ヘ短調作品34

ルブランの回想録の link 先はゲストブックを御覧ください。

英語圏女流詩人

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Seven Times Three. – Love

I leaned out of window, I smelt the white clover,
Dark, dark was the garden, I saw not the gate;
"Now, if there be footsteps, he comes, my one lover,--
Hush, nightingale, hush! O sweet nightingale, wait
Till I listen and hear
If a step draweth near,
For my love he is late!

"The skies in the darkness stoop nearer and nearer,
A cluster of stars hangs like fruit in the tree,
The fall of the water comes sweeter, comes clearer:
To what art thou listening, and what dost thou see?
Let the star-clusters grow,
Let the sweet waters flow,
And cross quickly to me.

"You night-moths that hover where honey brims over
From sycamore blossoms, or settle or sleep;
You glowworms, shine out, and the pathway discover
To him that comes darkling along the rough steep,
Ah, my sailor, make haste,
For the time runs to waste,
And my love lieth deep,--

"Too deep for swift telling; and yet, my one lover,
I've conned thee an answer, it waits thee to-night."
By the sycamore passed he, and through the white clover,
Then all the sweet speech I had fashioned took flight;
But I'll love him more, more
Than e'er wife loved before,
Be the days dark or bright.

Jean Ingelow


今回の詩の構造は少し変わっている。1詩節が7行である。最初の4行は彼女が7x1と7x2と同じ構造になっている。よくあるのは残りの3行を同じ韻で締めくくるのだが、2行同韻で、最後の行は4行目と同韻にしてある。

(a,b,a,b,c,c,b)(d,e,d,e,f,f,d)(g,h,g,h,i,i,g)(j,k,j,k,l,l,k)


7かける3 − 恋

窓から身を乗り出して、私はホワイト・クローバーの香りをかぐ、
庭は真っ暗で、私には入り口も見えない。
足音がしたら、私の愛しい彼が来たのよ、
ナイチンゲール、静かにして、ナイチンゲール、お願いだから、
私が耳を澄ましているときには鳴かないで
足音が近くまできたときでは
もう遅いのよ。

夜の暗闇がどんどん近づいてくる、
星の群れは木になる果実のようだわ。
水の流れが優しく、はっきりしてくる、
あなたは何を聞いているの、何を見ているの?
星の群れよもっと大きくなって、
やさしい水はもっと流れて、
二つとも一緒になってこちらに来てちょうだい。

密があふれるカエデの花の上、
夜の蛾よ、おまえは飛びまわり、止まり、眠る。
光る虫よ、おまえは輝き、道を明るくしておくれ、
急な坂にそって暗がりの中をやってくる彼のために。
ああ待ち遠しい私の船乗りさん、
時間は過ぎていくばかり、
私の恋心は深まるばかり。

「早く話すのは難しくて、私の恋しいあなたのために、
私は今夜までずっとお答えを暗唱してたのよ」
カエデの木を通りすぎ、ホワイト・クローバーを踏みしめて彼が来た、
私がこしらえておいたお話はすらすら出てきたわ。
私はどんな奥さんよりも、
ずっと、ずっと彼を愛するわ、
暗い夜も明るい昼も。

ジーン・インゲロー

彼女はこんな詩を書いているけど、色恋沙汰はなかったようである。禁欲的な人生を送り、一生独身であったと記憶する。伝記はウェッブにいくらでもあるが、ミス・インゲローとある。お父さんも銀行家で持参金もたくさん持たせてくれたであろうが。信心深くて教会にはかかさずやってくる、優しいおばさんのような女性である。いささか退屈そうな人生をおくって、77歳で死亡している。19世紀の女性としては長生きである。体験していないから書けるのだろうか、文学とはそういうものかもしれない。

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Seven Times Two. – Romance

You bells in the steeple, ring, ring out your changes,
How many soever they be,
And let the brown meadow-lark's note as he ranges
Come over, come over to me.

Yet birds' clearest carol by fall or by swelling
No magical sense conveys,
And bells have forgotten their old art of telling
The fortune of future days.

"Turn again, turn again," once they rang cheerily,
While a boy listened alone;
Made his heart yearn again, musing so wearily
All by himself on a stone.

Poor bells! I forgive you; your good days are over,
And mine, they are yet to be;
No listening, no longing shall aught, aught discover
You leave the story to me.

