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ショットガン方式断念 タクシー違法駐停車防止対策
河北新報社2007年11月29日 土曜日

 宮城県タクシー協会仙台地区総支部は28日、仙台市の繁華街・国分町に客待ちタクシーが
違法駐停車するのを防ぐ対策「ショットガン方式」の導入を見送ることを決めた。理由について、
「経費がかさみ、客の利便性も下がる」としている。

 同方式は、タクシーは国分町近くの待機場で待ち、客の利用に応じて乗り場に車を送り出す。
総支部は市内で同日開いた市中心部タクシー交通問題対策協議会の総会で、「実施費用として
年間2500万円かかり、恒久対策としてはハードルが高い」と、導入を断念する最終報告を公表した。

 同方式は違法駐停車を一掃する切り札として期待されており、総会に出た県警や東北運輸局の
担当者からは、導入見送りの結論に対して異論が続出した。県警は席上、青葉区の西公園近くの
駐車禁止指定を解除して待機場として利用できる案を示し、再考を求めたが、結論は変わらなかった。

 来賓として出席した梅原克彦仙台市長も冒頭のあいさつで、「市役所前の市有地や市道を待機場
として提供する」と協力姿勢を示したが、総支部に翻意を促すには至らなかった。

 総支部は3月、同方式を国分町で試行し、5月に「おおむね成功」と評価する中間報告をまとめていた。
千葉幸一支部長は「ショットガン方式は費用がかかり、ぎりぎりの経営努力を続けるタクシー会社に負担を
求める環境にない。乗り場が限定され、乗客の利便性も下がる」と話している。

タクシー違法駐車 動かぬ証拠、社長参った 仙台中央署がツアー
河北新報社2007年11月23日金曜日 

『仙台市中心部の繁華街で目立つタクシーの違法駐車をなくそうと、仙台中央署は22日未明、
市内のタクシー会社の社長ら約40人を集め、客待ちタクシーの駐車実態を視察するツアーを行った。
社長らは、交差点内でも構わず二重三重に駐車する営業車の列に渋い表情。「従業員教育をしっかり
してくださいね」と言われると、さすがにこたえた様子だった。

 ツアーは、違法駐車がひどくなる午前零時に出発。2台のバスで、東二番丁通から定禅寺通、晩翠通、
広瀬通、JR仙台駅前の順に約30分かけて見て回った。東二番丁通や広瀬通では、中央署員が「交差点
近くなのに二重に止まっている」などと指摘。参加者は神妙な表情でうなずいたり、ため息をついたりした。

 宮城野区のタクシー会社社長(61)は「違法駐車がひどいと話には聞いていたが、目の当たりにして
衝撃を受けた。業界全体で何か手を打たないといけない」と話したが、「いつもより少ないね」と自嘲
(じちょう)気味につぶやく参加者も。

 中央署の片桐孝一交通課長は「運転手に法を守るという意識が薄いのが問題。経営者は従業員教育を
徹底し、その成果を市民に見せてほしい」と訴えた。

 中央署は今月上旬、駐車違反で摘発された件数が多いタクシー会社10社に、注意を促す文書を郵送した。
ツアーは、この「レター作戦」に続く、タクシー違法駐車撲滅活動の第2弾。今後も経営者らに協力を呼び
掛けていく方針だ。 』

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