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今月79歳を迎えるクリント・イーストウッド。 俳優としての映画出演は、この映画が最後といわれる。 監督としては、撮り続けるようで、”当たり外れのない監督”に 期待しましょう。 「グラン・トリノ」を見てきた。 見ごたえのある映画だった。クリント・イーストウッドが脚本を気に入って、 内容も自身の年齢と重ね合わせても、これはイーストウッドの「今」にぴったりだった。 画面の一瞬一瞬から目が離せない。結末は、言わないほうがいい(笑)。 少年と老人の交流を描いた映画では、「ウオルター少年と、夏の休日」があった。 マイケル・ケイン、ロバート・デュヴァルがともに70代で、茶目っ気たっぷりに 老人を演じていた。 「グラン・トリノ」は、イーストウッドの俳優人生50年の集大成でなかったか。 結末は後で考えれば、これしかない、と思うが、かなり衝撃的だった。 素晴らしいエンディングだった。 映画の随所に、「あ、この格好(銃を構える姿など)は見たことがある」と思わせるシーンが 見られた。“ダーティ”ハリー・キャラハンだ! とにかく、画面にイーストウッドが現れているだけでうれしくなる。 なにしろ、1960年ごろのTVシリーズ「ローハイド」の山田康雄の声とともによみがえる カウボーイの時から見ているのだから。 その後、マカロニ・ウエスタンの咥えタバコとハットの独得のアウトロー・スタイル。 そして、はみ出し刑事のハリー・キャラハン(「ダーティ・ハリー」シリーズ)だ。 1980年代前半に、一度カーメル市長になったことがあり、政治に進んでいくのかと思ったが、2年で 辞めて映画に戻ってきた。 その後、俳優としてイーストウッドを見たのは、1993年の「ザ・シークレット・サービス」 96年の「マジソン郡の橋」だった。いずれも老境に入っての味わい深い演技が印象に残る。 さて「グラン・トリノ」は、シリアスなヒューマン・ドラマだが、ユーモアもたっぷり。 a funny scene from GRAN TORINO (床屋シーンは、見られませんが、他の下の関連シーンは、見られるようです) 世間知らずの少年も、いろいろなことを学んでいく。 と同時に、ウオルト・コワルスキー(イーストウッド)も、まだまだ成長する・・・というわけだ。 ウオルトは、いつも、苦虫を噛んだような表情。 メイクかもしれないが、首筋あたりのしわくちゃで、どうみても、おじいさん(笑)。 “なにもかも気に入らん”という空気が、びんびんと伝わってくる。にくいほど、うまい。 しかし、なぜか、共感できる。 おへそにピアスをつけた孫娘。財産目当ての息子たち。近所は、わけのわからない イエローの“米喰らい人種”たち・・・。 “遠くの親戚より近くの他人”・・・とはよく言ったものだ。 息子らは遠くに住んでいて、親父の遺産(家、土地ほか)目当て。 「ホテルのような、なにからなにまで世話をしてくれる施設」のパンフレットを持ってきた りする(笑)。これには、コワルスキーも堪忍袋の緒が切れて・・・。 コワルスキーの心境の変化もうまい。 教会の牧師は27歳の若造と見て、「なれなれしく、ウオルト(ファーストネーム)と呼ぶな」と 言いながら、最後には、“ウオルト”でいい・・・というあたり。 孫娘が、おじいさんのウオルトがちょっとしたことを言うと、「ムカつく!」と何回も(笑)。 普通、孫はかわいいというが、親からそうだから、ウオルトが苦々しく思うのは納得。 この映画については書きたいことは、山ほどあるが、書けません(爆)。 今年前半は、もう洋画はいいかな、と思うくらい、映画のエッセンスを詰め込んだ、 「ステーキと寿司の大トロ」を食べたような満足感だ! ☆☆☆☆
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ありがとうございました





えっ!!!親日家ってことはないだろう。大御所様は典型的なアメリカ保守主義者。
日本とアメリカの保守の違いは国家に個人が介入されるのをイヤがる点にある。それは単純なリベラリストの意味をなさない。。
良きもは良きと認めるが、それは合理的ドライ(クレバーとも言える)な面だろう。→アメリカ人と交渉して、ここを親日と理解して多くの営業マンや外交官が失敗する。
[ esu**i123 ]
2009/5/10(日) 午前 11:56
esupaiさん>合理的ドライ・・・同感です!。
2009/5/10(日) 午後 2:18
トラバありがとうございました。
私もかなり見てるほうだと思いますが
映画いっぱい見ていらっしゃるんですね。
これからもよらせくださいね。
トラバお返しさせてください。
2009/5/18(月) 午前 8:00
Tsugumiさん>ブログのタイトルが「70年代」としているのは、学生だった70年代はたくさん観ましたので、それらを思い出しながらはじめたブログです。
新作は、少なくなりましたが、話題作だけは追いかけるつもりです(笑)。
2009/5/18(月) 午後 9:34
おっしゃるとおり、お腹いっぱいになりました。イーストウッドの映画人としての集大成でしょう。TBありがとうございます。お返ししておきます。
2009/6/14(日) 午前 6:42
ヒッチさん>この映画は、DVDでもとって置いて時々みたいですね。映画一本でこんなに充実感を味わったのは久しぶりでした!
