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K−2戦車、完全国産化に赤信号〜中央日報〜
パワーパックとは、エンジンと変速機を一纏めにしたアッセンブリーのことです。
これの国産品が使えなかったので、輸入すると言う話ですね。
今北の方に大雑把な流れを説明すると。
というものです。
元々1500馬力級の戦闘車両用ディーゼルエンジンを自作できる国は、それほど多くはありません。
日仏独英伊、などでしょうか。
アメリカはディーゼルを使わず、エイブラムス戦車にガスタービンエンジンを搭載しています。
エイブラムスの輸出仕様車にはディーゼルが搭載されていますが、これはドイツMTUのユーロパワーパックです。
ディーゼルエンジン自体は技術としては枯れたほうですが、戦闘車両に搭載するものは負荷の変動が大きく、また1000馬力を超えると部品にかかる最大負荷が高いので、作れる国は限られるようです。
無理に完全国産化という結果を求めたのが、今回の原因だったと思います。
韓国は現行のK-1戦車はアメリカで設計され、ノックダウンとライセンスを併用して作られた戦車でした。
焦らずに、段階を踏んで経験を積んで将来的な国産を目指すほうが良いと思います。
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TK-X・戦車
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まずは上記のリンクの記事をお読みになってください。 これまで様々な人が述べてきたことですが、10式戦車は相変わらず低評価です。 多分「戦車=大砲」「大砲=大鑑巨砲主義」「戦車=大鑑巨砲主義」という発想なのだと思うのですが。 そしてテロリストやゲリラは軽武装であるというイメージで、「今時大鑑巨砲主義なんて…」となるのでしょう。 実際には正規戦から対ゲリラ戦まで、戦車の有用性は実戦で証明されています。 より正確に言うならば、歩兵、戦車、装甲車、航空機などによる諸兵科連合の有用性は今でもあるので、戦車は今でも活用されているということだと思います。 ゲリラやテロリストと言えどもその対戦車火器は発展しており、正規軍なら言わずもがなですから。 ただそれにしても、上記記事はちょっと意味の分からないところがあります。 無料で読める部分だけ読んでも、矛盾しているような記述があるのです。 冷戦が終わり主要国間の戦争が遠のいた現代に、こんなモンスター戦車が本当に大量に必要なのか。陸上自衛隊が今年6月、富士山のすそ野の駐屯地で公開した次世代戦車「10(ひと・まる)式」は、そんな疑問を抱かせるほど、度肝を抜く高性能ぶりを見せつけた――。 ここでは10式戦車を高性能なモンスターだと言っています。 駐屯地で行ったのは走行展示だけですが、それだけでも筆者はモンスターと言うに値すると感じたのでしょう。 ところが読み進めていくと、これとは矛盾する評価を述べています。 その一方で、乗員の安全性に不安がささやかれている。各国の戦車の重量が、対戦車火器の威力の大型化に伴い増える傾向にあるのに、日本の戦車だけが逆に軽量になったからだ。なぜ対戦車火器から十分に防護できるのか理由が何一つ説明されていない。・・・・・ つい今しがた「モンスター」と評価したのに、突然「軽いから防御が弱い」という典型的な重量偏重論を展開する意味がわかりません。 そうであるならば、何ゆえにモンスターと評したのかと。 また筆者は十分に防護できる理由が何一つ説明されていないと言いますが、簡単なものであればすでに説明はあります。 2chの軍板では常識になっている話です。 技本の研究発表 *213ページより ウ 結果 これらの一連の研究の結果、次のような成果を得た。 防弾鋼については、90式戦車用の新防弾鋼よりも耐弾性が優れ、溶接製良好な結晶粒微細化防弾鋼と3重硬度防弾鋼、反応装甲については、中口径及び大口径成型さく薬弾に有効に対処できる構造様式、特殊装甲については、大幅な性能向上が可能な構造様式について把握した。