ヘ短調作品34

ルブランの回想録の link 先はゲストブックを御覧ください。

音楽

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クリーンなスタジオ録音でないといけない人には、価値ある選択が可能である。私は1960年代のドイツ・グラモフォンから出た、カラヤンの「指輪」を大いに買っている。ベルリン・フィルハーモニーの重厚にして、沸き上がるような演奏、さらに豪華なキャスト。私がいまだに愛聴しているのは、ジェイムス・リバインの明快で輝かしい「指輪」である。同じくドイツ・グラモフォンであり、ジェイムス・モリスの高貴なウォータンをのこしてくれた。しかし、声楽的意志の力でブリュンヒルデを歌いきったヒルデガルト・ベーレンズは、彼女の魅惑的な声よりもその鋭い演劇的洞察力のゆえに賞賛さるべきである。

しかし私はどうしてもショルティのセットにもどってしまう。すべての点を考慮してみて、「指輪」で一つだけといわれれば、たぶんこれが最高の選択であろう。

後年、ショルティーのワグナーは円熟した。この盤での指揮はときとして気まぐれであり、あまりに金属的であり、激しく追い立てかのようである。配役がすばらしい。最初に録音された「ラインの黄金」では、ジョージ・ロンドンがウォータンさながらにそびえたち、フラグスタートは全盛期を過ぎながら、感動的なフリッカである。ハンス・ホッターは音楽家としては黄昏の時期にありながら、「ワルキューレ」と「ジークフリート」でウォータンを引き継ぎ、神のように声を響かせた。ウィントガッセンはジークフリートを歌っている。休憩をとりながら一定期間録音できる機会を活用して、欠点のほとんどない録音をやり遂げている。そしてこの録音では、まばゆいばかりのニルソンによるブリュンヒルデが登場する。

後年、ニルスンはショルティが非常に厳しい監督者であり、際限なく録音をくり返したことを回想し、自分の演技を不自然に感じたと述べている。即時的であるが故に、彼女は1967年のバイロイト音楽祭の「指輪」を好むようになった。指揮はカール・ベームであり、フィリップス輸入盤で、14枚のCDに収まっている。

ベームの指揮はたしかに有機的かつ刺激的であり、配役もすばらしい。ジークフリートをウィントガッッセン、ウォータンをテオ・アダム、ジークリンデをレオニー・リュサネクが演じている。この録音はライブであり、「神々の黄昏」までには全員疲れ果てたように聞こえる。ニルソンのピッチは、もともと彼女の歌唱では信頼できるとはいえないが、ひどくずれている。

私はこのセットが好きである。だがニルスンの意見には同意できない。ショルティは苦痛だったとは思うが、彼は時間をかけて、スタジオの彼女からある演奏を獲得したのである。

それでは皆さん、演奏をお楽しみください。

私はまもなくバイロイトの「指輪」を報告する予定である。「指輪」はバイエルン・ラジオ・ネットワークで放送され、アーカイブ用に録音される予定である。もしワグナー流の魔法が効けば、さらにライブ録音がもう一つ出てくる可能性があるかも。


以下は私がとりあげたワグナーの録音であり、録音は amazon.com か arkivmusic.com で入手可能である。

‘DER RING DES NIBELUNGEN,’ with the Vienna Philharmonic, conducted by Georg Solti; Decca; 14 CD’s; $170.

‘SIEGFRIED,’ with the Bayreuth Festival Orchestra, conducted by Joseph Keilberth; Testament; four CD’s; $102.

‘DIE WALK??RE,’ with the Bayreuth Festival Orchestra, conducted by Joseph Keilberth; Testament; four CD’s; $102.

‘DER RING DES NIBELUNGEN,’ featuring the Bayreuth Festival Orchestra, conducted by Clemens Krauss; 14 CD’s; Gala; $85.

‘DER RING DES NIBELUNGEN,’ featuring the Teatro Alla Scala Orchestra, conducted by Wilhelm Furtw??ngler; Gebhardt; 12 CD’s; $84.

