ヘ短調作品34

ルブランの回想録の link 先はゲストブックを御覧ください。

音楽

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グレシャム大学の公開講座を見る機会があった。その中で広告の音楽というテーマが目に付いた。それもラヴェルとサン・サーンスが広告音楽を書いているという。最近英語の聴力が衰えておりので何度も聴き直してみた。さらに調べてみると楽器メイカーのエラール社の最新のハープを売り出すために二人の作曲家に注文したのだという。ラヴェルもサンサースも落ちたものだと思ったが、一安心した。

曲目は

ラヴェル:ハープ、フルート、クラリネットと弦楽四重奏のための序奏とアレグロ

サン・サーンス:バイオリンとハープのための幻想曲である。.

司会はステンファン・ローズ博士

演奏は王立音楽院室内アンサンブルの面々

Klara Woskowiak (harp)
Luke O’Toole (flute)
Leonie Bluett (clarinet)
Flora Curzon (violin)
Salome Rateau (violin)
Marisol Lee (violin)
Anita Kurowska (viola)
Hannah Lewis (cello)

司会を飛ばしたい方は

ラヴェルの曲は28分あたりから

サンサーンスも曲は49分あたりに聞かれるといいでしょう。

カーリュー・リヴァ―

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今日11月22日は音楽の守護聖人聖チェチリアの祝日である。音楽とは縁もゆかりもない平凡な家庭に百年前の今日、イギリスの音楽家ベンジャミン・ブリテンが誕生した。

今日はBBCで彼の「戦争鎮魂曲」の生放送が流されるようであるが、私は彼が謡曲「隅田川」に感銘を受けて作曲した「カーリュー・リバー」をまだ聞いていない。YouTubeで動画を探してみた。数種類の演出の動画があったが、フランスのエクサンプロバンスでの公演は全曲版である。フランス語の字幕が完全であればいいのだが、文字の上半分しか見えない。私はだめだったが、フランス語が得意な方なら参考になるだろう。

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盛り上がりに欠けるメンデルスゾーンの生誕200年祭であるが、やはり臍を曲げて彼の名誉回復のために、最近流行の「修正主義的」見解を披瀝する人や「陰謀説」が出てきてもおかしくはない。以下はマーティン・スタインバークというAP通信社の記者のメンデルスゾーン200年祭にまつわる記事をまとめたものである。

近年、図書館や個人蔵のメンデルスゾーンの遺失原稿が数多く出てきた。2月3日の生誕200年を記念して13曲がニューヨーク・ユダヤ教博物館で初演される。これはメンデルスゾーンの遺失原稿の収集に情熱を燃やしてきた指揮者ステファン・ソマリ氏の尽力によるものである。ソマリ氏はすでにメンデルスゾーンの交響曲「イタリア」の改訂版を演奏している。これは従来のものより8分長いそうである。自己批判の人メンデルスゾーンが出版をためらった作品はそれなりに理由があり、後に出版するのは、作曲者を傷つけるという批判はある。しかしながら、ソマリ氏は改訂版を出版してもらえなかったメンデルスゾーンの気持ちを慮っている。氏はメンデルスゾーンの作品目録を作ろうとしているが、その数は350から400にも上るという。遺失原稿がかくも膨大なのは、ナチが政権を取って、ユダヤ系のメンデルスゾーンを歴史から抹殺しようとしたからである。

だがナチの迫害以前に、とくに死後メンデルスゾーンの作品はぱったりと演奏されなくなった。ソマリ氏によればリヒアルト・ワグナーに原因がある。ヨーロッパを席巻した民族主義的革命運動のほとぼり冷めやらぬうち、ドイツ民象主義者のワグナーが「音楽におけるユダヤ性」なる論文を書いてメンデルスゾーンを中傷した。この論文の影響が大である、という。ソマリ氏は、ワグナー一派に死してなお刃を立てられたメンデルスゾーンの無念が晴らされ、彼の復権に生誕200年祭が一役買うことを期待している。「メンデルスゾーンは同じレベルの作曲家に比べて不当に低く評価されている」。

このブログ・ネタは


から拝借したものである。

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私が購読しているネット新聞「ワシントン・ポスト」の記事に目が触れたが、今年でメンデルスゾーンの生誕200年になるという。早速調べてみると彼は1809年の2月3日にハンブルクで生まれている。「ワシントン・ポスト」が記事にしたのは、ワシントンで彼の生誕200年祭が開かれるからである。ドイツからはこの催しを感謝するメッセージが届いているが、母国ドイツで200年を本格的に祝うのは、彼が生活の拠点としていたライプチヒだけのようである。