上面用軽量耐弾構造については、自己鍛造破片弾に有効に対処できる構造様式について見通しをえることができた。 エ 特記事項 本研究試作で得られた特殊装甲の成果は、新戦車モジュール装甲の設計に反映されている。もっとも、この資料に自力でたどり着くのは大変でしょうし、僕も軍板で勉強させてもらった立場ですから偉そうなことは言えません。 しかし軍事雑誌なども含めれば既に90式の時点で複合装甲を搭載し、90式の120mm滑腔砲のゼロ距離射撃に耐えられることは報じられています。 つまり複合装甲の技術があることは分かるはずなのです。 そういうのすら見ていないのなら、一体「モンスター」という話は何を根拠に述べたのかということに。 走行展示だけを見て、記事の内容ににたどり着くとも思えないので。 これらも全部知らなかった、それは止むを得ないとしましょう。 そうであれば上記のような疑問を抱いている以上、「防秘に触れない、公開情報の範囲で教えてください」と取材すれば良いんじゃないでしょうか? そうすれば上記が公開情報である以上、あの程度のことは教えてくれるのではないかと思うのですが。 記事を書いた谷田さんは朝日新聞に1990年に入社し、記者として主に担っている分野は防衛問題だそうです。 主要国の防衛政策から最新技術まで、軍事全般に関心があるとのこと。 防衛大学校と防衛研究所で専門知識を取得した、朝日新聞の編集委員兼解説委員の方です。 そういう方がなぜ取材せず、「理由が何一つ説明されていない」と言ってしまうのかが分かりません。 10式戦車はモンスターと言えるかは分かりませんが、素材の改良、パワーパックの小型化及び高伝達効率化、サスペンション制御の進化によって走・攻・守を高い次元で達成した戦車とはいえます。 正規戦は勿論、非正規戦で普通科を支援することも考えられています。 是非を論じるなら、これらを踏まえた上で論じるべきだと思います。 さて、一部で賑やかになっている10式絡みの話をもう一つ。 隅田金属さんという同人サークルの方が10式不要論を展開し、これにオブイェクトのJSFさんが反論しています。 JSFさんのツイッター及びブログでの反論が論理的なので、僕のごとき人間は出る幕は全く無いのですが、興味深く拝見しています。 横から下品に叩くのもあれなので程ほどにしておきますが、基本的に「周辺国のうちアメリカ以外が着上陸戦をやるわけがない」というかなり希望的な根拠を元に論理を展開しておられるように思えます。 あとゲリコマを過小評価しています。 「そんなの相手は歩兵でしょう」と書いてありますが、歩兵やゲリコマが対戦車火器を有するのは第二次大戦以来の常識です。 また歩兵の対戦車火器が発展しているのも常識です。 この前提を設定して考えなければ、防衛は出来ません。 そして残念ながら、数量的にはまだ主力といえる74式戦車は戦後第二世代の戦車であり、現代の水準で言えば防御力などで劣っています。 また台湾がM48で済ませているとお考えのようですが、過去に「台湾の次期主力戦車」という記事で触れたとおり、当の台湾自身が第三世代戦車の調達を模索しています。 進捗は捗々しくないのですが。 仮想敵を軽く見て、時代の変化も軽く見るのは、健全な考え方とは言いがたいですね。
推測ですが、谷田さんも隅田金属さんも「今時新型戦車なんて要らない」という結論からスタートしたのが問題ではないかと考えています。 |
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過去に書きましたが、10式は油圧機械式無段変速機を採用しています。
これは歯車と油圧ポンプによる伝達を併用するもので、農機や重機、ホンダのバイクなどで使われているもの。
技術的に詳しいことはよく分かりませんが伝達効率が良いようで、AGCOグループの農機メーカー「フェント」は、自社のトラクターにVarioという商標の油圧機械式無段変速機を採用しています。
このトラクターは200馬力程度でも最高速が60km/hと、他社同クラスと比べて10km/h程高くなっています。
