とりどりのリボンを結び、メイポールとする。これを立て、乙女が白い装束を纏い、整然と踊り、リボンを編んでいくのがメイデイのアトラクションである。エミリーはお硬いプロテスタントが異教の祭りと否定したが、エミリーはお構いなしである。


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今日も過去の詩の改定の作業である。輝かしい夏の季節が終わり、夜鷹や椋鳥が鳴かぬ時期には、私(エミリー)は、汝(アネモネ)に花を咲かせ、音学(葉擦れの音)を奏でさせようとする。私は同じく、寒い時期に墓場に咲く、好きな雛菊を避けてまでも、汝のもとへと急ぎ、汝の成長と開花を見届ける。寒い時期に夏をもたらすアネモネ賛美の詩である。
 
Summer for thee, grant I may be
 
Summer for thee, grant I may be
When Summer days are flown!
Thy music still, when Whippowil
And Oriole - are done!
 
For thee to bloom, I'll skip the tomb
And row my blossoms o'er!
Pray gather me -
  Anemone -
Thy flower - forevermore!
 
Emily Dickinson
 
原詩の書き換え
 
Maybe I give you summer
When summer days flee!
And even rustling of leaves,
When whippoorwill and oriole
Cease to sing!
 
For you to bloom, I'll skip the tomb
And my daisies row over!
Pray gather me -
  Anemone -
Your flower - forever!
 
 
夏の日が去れば多分
 
夏の日が去れば多分
私は汝に夏を与える!
夜鷹や椋鳥が歌わねば
汝に更に葉擦れの音も!
 

汝を咲かせんと墓地を

素通り、雛菊は皆競う!

どうか私を摘んで頂戴――

アネモネよ――

汝の花は――永久に!

 
エミリー・ディキンソン
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一人の妹は私の家に住み――エミリー・ディキンソン

今日はエミリーの義理の妹であるスーザンの28回目の誕生日に、エミリーが送った詩である。エミリーとスーザンは同年、同月に生まれているが、スーザンは十日遅れて生まれているので辛うじて妹である。彼女はエミリーの兄のオースティンと結婚し、ディキンソン家の敷地内の家に住んだ。実の妹は通称ヴィニーであり、エミリーと同じ家に住み、生涯未婚であった女性である。

One Sister have I in our house,

One Sister have I in our house,
And one, a hedge away.
There's only one recorded,
But both belong to me.

One came the road that I came --
And wore my last year's gown --
The other, as a bird her nest,
Builded our hearts among.

She did not sing as we did --
It was a different tune --
Herself to her a music
As Bumble bee of June.

Today is far from Childhood --
But up and down the hills
I held her hand the tighter --
Which shortened all the miles --

And still her hum
The years among,
Deceives the Butterfly;
Still in her Eye
The Violets lie
Mouldered this many May.

I spilt the dew --
But took the morn --
I chose this single star
From out the wide night's numbers --
Sue - forevermore!
Emily Dickinson


一人の妹は私の家に住み、

一人の妹は私の家に住み、
もう一人は生け垣越しに。
実の妹はただ一人だけど
二人とも私のお気に入り。

一人は私と同じ道を歩み――
私のお下がりを身に着け――
一人は鳥の巣作りの様に
互いの心と心を結んだ。

彼女の歌声は我ら二人の――
調べとは違っていた――
まるで六月の蜂のように
彼女は自身に歌っていた。

今は子供の頃とは大違い――
でも丘を上っては下りて――
私は彼女の手を強く握り――
おかげで疲れなくてすみ――

依然としてどの季節でも
彼女のハミングの調子で
蝶は時期を間違える始末;
依然として五月になると
彼女の瞳には菫が咲く。

私は露の涙を流しては――
翌日の朝を迎えたもの――
広い空の多くの星から
私が唯一の星をつ選ぶ
ス―ザン――永久にあなたよ!――

エミリー・ディキンソン



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