花咲くよもやま話

最近またブログ調子悪い…!?

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第13回鮎川哲也賞受賞作。紫式部が言わば探偵役で、謎を解く。派手なではないが、しっかりとした謎解きの面白さがあり、ミステリーとして楽しんで読めた。

第一部 上にさぶらふ御猫(長宝元年)
第二部 かかやく日の宮(寛弘二年)
第三部 雲隠(長和二年〜寛仁四年)

第一部は、出産の為に宮中から下がった中宮定子の元から帝ご寵愛の猫がさらわれた事件を元に、入内前の彰子について、それにまつわる道長周囲の模様を描く。
特に、第二部が面白く、源氏物語の、第一帖「桐壺」と次の「若紫」の間に失われた巻がある!としてなぜ無くなったのかを描く。この物語の中では、それには道長が深く関係しており、源氏の流行を危惧しつつ(何せ、帝への背信を描いているのだから)、それに魅了されていく“男”たち(かな物語は女のものでしたからね)の様子が浮かび上がる。源氏を埋もれさせず、さりとて公に認めることもできず…さて、どうするか…。この秘密は、紫式部が彰子に仕える理由という設定も面白い。
第三部は、この世を思うままにした道長に対する、紫式部の復讐ともいうべき筋立てが憎いっ。

森谷明子さんの著作は2冊しか読んでいないが(寡作な方のようである)、健全な物語で、かといって優等生過ぎることはなく、とても気に入っている。もっと読みたいな。

閉じる コメント(3)

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森谷明子は注目株!『れんげ野原のまんなかで』は、こんな図書館で働いてみたいなと強く思いました。主人公の淡い恋心の書き方もとても良かったです。『千年の黙』はデビュー作にしてかなりの高レベルですね。大好き!

2005/7/14(木) 午後 9:05 こたろう

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『れんげ…』の続きが読みたい!と希望しております♪

2005/7/15(金) 午前 0:47 れんぎょう

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初めまして!履歴から来ました!!「異本源氏物語」の紹介を拝読して読んでみたくなりました。。。またこちらにもお越しくだされば嬉しいです。

2005/9/29(木) 午後 10:08 sakurannbo1002

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