ヘ短調作品34

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モリス

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ウィリアム・モリスが目を覚まして「朝」に小言を言っている。彼と彼女が二人きりで散歩していたのに、ロマン派以来、詩人のお気に入りの素材である、西風、ツグミ、雲雀に起こされたのである。


Sad-Eyed and Soft and Grey

Sad-Eyed and soft and grey thou art, o morn!
Across the long grass of the marshy plain
Thy west wind whispers of the coming rain,
Thy lark forgets that May is grown forlorn

Above the lush blades of the springing corn,
Thy thrush within the high elms strives in vain
To store up tales of spring for summer's pain -
Vain day, why wert thou from the dark night born?

O many-voiced strange morn, why must thou break
With vain desire the softness of my dream
Where she and I alone on earth did seem?
How hadst thou heart from me that land to take

Wherein she wandered softly for my sake
And I and she no harm of love might deem?

William Morris(1834-1896)


優しく悲しげな灰色の目

朝よ!君の目は優しく悲しげな灰色
沼の平原を高い草を横切り
君の西風は近付く雨をささやき
君の雲雀は忘れている、青い麦が茂り

五月はもう取り残されたのに。
君のツグミは空しく春の物語を
楡の樹に蓄え、夏の労苦に備える――
虚しい日よ、なぜ君は暗い夜に生まれる?

とりどりの声を上げる朝よ
なぜ君は虚しく僕の夢を破るのか?
僕の夢は彼女と僕だけ
どうして君は僕から取り上げる

彼女は優しく僕と散歩し、僕たちは
愛を苦しみと思っていないのに。

ウィリアム・モリス(1834-1896)

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モリスの愛の歌、「彼女」と上手くいっているのか?いつの作詩か調べていない。


Love Is Enough

Love is enough: though the World be a-waning,
And the woods have no voice but the voice of complaining,
Though the sky be too dark for dim eyes to discover
The gold-cups and daisies fair blooming thereunder,
Though the hills be held shadows, and the sea a dark wonder,
And this day draw a veil over all deeds pass'd over,
Yet their hands shall not tremble, their feet shall not falter;
The void shall not weary, the fear shall not alter
These lips and these eyes of the loved and the lover.

William Morris (1834-1896)

愛は足りている

愛は足りている:世界は荒廃し
森が発する声は不満の声
咲き乱れるゴールド・カップもヒナギクも
暗い空の下で目にも入らず
丘は動かぬ影、海は黒い謎
現在が過去の行いをベイルでおおう。
だが、間隙にも倦まず、恐怖にも変わらぬ
愛し、愛される二人の目と唇。

ウィリアム・モリス(1834-1896)

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モリスの I am シリーズ。7音節で強弱格の詩である。


Night

I am Night: I bring again
Hope of pleasure, rest from pain:
Thoughts unsaid 'twixt Life and Death
My fruitful silence quickeneth.

William Morris



僕は夜。僕が持参する
安らぎと嬉しい期待。
僕の静寂が進める
正と死の間で黙考。

ウィリアム・モリス

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モリスの “I am” シリーズである。”I am Spring” を “Spring am I” として七音節の強弱格の効果を高めている。

さてこの詩の話者であるが、女神でもいいが、モリスでもいいと思った。


Spring

Spring am I, too soft of heart
Much to speak ere I depart:
Ask the Summer-tide to prove
The abundance of my love.

William Morris

僕は春、多くを語り
去るに忍びない。
夏に聞いておくれ
僕の恋の成果を。

ウィリアム・モリス

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ウィリアム・モリスは “I am” で始まる短い詩を書いている。「フローラ」「ポモナ」も、作詩は彼のプロジェクトの工程の一部だった。今日の詩はよく似た形式である。ひょっとしたらこの詩を埋め込んだ工芸品があるのかもと思ったが、そのような記事は見つからなかった。だがモリスのこの種の詩はカードなどに書き添えても良い内容である。

今日の詩の形式は七音節の詩である。奇数音節の英詩は強弱格を狙っている場合が多い。英語の韻文詩では最終音節の母音が一致していても韻は合格ではない。両者が強調されている必要がある。一番簡単な方法は最後を単音節の語で締めくくることである。算術的な理由から奇数行の弱強格はありえない。それ以外にも格は存在するが、強弱格は候補者である。

第三行と第四行の脚韻は成立しているとは言いがたいが、最初の二行は強弱格で朗読することができる。僕は惰眠を貪る冬ではない、と気色ばんだモリスの調子が表現できる。


Winter

I am Winter, that do keep
Longing safe amidst of sleep:
Who shall say if I were dead
What should be remembered?

William Morris (1834-1896)



僕は冬、安らぎを望み
眠り続けている:
誰が言う、僕が死ねば
何も記憶されない?

ウィリアム・モリス(1834-1896)

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