ヘ短調作品34

ルブランの回想録の link 先はゲストブックを御覧ください。

音楽

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

イメージ 1
ペーテル・ファン・デ・ヴェルデ

    
Widor - "Mattheus-Final" from "Bach's Memento", played by Peter Van de Velde; Antwerp Cathedral

今日紹介するのはフランスのオルガニスト、シャルル=マリー・ヴィドール(18441937)のオルガン曲である。19世紀には各地のオルガンはロマン派の時代にふさわしく、音響効果もロマンチック・オルガンとして改修され、オルガニストもピアニストのフランツ・リスト並の華麗な名人芸を求められたらしい。今日は当時技巧家として名声をはせたヴィドールの華麗な演奏を偲ぶことにする。曲目は彼の編曲によるバッハの「マタイ受難曲」終曲である。
 
演奏者はアントワープのノートル・ダム大聖堂の主任オルガン奏者、ペーテル・ファン・デ・ヴェルデである。ノートル・ダム大聖堂といえばルーベンスのキリストのトリプティッチの降架の名作で有名である。日本で有名な「フランダースの犬」のネロとパトラッシュが月明かりの下で目にする祭壇画である。
 
ヴィドール自身ブリュッセルの教会のオルガニストになったそうだが、アントワープのノートル・ダム大聖堂ではその記述がない。調べてみるとこのオルガンは目下大改修中だそうであり、ペーテル・ファン・デ・ヴェルデの演奏は聞けないようである。
イメージ 1



知人のコレクションで記憶に残っている最後の曲はバッハの無伴奏パルティータ第二番の中のシャコンヌである。メンデルスゾーンの協奏曲に始まり、甘美な音に聞き惚れたのに、なんとも厳しいバイオリンの音色に驚いた。演奏家は記憶が曖昧になるが、確かジョーゼフ・シゲティーであったと思う。彼の演奏経歴と知人が収集に凝った時代とが重なる。

 

もう一人連想されるのはナターン・ミルシュタインであるが、彼はかなりラヂオの品質が向上してからのNHKの放送で聴いたのだと思う。最初バッハのこの曲の何処が良いのか分からなかったが、賛美の声に同化していった。LP時代は購入しなかったが、CD時代になり一枚購入したはずである。ハイフェッツだったが、先日探すのに苦労した。

 

年々退化する記憶力ととりとめない話にお付き合いいただき恐縮であるが、最後はYouTubeから探しだしたシゲティ(Szigeti)のシャコンヌで締めくくることにする。アップロードされているのはシャコンヌの前半である。後半は何度探してもなかったが、そのうちにどなたかが探しだしてくれるだろう。

イメージ 1


Alfred Cortot & Jacques Thibaud - Beethoven Violin Sonata No.9 in A Op. 47 "Kreutzer"

知人のコレクションでベートーベンはこれ以上なかった、と言った途端に思い出したのは、バイオリン・ソナタ第九番作品47である。ドイツ的な響きがするが、ドイツ系フランスのバイオリニスト、ロドルフ・クレゼール(ロドルフ・クロイツェル)に献呈された由来から「クロイツェル・ソナタ」と呼ばれている。ついでにバイオリン・ソナタ第五番の「春」の記憶も蘇ったが、今日は「クロイツェル」に話を絞ることにする。どちらが好きかといえばやはり「クロイツェル」である。知人のSPからNHKのクラシック番組に夢中になった時代によく聴いた記憶がある。とりあえず私の記憶をネット上の解説と照らしあわせてみたが、ロマン派時代の伝記作家や評論家に脚色された話もなかった。

 

ただトルストイが「クロイツェル・ソナタ」という小説を書いていることは承知していたが、興味は持ちながらまだ読んではない。今回ネット上で「クロイツェル・ソナタ」で検索したが、ベートーベンに劣らずトルストイが目についた。

 

