|
1月21日(日)
硫黄島の指揮官栗林中将を知る講座 出身地の松代
『
長野市松代町のNPO法人「夢空間松代のまちと心を育てる会」は20日、同町の歴史や文化について学ぶ「松代学講座」を町内で開いた。元長野市誌編さん室専門主事の高木寛さん(75)=同市上松=が「肉親への手紙等にみる人間栗林忠道」の題で講演。第2次大戦中、硫黄島守備隊の指揮官だった町出身の栗林中将の人柄などを説明。約60人が聞いた。
公開中の映画「硫黄島からの手紙」の脚本は、高木さんが編集に協力した本に基づく。高木さんは「前は本が出ても、関心はあまり広がらなかった。現在はブームになっており、感慨深い」と話した。
栗林中将は米国で軍人として高い評価を受けているとし、「松代の偉人として誇りにしよう」と力説。中将が、米国留学の経験から国力差のある米国との戦争回避を望んでいたと述べた。「勉強ができるばかりでなく、誰にでも親切に」と、戦地から子どもたちに送った人情味あふれる手紙も紹介した。
講演を聞いた同町清野の倉石武一さん(77)は「優しい心の軍人だったのだと、あらためて気づきました」と話した。
|