The foxglove shoots out of the green matted heather
Preparing her hoods of snow;
She was idle, and slept till the sunshiny weather:
Oh! children take long to grow.

I wish and I wish that the spring would go faster,
Nor long summer bide so late;
And I could grow on like the foxglove and aster,
For some things are ill to wait.

I wait for the day when dear hearts shall discover,
While dear hands are laid on my head;
"The child is a woman, the book may close over,
For all the lessons are said."

I wait for my story,--the birds can not sing it,
Not one, as he sits on the tree;
The bells cannot ring it, but long years, oh, bring it!
Such as I wish it to be.



7かける2  物語



教会の塔の鐘さん、いつもとちがう調子で鳴らせてちょうだい
いくつでも鳴らせてちょうだい。
ヒバリが飛びまわってさえずるときの調子を
かえてほしいわ。

でもヒバリのさえずりの上がり下がりに
なにもかわったところはないわ。
鐘さんは未来を占う鳴らし方を
もう忘れてしまったのね。

「もう一度、もう一度鳴らして」鐘さんが陽気に鳴れば
一人で聞いていた男の子がいたわ。
あの子はまたあこがれ、独り石の上で
物思いにふけっていたものだわ。

かわいそうな鐘さん、でもいいわよ、あなたは齢をとったのね、
でも私はまだこれからよ。
鐘の音に聞き入る人もあこがれる人もいないわ、
あなたはこれまでのお話をしてくれたのね。

フォックスグローブはヒースの野に芽を出し
雪帽子を編んでいるわ。
この花は怠けて太陽の夏まで眠っているの、
ああ!子供が成長するのに時間がかかるわね。

春ははやくすぎていったらいいのに
夏もいつまでも続いてほしくないわ。
フォックスグローブやアスターのように成長したいわ、
なにかが待ち遠しくてしかたないもの。

やさしい手が私の頭にふれて
やさしい心を感じる日がまちどうしいわ。
「もうすべて教えたから、本はもう閉じなさい、
この娘は一人前の女になった。」

私の物語の始まりがまちどうしいわ、鳥には歌えない物語、
木にとまっていては歌えない物語の始まりが。
鐘さんにはならせない、けどすっとそのままでいいわ!
私の物語にはそのほうがいいの。


韻の構造はまったく7かける1のときと同じである。ちなみにジーンはイギリスでもアメリカでも非常に人気があり、ベストセラー作家になった。彼女は傲慢になることなく、ビクトリア朝の模範的なレディーであった。印税収入を慈善活動に気前よくつかった。慈善活動に熱心な女性にありがちな嫌味もなく、礼儀作法も申し分なかったそうである。この模範的な女性、詩もお上品であるし、どうも現代ではかっての人気はないみたいだが、エディス・ホールデンのような女性には崇拝されたのであろう。

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Seven Times One. – Exultation

There's no dew left on the daisies and clover,
There's no rain left in heaven;
I've said my "seven times" over and over,
Seven times one are seven.

I am old, so old, I can write a letter;
My birthday lessons are done:
The lambs play always, they know no better;
They are only one times one.

O moon! in the night I have seen you sailing
And shining so round and low;
You were bright! ah, bright! but your light is failing,--
You are nothing now but a bow.

You moon, have you done something wrong in heaven
That God has hidden your face?
I hope if you have, you will soon be forgiven,
And shine again in your place.

O velvet bee, you're a dusty fellow,
You've powdered your legs with gold!
O brave marsh marybuds, rich and yellow,
Give me your money to hold!

O columbine, open your folded wrapper,
Where two twin turtle-doves dwell!
O cuckoopint, toll me the purple clapper
That hangs in your clear green bell!

And show me your nest with the young ones in it;
I will not steal them away;
I am old! you may trust me, linnet, linnet,--finch
I am seven times one to-day.

Jean Ingelow


7かける1 わーい

デイジーにもクローバーにも露はのこっていなかったし、
空には雨も残っていなかったわ。
わたしは7かけるをくり返した、
7かける1は7よ。

わたしは大きくなったし、字だってかけるのよ、
お誕生日のお祈りもすませたわ。
こひつじはいつも遊んでいてなにも知らないわ、
こひつじは1かける1は1なの。

夜のお月さま、あなたが空を行くのをみました、
まんまるで空をひくく行くのをみました。
すごくきれいに輝いていたのに、小さくなっていきましたね、
今では弓のようになりました。

ねえお月さま空でなにかわるいことをして.
神さまがあなたの顔をかくしてしまわれたの?
そうだとしたら、はやくゆるしていただいて
いつものところでかがやいてほしいわ。

ビロードのはちさん、あなたは粉まみれね、
あなたの足は金でまみれてるわ。
すてきなマリゴールドさん、きいろいお金持ちさん、
お金をためていないで、わたしにもちょうだいよ!

