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 新冷戦と呼ばれる米露関係に輪を掛けて険悪な英露関係は、プーチン大統領が首相として院政を敷く五月以降、さらにこじれるかもしれない。英国が四月、元クレムリン担当で反体制に転じたロシア人女性記者の政治亡命を認めたからだ。

 この記者は露有力紙コメルサントなどの大統領番だったエレーナ・トレグボワ氏。連邦保安局(FSB)長官時代のプーチン氏にモスクワの日本レストランに誘われた体験を暴露した本をロシア国内で出版、記者生命を絶たれた。

 その著書によると、プーチン氏は政財界要人の密会の場として知られた「イズミ」を貸し切りにして人目を避け、トレグボワ記者を招待。「新年をどこで祝うのか」と尋ね、記者が「まだ決まっていません」と答えると、「私はサンクトペテルブルクで、と思っているのだが……」と語尾を濁したという。それはまるで「誘いのようだった」とトレグボワ氏は書いた。彼女は、夫を亡くした友達を慰めるという口実で「招待」を断ったという。

 出版後、トレグボワ氏はクレムリンから締め出された上に、暗殺未遂にあったと主張。昨年、生命の危険を理由に政治亡命を求めた。

 英露関係は、ロンドン在住の元FSB要員リトビネンコ氏毒殺事件で悪化、英当局が求めたKGB(旧ソ連国家保安委員会)出身の容疑者の引渡しをロシアが拒絶した。さらに拍車を掛けたのが今回の亡命劇で、せめぎ合いが当分続きそうだ。

(フォーサイト2008年5月号)

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