他のブログやネット掲示板の書き込みを見ると、フェント製は同クラスの他社トラクターより牽引性能が高いようですが、「Varioミッションによるところも大きいのではないか」という意見が見られます。
10式もこの変速機が効率よく回転力を起動輪(キャタピラを回す車輪)に伝えるため、エンジンの最高出力は90式より300馬力低い1200馬力であるものの、起動輪出力は最高速域を除くほぼ全域にわたって90式より向上しています。
エンジン自体も10気筒から8気筒になって小さくなり、これは車体の小型化、ひいては軽量化に寄与していると考えられます。
外部委員により事業評価では当初の目的を達成しているという評価がありましたが、動画を見る限り軽快な加速性能があると思われます。
主観的な判断になりますが。
また会場のアナウンスを聞くと、後退速度も70km/hとのこと。
後退時の加速性能も前進と同程度なら、射撃後の陣地変更も迅速に行えそうですね。
あと「殺人ブレーキ」も健在です。
観客も急制動の時に歓声を上げています。
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先日、静岡県の陸上自衛隊富士学校で10式戦車が公開されました。
見学者がニコニコ動画やyoutubeにアップした動画をみましたが、機動力はかなりよくなっていると感じました。 小型・軽量化し、パワーパックの改良でスプロケット出力を上げた効果が出ているということなのでしょう。 |
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戦車専門誌「PANZER」が本屋にあったので少し立ち読みしたのですが、TK-Xに関する記事は相変わらずわけのわからないものでした。 従来どおり「小さいから弱い」という前提に立って述べています。 以下記憶を頼りに書きますので、正しい文章を確認されたい方はPANZERをご覧ください。 まず筆者のTK-Xへの疑問を要約すると、こういうことのようです 果たしてTK-Xは、これからの時代の脅威に対応するためにきちんと設計されたのだろうか? TK-Xは小型化の必要性とそれに基づく要求によって今のサイズに決定したようだが、ではサイズが大きいレオパルド2やエイブラムスがでたらめに設計しているかと言えば、そうではない。 これらの戦車も様々な必要性を鑑みて、あのサイズになったのだ。 一方でTK-Xは小型化で性能を犠牲にしている、まるで旧日本軍の兵器のようだ。(以上要約) そもそも戦車として必要なサイズを算定すると、レオパルド2やエイブラムスと同程度のサイズ・重量になるという法則が無いんです。 両国の戦後第三世代戦車は元々共同プロジェクトとして始まり、その計画が破綻した後、それぞれの国の要求を踏まえて仕様を決定し開発されたものです。 納品はレオパルド2が1979年から、エイブラムスも80年代から行われました。 当時の装甲技術を踏まえてソ連のT-72戦車などに対抗できうるものにしたわけです。 基礎設計がTK-Xより圧倒的に古いのですから、ある防御力を達成するために必要な材料の重さも容積も現代のものより多くなりますし、パワーパックも大きいので、必然的に内部容積は大きくなりサイズが拡大します。 その基礎設計の延長線上に現代の両車があるわけですから、今の日本の基準で見るとやたら大きいのは仕方の無いことなのです。 一方でTK-Xは現代の技術を土台にし、従来的な戦車戦とゲリラ戦における普通科支援の両方に耐えられるように設計されました。 サイズと重量を制限する要求はありましたが、それを現実のものにしたのは現代まで蓄積された技術です。 それはレオパルド2やエイブラムスが開発された時代の技術とは全く異なりますし、だからこそ要求を満たす仕様を決定できたともいえます。 TK-Xもレオパルド2もエイブラムスも、それぞれ各国の要求と脅威への対応を念頭に置き、実用可能な技術に基づいて開発されたというのが正しい認識です。 どちらかがまじめに開発し、どちらかはいい加減に開発したなどということはありません。 