ヘ短調作品34

ルブランの回想録の link 先はゲストブックを御覧ください。

漢詩

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全4ページ

[1] [2] [3] [4]

[ 前のページ | 次のページ ]

独訳:涼州詩 ― 王翰

イメージ 1

詩人王翰の「涼州詩其の一」の独訳である。結果としては不成功であった。内容としては地平線に沈む月を眺めながら兵士が杯を飲み干し、砂に伏せる詩にはなった。原詩には厭戦気分の中にも異国情緒がある。琵琶の響きがない。今後も挑戦してみたい。九音節になった。

涼州詩

葡萄美酒夜光杯
欲飲琵琶馬上催
酔臥沙場君莫笑 
古来征戦幾人回

王翰


葡萄の美酒 夜光の杯
飲まんと欲すれば 琵琶馬上に催す
酔うて沙場に臥す 君笑う莫かれ
古来征戦幾人か回る


Der Gesang von Liangzhou

Das Grenzland mit wenige Pflanzen!
Ach laß der Mond mein Weinglas glänzen!
Auf Sand will ich legen mein Schädel.
Verlache! Wäre ein Krieg edel!

Wang Han


涼州の歌

草木も生えぬ辺境の地!
ああ月よ、我輩の葡萄酒の杯に輝きを!
我輩は砂上に頭蓋骨を置くとしよう。
笑へ!高貴な戦なんぞあるものか!

王翰

英独仏訳「關山月」

イメージ 1

關山月

一雁過連營
繁霜覆古城
胡笳在何處
半夜起邊聲

儲光義

一雁 連営を過ぎ
繁霜 古城を覆う
胡笳 何れのところにか在る
半夜 辺声を起こす

―――――――――

The Fortress

A goose flies acrost
The fortress with frost.
A pipe blows somewhere
Midnight a strange air.




一羽の雁が飛び行く
霜降りた砦の上
何処かで笛が鳴る
深夜に奇妙な節。

―――――――――

Auf dem Standort

Eine Gans fliegt fort
Vom kalte Standort
Eine Pfeife shallt
Traurig mit Einfalt

駐屯地

一羽の雁が飛び立つ
寒い駐屯地
笛の音は響きは
素朴で悲しい。

――――――――――
Le fort

L'oie vole à travers
Le fort à minuit.
Un pipeau sonne clair
Sur le champ détruit.




一羽の雁が飛び行く
深夜の砦。
破壊された戦場に
笛は明るく響く。

イメージ 1

辺境の詩人儲光義の五言絶句「關山月」の仏訳である。独訳のようには簡潔を心掛けた。結果は弱強格の五音節の四行詩にはなった。


關山月

一雁過連營
繁霜覆古城
胡笳在何處
半夜起邊聲

儲光義


一雁 連営を過ぎ
繁霜 古城を覆う
胡笳 何れのところにか在る
半夜 辺声を起こす

仏訳


L'oie vole à travers

L'oie vole à travers
Le fort à minuit.
Un pipeau sonne clair
Sur le champ détruit.

Chu Kuangi


雁は飛び行く

一羽の雁が飛び行く
深夜の砦。
破壊された戦場に
笛は明るく響く

儲光義

イメージ 1

前回の儲光義の五言絶句「關山月」の独訳である。徹頭徹尾簡潔な訳を心がけた。結果は英訳と同じ五音節の四行詩になった。解読可能かどうか。


關山月

一雁過連營
繁霜覆古城
胡笳在何處
半夜起邊聲

儲光義


一雁 連営を過ぎ
繁霜 古城を覆う
胡笳 何れのところにか在る
半夜 辺声を起こす


Auf dem Standort

Eine Gans fliegt fort
Vom kalter Standort
Eine Pfeife shallt
Traurig mit Einfalt

Chu Kuangi

一羽の雁が飛び立つ
寒い駐屯地
笛の音は響く
素朴で悲しい。

儲光義

イメージ 1

以前に投稿した辺境の詩人儲光義の五言絶句「關山月」は比較的完結にできたと思うが、さらに音節数を節約できないかと思案した。結果は五音節の四行詩になった。まさに中国の五言絶句(五音節の4行詩)が英語の五音節の4行詩になった。説明的ではなくなったが、解読可能かどうか。さらに弱強格も可能ではないかと試作してみた。だがきわめて例外的な用法と語彙を繰り出さなければ実現不可能である。やはり不自然であるので今回は見送った。


關山月

一雁過連營
繁霜覆古城
胡笳在何處
半夜起邊聲

儲光義


一雁 連営を過ぎ
繁霜 古城を覆う
胡笳 何れのところにか在る
半夜 辺声を起こす


On the Fortress

A goose flies acrost
The fortress with frost.
A pipe blows somewhere
Midnight a strange air.

Chu Kuangi




一羽の雁が飛び行く
霜降りた砦の上
何処かで笛が鳴る
深夜に奇妙な節

儲光義

* acrost は across の変形である。OEDで見つけた稀な用例である。
* midnightは通常名詞であり at midnight が自然であるが、midnight の副詞的用法も確認されている。

全4ページ

[1] [2] [3] [4]

[ 前のページ | 次のページ ]


.
fminorop34
fminorop34
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

過去の記事一覧

検索 検索

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事