スイスで開かれている「ダボス会議」で、パレスチナ情勢について討論が行われました。
「ダボス会議」とは、毎年スイスのダボスで開かれる、世界中の巨大企業約1000社の経営者、政治指導者などが参加し、今後の世界経済の進むべき道を話し合う会議です。
イスラエル軍によるガザ地区への攻撃をめぐってイスラエルとイスラム諸国が激しい非難の応酬を繰り広げました。
討論では、イスラエル軍によるガザ地区への攻撃でおよそ1300人が死亡したことについて、アラブ連盟のムーサ事務局長が
「パレスチナ人民に対する虐殺行為だ」
と、激しく非難しました。
これに対し、イスラエルのペレス大統領は
「イスラム原理主義組織ハマスが、ガザ地区から連日ロケット弾を撃ち込んできたことへの対抗措置で、悲劇を引き起こしたのはイスラエルではなくハマスだ」
と強く反論しました。
このあと、停戦の調停にもあたったトルコのエルドアン首相が、ペレス大統領に対し
「必死で反論するのはやましい気持ちがあるからだ。あなた方は人々を殺した。亡くなった子どもの姿が忘れられない」
などと強く非難し、席を立ちました。
討論は、中東和平に積極的な姿勢を示すアメリカのオバマ政権の発足を受け、いかに混乱を収拾し和平を目指すかがテーマでしたが、結果としてイスラエルとイスラム諸国の対立の根深さだけが際立つものに終わりました。
写真は、ダボスの風景です。
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