‘DER RING DES NIBELUNGEN,’ with the Berlin Philharmonic, conducted by Herbert von Karajan; Deutsche Grammophon; 14 CD’s; $173.

‘DER RING DES NIBELUNGEN,’ with the Metropolitan Opera Orchestra, conducted by James Levine; Deutsche Grammophon; 14 CD’s; $106.

‘DER RING DES NIBELUNGEN,’ with the Bayreuth Festival Orchestra, conducted by Karl B??hm; Philips; 14 CD’s; $70.

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1908年カールスルーエ(ドイツ)の音楽一家に生まれたカイルベルトは、ドレスデン、ハンブルグ、プラハだけではなく、郷里でも管弦楽やオペラでポストを獲得した。とりわけ重要だったのはバイエルン国立オペラの監督である。1952年バイロイトでデビュウした。管弦楽と歌手から彼が引き出した演奏は率直で、自然でありながら、鮮やかな色彩があった。彼の指揮は堅牢であるが強制的ではなく自然であった。

特にはっきりと出ているのは伝統に根ざした演奏者の音楽的センスであった。演奏には動かしがたい、平静にして、厳かななにものかがありながら、伸びやかさを失っていなかった。

ウォータンの最愛の娘でありながら彼に背かざるを得なかった、ブリュンヒルデ役はスエーデン生まれのアストリッド・ヴァルナイである。世紀のブリュンヒルデはキルステン・フラグスタートかビルギット・ニルソンかという党派的論争のなかで見過ごされてきたが、ヴァルナイも当然候補者の一人なのである。

すべての楽句において、音の形と流れを実に優雅にしだいに小さくしていく。この演奏での彼女の歌唱は見事というほかはない。威厳のあるバス・バリトンのハンス・ホッターは絶頂期になったが、ウォータンを演じている。きらめくソプラノのグレ・ブラウウェンシュティーンと激情のテノールラモン・ヴィネイの演ずる宿命の双子ジークリンデとジークムント、二人の押さえがたい性的な吸引力はきわめて人間的であり、神聖化されているといってよい。

ライブ・レコーディングであるので、「ジークフリート」のほとんど不可能といってよい主役で大奮闘しているので、ヴォルフガンク・ヴィントガッセンの声には疲労を感じさせるときもある。それでも彼は英雄的で逞しく歌っている。

バイロイトの1953年のライブは、シュトラウス最後のオペラ「カプリッツオ」の共同脚本家として知られているクレメンス・クラウスが指揮している。この録音では同じ歌手を聴く場合がある。「指輪」愛好家で長く評価されつづけてきたこのセットは大変すばらしい。しかし、カイルベルトの「指輪」の残された2つのオペラがすでに出た2つのオペラと同じ演奏水準を保っているならば、1955年版は最高傑作になるであろう。生涯ワグネリアンであったカイルベルトは、ミュンヘンで「トリスタンとイゾルデ」の公演中に指揮台で倒れ、1968年帰らぬ人となった。

「指輪」のライブ・レコーディングとしては、1950年のウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮のミラノのスカラ座での公演を外すわけにはいかない。カイルベルトやほかのドイツ系の指揮者同様、フルトヴェングラーはナチ体制を通じて、その職にとどまり、ナチからは公式的評価を受けていた。困った真実が痛烈に議論されたし、当然今後も続くであろう。私は無邪気かもしれないが、スカラ座の「指輪」はフルトヴェングラーから世界にむけての和解のジェスチュアであり、彼がドイツ文化の深層と信ずるものの表現であったように私には思える。

いずれにせよ、カイルベルトのレコーディングとでは相性がまったくちがう。この録音では、史上最も偉大なワグネリアンの一人である指揮者がミラノのオーケストラと演奏している。彼らは演奏したことはあるが、いつも演奏しているわけではない。新しい発見と新鮮さが感じられる。演奏の所々のつながりが雑であるとしても、それはほとんど問題ではない。面白いのは、豊かで叙情的な弦がヴェルディー風に聞こえることである。