例えばTK-Xは油圧機械式無段変速機を採用することで起動輪出力を上げることに成功し、一方でエンジン自体は90式比で2気筒減らした8気筒4サイクルディーゼルエンジンとし、出力を1200馬力にしています。 伝達効率を向上させたからエンジン自体を小さくできる、これは技術発展の成果です。 当然ながらレオ2やエイブラムスの時代には、このようなことはできませんでした。 だからTK-Xと比べればエンジンサイズが大きくなり、結果として内部容積が大きくなって車体長も長くなり、車体が長くなるから重量も重くなるのは当たり前の結果だったわけです。 このそれぞれの技術の違い、技術の違いからくる仕様の違いが、必要性に鑑みて設計した結果と言うものです。 さらにわけがわからないのは、旧軍兵器との比較です。 おそらく九七式中戦車あたりのことを言っているのでしょうが、戦前の国産戦車の不幸は想定外の運用を強いられたことです。 元々この戦車は欧米の中戦車とは異なり、歩兵の火力支援用の車両でした。 だから戦車は機関銃座や歩兵砲を潰せればそれでよかったのです。 装甲は当時としては平均的なものでしたが、機関銃座や歩兵砲を潰すには当初はそれほどひどいものでは無かったはずです。 ところが実際に戦争が始まってみると、待っていたのは戦車同士の戦いです。 元々戦車と戦う設計ではないのに、戦車と戦わなければならなくなったのです。 おまけに相手はM4にしても、最初から戦車戦を想定した車両。 結果として彼は我のアウトレンジから有効な攻撃が可能となり、逆に我の主砲は対戦車戦闘では火力が不足したのです。 厳密な例えとはいえませんが強いて言えば、歩兵戦闘車である89式装甲戦闘車が重MAT抜きで主力戦車と撃ちあうようなものです。 あるいは96式装輪装甲車が、105mm砲を装備したセンタウロ装甲車と交戦するとか。 それは苦しい戦いになるのはやむをえないでしょう。 しかしこれはTK-Xにはあてはまりません。 筆者が外国の戦車やゲリラを仮想脅威として主張しているのであれば、それはTK-X開発においても織り込み済みであり、九七式中戦車が強いられた戦車戦とは類似性の無い状況といえます。 技術に裏づけがあって小型化したTK-Xと、開発時には想定外であった対戦車戦闘を強いられた戦前の中戦車の共通項とはいったいなんでしょうか? さらに読み進めていくとTK-X自体の仕様について見解を述べているのですが、そこで筆者は「TK-Xには40t、44t、48tの三つがあり」と述べた上で、「40tは74式戦車と同程度の防御レベルにある」といったことを書いていました。 一字一句同じではありませんが、はっきりと74式戦車と同程度と書いてありました。 この意味の解釈は二通りあります。 1 40tバージョンは側面の増加装甲をつけないので、74式と同程度の古典的戦車戦を想定した防御、つまり戦闘正面を限定する防御となっている。 2 40tバージョンは増加装甲をつけないので、防御力は74式戦車と同じだ。 1だったら問題ありません、その解釈の通りだと思います。 40tの状態では側面の増加装甲はつけないでしょうから、それは戦闘正面を限定するという古典的な戦車戦を想定しており、74式戦車の考え方も同じです。 ただ…それだと内容が不自然であると感じます。 なぜ90式戦車ではなく、74式戦車との比較なのでしょうか? 古典的戦車戦を想定し、正面は現代的な戦車主砲に耐えられる防御力を有し、側面は大口径の機関砲などに対する定格防御力を有すると言う点では、90式戦車に用いられた考え方はTK-Xの40t状態と同じなのです。 しかもTK-Xは90式戦車の技術を発展改良させたものによって作られていますから、比較するなら74式戦車より90式戦車の方がふさわしいはず。 もしかして、もしかして、40tという重量は74式戦車の戦闘重量38tと同じぐらいであることから、筆者は防御力も同じぐらいと思っているのではないでしょうか? 先述のTK-X批判を考えても、2の解釈のほうが合点がいきます。 今更ですが、日本の専門誌はあんまりじゃないですかね…。
もちろんメディアによると思いますが。 2chの軍板以下ですよ…これでは。 TRDIの公開資料すら見ていないとしか思えません。 |




