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fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
★「9月1日から「はてな」ブログに移りました。https://fpd.hatenablog.com/

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イメージ 1
 
軽蔑」は、芥川賞作家・中上健次の遺作長編小説。
同名タイトルのブリジット・バルドーの「軽蔑」(1963)という映画が有名だが、別物の
日本映画である。
 
邦画で、ここ数年活躍が続く男優の高良健吾と女優の鈴木杏のダブル主演。
監督は「余命1ヶ月の花嫁」「雷桜」の廣木隆一監督。
 
鈴木杏の映画は2,3本見ていたもののあまり記憶になかったが、「軽蔑」では、体当たり演技を見せつける。鈴木杏は、新宿でストリッパーのポール・ダンサー役だが、身長は163センチとそれほど高くはないが、足がすらりと長く、短パン姿などスタイルがいい。かなり激しい役だが、その演技には驚きだ。
 
高良健吾は「ハゲタカ」「ノルウエイの森」「苦役列車」「横道世之介」などで、どんな役にも溶けこんでしまう、ひょうひょうとした”普通ぽさ”が印象的だった。
 
ところがこの「軽蔑」では、アクの強い役。ギャンブルに明け暮れるチンピラのような人物で、気性の激しさを持つ。
 
主人公二人の無軌道の生き様は、どこか”ボニー&クライド”(「俺たちに明日はない」)のようでもあった。「R指定」があったか知らないが、いわゆる濡れ場シーンが多く、高良健吾が、マイケル・ダグラス(「危険な情事」)やジャック・ニコルソン(「郵便配達はニ度ベルを鳴らす」」)のように、本能のままの行動に出るシーンに挑戦している(笑)。
 
 
イメージ 2
 
・・・
実家は名家でありながら、両親(小林薫と根岸季衣)と折り合いが悪く、東京で放蕩生活をおくるカズ(高良健吾)が、新宿歌舞伎町で働くポールダンサーの真知子(鈴木杏)と熱烈な恋に落ちる。2人はカズの故郷で新生活を始めるが、カズの父親をはじめ周囲は2人の関係を認めなかった。
 
やがて真知子は東京へ戻り、自暴自棄におちいったカズは、借金にまみれながら賭博で身を滅ぼしていく・・・。
 
・・・
この映画は、「第26回 高崎映画祭」 (2012)で、最優秀主演女優賞(鈴木杏)、最優秀主演男優賞(高良健吾)、最優秀監督賞(廣木隆一)を受賞している。原作者は、この原作が出版された直後(1992年)に亡くなっている。
 
・・・
高利貸しで非情な男を演じる大森南朋のほか、カズの父親役の小林薫、カズの叔父役の田口トモロヲ、そのほか緑摩子根岸季衣(としえ)などがわきを固めている。
 
「軽蔑」のタイトルの意味は、予告編によると「軽蔑されるほど人を愛する」ということのようだが・・・。主人公のカズは、女からの愛情の重圧で追い込まれて、身を滅ぼしていった、というストーリーか。破滅する男女の話で、救いがないエンディングだった。だからといって、”軽蔑”すべき映画ではなかったが・・・。
 
★★
 
 
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    朝からいろんな意味でヘビーな作品ですね。(笑)
    70年代に流行った中上健次文学の破滅型青春映画ですね。
    天才子役で「良い子」役が多かった鈴木杏が、大胆なイメチェンでした。
    TBします。

    [ ひろちゃん2001 ]

    2014/2/5(水) 午前 10:55

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    BBのコンテンプトじゃなかった、、。以前Foxの海外映画チャンネルで配信されてました、、がパスしちゃいました。

    guch63

    2014/2/5(水) 午前 11:27

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    「軽蔑」はバルドーのイメージですね。
    未見ですけど…(^◇^)
    そうですか、救いが無いエンディングでしたか…。
    スカパー!で放送が有れば観てみますわ^^

    Gena

    2014/2/5(水) 午前 11:30

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    ひろちゃん>そういえば、作者は「青春の殺人者」の原作者でしたね。あれは、当時話題になった傑作でした。

    鈴木杏は子役から出てきたんですね。知りませんでした。

    この映画では、大胆なシーンにも挑戦していましたが・・・。

    fpd

    2014/2/5(水) 午前 11:55

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    guchさん>逸見マリの「軽蔑」という歌もあったような・・・。
    バルドーの「軽蔑」はテレビで見たような見ないような・・・。

    fpd

    2014/2/5(水) 午前 11:56

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    ジーナさん>高良健吾は最近、いろいろな映画に出ていますね。

    鈴木杏はちょっと見ると、田畑智子のようでもあり、演技派に脱皮を図った映画のようです。

    fpd

    2014/2/5(水) 午前 11:57

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    追記
    鈴木杏は、ハリウッド映画「ヒマラヤ杉に降る雪」にも出演して、山崎貴のジュブナイルでも子役で主演であり、芦田愛菜と同じくらいに
    ジャーナリストを含めてちやほやされた天才子役でした。

    [ ひろちゃん2001 ]

    2014/2/5(水) 午後 0:04

  • 顔アイコン

    ひろちゃん>ちやほやされた子役で成功例は少ないですね。

    fpd

    2014/2/5(水) 午後 0:08

  • 暗そうな映画で正直好きです。

    MARUMA

    2014/2/5(水) 午後 8:40

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    MARUMAさん>相当暗い映画ですよ(笑)。

    fpd

    2014/2/5(水) 午後 9:35

  • 記憶にあるのは主役の二人が頑張っていたこと。邦画ではパワーがある映像だったこと。期待の割りには感動レベルではなかったことでしょうか。
    私は気に入ると2回以上観るのですが、残念ながら二度目の鑑賞までは至らなかったようでした(*^_^*)

    ノブG

    2014/2/5(水) 午後 10:18

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    ノブGさん>これは残念ながら、いまいちの映画でした。

    fpd

    2014/2/5(水) 午後 10:21

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    虚しい結末でしたね。鈴木杏の体当たりの演技、頑張ってましたが、
    高良健吾もどんな役でもこなせる若手筆頭株です♪。

    ffa**77

    2014/2/6(木) 午前 1:32

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    ふぁろうさん>高良健吾も、このところいろいろな映画に出ていて、若手筆頭株の一人ですね。鈴木杏も、頑張っていました。

    fpd

    2014/2/6(木) 午前 6:42

  • アバター

    破滅する男女の話、結構好きです(笑)
    面白そうな内容ですね(^^♪☆オールポチ☆

    レイ

    2014/2/6(木) 午前 9:18

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    レイさん>どろどろした男女の破滅の映画が好きでしたか?(笑)。

    ☆オールぽち☆感謝!

    fpd

    2014/2/6(木) 午前 10:21

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    久しぶりの主演で、大きく飛躍するチャンスだったのに残念でした。
    その後は、
    『ヒミズ』(2012:園子温)、『ヘルタースケルター』(2012:蜷川実花)、『さよなら渓谷』(2013:大森立嗣)でチョイ役、脇役に甘んじています。
    TBさせてもらいます。
    ナイス!&ブログ村、クリック

    ぴくちゃあ

    2014/2/9(日) 午前 8:07

  • 顔アイコン

    ぴくちゃあさん>「ヒミズ」では気が付きませんでした。
    二階堂があまりにも強烈だったので・・・。

    行かせる映画に出会えないのか、もったいないですね。

    クリック&ナイス感謝!

    fpd

    2014/2/9(日) 午前 8:18

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