オダマキさん、へやぎをきていないで
ふたごの小ばとが住んでいるところでは!
ミズバショウさん、みどりのカネの先にある
きれいな舌を鳴らしてちょうだい。

小鳥のいる巣のなかをのぞかせてちょうだい、
小鳥をとったりはしないから。
わたしはおおきいんだから、しんじて、ベニスズメさん、
わたしは今日7かける1になったのよ。

ジーン・インゲロー



私の暦のブログを作成する上でよく利用するエディス・ホールデンの絵本に書き込みがあるジーン・インゲローの「7かけるシリーズ」の最初の詩である。インゲローはビクトリア朝イギリスで非常に人気のあった女流作家であり、エディスも女流作家をひいきにしていたから、よく絵本に登場する。この女性の「7かけるシリーズ」は、今でも人気があるが、文学史上重要な作品ではない。簡単でネイティブには注釈を要しないのだろうか。まったく見あたらない。ただ今月が7月という語呂から「7かけるシリーズ」を取り上げた。このシリーズ「7かける7」まで続く。

たしかに簡単な詩であるが、困るのは植物や動物の名前である。ヨーロッパにはいても、アジアではなじみではなく、生物学者にはわかっていて生物学上の立派な名前が付いていても訳詞としては不適切な場合が多い。

Cuckoopintとか linnetである。辞書にあるヨーロッパアルムとかムネアカヒワと訳すことはできない。日本の学者の命名であろう。写真等をみてミズバショウとかベニスズメとかでごまかしたが、いかがであろう。

鐘状の Cuckoopint の舌は原作では purple になっている。purple は韻文には使い道のない語である。無理して行の最後尾に持ってくるくることはまずありえない。だから Cuckoopint の舌は紫か深紅の色なのだろう。これを形態状の類推からミズハショウと訳した。はたして舌が purple のミズバショウがあるのかどうか。日本では黄色ではないのか心配である。

後者にかんしてだが、もしフィンチという名前が日本語になっているならば、それでもいいと思う。動植物にまったく無知な私には定見がないのでご批判を仰ぎたい。

詩の韻の構造はきれいである。

(a,b,a,b),(c,d,c,d),(e,f,e,f),(g,h,g,h),(i,j,i,j),(k,l,k,l),(m,n,m,n)

前回のハーリックの詩より長いが、構造は同じである。

高貴:ジーンのシリーズかなり花が出てくるようである。それで私が一番悩んだ Cuckoopint そのものかどうか知らないが、ウィキペディアで検索して登場した写真の一番きれいな花に差し替えることにした。ジーンはこれを鐘にたとえたのであろう。西洋の鐘は巨大な鈴である。鈴の中に入っているのを clapper で日本語では舌というのをはじめて知った。マリゴールドはまた別の機会に使えそうである。7月8日10:00

すみ切った大空

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An empty sky, a world of heather,
Purple of foxglove, yellow of broom:
We two among them wading together,
Shaking out honey, treading perfume.
Crowds of bees are giddy with clover,
Crowds of grasshoppers skip at our feet:
Crowds of larks at their matins hang over,
Thanking the Lord for a life so sweet.

Jean Ingelow



すみ切った大空、一面ヒースの世界
紫色のフォックスグローブ、黄色のエニシダ、
われら二人はともにその間を歩む。
ミツをふるい落とし、香りの上を歩み
ミツバチのむれはクローバーにはしゃぎまわり
バッタのむれは足元で飛びはねる。
ヒバリのむれは空中で朝のお祈りをし、
かくもすばらしき毎日を主に感謝する。

