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最近見た映画DVDの感想です。 まずはL.A.コンフィデンシャル。 ジェームズ・エルロイのLA四部作の一つ、「L.A.コンフィデンシャル」を原作とする傑作映画です。 真面目で優秀な警部補のエド、手荒な方法で事件に臨むバド、テレビドラマのスーパーバイザーを務めて華やかな世界に身をおきながら、タブロイド誌から賄賂を貰って情報をリークするジャック。 この3人の刑事を主人公とし、彼らがロサンゼルスとLAPDの暗部に迫っていくお話です。 原作は読んでいませんが、この映画は非常に見ごたえがある傑作であると思います。 「一番悪い奴」に迫っていく筋書き、主人公3人の心情の描き方、真相を解き明かすヒントとなる言葉の使われ方、どれも巧みだといえるでしょう。 これは余程高い評価を受けたに違いないと思いましたが、調べてみるとアカデミーでは助演女優賞と脚色賞を受けたのみ。 ではこの年のアカデミーで最も高い評価を受けたのは何かと言えば、ディカプリオ主演の「タイタニック」でした。 wikiによると、作品賞、監督賞、撮影賞、主題歌賞、音楽賞、衣裳デザイン賞、視覚効果賞、音響効果賞、音響賞、編集賞を受賞しています。 ・・・ ・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ いやね、確かにタイタニックのVFXは凄かったと思いますよ。 だから視覚効果賞を取るのは妥当なところでしょう。 だけど「作品賞」もそうですか?どうも納得できません。 タイタニックはVFXは凄いですが、物語としてはよくある悲恋話ではないですか。 VFXがもの凄い、よくある悲恋話が、作品としてL.A.コンフィデンシャルより優れているのでしょうか? もう13年前の話ですから、後の祭りにも程がありますけど。 と、こんな話を友人にしたら、「それってアバターに対する評価と同じだね」と言われました。 確かにアバターもあらすじを聞いただけで、狼と踊る将校が思い浮かびましたから… とはいえ、僕自身も一観客として反省すべき点がないわけではありません。 当時は「タイタニックがすごい」ととても評判で、僕も見に行きました。 結果としては「映像は凄いけど、物語としてとくに見るべきところがない作品」という評価だったわけですが、一方でL.A.コンフィデンシャルに関しては、当時はそもそも作品自体を知りませんでした。 もし、今1800円を握りしめてどちらかを見に行けと言われたら、絶対にL.A.コンフィデンシャルを見に行きますが。 世間の話題にどうしても小市民は踊ってしまいますが、本当に優れた作品が妥当に評価されるには、やはり観客自身も能動的に情報を集めて作品を見る姿勢が大事ということなのでしょう。 続いてカラーズ。 1988年に公開された映画です。 ロサンゼルスで活発に活動するストリートギャング同士の対立や、ロサンゼルス市警察のギャング対策ユニット「C.R.A.S.H.」の捜査員の活動を描いています。 ストリートギャング問題は貧困や人種差別、教育問題、人種間対立などと密接に関係しているので、この映画を一本見ただけでどうこう言えるほどのことではありませんが。 社会問題の一面を描いたと言う点で、高い評価の出来る映画と言えるでしょう。 物語もギャングや警察それぞれの心情やあり様を示しながら、緊張感の高い展開が続きます。 現在にも続くストリートギャング問題の一端を垣間見せる、佳作であると思います。 現在でもストリートギャング問題は麻薬密売などとも関係する社会問題であり、さらに「MS-13」の名で知られる中米系の凶悪なギャングが流入するなど、今でも社会に対する大きな脅威となっています。
C.R.A.S.H.という部署は現在はないそうですが、LAPD刑事部にはギャング団・麻薬課があり、警ら局サウス方面部にはギャング犯罪殺人課が設置されています。 それだけギャングの勢力は今でも強く、また彼らが関係する麻薬や殺人事案は後を断たないということでしょう。 |

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