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中南米

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 昨年七月、腸内出血で手術を受けたキューバの独裁者カストロ国家評議会議長の健康状態をめぐり様々な説が飛び交う中、米国のマイアミに亡命中の同議長の娘が、このほど父親にまつわる映画制作の意向を急遽表明した。そのため、同議長の余命はあと半年ぐらいではないかとの観測が新たに浮上している。

 映画づくりの話を明らかにしたのは、同議長とかつての愛人との間にできた娘で、マイアミ在住のアリナ・フェルナンデスさん(五〇)。彼女はカストロ議長から溺愛されたが、父親の政治スタイルに反発、一九九三年スペイン旅行中に亡命し、その後マイアミに移り住んだ。

 フェルナンデスさんは九八年に父親との生活を回想した本を出版しているが、今年初め、この本を基にした映画の制作を行なう考えをマイアミのスペイン語メディアに明かした。

 友人らの話によれば、フェルナンデスさんはキューバ在住の母親を通じ、カストロ議長の病状が重いことを知らされ、議長の存命中に映画を完成させる決意を固めたという。「今年夏までには完成させたい」と関係者にもらしたとされる。

 本の刊行以来、父親の話を避け続けてきたフェルナンデスさんが突然こうした発言をしたことから、カストロ議長の余命「あと半年」説が飛び出したわけだ。

(フォーサイト2007年2月号)

 南米チリに滞在中のフジモリ元ペルー大統領が日本に舞い戻る可能性がある。

 ペルー当局からフジモリ氏の身柄引き渡しを求められているチリの最高裁筋によれば、最高裁は既に最終審理に必要なすべての尋問や証拠調べを終了、一月中にも引き渡し可否の決定を下す見込みだが、ペルー側の請求を却下する公算が大きいという。ペルー側が身柄引き渡しの理由としているフジモリ氏の大統領時代の汚職や殺人容疑について明白な証拠が挙げられないためとみられる。

 ペルーの首都リマの消息筋によれば、ペルーのガルシア政権はチリ最高裁の却下決定を既に予想し、十月からフジモリ派と帰国の条件について秘密交渉を行なっていた。しかし、最近になってガルシア政権の与党アメリカ革命人民同盟(APRA)内で、フジモリ氏が帰国すれば野党勢力が一気に力を増し、政権を脅かしかねないとの意見が強くなったため、秘密交渉は中断されたという。

 同消息筋は「ガルシア政権と同じ中道左派のチリ・バチェレ政権は対ペルー関係の悪化を避けるため、最高裁の決定後、フジモリ氏の滞在延長を認めない可能性が強い」と指摘する。そうなると、日本国籍を持つフジモリ氏は日本に“帰国”せざるを得なくなる可能性が高いという。

(フォーサイト2007年1月号)

 南米ペルーで先頃「ガルシア大統領暗殺計画」が伝えられ、ベネズエラ関与説など様々な推測・憶測が流れている。

 ペルー内務省関係者からの情報によると、十一月初めにウルグアイのモンテビデオで開催されたイベロアメリカ(ラテンアメリカ)首脳会議の直前、米国の情報機関からペルー当局宛に「ガルシア大統領搭乗機を爆破する計画がある」との極秘情報がもたらされた。

 このため、ガルシア大統領は同首脳会議出席を中止。治安機関に捜査させた結果、同計画に関与したとみられる数人が逮捕されたという。内務省情報では、一味は今年六月のペルー大統領選決選投票でガルシア氏と争った左翼民族主義者ウマラ候補の支持者で、「チャベス信奉者」だったとされる。

 公然と反米を唱えるベネズエラのチャベス大統領は、選挙当時からウマラ氏を強力に後押しする一方、ガルシア氏の大統領就任後もその政治姿勢を激しく非難していたことから、暗殺計画へのチャベス大統領の関与説が浮上。しかし、リマの消息筋は、逮捕された一味は本当はペルーの極左組織センデロ・ルミノソのメンバーで、ベネズエラの関与をにおわせたのは逆にガルシア政権側の策謀ではないかとも疑っている。

(フォーサイト2006年12月号)

 九月にキューバの首都ハバナでカストロ・キューバ国家評議会議長、金正日・朝鮮労働党総書記、アフマディネジャード・イラン大統領およびチャベス・ベネズエラ大統領の四首脳会談が行なわれるはずだった――中南米の外交官の間でこんな情報が流れている。

 チャベスは六月、世界的規模での「反米連合」の結成をもくろみ、九月中旬にハバナで開催される非同盟諸国会議首脳会議の場でこれら四カ国の首脳会談を開き世界中にアピールする計画を練っていた。カストロの同意の下、イランと接触、アフマディネジャードから出席の約束を取り付けた。その後チャベスは平壌に飛び、金正日にカストロの招聘状を直接手渡す予定だったという。

 しかし、七月に入り、カストロの病気が極秘に伝えられ、チャベスは四首脳会談を断念し、平壌訪問も取りやめた。チャベスは七月下旬から八月初めにかけ、ブラジル、アルゼンチン、ロシア、イラン、ベトナムなどを訪問したが、ベネズエラ政府は北朝鮮訪問中止については理由を明らかにしていない。

 その後、チャベスは、カストロの病状確認のため、八月中旬にハバナを訪れた。果たして四者会談の復活は?

(フォーサイト2006年9月号)

 リマの外交筋によれば、米国務省の“密使”が十一月末ペルー入りし、二〇〇六年四月の大統領選の最有力候補と目されるキリスト教人民党(PPC)のルルデス・フロレス党首と会談した。フロレス氏はペルー初の女性大統領を目指し、二〇〇一年の大統領選に出馬したが落選。今回の会談では、フロレス氏に対する米国の支援策が話し合われた模様だ。

 これまでペルー大統領選には一切関与しないとしてきた米国が方針を転換したのは、有力大統領候補の一人とされる左翼民族主義派のオジャンタ・ウマラ氏の支持率が急上昇してきたため。ウマラ氏は元陸軍中佐で、二〇〇〇年にペルー南部で当時のフジモリ政権に対する反乱も計画した。現在は主要産業の国有化や反米を唱え、モデルとしてチャベス政権下のベネズエラを挙げている。

 米中央情報局(CIA)は、ウマラ氏が十一月初めにチャベス大統領と会って資金援助を取りつけたことをつかんでおり、ブッシュ政権にとってはウマラ氏の当選阻止は至上命題。そのため、親米派で自由経済路線を掲げるフロレス氏支援を決意したとみられる。

 一方、チリで拘束されているフジモリ元大統領は、名うての弁護士二人と契約を交わした。ペルー政府からの身柄引き渡し請求についてチリ最高裁が近く審理を始めることへの対応だ。

 フジモリ氏の政治団体「シ・クンプレ」の幹部によれば、弁護を引き受けたのはガブリエル・サリアスニクとフランシスコ・ベロソの両氏。かつてチリに亡命していたアルゼンチンのメネム元大統領が、本国から不正蓄財と脱税容疑で身柄引き渡しを求められた際に弁護に当たり、アルゼンチン送還を阻止したことで知られる。特にサリアスニク氏は刑法の分野でチリきっての有能な弁護士といわれる。

(フォーサイト2006年1月号)

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