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古里原発の故障原因発表は信じられるのか 釜山市の古里原子力発電所1号機で12日、電源系統が故障し原子炉の運転が止まった。運営を担う韓国水力原子力は「原子炉の安全とは関係のない電源系統の遮断器連結部分で、接触不具合により過熱が起き、機器が損傷した」と説明。15日ごろ再稼動する予定だという。 韓国水力原子力の関係者は「一般の家で言うと、電気ブレーカーが落ちた程度のささいな故障だ」と説明する。だが国民は、それほど小さな事故なら、なぜ稼動を数日間にわたり止めるのか、といぶかしく思うだろう。日本では、当局が福島第1原発の事故を縮小して発表し続けた末、事故から1カ月後にようやく、国際原子力事象評価尺度(INES)に基づく評価を旧ソ連のチェルノブイリ原発事故と並ぶ「レベル7」に引き上げた。韓国国民はそれを見て、どこの国でも当局は事実をそのまま伝えないものだという不信感を抱くようになった。 古里では原発5基が稼動しており、3基が建設中だ。わずか20キロ離れた場所には、360万人が暮らす大都市、釜山がある。さらに、古里1号機は2008年で設計寿命30年が経過したが、当局は老朽設備を取り替え運転を10年延長した。福島第1原発1号機も、40年の設計寿命を10年延長し稼動していたところ、事故が発生した。 今回の事故の調査は、韓国水力原子力だけでなく、必ず外部専門家の立会いの下で行い、わずかでも異常が見つかれば、国民にその結果をはっきりと伝えるべきだ。運転延長が無理だったと判断した場合、古里原発1号機を永久に稼動中断することも検討する必要がある。 国民は、当局が事故を縮小して発表したことが分かったり、原発の安全を保障し難いと疑いの念を抱いたりすれば、原子力発電をこれ以上容認しない可能性もある。当局は、このことを肝に銘じておくべきだ。
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