彼はモーツアルトの生まれ変わりとして持て囃され、老ゲーテにも寵愛された多才な神童であり、その名声は遍くヨーロッパに鳴り響いていた。特に音楽後進国のイギリスには生前十回も訪問し、熱狂的な歓迎を受けた作曲家である。イギリスの風景を表題とした交響曲を作曲した。もっともヴィクトリア的な存在になり、最終的にはヴィクトリア女王とアルバート公は彼の熱烈なファンになり、宮廷でのピアノ演奏会に彼を招待した。ヴィクトリア女王とアルバート公はさらに、長女とプロシアの皇太子との縁組で、「結婚行進曲」を結婚式で演奏させた。以後世界中で結婚式場の定番音楽になっている。だがイギリスでは、この極めてイギリス的なドイツの作曲家の200年を祝う催しが目に付かない。ヴィクトリア女王が大好きだったからか。彼女およびその時代への嫌悪感からか、忘れられた芸術家、忘れたい芸術家なのだろうか。彼が創設したライプチヒの音楽院に多くの学生を送ったイギリス人は今では、「凡庸な作曲家」に夢中になっていた過去を恥じ、古傷を蒸し返したくないのか。

19世紀を代表するといわれた偉大な作曲家がいつから忘れられたのだろう。メンデルスゾーンを中傷したワグナーのように20世紀につながる仕事を彼はしていない。後世に影響して始めて音楽史に名を連ねることができる。音楽史家は自分の「歴史観」にそぐわない作曲家は取り上げない。その結果メンデルスゾーンは耳当たりの良い通俗名曲を残しただけの作曲家になる。ただ目に付くのは彼の生誕200年で在庫一掃の機会を狙うレコード会社の宣伝である。これもあまり期待できないように思える。

私が半世紀前に始めて聴いたクラシック音楽はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲であった。演奏者はフリッツ・クライスラーだった。この曲はヴァイオリニストにとって甘味の匙加減が難しいというだけの曲になってしまった。私は、郷愁のせいであろうか、この高貴な曲は古今のヴァイオリン曲中の名曲だと思っている。この曲を絶対に弾かないヴァイオリニストがいるとしたら誰であろう。シゲティあたりを調べてみようか。

「ワシントン・ポスト」の記者も「保守的」とされる彼の音楽を褒めるに苦労している。彼がバッハの「マタイ受難曲」を再演したことに触れ、彼は現代の音楽家の先駆者であると持ち上げている。古い音楽を取り上げた事こそ「現代的」であるという。彼以前の音楽家は古い音楽を演奏しなかったそうである。だが一見気が利いたこの評論も彼の音楽界での功績に触れているだけであり、彼の音楽そのものを評価してはいない。不景気極まりないご時世に、こんな生ぬるい調子でメンデルスゾーン生誕200年祭を迎えようとしている。

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地平線のオペラ

興行的に失敗するはずのないオペラばかりをやっていたのでは、アメリカのオペラに未来はない。さすがは世界の音楽の都ニューヨーク。新しいアメリカのオペラを上演すべく、大胆極まりない冒険に乗り出した。その代表例がニューヨーク・シティー・オペラの企画である。もっとも、幕を開けてみたら大失敗というのでは話にならない。

そこで見本市と言うか、評判がよければ本格的に売り出して行こうという資本主義国アメリカらしいやり方である。ショーケースに入れた見本として、抜粋を聞かせる試みである。シティー・オペラのオーケストラと豪華キャストの歌手による試験的興行である。見本市だから入場料はタダである。ニューヨーク・タイムスのクラシック音楽の編集長アンソニー・トマシーニの報告である。かなりはしょっているが大意は次のようである。


「未来のオペラの試演会」が先週の土曜日と日曜日に開かれた。会場はニューヨーク大学のスカーボール舞台芸術センターである。「未来のオペラ」の大胆さを自ら表現しているのは作曲家ゴードン・ヴィハーマン のポスターである。彼はパンク風に刈り上げている。頭を刈り上げ、Tシャツ姿である。左腕には奇抜なタトゥーをしている。彼はおおよそ、クラシック音楽の愛好者のイメージするオペラ作曲家には見えない。

トマシーニ記者によれば、実際ミスター・ヴィハーマン作曲、シャーロット・ジャクソンの脚本によるオペラ「ネズミの国 “The Rat Land”」は複雑であり、現代的というか、大胆極まりない。土曜日に六つの作品が試演されたが、最高に頭脳的なスコアだそうである。

