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fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
★「9月1日から「はてな」ブログに移りました。https://fpd.hatenablog.com/

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「ノーカントリー」でアカデミー賞作品賞を受賞したのをはじめ、ヒット作を連発するジョエル&イーサン・コーエン兄弟監督の「ヘイル、シーザー!」(原題:HEIL,
CEASAR!, 2016)を見た。TOHOシネマズシャンテ(日比谷)にて。

1950年代、テレビに押され気味の時代。ハリウッド映画界では、巻き返しを図らんと大作の製作を始めるが、主演のスター俳優の誘拐事件が勃発し、その騒動が描かれる。ジャンルとしては、コメディ・サスペンスといったところか。

スター俳優役のジョージ・クルーニーをはじめ、レイフ・ファインズ、ジョシュ・ブローリン、ジョナ・ヒルチャニング・テイタムティルダ・スウィントン、スカーレット・ヨハンソン、フランシス・マクドーマンドなど豪華キャストが個性豊かなキャラクターを演じている。

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・・・
1950年代、ハリウッドが“夢”を作り世界中に贈り届けていた時代。
スタジオの命運を賭けた史上空前のスペクタクル超大作「ヘイル、シーザー!」の撮影が始まっていた。

イメージ 4だがその撮影中、主演俳優であり世界的大スターのウィットロック(ジョージ・クルーニー)が何者かに誘拐されてしまう。スタジオが大混乱に陥る中、事件解決への白羽の矢を立てられたのは貧乏くじばかりを引いている“スタジオの何でも屋”エディ(ジョシュ・ブローリン)だった。

お色気たっぷりの若手女優(スカーレット・ヨハンソン)や、みんなの憧れのミュージカルスター(チャニング・テイタム)、演技がどヘタなアクション俳優(アルデン・エーレンライク)など撮影中の個性溢れるスターたちを巻き込みながら、エディは難事件に挑んでゆくが・・・(MovieWalker)。

・・・
コーエン兄弟の作品は、やや難解で、どうもすんなりと共感できる作品が少なく、苦手な部類の監督。「ファーゴ」(1995)や「ノー・カントリー」(2007)などのヒット作品は、毒のある作品ながら面白く見られた。一方で、「オー・ブラザー!」「バーン・アフター・リーディング」などは、入り込めなかった。

この「ヘイル、シーザー!」は、好みが分かれる映画。
ハリウッドのスタジオの内幕に迫るというテーマと豪華俳優は興味があってみたが、わかりにくかった。ウィットロック(ジョージ・クルーニー)を誘拐するのが、ハリウッド・テンといわれる共産主義の作家十人であったり、牧師に懺悔ばかりする人間が登場したり・・・。何が言いたかったのか。

また、劇中劇「ヘイル、シーザー!」は、あの名作「ベン・ハー」のシーンを彷彿とさせる場面もあった。明らかにキリストを連想させる後ろ姿が登場し、だれかれと分け隔てなく、水を与えるというシーンで、ウィットロック(ジョージ・クルーニー)が、その姿を見て感動するシーンがある。

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イメージ 2水兵たちが踊るタップダンス・シーンは、ミュージカル仕立てで、その部分は見応えがあった。

ティルダ・スウィントンは、ジョージ・クルーニーと共演した「フィクサー」(原題:Michael Clayton、2007)で、アカデミー賞助演女優賞を獲得しているが、「ヘイル、シーザー!」では、双子の姉妹を演じて、強烈な印象を残した。

イメージ 5スカーレット・ヨハンソンが演じる新進気鋭の若手女優は、かつてミュージカル映画で水中ショーを披露したエスター・ウイリアムズがモデル。「ザッツ・エンターテイメント」の中で見ることができる。

演技力や歌唱力は二の次で、美貌とスタイルさえよければ大スターになりえた時代の女優を堂々と演じ、笑顔の裏に潜む裏の顔を持った小悪魔的なキャラクターで男を振り回し続ける。

前半、やや睡魔に襲われてしまった映画で、やはり、コーエン兄弟の映画は難しかった。


★★

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    好みが分かれる映画のようですね。
    どんな感じか興味があります。
    上映されたら観に行きたいです(^o^)丿

    Gena

    2016/5/26(木) 午後 9:18

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    > Genaさん>人によっては受ける映画のようです。

    いろいろなことがてんこ盛りで戸惑うところはありました。

    fpd

    2016/5/26(木) 午後 9:54

  • コーエン兄弟にジョージ・クルーニーなら見たい映画ですが・・・
    難しいなら自分も寝てしまいそうです。こちらで見ることができるかどうかです?

