ヘ短調作品34

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バーンズ

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ネズミ I -- バーンズ

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「今日の詩」の選者が先日送ってきたのは、スコットランドの詩人バーンズの「ネズミ」である。中国系の人が多いアメリカでは今年が「ネズミの年」であることは新聞等で知っているであろうが。偶然バーンズの詩を送ってきたのだと思う。その前には「シラミ」である。

バーンズの詩はOEDを持っている私にはただ手間がかかるだけである。マイクロソフトのワードは、この六行の詩で11語に疑問符を付けた。みなスコットランド語である。一部憶測できる語もあったが、それは危険であることが分かった。実に意外であったのは、weeであった。てっきりweだと思っていたが、「小さい」という意味であった。それと語尾に ie が付いているのが、二語あるが、これは指小詞の語尾である。

まだ風邪が治らないので8詩節からなる詩を一日に1詩節のペースで紹介して行こうと思う。

To A Mouse I

Wee, sleekit, cowrin, tim'rous beastie,
O, what a panic's in thy breastie!
Thou need na start awa sae hasty,
Wi' bickering brattle!
I wad be laith to rin an' chase thee
Wi' murd'ring pattle!

Robert Burns

To A Mouse I

Little, sleeked, cowering, timorous beastie
O, what a panics in thy little breast!
Thou need not start away so hasty,
With bickering brattle!
I will be loath to run and chase thee
With murdering pattle!


ネズミ I

すぐにすくむ、この気の小さいチビ
お前は大騒動なのだから!
そんなにガタガタ音を立てて
急いで逃げることはないよ!
僕は鎌をふりまわして
お前を追いかけるのはいやだよ!

バーンズ

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「今日の詩」は久しぶりにスコットランドの詩人バーンズの「メアリー・モリソン」登場である。バーンズとキップリングがいなかったら、私が大枚をはたいて購入したOEDの価値は半減する。イギリス人には辞書はなくても読めるのであろうが、私はやはり辞書で確認しないと気がすまない箇所があった。


Mary Morison

O Mary, at thy window be!
It is the wish'd the trysted hour.
Those smiles and glances let me see,
That makes the miser's treasure poor.
How blythely wad I bide the stoure,
A weary slave frae sun to sun,
Could I the rich reward secure --
The lovely Mary Morison!

Yestreen, when to the trembling string
The dance gaed thro the lighted ha',
To thee my fancy took its wing,
I sat, but neither heard or saw:
Tho' this was fair, and that was braw,
And yon the toast of a'the town,
I sigh'd, and said amang them a' --
"Ye are na Mary Morison!"

O, Mary, canst thou wreck his peace
Wha for thy sake wad gladly die?
Or canst thou break that heart of his
Whase only faut is loving thee?
If love for love thou wilt na gie,
At least be pity to me shown:
A thought ungentle canna be
The thought o' Mary Morison.

Robert Burns.


メアリー・モリソン

ああメアリー、窓辺に出ておくれ!
希望通りの合いびきの時間だよ。
俺が見たいのは君の笑顔と目くばせ
これに比べりゃ守銭奴のお宝も貧相なものさ。
朝から晩まで疲れきった奴隷の俺
ご褒美がたっぷり頂けたら −
愛しいメアリー・モリソン!

昨日の夜、弦の響きに乗って
ダンスが明るいホールであったが
俺が考えるのは君の事ばかり
ただ座って、上の空だったよ。
そりゃあ別嬪もお嬢様もいたけどさ
町中が乾杯した時には、俺はため息付いて
みんなの前で言ってやったぜ −
「お前たちはメアリー・モリソンとは違う!」

ああメアリー、君のためなら喜んで死ぬ
そんな奴の平安を台無しに出来るのかい?
その男を悲嘆に暮れさせるつもりかい?
愛に愛を与えないなら
せめて哀れみだけでも見せておくれよ
親切心のかけらもない考えなんか
メアリー・モリソンの考えじゃない。

バーンズ

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有名なバーンズがスコットランドなまりの英語に編集した民謡。「ライ麦畑をこえて」が「今日の詩」である。直訳してみたが読めた物ではない。メロディーがちらつくのも邪魔になる。一応スコットランド語かスコットランドなまりの言葉を勉強した結果だけを発表しておく。



Comin Thro' The Rye

O, Jenny's a' weet, poor body,
Jenny's seldom dry:
She draigl't a' her petticoatie,
Comin thro' the rye!