トマシーニ記者の評価であるが、この野心作に比べれば、1927年のシンクレア・ルイス の小説「エルマー・ガントリー」のオペラ化ははるかに常識的である。作曲はロバート・オルドリッチ、脚本はハーシェル・ガーフェインである。この作品は分かりやすい。音楽は運動的で、生き生きとしており、そのイディオムはアメリカ的である。物語の展開には無駄が無い。このオペラは聴衆を楽しませるのに熱心過ぎるように思われる。

「エルマー・ガントリー」は11月にナッシュビル・オペラで初演される予定である。だが、まだ未完成である。20分そこらの抜粋で、聴衆の反応を予測するのは難しいようである。カーク・ダグラス主演の映画で知られた「エルマー・ガントリー」以外の作品については、トマシーニ記者の紹介を聞くことにしよう。

「ネズミの国」は1980年代後半の中西部の郊外に住む家庭崩壊した家族の物語である。問題児が三人いるが、とりわけ若い女の子はペットのネズミを崇拝している。怒りっぽい病身の父親と拒絶的な生活を送る意志の弱い母親。閉所恐怖症的家族の生活が陰鬱なリアリズムで描かれ、激しいコミックが展開する。このスコアには会話が多すぎるようだ。話か叫び声である。ミスター・ヴィハーマンの気まぐれなメロディーと刺激的な無調は、落ち着きがなくて、面白い音楽だった。

作曲セルジヨ・セルヴェティー、脚本エリザベス・エスリスによる「王子に捧げるへレジー “Elegy for a Prince”」は、オスカー・ワイルドのお伽話「幸福な王子」を脚色したものである。ミスター・セルヴェティーのビデオ・インタビューによれば、この物語に「不可欠なのは愛であり、無調音楽では表現できない」。おそらくそうであろう。だが、おだやかなところでは妙に感傷的である。

作曲ブライアン・カレント、脚本アントン・ピヤティゴルスキーの「エアライン・イカルス “Airline Icarus”」はある飛行機に乗りあわせた乗客の間の思考、恐怖、共感に関する室内オペラである。飛行機はイカルスの神話にあるように、太陽に近づきすぎた。空中の乱気流は、迫力があり、渦巻くような耳障りな厳しい音楽により演技者の感情的乱気流につながって行く。

ミスター・カレントは集中的な部分で、音声を楽器のように使っている。オペラ的な合奏というよりは音声との奇妙な混合物のようである。

「最後“The Endings”」がどうなって行くのか、音楽、脚本、ジェニー・O・ジョンソンのビデオで判断するのは難しい。この20分の試演の段階で、ミズ・ジョンソンの言葉を引用すれば、「いつか念入りに作り上げたいオペラの試供品である」どこかしらないが、広大かつ茫漠たる冒険の旅の過程で、恋に落ちる若い二人の物語である。音楽は一様な響き、単調な音、楽器による着色(チベットのお椀のような異国的な音もある)それにレースのような抽象的で、意味もない音声の練習である。

ジョン・ゾーンのモノドラマ「存在の機械 “La Machine de l’??tre”」は全くオペラとは見えない。いずれ現れるであろう、物語と脚本を発見するという挑戦に対する彼の回答は、全く無から出発することだそうである。落ち着きのない、鋭く現代的で、心を捉える独唱とオーケストラのための音楽はアントナン・アルトーの素案に影響されたということである。まだ物語もテキストもない。ソプラノは呻きや、叫び声をちりばめた音節を発する。

キーラ・ダフィーはミスター・ゾーンの作品で勇敢に独唱した。多くの音声奏者は印象的であった。「エルマー・ガントリー」のエルマー役のジェームズ・ボビック、シャロン・ファルコナー役のジェニファー・リベラが、それに「王子のためのエレジー」と「ネズミの国」のスコット・ホグセドが、印象に残った。

ジェラルド・シュタイヘン、ブライアン・ガルマン、スティーブン・ジャルヴィ、マーク・レーベンシュタインは保証できる指揮者であった。シティー・オペラ・オーケストラの演奏家たちは、この新しい難曲の挑戦に見事にこなしていた。このショーケースの予算約40万ドルは主に基金でまかなわれたが、勤勉な演奏者の支払いを超えるものであった。



写真はニューヨークのリンカーン・センターにあるオペラ劇場。はたして今日紹介された試供品がこの会場で演奏される日が来るのであろうか?

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