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ということで話題になっていますが、自民党政権時代から散々見てきたパターンです。 「報道の編集と野党の追及により、問題発言に仕立てる」 「言質をとられたのではなく、ありもしない言質を作って誰かに取らせて上げる」 という。 この件に関してある程度正確に把握するには、森本大臣と記者とのやりとりを知る必要があります。 それをきちんと伝えているのはNHKのwebニュースと、時事通信がネットで伝えている発言要旨でしょう。 NHKのテレビのニュースだけを見てもダメです、webニュースを見て初めて発言の前後が分かります。 防衛相“竹島訪問は内政上の要請” ↑の魚拓 この中で、森本防衛大臣は、韓国のイ・ミョンバク大統領の島根県の竹島への訪問計画について「韓国の内政上の要請によるものだと私個人としては思っている」と述べました。 また、記者団が「大統領が『内政上の要請』で動いているという見方をしたが、大臣はそのことについてどう考えるか」と質問したのに対し、森本大臣は「すべての国に内政があって、日本にも日本の内政があって、他の国の内政に他の国がとやかくコメントすることは控えるべきことなのではないかと思う」と述べました。 森本防衛相発言要旨 【閣議後の会見】 −李明博韓国大統領がきょうにも竹島を訪問する。防衛省としての対応は。 情報収集に努めている。関係省庁と連携をして、われわれの対応を今後決めていきたい。 −この時期に大統領が竹島訪問することをどう考えるか。 日本の防衛政策と少し次元の違う話なので、個人的な印象を言うことは控えたい。防衛省・自衛隊がこの問題にすぐに何か対応するということではない。これは韓国の内政上からくる要請によるものだという印象を私個人としては持っている。韓国が内政上の判断でお決めになったことだと考える。 −内政上の要請と言ったが、防衛相としてどう考えるか。 それは全ての国に内政があって、日本にも日本の内政がある。他の国の内政にほかの国がとやかくコメントするのは控えるべきだ。 【臨時会見】 −防衛相の発言に野党が反発しているが真意は。 本日、韓国大統領が竹島を訪問した。これはわが国の竹島に関する基本的な立場と全く相いれず、決して受け入れられないという趣旨だ。他方、どうしてこの時期に韓国大統領が訪問したのかということは、私は多分、内政上の要請があったのだろうという推測を申し上げた。竹島問題が韓国の内政問題だと言った覚えはない。そもそも竹島問題は、日本にとって北方領土と並んで重大な領有権問題であるので、これは外交交渉によって解決されるべきだ。 −野党は問責決議案を出す構えも見せているが。 正しく説明する必要があるので、要請があれば行って説明したい。 つまりこういうことでしょう。 記者「大統領が竹島を訪問するけど、防衛省はどうしますか?」 森本「情報収集に務めており、関係省庁と連携して対応を決める」 記者「なんで大統領はこの時期に訪問したと思いますか?」 森本「防衛政策とは違う次元の話ですが、韓国の内政上から来る要請によるものだと、皆さんが感じておられる通りの印象を私は個人としては持っています」 記者「大統領が『内政上の要請』で動いているという見方をしたが、大臣はそのことについてはどう考えますか?」 森本「全ての国に内政があって、日本にも日本の内政があって、他の国の内政に他の国がとやかくコメントする、これは控えるべきなんではないかと思います」 森本大臣が個人として皆さん(記者や国民)と同じような印象を持っている韓国の内政上の要請とは、李大統領が自分に対する国民の不満を逸らしたいのだろうとか、次の選挙を控えているから人気取りをしたいのだろう、ということです。 森本大臣がコメントを控えたいのは、李大統領に対する韓国国民の不満だとか、次の選挙がどうだろうといった事柄に対してです。 なぜコメントを控えたいのかといえば、韓国国民の不満や韓国の次の選挙の問題は韓国の内政上の問題であり、日本は日本で同じように国内の様々な事情があるのだから、互いにとやかく言うべきではない、大臣である自分もしないということです。 