    [ 熊本ミノル ]

    2016/5/26(木) 午後 10:11

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    > 熊本ミノルさん>コーエン作品にクルーニーが出るのは4作品目で、クルーニーが出るとヒットしないとか。

    fpd

    2016/5/26(木) 午後 10:13

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    何となくそうじゃないかなぁ〜、、と思ってたので未見です。やっぱりそうだったんだ、、fpdさんが寝ちゃうって事はワタシはレッドカード??(笑)。

    guch63

    2016/5/27(金) 午前 7:20

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    > guch63さん>コーエンと聞いただけで、危ない!という予感がありましたが、目を開け続けるのもシンドかったです(笑)。

    fpd

    2016/5/27(金) 午前 7:24

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    fpdさんが難しくて眠ってしまう映画は私にはとても無理(笑)
    ☆彡オールポチ☆彡

    レイ

    2016/5/27(金) 午前 8:40

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    > レイさん>いえいえ、好みですからわかりません(笑)。


    ☆オールポチ☆感謝。

    fpd

    2016/5/27(金) 午前 9:31

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    確かに好みがわかれる作品でした。ただ豪華キャストを操るように使い切って、映画愛と、映画ってそんなに簡単じゃないんだよと言う風刺も効いていて、私は面白かった。
    TBお願いします。

    atts1964

    2016/5/27(金) 午前 9:53

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    > atts1964さん>ドタバタ映画で、ツボにはまった人には面白かったようですね。

    TBありがとうございます。

    fpd

    2016/5/27(金) 午前 10:04

  • 不眠不休でお経を聞かされているような感じですか?

    MARUMA

    2016/5/27(金) 午後 8:23

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    > MARUMAさん>次から次にいろいろな事が起こるので、混乱してしまうということですね。登場人物をその関係性を把握するのに大変です。

    事前に登場人物など調べていけば別でしょうが、普通は予備知識なしでみますからね。

    fpd

    2016/5/27(金) 午後 8:26

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    コーエン兄弟の作品はホントに合う合わないがはっきりしますよね。
    私もその時によって違います。
    まぁこれはあまり考えずに懐かしい雰囲気を楽しんで・・・って感じだったかな。(^^;
    遅くなってすみません。TBさせてくださいね。

    choro

    2016/6/10(金) 午後 0:36

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    > choroさん>作品によって、合う合わないがありますね。

    スッキリ入り込めないケースもあります。

    TBありがとうございます。

    fpd

    2016/6/10(金) 午後 1:46

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    ほんとに「大」ヒットしたのかな、怪しいな〜。ダンスシーンはまったく覚えていません。情けない話、この映画観たとは言えないですね、すいません。

    シーラカンス

    2016/6/29(水) 午後 11:25

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    シーラカンスさん>眠くなる映画だったことは確かです。

    踊りのシーンだけは、ミュージカル調でよかったなという程度です。

    fpd

    2016/6/30(木) 午前 7:36

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    いわゆる「楽屋落ち」作品で、ハリウッドの映画関係者か
    50年代の映画に相当詳しい人が見たら面白いのだろうなと思いました
    fpdさんは睡魔に襲われたみたいですが(笑)
    コーエン兄弟は楽しんで作ったと思います

    トラバお願いします♪

    ベベ

    2017/10/6(金) 午後 3:05

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    > ベベさん>睡魔に襲われて、「すいま」せん、という映画でした。

    コーエン&クルーニーの「オー・ブラザー!」もダメでした(笑)。

    fpd

    2017/10/6(金) 午後 3:10

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    あれあれ、「ザッツエンターテイメント」でのMGM映画へのリスペクトが多いので、「ミュージカル好き」の先輩には受ける作品であった筈なのですが・・・
    完全にシナトラの「踊る大紐育」とエスター・ウィリアムズの水着ミュージカル映画を再現出来ていて、その部分では良かったと思います。(ミュージカルがそんなに好きでない私でも)
    コーエン兄弟らしい面白さ(掘り下げ)が無かったのでコーエン兄弟作品では下の出来ではありますね。(眠くなるのは、共産主義者の誘拐事件ですね)
    TBをお返しします。

    [ ひろちゃん2001 ]

    2018/3/27(火) 午後 9:22

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    > ひろちゃん>過去の作品のオマージュのシーンは見所ではありましたね。

    fpd

    2018/3/27(火) 午後 11:47

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