この演奏を聴くかぎり、フルトヴェングラーがスロー・テンポを好むと決めてかかれないことである。事実は、この録音は素早く、身の引き締まる「指輪」である。

配役はすごい。フラグスタートはこの演奏の録音時には55歳であり、彼女の声は円熟しているが、不安定なときもある。それでも、彼女のトーンは豊かで、つやがあり、無理なく力強く、彼女のフレージングは優美さの見本である。ブリュンヒルデ役として最高にドラマティックではないにしても、彼女はこの役のために生まれてきた。

各オペラは何週間にもわたる公演を記録したものであり、配役の変更がある。フェルディナンド・フランツは「ラインの黄金」と「ワルキューレ」で逞しいウォータンであるが、ヨゼフ・ヘルマンは精悍な声で「ジークフリート」の放浪者(変装したウォータン)の役を引き継いでいる。セット・シュヴァンホルムは、彼の絶頂期の明瞭な声で「ジークフリート」の主役を演じているが、少し暗い声調のマックス・ローレンツが「神々の黄昏」で同じ役を引き継いでいる。

主な欠点は、理解に苦しむが、フルトヴェングラーは2つのオペラで一部を削除している。とくに「ワルキューレ」でウォータンの語りのかなりの部分の削除は残念である。録音はLPで発売されたが、音質は非常に悪かった。リマスター版は奇跡的であり、12枚以下のCDセットでゲブハルトから2004年から発売されている。

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バイロイトの「指輪」の新演出への期待がたかまるなか、ニューヨーク・タイムスのクラシック音楽担当のトマシーニ記者の記事がバイロイトから届いた。ただし新演出の報告ではない。そもそも「指輪」とは、「指輪」のCDにまつわる話である。ブログでは3回に分けて投稿する。


音楽の神ワグナーと「指輪」の神々のCD

アンソニー・トマシーニ

ニューヨーク・タイムス 7月28日

バイロイト、ドイツ
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世界中のワグナー派がバイロイト音楽祭にやってきた。お目当ては新演出のワグナーの「ニーベルンゲンの指輪」であり、すでに始まっている。このオペラ劇場はワグナーが設計し、彼の作品のみを上演する建物であり、1876年に開館し、はじめて4部作16時間という、たまげるような野心作「指輪」の完全公演を成し遂げている。
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ワグナーが企画したように、「指輪」を6日以内の完全公演(初演は5日間でやっている)は、ほんの以前まではバイロイト以外では稀であった。しかし最近の25年間、オペラの世界では、「指輪」の公演はトップランキングの地位を目指す歌劇団の「招待状」になりつつある。

9月にはカナダ歌劇団(the Canadian Opera Company)がトロントの「四季芸術劇場」(the Four Seasons Center for the Performing Arts)にオペラ劇場をオープンし、こけら落としに「指輪」を公演することになっている。来年春には、ワシントン・ナショナル・オペラが4部作の第2作「ワルキューレ」を公演する。フランチェスカ・ザンベロ演出によるアメリカ的イメージの「指輪」である。この前のシーズンの「ラインの黄金」で始まり、全曲公演される予定である。ニューヨーカーは来年夏にリンカーン・センターで公演予定のキーロフ・オペラを心待ちにしている。指揮はメトロポリタン・オペラ・ハウスのヴァレリー・ジョルギエフである。メトロポリタンとロサンジェルス・オペラも新演出を計画している。

バイロイトの「指輪」が同族支配の音楽祭が、世界最高のワグナー歌劇場と自称する同族支配の音楽祭がその地位を維持するかどうかは、月曜日に全曲演奏が終わったあとで大いに議論されるであろう。一方、この作品に没頭したい人たち ― ワグナー初心者、ワグナー通、ワグナー狂 ― には、選択しようにも、価値あるレコーディングがそれほど多いわけではない。この記事で、ワグナー狂の人達にオペラの解説と選択可能性について述べることにする。

「指輪」は4つの長いオペラから成り立っているが、本質的には4部からなる一作品である。あるいはワグナーが述べているように、2時間半の休憩なしのプロログ「ラインの黄金」とされに続く3部作である。指揮者は一人で、理想的には配役は同じであるのが良いに決まっている。神話に基づく作品に共通することだが、「指輪」には多くのテーマがあり、その解釈は多様である。