これがマスコミ様の手にかかると「竹島訪問は韓国の内政上の問題かのように、森本大臣は発言した」となります。 閣議後の会見の内容だけ見ても、臨時会見での釈明で言っている趣旨は分かります。 自民党は問責だなんだと騒いでいます。 かつて麻生総理が会議で「証券会社は株屋だ」と言ったとかありましたが(その会議に松井証券の社長も出ていたのに)、報道のパターンとしては今回のも全く同じといっていいのですが、自民党はそのことを忘れちゃったんでしょうか。 「訪問に対する対応は対応としてやる。ただその背景にある内政事情に関しては外国の大臣がとやかく言うべきではない」 という分別を大臣は備えているとしか思えないんですが。 もしそれでも「偏向報道に対する備えが大臣は足りない」「偏向報道や編集で言質をとられるところまで計算して発言しろ」「こうやって報道されるところまでが大臣の責任」なのであれば、「ノーコメント」と答えるしかなくなるでしょう。 こういう報道が繰り返される理由は僕も分かりません。
ただ個人的な印象として申し上げれば、わざと歪曲報道をして「大臣に一発食らわせてやったぜ」と報道関係者が喜ぶ為か、何らかの利害関係に基づいて騒いでいるのだろうと思います。 |
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報道で一番気に食わないのが、事実以外の解説である。今回でも、「竹島訪問の理由は大統領の支持率挽回の為だろうと」勝手な解釈して国民を煙に巻く報道である。日本からみれば見れば大統領の支持率がどのようにあれ、まったく関係ないこと、たに迷惑与えない範囲内で解決すればよいこと。其れを外国に領土を手玉にして、私的な人気挽回に利用するなんて常識ではかなえられないこと。それこそ強く抗議すべきこと。この方が国民からみれば大問題なのだ。
結局過去この様に曖昧に誤魔化してきたから、相手は弱みに付け込んで強く出る。即ち猫に鰯と言う事になる。矢張り外交はスジを通すことだ。一歩一歩、小さな事から筋を通しながら双方が納得の行く合意の積み重ねである。縺れた糸を解すように。
このような仕事は、ぶどう酒のソムリエとノンパンシャブシャブ外交程度しか出来ない点取りエリートコースを進んで来た若輩の外交では無理である。根本的な公務員改革が必要である。
2012/8/11(土) 午前 10:54 [ tas ]
tasさん、だって此の報道は正しいでしょう。韓国発の報道を注意してたら簡単に理解出来ます。tasさんの理解の程度が低いから勝手な解釈に見えるだけです。イ・ミョンボンは内政の行き詰まりと、親族の贈収賄疑獄での逮捕などの上に任期6ヶ月に迫った任期に焦りを感じ、前に言っていた竹島訪問の愚行に走ったのです。此れで大統領の評価はガタ落で支持率17%は大きく落とします。友好状態で結構満足していた韓国国民も多数居る筈です。大統領のスタンド・プレーが韓国を国際的窮地に落ち込ませます。
2012/8/11(土) 午前 11:05 [ hyoutanntugi ]
tasさん、hyoutanntugiさん
どんな国でもまず内政の事情があり、それに基づいて外国への対応となります。
竹島訪問をした動機自体は概ね報道の通り、つまり大統領の人気取りと次の韓国国会の選挙を踏まえたものには違いありません。
「だから大統領がやっていることは正しい」とはなりませんし、日本人がそう考える必要はありません。
動機の説明とは、行為を正当化するのとは別の事柄です。
それで、森本大臣はそういった相手国内の諸々の事情について自分はコメントしない、大統領が訪問することに対しては関係機関と連絡を取って対処していく、ということを言っているわけです。
ところが「相手国の国内事情に対してコメントしない」という大臣の発言を、「竹島そのものを韓国の内政問題とした」かのように趣旨を摩り替えて日本のマスコミが報道していることを、僕はおかしいんじゃないかと述べたのがこの記事です。
2012/8/11(土) 午後 0:50 [ fou*_u*d*r_stro*e ]
ゲスの勘ぐりで評論することは外交ではすべきことではない。それはオカミさんや、床屋談議程度のもの。
2012/8/26(日) 午後 0:56 [ tas ]