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ポーランド映画「クリスマスの夜に」(2017)を見た。シネマテークたかさき(群馬県高崎市)にて。4月7日まで開催中の「高崎映画祭」中に上映される約60本の映画の1本。映画は、第20回ポーランド映画賞の作品賞、主演男優賞をはじめ多数受賞。似たようなタイトルの映画で「クリスマスのその夜に」(2010、ノルウェー、ドイツ、スウェーデン)というのもあり紛らわしい。
1年前の高崎映画祭では、やはりポーランド映画の古典的名作と言われる2本(「灰とダイヤモンド」「地下水道」)を見たが、今回はポーランド特集の最近の作品を見ることにした。…といっても「高崎映画祭」授賞式の入場券(2,500円)を購入すると、期間中、1本映画が無料で見られるのだ。
授賞式の当日上映している映画で時間的に好都合だったのが「クリスマスの夜に」だった。
映画は、ポーランドの普通の家族の生活ぶりと崩壊を描いているが、その中で、兄弟の確執とまではいかないが考え方のズレ、家族のそれぞれの立場、対立などを描き、勝手にポーランド版「エデンの東」ではないかとふと思った。なかなか現在のポーランド人の生活などは知る機会がないので、いい機会にはなった。
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妻を残して、勝手に(家族全員はそう思っている)外国(オランダ)で働いているアダム(ダヴィド・オグロドニク)は、クリスマス・イヴに突然ポーランドへ帰ってきた。
出迎える家族たちは、アダムがなぜ突然帰ってきたのか戸惑うが、アダムにはある計画があった・・・。その計画により、家族の行く末が大きく変化するということなど予想もしなかった。弟は、アダムとは性格も合わず、なにか落ち着かない様子だったのだが・・・。
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主演は「幸せのありか」(2013)「イーダ」(2013)「イレブン・ミニッツ」(2015)のダヴィド・オグロドニク。
以下ネタバレ注意報:
アダムは、オランダでビジネスを成功させるために、一家の唯一の財産とも言える、祖父の家を売却して、そのお金を資金にして仕事を成功させていきたいと考えていたのだ。そして、妻とともに、オランダでの生活を夢見ていた。
問題は、古い家を売却するには、両親、弟や妹などの承諾が必要だったこと。
両親は、仕事が成功したら、家を売って借りた資金は返すと説得できた。
妹は承諾したのだが、妹の夫(義弟)がなぜか反対。そのうえ、義弟は、妹に暴力を加えていたことがわかる。
怒り狂ったアダムは、義弟を表に呼び出し、殴り倒し、顔に傷を負わせ、無理やり酒を飲ませて、酔っ払って怪我をしたというふうに家族には伝える。
そんな騒ぎの中、祖父の家がちょっとした弾みで火が回り、家は火の海となってしまう。そんな中、アダムが、たまたま弟の携帯を取ると、アダムの妻からだった。ようやくアダムは事態を理解した。アダムが外国に留守の間に、アダムの妻は弟と関係を持ち、妻のお腹には新たな命が宿っていたのだった。いやはや。登場する人物が誰も彼もが隠し事があるような雰囲気。
映画の前半は睡魔に襲われそうになるほど話が単調に進むが、終盤になって、暴力沙汰は起こるわ、許しがたい事実が判明するやら急展開となるのだが、ポーランド映画は、全体的に暗い印象だ。
■最近、各地で「ポーランド映画特集」が上映される訳とは・・・。
今年が日本・ポーランド国交樹立100周年(1919〜2019)の年だからである。
さらに高崎市では、来年の2020東京オリンピックに向けて、ポーランド・オリンピック委員会と交流協定を締結している。そうしたことが縁で高崎映画祭では、ポーランド映画を積極的に紹介している。
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ありがとうございました






全体的に暗い映画が特徴?
2019/3/25(月) 午後 9:28
> MARUMAさん、そうです、MARUMAさん好みの・・・?(笑)。
2019/3/26(火) 午前 4:13
おはようございます(∩´∀`)∩
ポーランド映画と言うと何となく暗いイメージがありますね〜〜
結構好きですが・・・
☆オールポチ☆
2019/3/26(火) 午前 8:19
> レイさん、暗いイメージがついてまわりますね。
ポーランド人というだけで、ほかの国に対してコンプレックスがあるようです。
☆オールポチ☆感謝。
2019/3/26(火) 午前 10:30
観てると不幸のズンドコに陥りそうな映画ですね(@_@;)
憂鬱な気分の時には観ない方が良い映画かも?
2019/3/26(火) 午前 11:12
> Genaさん、明るい気分になれる映画ではないですね♪
2019/3/26(火) 午前 11:28