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事実上ダム容認
計画前提に検討提案

県内で計画されている6つのダム
  滋賀県内のダムの「凍結・見直し」方針を掲げる嘉田由紀子知事が十五日の二月定例県議会で、ダムによる治水の有効性を認め、事実上、ダムを容認する姿勢を示した。計画のある四河川で、ダムに代わる治水対策を検討した結果を踏まえた発言で、個別ダムの論議に大きな影響を与えそうだ。

 嘉田知事は、具体的なダム名は挙げなかったが「現在、県内で進められているダムはその有効性を踏まえ、ダムが出来上がるまでの間の洪水対策や出来上がってからの超過洪水の対策を考える」と述べ、ダム計画を前提とした流域治水の在り方の検討を提案した。 県内では、芹川上流に芹谷ダム(多賀町)、安曇川上流に北川第一、第二ダム(高島市)の県営三ダムを含む六つのダムが計画されている。

 県流域治水政策室によると、北川第一、第二ダムについては安曇川下流に残る四カ所の霞堤(かすみてい)から洪水をあふれさせて外側の堤防で受け止める治水対策や、流域の田畑などで貯水する対策を検討してきた。

 しかし、流域で受け止められる容量はダムでカットする流量の一割程度にとどまり、同室は「ダムに代わる有効な治水対策は困難で、ダムは必要」との見通しだ。

 また、国が高時川上流に計画している丹生ダム(余呉町)についても、河川改修や田畑などの貯水機能を生かした検討を重ねてきたが、「治水上はダムが有効な手段と判断している」という。

 嘉田知事は昨年の知事選で、六つのダムについて「凍結・見直し」を掲げていたが、就任後は「脱ダムではない」と繰り返し言ってきた。昨年十二月の県議会では、芹谷ダムについて「ダムによる方向が一定程度有効」との認識を示し、国が当面実施しないとしている大戸川ダム(大津市)も「将来的には必要、という国の提案に沿った考え」としていた。

■ダム容認発言「ありがたい」と地元

 滋賀県の嘉田由紀子知事が十五日、県内で計画されている治水ダムを容認する考えを示したことについて、ダム建設を求めてきた地元住民らは「ありがたい発言」と歓迎した。一方で、ダム計画に慎重な立場の支持者からは「発言の真意が分からない」といぶかる声が上がった。

 北川ダム(高島市)の建設を求める「安曇川水系治山治水事業促進協議会」の保木利一会長(七〇)は「ありがたい発言。自助共助による治水への取り組みも重要だが、それだけでは足りない。知事に現地に来てもらい、建設に向けた話し合いを進めたい」と喜んだ。

 余呉町の丹生ダム建設を求めている住民でつくる「丹生ダム対策委員会」の三国昌弘委員長(六八)は「今回の発言だけだとダム建設が前提のように思え、うれしい」としながらも「十二日の知事と住民の意見交換では、ダムの方向性を示しておらず前進ととらえるのは難しい」と慎重に受け止めた。

 一方、北川ダム建設に反対し、知事選で嘉田知事を応援した北船木漁協の駒井順一組合長(七二)=高島市=は、「安曇川の改修も終わり、川幅も拡幅されているのでダムは必要ない。地域で川をどう管理するかを話し合うことが必要だ。知事の発言は真意が分からない」と首をかしげた。

 丹生ダム予定地の森林保全を訴える市民団体代表の村上宣雄さん(六四)=余呉町=は「住民の意見を聞き、ダムのメリットとデメリットを十分に検討すべき。その上で、ほかに方法がなければ仕方がない」と話した。

 淀川水系流域委員会前委員長の今本博健京都大名誉教授(六九)は「ダムに頼る治水とどこかで縁を切るべき。琵琶湖の環境を良くしたいという知事の初心を貫くべき」と注文した。

[2007年2月16日掲載]

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