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僕としては珍しいことに鳥の写真、、、といっても鳥そのものの写真ではなく巣です。 これは大きさとその場所での鳥類観察からオオバンの浮き巣だと思われます。 オオバンは浅瀬に生える抽水植物、特に霞ヶ浦のはガマ類やウキヤガラなどを好んで巣材 に使うようです。(まあオオバンからしたら多く生えてるものを選んでるだけかもしれま せんが・・・) 写真だと分かりにくいかもしれませんが、生えている状態のガマを何本か柱にして、 きれいに折ったガマを織り込んで巣にしています。 仲間の鳥屋さん曰く「ある程度水位の変化に合わせて上下するようにできている」とか 「一度使った巣の上に次の産卵のために増築するように巣を作る」とかなかなかに 考えられた作り・・・。 オオバンの営巣は失われつつある浅瀬の植生の状態を把握するものさしになります。 オオバンが営巣してるということは浅瀬が残されており、そこに巣材となる植生がある ということ。 一度失われた浅瀬や植生を再生する場合、オオバンが営巣できるかどうかを観察することで、 どれくらい自然を再生できているかを単純に「緑がよみがえった」という“人の目”ではなく、 オオバンが営巣できる範囲に浅瀬と植生が回復したんだ!」という“生きものの目”で評価 できるようになるのです。 他にもカイツブリなど浅瀬の水生植物を利用して営巣する鳥類はたくさんいますが、 それぞれ必要な環境は違います。 鳥に限らずただ生きものを観察するのではなく、「なんでこの生きものはここにいるんだ?」 ということを考えながら観察すると、さらに面白くて奥深い生きものの世界が広がると思いま すし、具体的な自然再生への道が広がるはずです! ちなみにオオバンは霞ヶ浦や涸沼ではありふれた種の一つなんですが、他の場所ではあまり
見たことがありません。やっぱり生きものの世界は奥深いなあ・・・。 |
鳥類写真集
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