物語は神ウォータンと彼の大家族の叙事詩である。ウォータンは主神であるが、彼の権力は無限ではない。うまくできた牽制システムがある。神々と人間の世界で重要な役割を果たす副神や半神の幕僚がいる。ウォータンは若さの女神フライアの差し出す黄金のリンゴを食べなければ不死身ではない。フライアは妹のフリッカに守られている。フリッカはウォータンの妻であり、彼女は疑い深いのも当然である。亭主のあちこちでの不貞で腹をたててきたからである。

だがウォータンは色事で忙しいだけではない。この悩める神はさらに大いなる権力と知識を求めている。彼には、知識は権力である。彼の誰よりも手強い敵は、ニーベルンクの劣等族出身のこびとのアルベリヒである。アルベリヒはライン川の底にある魔法の黄金の秘密を発見した。この黄金はラインの乙女によって守られている。秘密とは、愛を捨て、この黄金からできた指輪をはめた人物は世界を支配できるというものである。

「指輪」は権力と愛の不穏な関係の物語だと思う。男女を問わず、そしられ、惨めな思いをしたアルベリヒは、愛を捨て、黄金を手に入れれば、もう失うものはないと悟った。これが「ラインの黄金」の開幕のシーンで成し遂げたことであった。このあとの「指輪」は忠実な代役、挙げ句のはては二人が産ませた子たちを使ってのウォータンとアルベリヒの相克である。代々のたがいに憎しみあい、たがいの挫折をはかっていく。

当然、複雑きわまる「指輪」に取り組み始めたのは、完全なレコーディングであった。1950年代には、同一の配役で「指輪」をスタジオで録音するというアイディアは金銭的には禁止的であり、芸術的にもひるませるように思えた。だが1958年には、ゲオルク・ショルティ指揮のウィーン・フィルハーモニーとドリーム・キャストが「指輪」の最初のレコーディングをデッカのレーベルで完成させた。完成には7年を要し、この録音はクラシックとなっている。これ以外のセールス・ポイントもある。ショルティの「指輪」が賞賛されるのは、「指輪」の最初のステレオ録音ということである。

結局1955年には、デッカの技術者がステレオ録音の機械をバイロイト音楽祭の会場に持ち込み、その夏のヨゼフ・カイルベルト指揮の「指輪」の演奏をライブ録音した。うわさはされていたが、このときのレコーディングは発売されなかった。今年早々、テスタメント・レーベルはこのチクルスの4つのオペラのうち2つのオペラ「ワルキューレ」と「ジークフリート」を出した。残る二つ「ラインの黄金」と「神々の黄昏」は今年度末に出すとテスタメント・レーベルは約束している。そうなることを期待しよう。「ワルキューレ」と「ジークフリート」はともにまったくの新発見であったから。

今年のバイロイト

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また日付が遅れてしまった。急いだので不適切な訳があるかもしれない。これは毎日ドイチェ・ヴェレからおくってくるメイルで急きょ訳を思いついた次第である。なにしろバイロイトとは縁のない人間であるから、バイロイトでは最高のワグナーを聞けるところと思っていたが、一族支配とか演奏水準の低下とか色々問題を抱えているらしい。


バイロイト・ワグナー音楽祭のドラマと幻想

ドイチェ・ヴェレ 7月25日

ドイツの脚本家で演出家のタンクレド・ドルストの新演出によるワグナーの16時間の「指輪」で1ヶ月に及ぶ音楽祭の幕を切って落とす。

舞台でも舞台をはなれても今年のバイロイトのリヒアルト・ワグナーの音楽祭には多くのドラマがある。ドイツで尊敬されている脚本家で演出家のタンクレド・ドルストがわずか2年で創作したワグナーの4大オペラ「指輪」で、火曜日に開幕する1ヶ月の祭典への期待は高まっている。