ジーン・インゲロー

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昨日お約束したヘマンズ夫人の唯一記憶されてきた「カサビャンカ」の解説である。以下はそっくり Wikipedia の英語版の記事を拝借したものである。ドイツ語版はその翻訳、フランス語版でも記事がある。フランス語版にはカサビャンカとはコルシカの地名、カサビャンカ一族の記事、カサビャンカ提督にちなんだ潜水艦の名前として記事が載っている。

http://en.wikipedia.org/wiki/Casabianca_%28poem%29

若干付け加えるならば、ナポレオンがエジプトに遠征したことはよく知られている。カサビャンカはナポレオンをエジプトに運び、ネルソン提督率いるイギリス艦隊と一戦を交えたフランス海軍の提督であり、ナポレオンと同じコルシカ出身であった。フランス海軍は壊滅し、カサビャンカとその息子は旗艦オリエントと運命をともにしたのである。

イギリスの熱烈な愛国者であるヘマンズ夫人は、この海戦があったときには5,6歳であったと思うが、その後敵将の息子の運命に興味を持ち、この江戸時代の儒学者からも賞賛されてもおかしくない「孝行息子」の詩を書いた。この詩は本国よりもアメリカに渡り、何世代もアメリカの子供たちに読まれた経緯がある。


では Wikipedia の記事、多分これはアメリカ人の執筆者になるものと思われる。

「カサビャンカ」は19世紀初頭イギリスの(女流)詩人フェリシャ・ドロシー・ヘマンズ(1950年以前は一般に「ヘマンズ夫人」あるいは「F.D.ヘマンズ夫人」と呼ばれた)の詩である。詩の正式の題よりも、最初の一行"The boy stood on the burning deck".の方がお馴染みである。

この詩は1850年代から1950年代まで約一世紀にわたって、アメリカ合衆国の小学校の定番の教材であった。意味や感情を理解するよりも、ただひたすら暗記させられ、暗唱させられたので、今では決まり文句やパロディーで記憶されている。

詩の冒頭は

「少年は全員が退避した、
燃えさかるデッキに立っていた。
艦の残骸を燃やす炎が
あたりの死体を照らしだしていた。」

この詩は1798年「ナイルの戦い」あるいは「アブキールの戦い」で実際にあった事件を追悼している。司令官ルイ・ド・カサビャンカの若い息子、ジョカンテ Giocante(年齢10歳とも12、3歳とも言われる)が持ち場を離れず、火炎で弾薬庫が爆発したときに散っている。

ヘマンズ夫人やその他の話では、若きカサビャンカは父の命令なしに持ち場を離れることを拒んだ。(信憑性は疑わしいが、艦がイギリス海軍に拿捕されるのを阻止するために、彼は果敢にも弾薬庫に火をつけたという話もある。)少年の死という明白な事実以外にこの事件の詳細は何も残っていない。ヘマンズ夫人は史実というより、少年の死から詩の題材を得たのである。

「炎は近づいてきたー でも彼は持ち場を離れなかった、
父親の命令がないからだ。
父は息も絶え絶えで、
その声はもはや聞こえない。」

ヘマンズ夫人は少年に、繰り返し、心をかきむしるように命令をを求めて叫ばせている。「ねえお父さん、次に僕は何をしたらいいの?」そしてもう一度さらに大声で叫んだ「お父さん、僕はここに残るべきでしょう?」ああ、もちろん返事はない。

ヘマンズ夫人は船と少年の働きを賞賛する言葉で締めくくっている。

「見事に役を果たした、
マスト、舵、華麗な軍艦旗とともに
散った最も気高きものは、
若き忠実なる精神であった。」

McGuffey(アメリカ最大級の教科書会社)の読本の第4巻(1866)では、この詩を第55課の教材として採用し、もちろん大まじめで扱っている。まず生徒に次の言葉の子音をはっきり発音するように指示している: terrible, thunders, brave, distant, progress, trust, mangled, burning, bright,。次に詩の概要を紹介し、全文を載せている。そして思考力を高める質問が出てくる。「この物語は何をかたっているの?、カサビャンカとは誰?、戦闘の最中に誰のそばにいたの?、お父さんはどうなったの?、何が燃えてたの?、水兵達はどうしたの?、少年はどうしたの?、こんな危険な中で持ち場を離れたかった理由は?少年はどうなったの?」


(イギリスの反ビクトリア的な小説家である) Samuel Butler は,彼の著作「万人の道 The Way of All Flesh 」でこの教訓的な詩から「非正統的」教訓を引き出している。

