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ついに……と言うか、恐れてた事が現実となった……
純日本製のF1プライベートチームである……SAF1(スーパーアグリF1)が2008年シーズン半ばを持って撤退……解散となった……
夢の国産チーム志半ば…SアグリF1撤退「苦渋の決断」
鈴木亜久里チーム代表
スーパーアグリF1チーム(SAF1)が6日、資金難などを理由としてF1世界選手権からの撤退を決めた。チーム公式サイトに声明および鈴木亜久里チーム代表(47)のコメントが掲載された。エンジンやドライバーを日本関連で構成した「夢の国産チーム」は志半ばにして姿を消すこととなった。
「昨年のシーズン初頭から、パートナーとして一緒に戦っていくはずだったSS United Group Company Limitedの契約不履行によりチームは経済的なバックボーンを失い、経営は非常に厳しい状況に追い込まれた」と苦しい台所事情を明かした。カスタマーカーに関する方向性の変化などチームをとりまく環境の変化もあり、新たなパートナー探しが難航したという。
ホンダの支援を受けながら今までなんとか持ちこたえてきたが、現在のF1を取り巻く厳しい環境の中で、今後も安定的に活動を継続していく目処が立たず、F1撤退という“苦渋の決断”を下すしかなかった。昨年、チーム結成22戦目(スペインGP)にして初ポイントを獲得、2007年のランキング9位という成績を残しただけに、撤退が惜しまれた。
鈴木代表は「ここまでチームを支えてくれたホンダ、ブリヂストン、そしてスポンサーの皆様、いろいろな状況の中でアドバイスを頂いたF1関係者の皆様、チームが苦しい状況の中でも、モチベーションを絶やさず働いてくれたチームスタッフ、厳しい状況の中でも頑張ってくれたアンソニー、チーム立ち上げから一緒に戦いチームを引っ張ってくれた琢磨、そして、これまでSAF1を応援してくれてきた世界中のファンの皆様に最大の感謝を表したい」とコメントした。
“鈴木亜久里の冒険”終わる 大資本なしに困難
「昨日のことのように思いだされる」。鈴木代表が感慨深げに振り返ったのは2005年11月1日。F1チーム立ち上げを発表した会見のことだ。「あの日も壇上に一人、きょうも一人。だけど今は一緒に戦ってくれたドライバー、スタッフやファンの皆さんが付いてくれている」
現在のF1は多くのチームを自動車メーカーが直接所有し、資本と技術をかけて競い合っている。経費が高騰し、スーパーアグリのようなプライベートチームの参戦は困難だ。そんな状況に歯止めをかけようと、08年からは他チームのシャシーを購入しての参戦が認められるなど改革が行われるはずだった。
スーパーアグリも、改革を見越しての参戦だった。ところが実際には10年以降、完全に自社製作した車でなければ出場が認められなくなるなど、その後の状況は逆行した。スーパーアグリはホンダの前年型マシンの改良型を使用してきたが、これが不可能になるため、逆算すると09年には完全自社製マシンの開発を始めなければならない。
チームは昨季途中、メーンスポンサーの契約不履行で資金不足に陥っていた。新たな資本参加は、数年先まで見据えた計画が必要。マグマの計画は、そこまで目を配ったものだったというが、これが白紙に戻り、「時間的にもうムリだなという感があった」。鈴木代表は無念さをにじませる。
この2年あまり、数々の奇跡を起こしてきた小さなチームの活躍に、世界中のファンは喝采(かっさい)を上げた。しかし“鈴木亜久里の冒険”は道半ばで頓挫した。今後、佐藤の移籍先探しや負債の始末などに追われる鈴木代表だが、それでも務めて笑顔で言った。「やってよかったよ。苦しい部分はあったけど、夢をかなえられる人生を与えてくれた神様に感謝している」
記者会見では以外とサバサバした感じで、何かの呪縛から解き放たれた様にスッキリした亜久里が居た……
誰にも真似出来ない事をやり切った漢がそこに居た……
【スーパーアグリF1撤退】佐藤琢磨の今後はどうなる……
スーパーアグリ(SAF1)のF1撤退で注目されるのは佐藤琢磨の今後。今季中の他チームからの復活はかなり厳しいだろうが、あくまでも推測という前提で考えられる可能性のひとつに、来季、2009年からホンダ(HRF1)のルーベンス・バリチェロと交代する線がある。
06年から琢磨に代わるかたちでHRF1入りした大ベテランだが、どうも調子がよくない。バリチェロは今季中にF1通算最多出場の新記録を達成するので、それを花道に琢磨と交代……、というのが日本のファンの描く構図だろう。ホンダとしてもホームコースの鈴鹿で3年ぶりに日本GPが開催される来季に関しては、人気と実力を兼ね備えた琢磨のシートは確保したいはずだし、琢磨のシート喪失に関する世論の反発も抑えたい。
ホンダがSAF1に代わるエンジン供給チームを探して、そこに琢磨を送り込むという手もある。ただ、メーカー直系チーム全盛の今、候補となるチームは少ない。考えられるのはトロロッソがレッドブルから売却されて新たなチーム体制になった場合くらいのものだ。
あとは評価を高めている琢磨が、完全独力でHRF1以外のチームのシートを確保するしかない。ただ、その場合、ホンダへの風あたりはきついままだろうが……。ちなみに、最近ホンダが中国での事業に関する税務調査を受けるなどしていたことも、同社がSAF1への支援大幅増を決断しなかった遠因かもしれない。
莫大なお金の掛る世界NO1と言われるモータースポーツF1にチャレンジした鈴木亜久里の男粋を忘れない……
2006年から、魂を掛けて闘って来た日本人を忘れない……
今はただ……お疲れ様と言いたい……
夢を
"ありがとう"
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