80歳のドルストはほかの舞台ではヴェテランであるが、彼にとって「指輪」がオペラ劇場ではじめての演出になる。舞台は現代であり、最近の演出ほど大胆ではないと予想されているが、清掃員からスター・ソプラノにいたるまでドルストの演出がどうなるかについて秘密を誓わされている。

:世界のワグナー愛好者はこの16時間の劇の第13版にあたる今回のバイロイトがこの作品の新鮮かつ急進的な演出になることを期待している。

* 程よい妥協

「 本稽古を見る限り、今年の演出は前年度と比較して、芸術的に良くなっている」とバイロイト大学の音楽学教授のアーノルト・ヤコブスハーゲンは述べている。彼はドルストの演出は保守性と挑発性の「程よい妥協」であると評価している。

当然、「指輪」の3回に及ぶ完全な公演は31歳のパトリス・シェローの1976年の演出と比較されるのは間違いない。この演出は最初激しく非難され、後には「世紀の」功績と称えられたからである。

ヤコブスハーゲンによれば、シェローとドルストを比較するには時代が離れすぎている、だが彼とワグナー専門家はこの最新の「指輪」が記憶されるのは間違いないとのことである。


* 直前の交代

ドルストはよく物議をかもすデンマークの映画監督のラルス・フォン・トリーアが2004年の6月に突然手を引いたときにバイロイトの仕事を引き受けてくれるように頼まれたのである。

フォン・トリーアはワグナー特注の祝祭劇場の測定を完了しており、秘密の演出といえるものを考えぬいていたのだが、突然辞任し、未解決の問題をのこし、音楽祭に謎を残したのである。

彼は辞任の決定の理由に一つのヒントを残している。「私は病的な完璧症であるから、ただ大騒動になるだけだ」と Die Welt am Sonntag はフォン・トリーアの公式声明を引用している。

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* 非現実の世界はおてのもの

ドルストは神話に基づく8時間にも及ぶ大規模な劇「マーリン」でその能力を立証している。彼の現実離れした伝説での経験はチュートニックな神話に基づくワグナーの傑作にも活かされるわけである。

「指輪」四部作は「ラインの黄金」、「ヴァルキューレ」、「ジークフリート」、「神々の黄昏」からなり、不思議な力を持つ指輪の物語である。ワグナーは1848年に北欧のニーベルンゲン物語を基にして一作品を作曲することを漠然と考えていた。1850年には脚本も完成したが、1874になって4作品がようやく完成した。


* 130年間一族のもの

「指輪」は1876年にワグナー自身の構想にもとづき、第一回バイロイト音楽祭で全曲が演奏された。

130年後の今日、バイロイト音楽祭は86歳になる作曲家の孫であるヴォルフガング・ワーグナーが管理している。ヴォルフガングは15年間一緒に取り仕切ってきた兄ウィーラントが1966年に死んだ後、音楽祭に君臨してきた。

40年に及ぶ支配の後、S??ddeutsche Zeitung Magazinの最近の論文にもあるように、批評家により彼の「芸術的停滞」を非難されるようになった。ヴォルフガング・ワーグナーは舞台裏の君主の役割を担うようになり、彼のリーダーシップを渋々放棄してきた。

にもかかわらず、前衛的演出家とは気脈を通じてきた。 ― たとえばクリストフ・シュリンゲンジーフであるが、彼の偶像破壊的「パルジファル」は今年の音楽祭では5回公演されることになっており、スイスのクリストフ・マルターレルの「トリスタンとイゾルデ」は2005年の音楽祭でデビューしたが、8月1日にはふたたび上演される。


S??ddeutsche Zeitung Magazin でのインタビューで彼は「『ストレス』という言葉は私にはない」と述べている。「私は自分を過大評価はしていないし、自分に出来ること、自分がしなければいけないことは知っている。この音楽祭を引き継ぐ適任者が登場したら ― そのときにはね。」


*  若き血ともっといい歌手

「適任者」とは彼の娘のカタリナ・ワグナーであるらしい。彼女は「ニュールンベルクのマイスタージンガー」で演出家としてのデビューを2007年にはたす予定である。

ヤコブスハーゲンは、カタリナがいづれこの祭典を運営するのは明らかだとのべている。

「演奏家の面で変化は絶対に必要である」と教授は述べている。さらにバイロイトが最高の歌手をなかなか獲得できないでいる。「経費節約のために、歌手の報酬は国際的な基準に従っていない。」

