線維筋痛症

重度の線維筋痛症から非常に回復しました。治療の情報はHPのほかに、このブログの過去記事にもあります。

不定期:患者の日記

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8月7日

NPO市民健康ラボラトリーは、
患者自らが知識を身につけ、自分の主治医になり、
実際に治った例も知り、自分が治るための実力を養うことを目指します。


NPO市民健康ラボラトリー HP


代表(小田博子)のHP


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今回は、ラボ会員ではなく、会員以外の線維筋痛症や化学物質過敏症の方へ
です。


まずは、質問です。
自分で知識を集める努力をしていますか。あるいは、いまだ医師に依存し、「医師が病気を治すもの」と思っていますか。化学物質過敏症の人は、化学物質を避け、有機食材を探すだけでなく、過敏症を起こす、生理学的な構造を調べていますか。


情報を集めるときには、ネット上の断片的な情報を拾い集めていますか。あるいは、本から情報を取り、そこからさらに深く広い知識を集めていますか。
あるいは、ネット上や口コミで、どこかにいい医者はいないか、どこかにいい方法はないか、と、「青い鳥」を、あてどなく探していますか。


治るには、(特に重症から)治った人の経験、知識が必要不可欠です。なおかつ、なぜ病気になったのか、身体の中で何が起こったのかを知ることも、必要不可欠です。


たとえば、医師の知識は、医学部で習った知識のみに限られています。医師は、大学で「難病は治らない」と教わっていますから、薬なしで治った難病から患者が、なぜ治ったのかなどの質問は、答えられません。
ですから、どの医師に聞いても、私がなぜ薬を使わずに治ったのか、理解もできておらず、説明もできません。


医学部で教わるのは、ベルトコンベヤーに乗った患者を次々と捌いていくのに必要な知識であり、薬を使わず難病から治った患者が、何故治ったのかなどは、習いませんし、知りません。
しかし、治った患者は、何故自分が治ったのか、医師も知らない知識を集めることができます。
逆に言うと、医学部で習う知識の外に、治るための必須知識があるといえます。
そういう知識は、薬会社が儲けるための支障になるので伏せられているものも多く、ネット上でいくら検索しても、確実なものを集めることはできません。

ある程度、基礎医学的な知識がないと、難解な医学用語が並ぶ文献の中で、どれが自分の病気に関係しているのか、つかむことができません。
ラボが会員に配っている資料のような、実際に治った患者が、医学的なことも学び、作成した資料は、残念ですが、ネットからは得ることができません。HPにも乗せきれない、たくさんの情報、知識が、資料の中にはあります。


最近、FM患者も、「これは治らない」という常識を疑い、いろいろなことを試す人が増えているようです。
私のほうにも、「本当に治っているのですか」と疑ったり、どの程度治っているのか聞いてみようという問い合わせがあります。
そのたび、HPの走っている画像を紹介したりしていますが、もっと、本当に治っているのか知りたい人は、私が作り、会員に有償で配っているDVD「中枢性(難治性の痛みを改善させる方法3枚セット」の中の、資料を説明している映像を見て、どれだけ治っているかを確認して欲しいです。回復するのに、薬は使っていません。


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医学的なことを少し。
脊髄でどのようにして中枢性感作が起こるのかについて。
(専門的な話になります。ある程度は、会員資料の中で説明しています)


侵害受容器であるポリモーダル受容器から神経線維の一つC線維を通じ脊髄に伝わった刺激は、下記のように、さまざまな要因が重なることによって中枢性感作を起こす可能性がある。


脊髄神経細胞の受容体であるNMDA受容体は、通常であれば刺激が入るゲートが閉ざされている。このゲートが開いてしまうと中枢性感作が始まってしまう。NMDA受容体のゲートを閉めているのはMg(マグネシウム)である。
脊髄側の神経終末端にはグルタミン酸とサブスタンスP(ともに神経ペプチド)が蓄えられている。
特に、グルタミン酸は、脊髄の痛みの伝達物質として主導的重要な役割を果たす。サブスタンスPは補佐的役割を果たす。

さて、強い痛みが持続的に伝達されるようになると、グルタミン酸は神経終末から多量に放出されてくる。ところが、グルタミン酸を受容するNMDA受容体は、上記のように、Mgによって閉ざされている。
そこでグルタミン酸は、別のイオンチャンネル・non-NMDA受容体のゲートになだれ込み、脱分極が活発になる。この脱分極の活発化はMgの蓋を外す力となる。
こうした状況が続くと、この働きに補助的に働くのが神経終末に蓄えられているサブスタンスPである。この神経ペプチドの受容体は、NK1受容体で、サブスタンスPが入り込むことで細胞内変化が起きてPKC(たんぱく質キナーゼC)が作られる。このPKCNMDA受容体の蓋を外す第2の力となる。


参考


日本のポリモーダル受容器の第一人者、名古屋大学名誉教授、故、熊澤孝朗のお弟子さんの一人のブログで、内容は、アメリカで出版されたFM基礎医学書に照らし、おおむね正確です。

ちなみに熊澤孝朗のポリモーダル受容器の研究は、非常に重要です。ですが、熊澤孝朗の文献を読みこなすにも、基礎的知識が要ります。

これは、なぜ中枢性の痛みが起こるかの基礎医学的知識です。なおるには、これに積み重ねて、薬を使わずに、中枢性感作が起こらないようにさせるための知識が要ります。
知識が蓄えられてくると、私がなぜ薬なしで治ったか、説明ができるようになり、そのほかの有効な手段もだんだんわかってきます。



6月に、9号会報を出しました。予定は少し変わり、上記のポリーダル受容器の特集を加えました。
そのほかには、痛みを楽にするセルフケア特集などです。
  

                             (文責 小田博子)




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