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 写真がピンボケなのはご愛敬。

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 この紺色の革は、野生の蝦夷鹿です。

 毎回キーボードで打ち込む度に思うのですが、「蝦夷鹿」って漢字かっこいいと思いませんか?。

 さてこのベストです、

 日本固有の蝦夷鹿をフルタンニンでなめした後ムラ染めされた革に、

 イタリア産のムートンを裏地として使用しています。

 どちらもFOURSPEED初お目見えの革ですね。

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 ポケットの袋布にも蝦夷鹿を使用しています、しかも袋がかなり大きめです。

 型紙もフルオーダーで書きました。

 今までやったことない仕様も所々に入れました。

 いやぁ、とにかく製作中は緊張の連続で夜の睡眠が浅い浅い。

 この1着分を計算して革を仕入れ、革の形をチェックしながら型紙書いて

 出来るだけシンプルにって事だったのでできるだけパーツを大きく取って

 間違いを起こさぬように確認を何度も取りながら作業を進めました。

 隅々までの気配りのおかげでしょう、

 総てが「カチッ」とはまり、お客様のお望み通りに縫い上げる事が出来ました。

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 すご〜くシンプルだから「たいしたことないじゃん」って思う方も居るでしょうが

 「シンプルで美しいもの」ほどいろいろ大変なんですよ!」と、私は声をにして言いたい。


 「こんなの須山さんじゃなきゃ頼めないですよね」

 って思わず私がいい気になってしまう素敵なお言葉をくれたお客様は、

 HENDERSONをお渡しした3年前からこのベストの事を考え続けていてくれたそうで

 私が途中まで気が付かなかった

 「右身頃の見返しのみムートンにするとその上に鹿革が重なることにより更に暖かくなるはず!」

 なんて事まで計算されてて、

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 更に「良く考えたなぁ」と思えるのは

 このベスト、お持ちになってるHENDERSONのインナーとして着れるのです。

 革ジャンの上じゃ無くて中なんです。

 その為に、薄くても強くて柔らかい鹿革を使い

 毛並みが弊社在庫のムートンと比較して半分くらいに揃えられたイタリア製ムートンを探し出したのです。

 
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 あ〜、楽しかった。

 です。

有限会社フォースピード 須山哲也
〒332-0006 埼玉県川口市末広一丁目16-47
TEL & FAX: 048-242-3889
http://www.4speed.co.jp/
mail: info@4speed.co.jp
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 色が大切なのに、色をしっかり撮りきれてない写真で申し訳ありません。

 ホントはもっと青が強いターコイズカラーなのです。

 以前書いたことですが、あるお客様に

 「ターコイズカラーの革ジャンってFOURSPEEDらしいですよね。」

 って言われて「えっ?そうなの」と思わず返事をしてしまったこの革

 色の再現が難しいようで上がってくるたびに全く違うと言えるんじゃないかという色で上がってきてました。

 よって違うロットで染められた革を1着に使う事が出来ませんので

 1着注文頂いたら数か月後に製作が終わるまで売り切れとしていました。

 今回このBLACK SHADOWが縫い終わったところで残った革は1.5着分くらい。

 緑が強いターコイズカラーのロットで注文頂いていたお客様に「こちらの色も選べます。」

 と連絡したところ、「青系が強い方で」という連絡が来まして

 計算では青が強いターコイズカラーは残りベストが作れるくらいのみとなりました。

 まあ、それも製作中に失敗をしてしまう事があることを考えると注文を頂けません。

 無い無いサギ→在庫あります→売り切れました→在庫あります

 を繰り返したのはそういう訳があったんです。

 この革、フルタンニンですので畑に肥料として撒けます。

 着方によって育ち方が全く違います。

 とても面白い革なのですが上記の理由もあり扱いにくい革でもあるので在庫限りで終了となります。

 同じ革では、緑が強いターコイズ3着分くらい、あと紺が1.5着分くらいあります。

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 ねっ、全然違うでしょ。 

 同じ色でオーダーしたんですよ。

 緑が強いターコイズは自分のパンツを製作して履き込んでみようかと思います。

 
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 今までも何度かムートンを裏地に使ったことはありましたよ。

 その際は、弊社在庫のムートンでは毛並みが長すぎるので違う種類のムートンを仕入れていたのですが、

 数年前にその仕入れ先と連絡が取れなくなりました。

 「あ〜、ちょっとヤバいな。

 と思っていたのですが、そんなに注文が入る訳ではありませんのでボチボチと探してました。

 でもなかなか見つからないあせるまあ注文がある訳じゃないからと落ち着くでもなかなか見つからない
 
 というループ地獄の数年間。

 しかし、やってきましたスペシャルオーダー!

