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fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
★「9月1日から「はてな」ブログに移りました。https://fpd.hatenablog.com/

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「ブラック・スワン」 (ナタリー・ポートマン)
 
イメージ 1
 
「ブラック・スワン」を昨日(5月14日)観てきた。
 
想像を絶する映画だったので、頭を整理する必要がありそうだ。
「傑作だ・内面を描いて深い」「狂気・グロ・サイコできついシーンもある」・・・のどちらも感じたこと!(爆)
 
今年のアカデミー賞で、ナタリー・ポートマンが主演女優賞を獲得したサイコ・スリラー映画で、アカデミー賞の発表以前から、その演技が注目されていた・・・くらいの印象で、予備知識はほとんどゼロの状態で見た。
 
ナタリー・ポートマンがすごいらしい、その演技を観てみたいという目的だけで見に行ったが、ポートマンの迫真の、苦悩と狂気の演技に圧倒された。サイコ映画、グロ・シーン、血のにじむような映画は好みでない(実はfpdもそのクチ。笑)というひとには、一定の「覚悟」が必要のようだ。結論は、今年の話題作・佳作の1本には間違いなく、見てよかったという1本だった。だれにでもお勧めかは「?」。
 
イメージ 2とくにナタリー・ポートマン
天下のハーバード大学出身ということで、知性派・優等生タイプ。子役デビュー(13歳で「レオン」出演)後、映画に出ていたが、大学在学時は、学業優先。卒業後は「コールド・マウンテン」「クローサー」などで、女優のキャリアを積んでいるが、今回の「ブラック・スワン」では、自身のイメージを払しょくするほどの名演だったと言えるのでは。
 
「ブラック・スワン(黒い白鳥)」とは、
そもそも何か・・・?
 
西洋では、かつて白鳥と言えば白いものと決まっていた。それを疑う者は一人もいなかった。ところがオーストラリア大陸の発見によって、かの地には黒い白鳥がいることがわかった。白鳥は白いという常識は、この新しい発見によって覆ってしまった。「ブラック・スワン」とは、この逸話に由来する。つまり、ほとんどありえない事象、誰も予想しなかった事象の意味である。
イメージ 3
 
映画「ブラック・スワン」では、人間の純真さ(ホワイト・スワン)とダークで狂気な面(ブラック・スワン)への”変身”が大きな見どころとなっている。これを使い分けられるバレリーナをめぐっての、売り込み、足の引っ張り合いがモチーフ。・・・というと、なんだか、「イブの総て」にも近い内容。イメージ 4
 
出演俳優なども、事前のチェックなしに見た。
 
面白いもので、観た後で、この女優だったか、名前と顔がはじめて一致した、というケースがあるが今回もそうだった。主人公、二ナ(ナタリー・ポートマン)の母親役は、昔懐かしいバーバラ・ハッシー(「去年の夏」)だった。変貌ぶりに歳月を感じる。
 
特異な風貌のヴァンサン・カッセル(「オーシャンズ12」イメージ 5など見ていたが印象が薄い)などの映画はほとんど未見だったので、はじめて名前と顔が一致した(フランスの有名俳優だが)。この映画では舞台監督役で、憎たらしい役だが、こういう役柄上、役者を鍛えるためには、エロ手口?というのは仕方がないのか(笑)。

ウィノナ・ライダーも、2,3本見ていたが、引退に追い込まれるバレリーナを演じていた。存在感のある役だが、ウィノナであるのは、後から知った。
 
ナタリー・ポートマンは、映画撮影時は28歳(6月に30歳)。
13歳までダンスを踊っていたという。白鳥と黒鳥を演じ分けるためのトレーニングは、自身との壮絶な戦いだったという。それだけに仕上がった作品は、迫真の演技だった。
 
映画の中では嫉妬、野心、錯乱、狂気、強迫観念など、人間の内面にある様々な感情が、ときには現実か錯覚かわからなくなるほどのカメラでとらえられている。
 
蛇足:先日亡くなった東映の岡田茂元会長は、俳優には、毒が必要と語っていたという。ポートマンは、オードリー・へプバーンとその生き方にあこがれているという記事を先日みた。容姿、映画の姿勢も似ている。
 
オードリーは、30代後半できっぱり(後の1作を除いて)引退し、社会奉仕などに力を注いだ。ポートマンも、子供を産んで、きっぱり女優を止めるかもしれないという可能性も話していた。まだまだこれからなので、女優を続けてほしい気がするが・・・。
 
「クローサー」ではストリッパーに挑戦したが、「ブラック・スワン」では、さらに・・・というシーンもあり、清純派のオードリーや吉永小百合では、ありえないシーンに驚かされる(笑)。映画には、ちょっぴり毒がないと面白くないというのも事実だ。
 
☆☆☆
 
 
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    私は予告のときから芸術監督がヴァンサン・カッセルなので楽しみにしていました。野獣チックなときの彼が大好きです。内容では特に母娘関係の描かれ方が興味深かったです。
    TBお願いします。

