ヘ短調作品34

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シュトルム

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夏の昼 -- シュトルム

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今日のドイツ語の詩はシュトルムの「夏の昼」である。日本人からすれば、昼寝をする必要などない快適なドイツの夏。彼らにしてみれば、やはり熱いのだろう。今回も水車小屋の娘と若者の恋の物語。ロマン派の定番のテーマである。水車小屋の親方というのは製粉代のピンハネを狙う領主と結びついた村の特権階級である。アイヒェンドルフの詩のように、釣り合いの取れた婿殿を選ぶのが女の上分別である。


Sommermittag

Nun ist es still um Hof und Scheuer,
Und in der Mühle ruht der Stein;
Der Birnenbaum mit blanken Blättern
Steht regungslos im Sonnenschein.

Die Bienen summen so verschlafen;
Und in der offnen Bodenluk',
Benebelt von dem Duft des Heues,
Im grauen Röcklein nickt der Puk.

Der Müller schnarcht und das Gesinde,
Und nur die Tochter wacht im Haus;
Die lachet still und zieht sich heimlich
Fürsichtig die Pantoffeln aus.

Sie geht und weckt den Müllerburschen,
Der kaum den schweren Augen traut:
Nun küsse mich, verliebter Junge;
Doch sauber, sauber! nicht zu laut.« 、

Storm


夏の昼

庭と小屋は今は静か
水車小屋の石臼も止まっている。
梨の木は太陽の光に
葉を光らせ、じっとしている。

蜜蜂の眠気を誘うなり声。
開かれた地下室の窓
干し草の香に酔い、居眠りする
灰色の上着を着た人達。

親方は鼾をかき、下男と
娘だけが起きている。
娘はこっそり笑みを浮かべ
スリッパを脱ぎ裸足になる。

彼女は見習を起こしに行くが
若者は重い目が信じられない。
ねぇキスして、愛しい人。
静かにね、でもちゃんとして!

シュトルム

夜鶯 -- シュトルム

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今日のシュトルムの詩は3詩節からなるが、訳者の労力は2詩節である。最初と最後の詩節が同一である。もちろん一箇所の間違いは二倍になる。なんとか誤魔化しておいたが、いずれどなたかに聞かないと気分が悪い。

Die Nachtigall

Das macht, es hat die Nachtigall
Die ganze Nacht gesungen;
Da sind von ihrem süßen Schall,
Da sind in Hall und Widerhall
Die Rosen aufgesprungen.

Sie war doch sonst ein wildes Kind;
Nun geht sie tief in Sinnen,
Trägt in der Hand den Sommerhut
Und duldet still der Sonne Glut
Und weiß nicht, was beginnen.

Das macht, es hat die Nachtigall
Die ganze Nacht gesungen;
Da sind von ihrem süßen Schall,
Da sind in Hall und Widerhall
Die Rosen aufgesprungen.

Storm


夜鶯

夜鶯が一晩中
歌い続けるのは
鳥の甘い声で
反響する声で
バラをパッと咲かせるため。

ほんの子供の時もあった。
でも今は鳥も思索に耽り
夏の帽子を手にし
じっと灼熱の太陽に耐えるが
これからの事をまだ知らぬ。

夜鶯が一晩中
歌い続けるのは
鳥の甘い声で
反響する声で
バラをパッと咲かせるため。

シュトルム

青葉 -- シュトルム

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今日初めてドイツの夏の詩に巡り会った。私は他の季節を体験してないが、ドイツの夏の素晴らしさは知っているつもりである。


Ein grünes Blatt

Ein Blatt aus sommerlichen Tagen,
Ich nahm es so im Wandern mit,
Auf daß es einst mir möge sagen,
Wie laut die Nachtigall geschlagen,
Wie grün der Wald, den ich durchschritt

Storm, Theodor (1817-1888)

青葉

散歩に出かけた夏の日
拾ってきた一枚の葉。
私は話が出来ればと!
ナイチンゲールの歌の響き
通り抜けた森の鮮やかな緑。

シュトルム

女の手 -- シュトルム

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シュトルムの短い詩である。手は口ほどにものを言うそうだ。

Frauenhand

Ich weiß es wohl, kein klagend Wort
Wird über deine Lippen gehen;
Doch was so sanft dein Mund verschweigt,
Muss deine blasse Hand gestehen.
Die Hand, an der mein Auge hängt,
Zeigt jenen feinen Zug der Schmerzen,
Und daß in schlummerloser Nacht
Sie lag auf einem kranken Herzen.

Theodor Storm


女の手

僕にはわかる。君の唇から
憂いの言葉は一言も漏れない。
君が静かに口を閉ざす訳を
告白している君の白き手。

僕の目を引く君の手は
苦悩を細やかに物語る。
眠られぬ夜、心を病み
横になっている君の姿。

シュトルム

海辺 -- シュトルム

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今日目についたドイツの詩人はテオドール・シュトルムである。めくった程度であるが、彼の「インメン・ゼー」という題名は記憶に残っている。彼は法学を学び、お役人になった人であるが、青春時代から文学への思い入れがあり、仕事の合間に小説や詩を書いた。分類すれば、ロマン派になるのだろうが、同時代のフランスやイギリスの詩人に比較して感傷的であるし、道徳的でもある。彼の経歴がそうさせたのかもしれない。フランス革命もこのドイツ人には何の影響も与えなかったみたいである。そういう意味で、われわれ日本人がイメージするドイツ的な詩人である。


Meeresstrand

Ans Haff nun fliegt die Möwe,
Und Dämmerung bricht herein;
Über die feuchten Watten
Spiegelt der Abendschein.

Graues Geflügel huschet
Neben dem Wasser her;
Wie Träume liegen die Inseln
Im Nebel auf dem Meer.

Ich höre des gärenden Schlammes
Geheimnisvollen Ton,
Einsames Vogelrufen -
So war es immer schon.

Noch einmal schauert leise
Und schweiget dann der Wind;
Vernehmlich werden die Stimmen,
Die über der Tiefe sind.

Theodor Storm


海辺

潟に飛び行くカモメ一羽
夕暮れは迫る。
湿地に映る
夕べの光。

水面をすいと飛び行く
灰色の鳥。
夢のごとくに島は
海の霧の中。

聞こえるは泡立つ泥の
不思議な調べ
寂しき鳥の鳴き声 −
いつもと変わらず。

再び風が揺らぎ
沈黙する。
声は明らかに
深き所より。

シュトルム

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