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 ソウルの消息筋によれば、北朝鮮は年内にも、インターネットの国家アドレスを登録する可能性がある。

 インターネットのドメイン名やIPアドレスの登録・割り当てを全世界レベルで管理・調整する非営利公益法人ICANN(本部・米ロサンゼルス) に対し、北朝鮮当局から最近、国家アドレス登録に関する打診があったのだという。

 ICANNの理事の一人も、十月二十九日からロサンゼルスで開かれる会議で、北朝鮮の国家ドメイン「.kp」を正式承認する方向で検討を重ねていると述べる。ICANNは先頃、パレスチナ自治政府に対しても、「.ps」というドメインを認めている。

 北朝鮮は従来、独自の、厳しい検閲を受けたイントラネットを運用してきた。このイントラネットでは「朝鮮コンピュータ・センター」と呼ばれる機関が監視し、承認された情報しか見ることができない。だが、国家ドメインを得ることになれば、北朝鮮がインターネットに接続する道が開かれるという。

(フォーサイト2007年10月号)

 マレーシアでは、連日、モンゴル人の美人モデル殺害事件に関する裁判が大きく報じられている。被告席に坐るのはナジブ副首相兼国防相の側近ラザク・バギンダと、要人警護隊に所属する二名の警護官だ。

 被害者アルタンチュヤ・シャリブは、元モデルで通訳の肩書きももち、香港などを拠点に国際的に活躍してきた。昨年十月、クアラルンプール郊外で、爆弾で粉々になった遺骨の一部が発見され、犯人としてバギンダらが逮捕された。彼女と親密な関係だったバギンダには妻と娘があり、別れ話を切り出した。逆上したシャリブは、バギンダの私邸やオフィスに親族や私立探偵を伴って何度も押しかけ、慰謝料五十万ドルを要求。思い余ったバギンダが要人警護官を呼んで“処理”を依頼したというのが事件のあらましだ。

 実は事件の背後には、マレーシアとロシアの武器取引をめぐる裏金問題がある。マレーシアは二〇〇三年、ロシア製スホイ30MKM戦闘機十八機を総額九億ドルで購入する契約を結び、今年末までに十二機が納入される予定だ。その際、ナジブから対露交渉を委ねられたのがバギンダだった。

 ロシア企業から多額の裏金がマレーシア側に渡ったとされ、この裏金交渉を通訳していたのが殺害されたシャリブ。彼女はナジブ副首相との親密な関係も取沙汰されているが、バギンダとの結婚を真剣に考え、そのためイスラム教への改宗も済ませていた。殺害される直前、バギンダ宅に押しかけた彼女は、玄関前で「世界にすべてをバラしてやる」と叫んだそうだが、それが裏金問題を指していると考えれば筋が通る。次期首相候補のナジブ副首相を巻き込んだスキャンダルは闇が深い。

(フォーサイト2007年9月号)

 中央アジアの北朝鮮と呼ばれる閉鎖国家トルクメニスタンで、昨年十二月に死去した独裁者ニヤゾフ大統領の後継者となったベルドイムハメドフ大統領が、前任者の莫大な隠し資産の捜索に躍起となっている。

 ニヤゾフは世界有数の天然ガス資源や伝統の綿花栽培などを自ら統制、海外輸出から得た利益の一部を個人資産に取り込んでいた。総額三十億ドルとも推定される資産の多くは英国やドイツなどの銀行に秘匿したとされる。それを管理、運用していたのは、在アラブ首長国連邦のトルクメニスタン大使館顧問の肩書きで海外で活動する息子のムラト氏だという。

 ベルドイムハメドフ大統領は五月以降、ニヤゾフ氏の右腕だったレジェポフ大統領警護隊長、隊長の息子の治安将校ヌルムラト氏、実業家アガエフ氏らを次々と逮捕。三人は、ムラト氏と組んで資産を海外に送る実動部隊だったとみられる。

 歯科医出身のベルドイムハメドフ大統領は、顔が似ていることなどから前大統領の私生児との噂が根強く流れているが、遺産の実態に関しては一切知らされていなかったようだ。

(フォーサイト2007年8月号)

 二〇〇九年の総選挙を目指して広範な自治が認められたインドネシア・スマトラ島のアチェ州で、かつて独立を求めて政府軍と武力衝突した「自由アチェ運動(GAM)」と同じ旗を掲げる政党GAM党が結成され、党首に武装組織の司令官だったムザキル・マナフ氏が選ばれたことで、ユドヨノ大統領や治安当局は、独立運動が再燃しかねないと警戒感を強めている。

 GAM党側は大統領との会談でGAM旗の使用許可を得たと主張しているが、大統領側は「話は出たが承諾していない」としており、双方の主張は食い違う。インドネシア政府はGAM党の結成を最終的に承認するかどうか、再検討するとしている。

 アチェ州でのGAMへの支持は厚いため、総選挙ではGAM党の圧勝が予想され、大統領は危機感を募らせているという。

(フォーサイト2007年8月号)

 中央アジア進出へ着々と準備を進めてきたインドが、ついにその第一歩を踏み出した。

 タジキスタンの外交筋によれば、インドは六月からタジキスタンのアイニ空軍基地を使用する許可を得た。同基地はインドが改修・拡張工事を全面的に支援し、タジキスタン当局との間で長い間、使用に関する交渉を続けてきたもの。当面、インド軍のヘリコプター飛行隊一個を配備する予定だという。インドが中央アジアの外国基地を使用するのは初めてとなる。

 同基地はアフガニスタンのワハン回廊を挟んでパキスタン国境までほど近く、対パキスタン戦略上、大きなメリットがあると、インドの軍事専門家は指摘する。

 アイニ基地にはロシアが現在約一万人の兵士や戦闘機を配備している。インドがロシアとの協力を強化し、もともとロシアから購入したミグ戦闘機を同基地に送る可能性が強いとの見方もある。インドがアフガニスタンなど他の国々への進出も画策しているのは確実で、パキスタンや中国は警戒を強めている。

(フォーサイト2007年7月号)


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