<ある時、彼はカサビャンカについて考えた。彼は父親から以前にこの詩で試されたからである。「少年が持ち場を離れるとしたら、それはいつか?少年は誰に言ったか?ここで散った最も高貴な精神は誰のものか?お前はそう思うかね?なぜそう思うのかね?」等々。もちろん彼はカサビャンカの命がここで散った最も高貴な命であると思った。それについては全く異論はない。ただ彼が思いつかなかったこの詩の教訓は、親に従順といっても程というものがあるが、若い人にはそれが判断できないということである。>

おそらく Samuel Butler の思想と一致するところがあるのだろうが、無礼な小学生が何代にもわたってパロディーを作った。

The boy stood on the burning deck,
The flames 'round him did roar;
He found a bar of Ivory Soap
And washed himself ashore.

少年は燃える甲板に立っていた。
炎がごうごうとうなり声を上げた。
彼はアイボリ・ソープを見つけ、
上陸して体を洗った。

あるいは

The boy stood in the waiting room,
Whence all but he had fled;
His waistcoat was unbuttoned,
His mouth was gorged with bread...

すでに全員が退避したのに、
少年は控えの部屋にいた。
チョッキのボタンがはずれ
口の中にはパンが詰まっていた。

あるWikipedian の回想によれば、

The boy stood on the burning deck
Eating peanuts by the peck;
His father called, he would not go
Because he loved those peanuts so.

少年は燃える甲板に立っていた。
ピーナッツをかじっていて、
父親が呼んだが、動かなかった。
彼はピーナッツが大好きだったから。

さらに

The boy stood in the waiting room
His mouth was filled with bread
"Another crust, and I will bust"
The greedy varmint said.

少年は控えの部屋にいた。
彼の口はパンが詰まっていた。
もう一切れ手に入れるぞ。
食い意地の張った悪ガキは言った。

さらに

The boy stood on the burning deck
When all about had fled!
Twit!

すでに全員が退避したのに、
少年は燃える甲板に立っていた。
馬鹿じゃない!

The Poetry Library website にはこんなのもある。

The boy stood on the burning deck,
Picking his nose like mad;
He rolled it up in tiny balls
And threw it at his dad.

少年は燃える甲板に立っていた。
鼻をほじくり
鼻くそを丸めて
父ちゃんに投げつけた。

イギリスの漫画 The Bash Street Kids のパロディーでは、 「少年は燃えさかるデスクの上に立っていた。」で始まり、最後のほうでは、クラスの全員がこれを朗唱している「ある少年は燃えさかる学校のデスクの上に勇敢にも立っていた。」


最後に執筆者はもう少し優しいアメリカの女流詩人 Elizabeth Bishop のパロディーを紹介している。彼女の詩も、アメリカの小学生がこの詩で悩まされている様子を証言しているが、この女性の詩は私には自信がない。先生に叱られるのが怖くて、少年は燃えるデッキに立って「少年は燃えるデッキに立っていた」を暗唱し、水兵達は先生に叱られてもいい、とにかく死ぬよりはましだと必死に泳いでいる。作者はそのいずれにも同情的である、と解釈した。先生というものが絶大な権力を持っていた時代の物語にしたと私は解釈した。お父さんの命令がないからというのは、言い訳であり、本当は先生に叱られるのが怖いのだと解釈したのだが、無理だろうか。

love's の用法がよくわからなかった。Love は用法が多すぎてとても調べる気にはなれない。おもに女性が子供やペットに love と呼びかける用法はあるようだ。坊やと呼びかけているのだろうか。


Casabianca

Love's the boy stood on the burning deck
trying to recite "The boy stood on
the burning deck." Love's the son
stood stammering elocution
while the poor ship in flames went down.


カサビャンカ

いじらしいわ!燃える甲板に立っている坊や!
燃える船が沈もうというのに、
この子は「少年は燃える甲板に立っていた。」
を暗唱しているわ。いじらしいわ!坊やは
どもりながら発声の練習をしているわ。

Love's the obstinate boy, the ship,
even the swimming sailors, who
would like a schoolroom platform, too,
or an excuse to stay
on deck. And love's the burning boy.

Elizabeth Bishop


いじらしいわ!頑固な坊やとお船、
教壇の方がましだと
泳いでいる水兵さんも、
甲板にのこる言い訳も、
いじらしい燃える坊や。

エリザベス・ビショップ


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