    オネム

    2011/5/18(水) 午後 11:23

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    Onemuさん>野獣チックですか(爆)。監督としては、女優の二面性を見るためには、”ダイレクトに”迫って、毒があるかどうか確かめるのもありなんでしょうか(爆)。

    fpd

    2011/5/19(木) 午前 0:31

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    こんにちわ。私も観て来ましたが、期待値が高かったせいか余り楽しめませんでした。

    私には向いてない作品でした。残念。

    福太郎

    2011/5/22(日) 午後 7:05

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    福太郎さん>それはよくわかります。アカデミー賞ス主演女優賞ですが、好き嫌いがでる映画だったと思います。すこし、グロすぎて、どうも・・・という人も多いかと。

    fpd

    2011/5/22(日) 午後 9:35

  • ナタリーの迫真の演技に見入ってしまい、幻覚や幻聴は無いんですが背中はかゆくなりました〜o(*≧ω≦*)o
    ブラックスワンって本当に存在するんだ…
    TBさせて頂きました↓

    沙粧

    2011/5/25(水) 午前 0:16

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    沙粧さん>ほんとにぶつぶつは、気持ちが悪く、ジンマシンができたように痒くなりますね(笑)。かなりグロなどきついシーンも多かったですね。

    fpd

    2011/5/25(水) 午前 9:31

  • 実際のナタリー・ポートマンに重なる役柄で
    彼女もようやく優等生からの脱皮です
    ヘプバーンは天使のままでしたが

    TBさせてください

    [ HK ]

    2011/5/29(日) 午後 10:28

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    HKさん>ナタリー・ポートマンも、二皮暗い向けたでしょうか(爆)。これからも新作がどんどん出てきますので、期待します。
    ヘプバーンは最後まで、妖精でした(笑)。

    fpd

    2011/5/29(日) 午後 11:01

  • ナタリー・ポートマンの演技に圧倒される映画でした。
    ウィノナ・ライダーは、エンドロールが出るまで、気がつきませんでした・・・

    [ ティルク ]

    2011/6/2(木) 午後 7:18

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    ティルクさん>ポートマンのなりきり演技はみものでした。

    タイトル・クレジットを見るまで気がつかなかったというような俳優もいましたね。

    fpd

    2011/6/2(木) 午後 7:48

  • 気合入れて見るぞ!いや〜これは気合入れたつもりで見ても
    尚且つ圧倒される映画でした。心を映像に映すといってもまさか
    ここまでやるとは・・・残酷さがひきつける部分も大きいですが、
    彼女の気持ちがわかるような気にさせるのが凄いです。TB&ぽち

    pony

    2011/9/9(金) 午後 5:30

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    ポニーさん>圧倒されました。ここまで執念でやるか、と。
    一皮むけたポートマンでした。

    fpd

    2011/9/9(金) 午後 8:30

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    ナタリー・ポートマン、いい意味で毒っ気のある演技でしたね〜。
    ミラ・クニスにあそこを舐められているときの悶えた表情がまた・・ いいですねっ。
    時間があっという間に立つ、面白い映画でした。 TB、させてください〜。

    サムソン

    2011/10/29(土) 午後 11:42

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    サムソンさん>時には、毒のある女優、俳優が魅力的ですね。
    最初は重苦しいかなと思いましたが、引き込まれる映画でした。

    fpd

    2011/10/30(日) 午前 0:19

  • ポートマン、少女の頃から活躍してきましたが、さらに・・・。
    TBさせて下さいね。

    アンダンテ

    2011/10/30(日) 午後 7:27

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    アンダンテさん>「コールド・マウンテン」は出番は少なく、ニーコール・キッドマンやレネ・ゼルウィガーなどが主役でしたが、存在感が有りました。「クローサー」ではなんとストリッパーの役で一番目立ちました。

    fpd

    2011/10/30(日) 午後 8:36

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    だれにでもお勧めかは「?」…同感です。

    本当に丁寧な記事を書かれていたのですね。
    今読み返して、色々な情報をまた頂いています。

    美しい顔立ちの彼女が演じたからこそ、これだけの「壮絶感」が
    醸し出せたのでしょうね。

    alf's mom

    2011/12/22(木) 午前 5:53

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    alf.momさん>チャレンジ精神旺盛のポートマンですね。すべてをかなぐり捨てての名演だったと思います。役柄も広がったようですね。

    痛いようなシーンもかなりあり、暗いので、あまり好みのタイプの映画ではないですが・・・。見ごたえはありました。

    fpd

    2011/12/22(木) 午後 11:41

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    「レオン」の天才子役であったポートマンも子役出身で伸び悩みであったので起死回生の一本ですね。
    肉体改造、(本物らしい)踊りもかなり役作りに本気が伺えますね。
    TBします。

    [ ひろちゃん2001 ]

    2012/5/11(金) 午後 11:55

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    ひろちゃん>かなり、いろいろかなぐりすてて、体当たりでした。
    もともt、演技がうまいですから、この映画もすごいですね。

    あの体をかきむしったようなあざなどは、ジンマシンができるほどかゆみを感じますね。

    fpd

    2012/5/11(金) 午後 11:59

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