 蝦夷鹿が表側で裏地がムートン指定。

 さてさて、これで本気でムートンを探さないといけません。

 あれだけ探してもないのに注文頂いちゃったけどどうしよう。

 とビビりながら探してみたら、「あら、大変」一発で見つかっちゃいました。

 しかもお世話になってる問屋さんから30mほど先にあるという。

 そこは黒と紺とベージュと茶は基本在庫しておりますとのこと。

 製のムートンですってこと。

 しかも探している感じの毛の長さじゃないですか。

 そうそう前回のブログで書いたイタリアの馬革はそこで出会ったのです。

 で、仕入れました。

 で、作ります。

 つもりだったのですが、裁断するのにビビッてブログ書いてました。

 だって高いんだもの。

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イタリアの馬革

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初めて訪れた革の問屋さんで出会った馬革の素上げの茶色と黒。

雰囲気最高。

値段も安定高

傷もたくさん

でも雰囲気最高。

「こういうのでシンプルなジャケット作ったらかっこいいんだよなぁ」

「いやROADMASTERなんて最高じゃね」

なんて思わず我を、忘れてしまうようなかっこよさでした。

そこの問屋さんでは馬革についてはいったん休止中という事で

「ひとまずここにある在庫で終わり。」

って事でして

「ください!」

といつもなら言ってしまうのですが

なにしろお高い

しかも革って革の段階で「さいこ〜。」と思っても

癖がひどくて作りにくいものがあったり、仕上げたら「ふつ〜」だったりすることもあります。

でもこの手のひらに乗るようなカットを送ってもらったら

「う〜ん、たまらんものが出来そうだ」

って気がしてなりません。

でも「いつ作れるの?」

って自分に聞いてみたら「そうだよね〜」と、にごした返事しか帰ってきません。

という事で、どなたかイタリア製の馬革で極上な気持ちになりませんか?

傷はありますよ、革だから。

しかも馬革だから。

素上げだし。

でもたぶん「うひゃ〜」ってなるはず。

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牛革のクロムなめしを希望されるお客様に提案させて頂いたこの革

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クロムなめしで顔料仕上げの牛革です。
ベージュに染めて顔料の黒という飾りっ気のない感じが逆にとても良いのです。

在庫は3枚あったのですが並べてみたら少しだけですけど嬉しい事がありました。

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どうでも良い事ですが、「1,2,3」と並んでいるじゃないですか、
「こいつぁ、製作前から縁起がいいぞ」と一人ほくそ笑む私でした。

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広げてみたら焼き印が、
「焼き印が押してあるのはアメリカの牛」
って聞いた記憶があるので米牛君と命名。

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縫い始めると「あ〜ホントにアメリカっぽい(独断と偏見あり)」と思いました。
今までアメリカの牛って説明されて購入した革は、表面(ギン面)が固く伸縮性があまり無く、さらに乾いた感じがしました、トコ部分(簡単に言うと裏側)は、密集しているけどこちらも乾いてカサカサな感じがします。

まあ仕上げ方でどうとでもなるのでホントに単なる思い込みですけどね。

その思い込みの為か、ミシン針を落とす時に「ザクッ、ザクッ」って進んでいく感じなのです。

で、縫い上げていくと
「あ〜、アメリカの70〜80年代の古着が新品だったらこんな感じなんじゃないか」
って雰囲気が出てきます。

以前、70年代っぽい感じのするっていう牛革の事を書きましたがやはり同じ雰囲気でした。
ギン面が浮いて感じるんですよね、実際浮いてる訳がありませんけど。

ちなみに国産の革でその感覚を味わったことはありません。

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「そうか!アメリカの古着っぽい感じがするのはアメリカの牛だからか!」
なんて事に気づいた(確かでは無いですが)私は大変楽しく縫い進むことが出来ました。

完成
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腕長い。

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たまらんもんがそこにはありました。

この革は、もう1着分あります。

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