ヘ短調作品34

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英語圏女流詩人

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「今日の詩」はメイルを開けてみたら、久しぶりにサラ・チーズデールの詩があった。アメリカで20世紀初頭に人気のあった女流詩人である。

There Will Come Soft Rain

There will come soft rain and the smell of the ground,
And swallows circling with their shimmering sound;

And frogs in the pools singing at night,
And wild plum-trees in tremulous white;

Robins will wear their feathery fire
Whistling their whims on a low fence-wire;

And not one will know of the war, not one
Will care at last when it is done.

Not one would mind, neither bird nor tree
If mankind perished utterly;

And Spring herself, when she woke at dawn,
Would scarcely know that we were gone.

Sarah Teasdale


小雨が降りそう

小雨が降り、土の香がしそう
すずめがパタパタ飛び回る。

池のカエルは夜に歌いだし
スモモはふるえる雪の中。

コマドリは綿毛でぬくもり
柵で気まぐれに鳴いている。

誰も戦争を知らないし、
いつ始まるか気にしない。

人類が滅ぼうとも
鳥も木も気にはしない。

春も夜明けに目を覚ましても
私たちの行方を知りわしない。

サラ・チーズデール

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「今日の詩」はサラ・ティーズデイルの「星空」である。アメリカの20世紀初頭の人気詩人の詩は興味がある。第一次大戦で無傷で戦勝国になったアメリカ。その後不景気になるかと思ったら、未曾有の好景気、誰しもが永遠の繁栄を期待した。その頃のアメリカには様々な詩が生まれたであろうが、彼女はその時代のもっともアメリカ的な詩人である。


Stars

Alone in the night
On a dark hill
With pines around me
Spicy and still,

And a heaven full of stars
Over my head,
White and topaz
And misty red;

Myriads with beating
Hearts of fire
That aeons
Cannot vex or tire;

Up the dome of heaven
Like a great hill,
I watch them marching
Stately and still,
And I know that I
Am honored to be
Witness
Of so much majesty.

Sarah Teasdale.



星空

暗い夜の丘
ただ独り
静か松の匂いに
つつまれて。

見上げる
空の星
白と黄
かすむ赤。

数しれぬ
炎の瞬き
いつまでも
飽きない。

天の空高く
大きな山のよう
堂々とすすむ
星を私は眺め
感じるのは
私の光栄
この偉風を
見られた私だから。

サラ・ティーズデール

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今回もガラ・チーズデールの「演歌調」の詩である。彼女は20世紀初頭大変な人気があったそうだ。流行歌になっても不思議ではない彼女の詩であるが。それについては.分からなかった。いい訳の提案があればいつでも改定いたします。

LET IT BE FORGOTTEN

LET it be forgotten, as a flower is forgotten,
Forgotten as a fire that once was singing gold,
Let it be forgotten for ever and ever,
Time is a kind friend, he will make us old.

If anyone asks, say it was forgotten
Long and long ago,
As a flower, as a fire, as a hushed footfall
In a long forgotten snow.

Sara Teasdale


忘れましょう

忘れましょう、花だって忘れられる
燃え盛った炎だって忘れられる
永遠に忘れましょう
時はお友達、わたしたちも老けていく。

聞かれたら、忘れられたと言えばいい
むかしむかしのこと、花や炎のように
雪を踏む静かな足音は
静かに消えていき、忘れられる。

サラ・チーズデール

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「今日の詩」のデータ・ベースに残っていた詩の中から一つ選んでみた。このペーター・ベースはアメリカ的な通俗的な詩がある。鼻持ちならぬ通俗的な詩が私には面白い。

20世紀前半大変流行した詩人サラ・ティーズセールの詩である。題名に迷ったが「私はあなたに夢中でない」としておいた。彼女は実生活でも、男にモテたようである。少なくとも二人の男性に膝まずかれた。以下は選択できる女性の贅沢な悩みである。


I Am Not Yours

I am not yours, not lost in you,
Not lost, although I long to be
Lost as a candle lit at noon,
Lost as a snowflake in the sea.

You love me, and I find you still
A spirit beautiful and bright,
Yet I am I, who long to be
Lost as a light is lost in light.