貴族の主人公は妻がバイオリンの上手な友人と不貞を働いたということでカットなり刺してしまい、妻は死んでしまう。だが主人公は世間の物笑いにはなっても罪人になってはいないみたいである。私はそこに興味がある。19世紀ヨーロッパで進歩的であるとされたナポレオン法典ですら、不貞を理由で配偶者殺した場合、妻は殺人罪に問われ得るが、夫は家系を守ろうとする行為であるから殺人罪にはならない。フランス革命の影響を受けなかったロシアでは当然のことであろう。

 

さてトルストイの「クロイツェル・ソナタ」という題名であるが、他の音楽の題名はなかっただろうか。ロシアの貴族はフランス語の家庭教師、フランス人の料理人は雇っていただろうが、音楽の教師はもはやイタリア人ではなく、ドイツ人だったろう。やはり情熱的な音楽である「クロイツェル」かな。恋の季節だから「春」という題名はあまりに安易な想であろう。

 

話がそれたのは、私には懐かしさはあるものの、ベートーベンにあまり思い入れがないからであろう。演奏者は全く記憶がない。YouTubeで探してみると、ティボーとコルトーの演奏が出てきた。ひょっとしたらこのコンビかも知れない。知人のコレクションの時代と演奏時期はほぼ一致はしている。


戦後ティボーが「カザルスもコルトーも政治家になってしまった」と嘆いていたそうだが、上の写真を見る限り、その後の二人の破局は感じさせるものは全くない。カザルス・トリオの破局はこの二人の仲違いが直接の原因である
 
 
イメージ 1




私の戦後の知人宅での蓄音機の思い出もかなり薄れてきたが、ハッキリ記憶しているのはバッハの「イタリア協奏曲」を聴いていることである。現在では珍しくはないが、楽器がハープシコードであった。曲が「イタリア協奏曲」であり、珍しい楽器がハープシコードであることもその後NHKの放送等で聴いたので記憶は繋がっている。


演奏家が誰であるのか確かめもしなかった。だがNHKのバッハのハープシコードといえば、ワンダ・ランドフスカ女史の演奏と決まっていたように記憶する。大学生になったころ、名曲喫茶というのが盛況であった。そこでもワンダ・ランドフスカのゴールド変奏曲を聴いた。


そのうちに知人宅で聴いた「イタリア協奏曲」もワンダ・ランドフスカの演奏ではなかったかと思うようになった。もはや確かめる術はないが、知人は音楽雑誌を購読し、世界で最も権威ある演奏家のレコードを購入してきた。それも1920年後半から1930年前半に録音した音楽家に集中している。今ではバッハの鍵盤音楽を古楽器で演奏する人はいくらでもいるが、当時はワンダ・ランドフスカ以外に考えられないと思う。幸いにしてワンダ・ランドフスカの「イタリア協奏曲」がYouTubeにあったので今日紹介する次第である。

イメージ 1




さてベートーベンが続くが、この「バイオリン協奏曲」が知人のコレクションで私の記憶に残る最後のベートーベンある。「運命」はどうだったと訊かれると困ってしまう。フルトヴェングラーはと訊かれると、記憶に無いとしか言いようが無い。ないはずはないとも思うのだが、意識して探しまわってはいないので記憶に無いのかもしれない。


60年近く前の記憶は当てにならないのだが。今後その記憶が蘇ったとしたら、現在でも恐れている本格的な認知症の先駆けの幻聴のような気がして気味が悪い。


さらに当時放送などで「運命」と同じくらい名曲とされたシューベルトの「未完成」の記憶もない。「未完成」はレコードやラジオ放送よりも戦前に制作された映画の「未完成交響曲」のメロドラマの記憶は鮮明に残っている。

 

今聴き直してみるとやはり良い音楽である。1926年のクライスラーとレオ・ブレッキ指揮のベルリン・フィルの伴奏が名演奏とされるが、まさにその組み合わせがYouTubeにあったので今日ご紹介する。


.
fminorop34
fminorop34
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

過去の記事一覧

検索 検索

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事