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fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
★「9月1日から「はてな」ブログに移りました。https://fpd.hatenablog.com/

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「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」は、“一風変わった”映画だが、見ごたえはあった。

変わっているというのは、夫婦の会話が、傍からみると不自然ないかにも他人行儀ながら、不思議な雰囲気・・・文学調というのか。

作家大谷には才能はあるものの、朝から酒びたりで、外に愛人を作り、飲み屋や、家の引き出し
から現金を盗んだりと・・・はちゃめちゃな人物像として描かれます。太宰治生誕100周年で、
太宰そのものの人物と妻と太宰の愛人、さらには妻を取り巻く男たちを描いている。

そんな作家に尽くす妻が不憫に思えるが、こんなぐうたらな男に引き寄せられる
というのが理解に苦しむ(爆)。ただ、映画では、後に妻となる佐知(松)が
盗みの容疑で逮捕されたときに、自分を救ってくれたのが縁となっていた。

主演の松たか子は、TVのドラマ・シリーズで人気を得てきたが、「The有頂天
ホテル」などの“ワン・シーン・プレイヤー”として印象に残る台詞回しや演技が
あったが、「ヴィヨンの妻」では、松のための映画といえるほどすばらしい。
生き生きして、うまい。


他のコメントにもありましたが、鏡の前で座ったときのダイナミックな後姿(ご想像に
お任せします!)は、すごい(爆)。

広末涼子は、「おくりびと」では健気な新婚の奥さん役だったが、「ヴィヨン」では、
やや崩れた愛人役で、ベッドシーンにも挑戦していた(笑)。11月には「ゼロの
焦点」の公開も控えていて、ノリに乗っている女優の一人。

浅野忠信の映画はほとんど観ていなかったが、中国映画などでも活躍している。
この「ヴィヨン」では、不思議な世界、雰囲気を出している。まったく共感は出来ないが、
こういう生き方もありかと・・・。つねに「死にたい」と考えて、なかなか死ぬのが
むずかしいということですが・・・。共演は、光石研ほか。

この映画を午前中見て同じ日の夜に大作「沈まぬ太陽」を見たので、印象が相当打ち消されたようだ(笑)。

☆☆☆

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    ひろちゃん>映画としては、面白かったですね。浅野があちこち出ているのはもちろん知っていますが、この10年の邦画といわれると弱いところです(爆)。

    fpd

    2009/11/2(月) 午前 7:04

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    ふぁろうさん>松たか子の映画と言ってもいいでしょうね。うまいです。浅野は、あれでなかなか味はありますね。

    fpd

    2009/11/2(月) 午前 7:06

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    太宰が大好きな私にはどうしても観たい映画でした(^^♪
    トラバしますね!!

    レイ

    2009/11/2(月) 午前 9:56

  • 話題作ですものね。やはり観たいです。
    松たか子さんはじめ、女性陣の演技にも興味があります。

    ゆうちゃん

    2009/11/3(火) 午前 2:10

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    レイさん>前から観たいとおっしゃっていましたね。TBありがとうございます。

    fpd

    2009/11/3(火) 午前 9:03

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    ゆうちゃん>女優陣では、松たか子、広末涼子が良かったですね。

    fpd

    2009/11/3(火) 午前 9:04

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    うちの人は大酒飲みでもなんでもないけど、男としてはこの大谷と変わらないな、というか重なって見えました。
    だから私自身も、なんでそれなのに他の人じゃなく旦那を支えちゃうのかな、でもほおっておけないんだよね、と思いながら映画を見ていました。
    実は我が家も私の男友達のことで悶着あったばかりで、なんだか一昔前の話を今やってるようで自分自身が滑稽です。

    ぷりっつ♪

    2009/11/5(木) 午後 2:48

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    プリッツさん>映画と同じようなことが現実に?(爆)。
    大谷という人間は、どうしようもない人間ですが、憎めないところも
    ありますね。

    fpd

    2009/11/5(木) 午後 4:37

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    原作でもそうでしたが、大谷は妻にですます調でしたね。なんかキザでしたw

    mossan

    2010/5/4(火) 午前 0:25

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    mossanさん>大谷の話し方、実際にそうだったのでしょうか、確かに、変わり者でしたね。死にたい、死にたいというぐうたらでだめ亭主です・・・笑。

    fpd

    2010/5/4(火) 午前 10:10

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    先輩、太宰を読んでませんね。(笑)
    奇妙に思えると言われる、会話なのですが、太宰原作、そのままです。
    確かに、松たか子は抜群に良かったですね。
    TVドラマ、フジTVドラマなどの安直な演技でなく、やっと彼女の演技力を引き出す映画にであったのでしょうね。

    [ ひろちゃん2001 ]

    2010/9/17(金) 午後 11:23

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    ひろちゃん>学生のころに「太宰」が好きな友人がいて、虚無的な感じがして、太宰文学は避けていました(爆)。根強い人気ですね。

    映画は、浅野がたんたんと演じて、まだ40前なのに、老けていて、「剣岳 剣の記」にしても、いい味を出していますね。

    松たか子は、最近は凄いですね。

    「告白」は、再び日本アカデミー賞の筆頭かと思いますよ。ふかっちゃんと争うことになるでしょうね。

    fpd

    2010/9/18(土) 午前 10:01

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    トラバありがとうございました。
    太宰の作品は若いころ何冊か挑戦しましたが・・みんな途中で挫折。
    映画とかドラマだと内容がよくわかっていいです(苦笑)
    松たか子CM以外で初めて見ました。
    よく演じてましたね。
    トラバお願いします。

    Tsugumi

    2010/10/17(日) 午前 7:17

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    Tsugumiさん>松たか子の映画、初めてでしたか。

    「HIRO」など、キムタク映画の共演もいいですが、未見でしたら、話題の「告白」を見ると、またすごいですよ(笑)。

    今、そちらの記事を訪問していたところでした(爆)。例の「コンサルタント」の一件です(爆)。

    fpd

    2010/10/17(日) 午前 7:22

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    たしかに他人行儀な会話が特徴でした。
    ぐうたら夫に尽くすのも不思議ですね。
    ただ、これが太宰文学なんです。(笑)
    TBさせてください。

    ギャラさん

    2016/4/3(日) 午後 8:50

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    > ギャラさんさん。太宰文学にはかすらないできましたが、これが特徴なんですね。

    TBありがとうございます。

    fpd

    2016/4/3(日) 午後 9:14

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    遅ればせながら、TBさせてもらいました。
    3月にフィルムセンターで根岸吉太郎作品を何本か再見、初見して、
    あらためて根岸吉太郎の演出力の確かさに驚かされました。彼に比べたら、今の50代以下の監督は子ども同然。そんな根岸も相米慎二に比べたらまだまだ、、、。
    そんな相米慎二も三隅研次に比べたらガキです(笑)。
    と言う具合に比較していったら、根岸の評価が下がってしまうので、
    今、一番、新作を撮ってほしい監督です。
    ナイス!、クリック

    ぴくちゃあ

    2016/4/5(火) 午前 4:18

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    > ぴくちゃあさん>ガキのような監督が多いということのようですね(笑)。

    ナイス&村クリック感謝。

    fpd

    2016/4/5(火) 午前 8:20

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    浅野忠信のTB、ほんの少し、させてもらいました。

    ぴくちゃあ

    2016/11/29(火) 午前 9:59

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    > ぴくちゃあさん>追加のTB、少し?受けとりました。

    fpd

    2016/11/29(火) 午前 10:02

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