Oh plunge me deep in love - put out
My senses, leave me deaf and blind,
Swept by the tempest of your love,
A taper in a rushing wind.

Sarah Teasdale.


私はあなたに夢中でない

私はあなたに夢中でない
でも私が憧れるのは
真昼に灯るロウソク
海に舞って消える雪。

あなたは私を愛しているし
私もあなたを素敵と思うけど
私は私、私が憧れるのは
私の輝きを奪う光。

愛の深みに引きずりこみ
感覚を奪い、聞こえなく
見えなくして! 愛の嵐でさらい
襲いかかる風の中の灯にして!

サラ・ティーズデール

絵は有名なホッパーの作品。芸術家としての格の違い、テーマの違いは歴然としているので躊躇した。彼女の詩には都会生活者固有の孤独感はあるので、夢に敗れたアメリカ人を描かせたら右にでる人はいないホッパーに登場していただいた。

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「今日の詩は」は20世紀初頭アメリカで非常に人気のあった女流詩人の作品である。原題は‘Barter’である。詩人も詩も私には初耳である。日本でどう訳されているか知らない。直訳すると「取引交換」である。詩の中には「売る」、「買う」、「費用」といった経済用語が登場してくる。

いかにもアメリカ的なようだが、英語と韻の都合でこうなったと思う。一行目に頭韻と音節数の関係で「sell:売る」を持ってきたから「buy:買う」とか「cost:費用」とか「lost:損失」などと連鎖したのだと思う。 cost と lost で都合良く韻を踏んでいる。

内容はハリウッド映画の主題歌になっても不思議ではないラブ・ソングである。いかにも通俗的でひんしゅくを買うかもしれないが、「人生には魅力がいっぱい」という題にした。もちろん「素晴らしき人生」でもいいし、もう少しメロドラマ風の題名を提案があれば私はまったく拘るつもりはない。


Barter

Life has loveliness to sell,
All beautiful and splendid things,
Blue waves whitened on a cliff,
Soaring fire that sways and sings,
And children's faces looking up
Holding wonder like a cup.

Life has loveliness to sell,
Music like a curve of gold,
Scent of pine trees in the rain,
Eyes that love you, arms that hold,
And for your spirit's still delight,
Holy thoughts that star the night.

Spend all you have for loveliness,
Buy it and never count the cost;
For one white singing hour of peace
Count many a year of strife well lost,
And for a breath of ecstasy
Give all you have been, or could be.

Sarah Teasdale


人生には魅力がいっぱい

人生には魅力がいっぱい
みんな素敵で美しい
岸に白く砕ける青い波
音を立て揺らめき昇る炎
見上げる子供の顔はカップ
不思議を受ける止める。

人生には魅力がいっぱい
黄金の曲線のような音楽
雨に濡れた松の木の匂い
君を見つめる目 抱きしめる腕
君の心を安らげる
夜に閃く清い心。

魅力のためなら何でも
どんなに高価でも求めよう。
清らかな安らぎを歌うときは
闘いに敗れた歳月を想い
喜びの一息を吸うときは
過去と未来を忘れよう。

サラ・ティーズデイル



月並みな技巧であるが、第1詩節と第2詩節の先頭行は同一であり、最後の第3詩節の先頭行だけ少し変えてある。

この詩は各詩節の2行と4行の最後の語が同韻である。さらに5行と6行が韻を踏んでいる。

[things, sings], [up, cup]
[gold, hold], [delight, night]
[cost, lost], [ecstacy, be]

さらに彼女が意識的に同一行中に同じ子音を並べた形跡がある。Alliteration日本語では 頭韻と訳されているが、必ずしも単語の最初だけではない。Alliterationと思われるところを頭文字で表記した。

[Life, LoveLiness, seLL]   Life has loveliness to sell
[ALL beautifuL, spLendid]  All beautiful and splendid things,
[ Waves Whitened ]      Blue waves whitened on a cliff
[Soaring, SwayS, SingS]    Soaring fire that sways and sings
[aLL, LoveLliness]      Spend all you have for loveliness


彼女の詩にはかなりの人が曲を付けているが、この詩にはまだ付いていないようである。


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