Comin thro' the rye, poor body,
Comin thro' the rye,
She draigl't a' her petticoatie,
Comin thro' the rye!

Gin a body meet a body
Comin thro' the rye,
Gin a body kiss a body,
Need a body cry?

Gin a body meet a body
Comin thro' the glen,
Gin a body kiss a body,
Need the warl' ken?

Gin a body meet a body
Comin thro' the grain;
Gin a body kiss a body,
The thing's a body's ain.

Robert Burns


ここに登場する単語で推測できるのもある。リーダーズでもなんとかなるが、やはり不安である。OEDをひけば直ちに問題は解決。

a' → all
weet  → wet
draigl't → draggled
Comin → Coming
thro'  → through
Gin  → If
warl'  → world
ken  → know
ain  → own
petticoatie → petticoat

ライ麦畑をこえて

ジェニーはかわいそう
ジェニーはびしょぬれ。
ドレスを引きずり
ライ麦畑をやってくる。

ライ麦畑でかわいそう
ライ麦畑のむこうから
ドレスを引きずり
ライ麦畑をやってくる!

ライ麦畑をこえ
二人がであい
さわってしまえば
もう泣くことはない!

谷をこえ
二人がであい
さわってしまえば
世間はどうでもいい!

ライ麦畑をこえ
二人がであい
さわってしまえば
もうこっちのもの。

バーンズ

投稿してからペティコートが19世紀半ばまで下着ではなかったとの解説を読み、ドレスの方が誤解がないと思った。ペティコートをドレスに修正した。
petticoatie →

ハギス賛歌 -- バーンズ

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「今日の詩」の選者は「ああ僕の恋人は六月に咲く」に引き続き、スコットランドの詩人ロバート・バーンズの「ハギス賛歌」を送ってきた。リーダーの英和辞典でかなり訳せるが、OEDも参照した。

「食うために生きる」フランス人と狭い海峡を隔てて「生きるために食う」イギリス人が住んでいる。そのイギリスでも、スコットランドとなればまさに「生きるための」食い物ハギスという薄気味悪い食い物がある。

ハギスは羊の胃袋に詰め物をして茹でた料理である。中身は茹でた羊の内臓、オートミル、刻んだタマネギである。このハギスを民族の誇る料理であるとする協会ができたという話はどこかで読んだ。

実はそれ以前にバーンズがハギスを賛美する詩を書いていたのである。以下は前半はバーンズの原詩、和訳は少しばかり自信のない私の訳である。

途中で悪魔が登場するので気をつけて頂きたい。伝説によれば、狡猾な悪魔と一緒に食事をするときは長いスプーンを使うべきとされる。悪魔に食べられて自分の分はなくなるからである。フランス調理と違って美味なハギスにかぎりその心配はない。スコットランド人の旺盛な食欲は悪魔にハギスを食べる暇を与えないという話になっている。


Address To A Haggis

Fair fa' your honest, sonsie face,
Great chieftain o' the puddin-race!
Aboon them a' ye tak your place,
Painch, tripe, or thairm:
Weel are ye wordy o' a grace
As lang's my arm.

The groaning trencher there ye fill,
Your hurdies like a distant hill,
Your pin wad help to mend a mill
In time o' need,
While thro' your pores the dews distil
Like amber bead.

His knife see rustic Labour dight,
An' cut you up wi' ready sleight,
Trenching your gushing entrails bright,
Like ony ditch;
And then, O what a glorious sight,
Warm-reekin, rich!

Then, horn for horn,
they stretch an' strive:
Deil tak the hindmost! on they drive,
Till a' their weel-swall'd kytes belyve,
Are bent lyke drums;
Then auld Guidman, maist like to rive,
"Bethankit!" 'hums.

Is there that owre his French ragout
Or olio that wad staw a sow,
Or fricassee wad mak her spew
Wi' perfect sconner,
Looks down wi' sneering, scornfu' view
On sic a dinner?

Poor devil! see him ower his trash,
As feckless as a wither'd rash,
His spindle shank, a guid whip-lash,
His nieve a nit;
Thro' bloody flood or field to dash,
O how unfit!