2009/6/14(日) 午前 10:00
イーストウッドのあの表情は秀逸ですね!あの子どもたち、や孫たちを見ていると、遠い親戚より近くの他人、に納得。床屋のシーンは思わず笑ってしまいました^^
[ Mr.potatohead ]
2009/10/18(日) 午後 11:33
Mr.Tomatoheadさん>床屋のシーンは笑わせました。イーストウッドの集大成と思いました。撮りたいというのがよくわかりました。
2009/10/19(月) 午前 6:29
最近観ました。よかったですね。感動ものでした。不器用な男、自分も感情移入してしまいました。おっしゃるように「映画のエッセンス」がてんこもり。まさにフルコースの味わいでした。TBします。
2009/12/2(水) 午後 9:15
シーラカンスさん>ご覧になりましたか。今年の映画では、一番の感動作品でした。イーストウッドの俳優人生の集大成のような映画ですね。
2009/12/2(水) 午後 9:26
観ました!!fpdさんと大体??似た感想なのでヨカッタ!本当に素晴らしい映画でしたね!
2010/2/23(火) 午後 7:00
かじゃさん>この映画は、イーストウッドの集大成という映画でした。終わり方が、意外でしたが、犠牲を払っても、助けたかったのでしょう。音楽もよかったです。
2010/2/23(火) 午後 10:19
ラストは衝撃的でしたね。。。今までの役柄でガンマンであることが多かったイーストウッドさんが、自身のの俳優としてのラストにこれ!ってところをえらんできたのがにすごい深いと感じました。
TBこちらからもさせてくださいね
2010/2/28(日) 午後 8:57
恋愛映画さん>イーストウッドの総仕上げのような最高の作品になりました。俳優ではもう見られないのが残念ですが、監督としては、これからもまだまだあるようですので楽しみです。
2010/2/28(日) 午後 9:02
最後?にこんないい映画が出てくるとは往年のイーストウッドファンにはたまらないですね〜 また若いファンもこれで昔の映画も見てみるか〜となるといいです。TBします〜
2010/6/12(土) 午後 4:43
ポニーさん>俳優の締めくくりとしては最高でした。イーストウッドは、常に第一線で活躍ですね。
2010/6/12(土) 午後 7:22
最近のイーストウッド作品の中では一番の出来ですね。
TBします。
[ ひろちゃん2001 ]
2012/3/31(土) 午後 2:56
ひろちゃん>この年の洋画ベスト1に上げました(笑)。
2012/3/31(土) 午後 7:08
頑固偏屈老人が、それまで蔑視していたモン族の姉弟によって気持ちがほぐれていく様が、自然に伝わってきました。
よい映画でした。
TBさせてください。
[ あきりん ]
2016/7/25(月) 午後 0:33
> あきりんさん>心境が変化していくさまが良かったですね。
TBありがとうございます。
2016/7/25(月) 午後 0:44