タクシー違法駐車 動かぬ証拠、社長参った 仙台中央署がツアー
河北新報社2007年11月23日金曜日
『仙台市中心部の繁華街で目立つタクシーの違法駐車をなくそうと、仙台中央署は22日未明、
市内のタクシー会社の社長ら約40人を集め、客待ちタクシーの駐車実態を視察するツアーを行った。
社長らは、交差点内でも構わず二重三重に駐車する営業車の列に渋い表情。「従業員教育をしっかり
してくださいね」と言われると、さすがにこたえた様子だった。
ツアーは、違法駐車がひどくなる午前零時に出発。2台のバスで、東二番丁通から定禅寺通、晩翠通、
広瀬通、JR仙台駅前の順に約30分かけて見て回った。東二番丁通や広瀬通では、中央署員が「交差点
近くなのに二重に止まっている」などと指摘。参加者は神妙な表情でうなずいたり、ため息をついたりした。
宮城野区のタクシー会社社長(61)は「違法駐車がひどいと話には聞いていたが、目の当たりにして
衝撃を受けた。業界全体で何か手を打たないといけない」と話したが、「いつもより少ないね」と自嘲
(じちょう)気味につぶやく参加者も。
中央署の片桐孝一交通課長は「運転手に法を守るという意識が薄いのが問題。経営者は従業員教育を
徹底し、その成果を市民に見せてほしい」と訴えた。
中央署は今月上旬、駐車違反で摘発された件数が多いタクシー会社10社に、注意を促す文書を郵送した。
ツアーは、この「レター作戦」に続く、タクシー違法駐車撲滅活動の第2弾。今後も経営者らに協力を呼び
掛けていく方針だ。 』
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