But mark the Rustic, haggis fed,
The trembling earth resounds his tread.
Clap in his walie nieve a blade,
He'll mak it whissle;
An' legs an' arms, an' heads will sned,
Like taps o' thrissle.

Ye Pow'rs wha mak mankind your care,
And dish them out their bill o' fare,
Auld Scotland wants nae skinking ware
That jaups in luggies;
But, if ye wish her gratefu' prayer,
Gie her a haggis!

Burns



ハギス賛歌

正直で愛らしいお前の顔
プディング族の偉大なる首領
全員の上座に座る
胃袋に肝臓に腎臓
わが腕の長さほども
お前は感謝の祈りに値する

悲鳴を上げるお皿に
お前はデンとお尻を乗せ
お前の串はいざというとき
汁を搾るのに役立つ
穴からこぼれる肉汁は
琥珀のビーズのよう

ナイフは難儀しながら
お前を巧みに切り裂き
お前のを溝のようにほり
輝く中身はほとばしり出る
なんと素晴らしく豪華な眺め
温かい湯気が出る

次から次にスプーン
争って手を伸ばし
悪魔に負けるなと急ぐこと
とうとう腹はふくれて
太鼓腹になる
どうしても遅れる老紳士は
ご馳走様とむしゃくしゃ

こんな光景が他でみれるか
ラグーやシチュウは豚も食わない
フリカッセなんて胸が悪く苦なり
はき出すに決まっている
こんな食事はみんなせせら笑って
軽蔑するに決まっている

食べ散らされた後の悪魔の哀れなこと
一週間干されたイグサ
つむのような脛は鞭にはいいだろう
握り拳はナッツのよう
流血や戦場を駆け抜けるには
全く向いていない

ハギスが田舎者をを育てた
足音で大地を揺るがし
広き拳に剣を握り
刃をうならし
彼はアザミの先のように
手も足も頭も切り落とす

お前は人々を育む力だ
食事には力を皿に盛りつけろ
スコットランドには皿ではねる
水っぽい食い物は要らない
お前がスコットランドから感謝の祈りが
欲しければハギスを与えよ。

バーンズ


この見た目に悪いことこの上ない料理には逸話がある。

シェイクスピアの悲劇「マクベス」で、スコットランドの王位簒奪者のマクベスが宴会を催す。彼が殺したはずの王の亡霊が宴会に出てきた。彼は錯乱状態になる。ハギスが料理に出てきたのが、マクベスの狂気のきっかけだっとというまことしやかな話がある。この話ブリトン人が創作した話ではない。ハギスを広めようというスコットランド人自身も認めているお話である。

先日エディンバラを案内する番組があったが、モルト・ウィスキーは出てきたが、ハギスは登場しなかった。スコットランドに行かれたらハギスを食べてみられるべきである。

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「今日の詩」の選者は18世紀スコットランド出身のロバート・バーンズの愛の詩を送ってきた。バラの花はちょっと早いかもしれないが、選者は季節感のないニューヨークあたりに住んでいるのかもしれない。



O MY LUVE'S LIKE A RED, RED ROSE


I

O, MY Luve's like a red, red rose,
That's newly sprung in June.
O, my Luve's like the melodie,
That's sweetly play'd in tune.

II

As fair art thou, my bonnie lass,
So deep in luve am I,
And I will luve thee still, my dear,
Till a' the seas gang dry.

III

Till a' the seas gang dry, my dear,
And the rocks melt wi' the sun!
And I will luve thee still, my dear,
While the sands o' life shall run.

IV

And fare thee weel, my only luve,
And fare thee weel a while!
And I will come again, my luve,
Tho' it were ten thousand mile!

Robert Burns




ああ僕の恋人は六月に咲く


I

ああ僕の恋人は六月に咲く
真っ赤なバラのよう。
ああ僕の恋人は甘き調べで
かなでられるメロディーのよう。

II

愛らしい娘さん 君が美しいので
僕はもう夢中だよ
僕は君を愛し続けるよ
海がすべて乾くまで。

III

海がすべて乾くまで
太陽が岩を溶かすまで!
僕は君を愛し続けるよ
命がつきるまで。

IV

ではさようならいとしい君よ
しばしのわかれだよ!
たとえ万里の果てからも
また君のもとにもどるからね。

ロバート・バーンズ


スコットランド風の英語は luve gang ぐらいだろうか。それぞれ love goである。あとは普通の辞書に載っているはずである。

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