バイロイトはワグナー・ファンが「指輪」全曲を鑑賞できる世界で唯一の場所である。 ― ほかのオペラ劇場は4部作をシーズンにわけて上演している ― ヤコブスハーゲンによれば、ワグナー演奏の質はニューヨークやウィーンのほうが高い。

彼は数年後にはチケットの価格が上げられ、これにより国際的なスター歌手との交渉の余地が生まれると予測ている。

現在、劇場で一番高い席は伝説的な"Green Hill"は208ユーロ($264)であるが、チケットの予約は10年先までつまっている。

* 待つ価値はあるの?火曜日に開幕というのに。

火曜日の催しものに1841年作の「さまよえるオランダ人」が上演される。「指輪」の3回の完全演奏の第一回は「トリスタンとイゾルデ」を指揮するクリスティアン・ティーレマンで水曜日に始まる。「パルジファル」は一ヶ月の長期音楽祭で五回上演される。

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パバロッティ膵臓ガンの手術を受ける

キャンベル・ロバートソン
ニューヨーク・タイムス
7月8日

テノールのスーパースター、ルチアーノ・パバロッティは膵臓ガンの手術をを受けたと昨日彼のマネージャーは述べた。手術は成功したが、パバロッティ氏の一連の治療のため、2006年中の彼の引退ツアーはキャンセルされた。

先週、パバロッティ氏がヨーロッパに向けてニューヨークを発つ直前に、定期検診を行っていた医師達が「悪性の膵臓の塊」を発見したと、パバロッティ氏のマネージャー、テリ・ロブスンがメイルでメッセージを送ってきた。彼女はさらに塊は今週の手術で「完全に成功裏に除去された」と述べた。さらにパバロッティ氏はニューヨークのある病院で回復しつつあると述べた。彼女は病院名を明らかにしなかった。彼女によれば、彼はまもなく退院の予定である。

現在の70歳のパバロッティ氏は今後数ヶ月治療を受ける予定であると、ミズ・ロブスンは述べた。彼女は詳細については拒否している。

ミズ・ロブスンによれば、パバロッティ氏は世界引退公演のほぼ半分を終えているとのことである。ツアーのプロデュサーであるハーベイ・ゴールドスミスは2007年に再開を計画中である。

出来うれば、パバロッティ氏は病気のせいでキャンセルされた日付の変更を希望していると、ミズ・ロブスンは述べた。

今年パバロッティ氏は病気のせいですでにコンサートをいくつかキャンセルしている。病気には背中と首の手術の合併症がある。ミズ・ロブスンによれば、医師達は膵臓の塊はこの症状とは無関係であるとしている。

2004年3月、パバロッティ氏は、彼が最後のオペラ出演になるだろうといったオペラをメトロポリタン・オペラの舞台でやった。彼のオペラのデビュー43周年、メトロでのデビューから36年周年である。

その年の12月に40都市のツアーを行う予定を述べた。月に2回から4回のコンサート、一年に3ヶ月はコンサートをやめて後進の指導に当たるとしていた。ツアーの初期の段階で、日にちの調整と中止を余儀なくされていた。彼はホセ・カレーラスとプラシド・ドミンゴと組んで「三大テノール」のコンサートをする可能性も話題にしていた。

胃腸ガン専門の医師である、ニューヨーク大学のガン研究所のエリオット・ニューマン博士によれば、膵臓ガンの最も普通のガンが一番危険で、5年後の生存率は10−14パーセントである。その他のタイプの膵臓ガンの治癒率はそれよりはるかに高い。

パバロッティ氏にかんして、ミズ・ロブスンはガンのタイプの診断結果には言わない。アメリカ・ガン協会によれば、合衆国では2006年中には、約33730人の膵臓ガンが発見されるだろうという。「膵臓ガンでは早期発見がカギだ」とニューマン博士は述べた。


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