|
映画「初恋〜お父さん、チビがいなくなりました」を見た。MOVIXさいたま(初回)にて。”いい映画を見た”という余韻を残す映画だった。ベテラン女優の倍賞千恵子と同じくベテランの藤竜也の”あるある”リアル演技と会話の妙に負うところが大きい。脚本もいい。ラストで、笠置シズ子の唄がかかるが、昭和感がたっぷり。
原作は、映画にもなった「娚(おとこ)の一生」や「姉の結婚」などで知られる漫画家の西炯子(にし・けいこ)による「お父さん、チビがいなくなりました」。監督は「毎日かあさん」(2011)の小林聖太郎。
原作の題名のまえに”初恋”を足しているが、映画を見終わった時に、このタイトルが絶妙の味付けになっている。何度も胸が張り裂けそうなほど締め付けられた。今年の邦画のマイベスト3入りは確実か。じわじわと染み込んでくる。
・・・
3人の子供が巣立ち、人生の晩年を猫のチビと暮らす武井勝(藤竜也)と有喜子(倍賞千恵子)の老夫婦。勝は無口で頑固、家では何もしないという絵に描いたような昭和の男。そんな勝の世話を焼く有喜子の話し相手は、チビだけだった。
「おやじは、どう思っている?」と言おうとする長男だが・・・いい出せないもどかしさ。
これから見る人は、ネタバレはしていませんが、スルーしてください:
結婚して50年の夫婦の日常と、50年前の結婚のいきさつが同時に描かれるが、ラストで、野球で言えば大逆転劇があり、胸が熱くさせられる。途中で何度か胸が締め付けられるが、ぐっとこらえるのが大変だった(笑)。
主人公のふたりが知り合うことになる50年前というと、1969年(昭和44年)頃。テレビの「ゲバゲバ90分」で流行ったクレージー・キャッツのリーダー、ハナ肇の「あっと驚く為五郎」のセリフがあった(劇中に登場する)。
若き日の勝
若き日の有喜子
現在の東京メトロ、銀座線の改札出口のところにある「ミルクスタンド」が登場。
あんぱん、コーヒー牛乳、白牛乳などが売られているが、サラリーマンなどが「あんぱんと白1本」などと注文する。几帳面に朝7:25に注文する勝だったが・・・。
(蛇足だが、このたぐいのミルクスタンドはいまでもJR「秋葉原駅」の総武線ホームなどにあり、fpdも時々立ち寄って、コーヒー牛乳を飲むことがある。笑)
・・・
有喜子(倍賞千恵子)が結婚した相手は「見合いする最初の人と結婚すると決めていた」というのだが、ネタバレできないので控えるが、実は「・・・だった」というのが後から分かり、見ている側も感涙
にむせぶのだ(笑)。妻から突然、離婚を切り出された夫。
驚く夫。「なぜだ」と聞くが、さまざまなすれ違いがあったが、後で、迷い猫、チビを見つけた公園に行き、妻に「お前に話したいことがある。」と夫。「何かしら」とやや不安と期待のような妻。「家に帰ってから話す」で映画はエンド。含みを持たせた実に粋なエンディングだった。
帰宅すると夫の靴下を脱がせる妻。
「それは取られてしまうよ」
趣味の将棋のシーンは味付けになっている。
たまたま相手をしている若者は将棋を知らないのだが、「金」「銀」の動かし方(=動けない方向)を身振り手振りで教えるところなどが笑わせる。相手が、弱いので「飛車・角・香・桂落ち」で対局するというのだ。
昭和の不器用な頑固親父ぶりを藤竜也が演じているが、50年前に妻の仕事の先輩で友人だった女性と今も、まさかの密会を・・・? いなくなったチビはどうしたのか・・・? 死に場所を探して消えたのか・・・? (見てのお楽しみ)。
かつて勝に密かに想いを寄せていた人は今は ”茶飲み友達”?。
いなくなった動物、ペットを探す探偵のような仕事(「ペット・リサーチ社」)もあることを知った。夫に言わずに、費用を10万円も払っていた。
「絶対見つけましょう!」
2018年5月に亡くなった星由里子の遺作となった。
有喜子 - 倍賞千恵子
勝 - 藤竜也
菜穂子 - 市川実日子
ヨンギ/笹原 - 佐藤流司
山崎 - 小林且弥
若い時の有喜子 - 優希美青
若い時の勝 - 濱田和馬
若い時の志津子 - 吉川友 相談する子供たち
雅紀 - 小市慢太郎
祥子 - 西田尚美
志津子 - 星由里子(遺作)
■スタッフ:
監督 - 小林聖太郎
脚本 - 本調有香
☆☆☆☆
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。
|

>
- Yahoo!サービス
>
- Yahoo!ブログ
>
- 練習用
にむせぶのだ(笑)。
ありがとうございました


昭和感たっぷり(笑)
犬や猫、鳥など、動物って家族の絆になることが実際多いと思います
その理由は、やっぱり言葉を言わないからなのかも知れませんね
2019/5/11(土) 午後 9:46
> ベベさん、猫のチビを介して、家族、夫婦の絆が深まる、という定番といえば定番の映画でした。
2019/5/11(土) 午後 9:54
ああ〜、、”為五郎”まで出ちゃいますか?あの頃の銀座線構内には他に小銭や古切手売り場が混在してたんですよ、それから丸ノ内線が完成して構内で繋がって、、マズイ映画からは遠くへ行っちまった、、為五郎が驚いちゃう((´∀`))
2019/5/12(日) 午前 9:38
> guchさん、あった、あった「札幌シネマフロンティア」で上映しています♪ マックを食べて、Go〜!(笑)。
2019/5/12(日) 午前 10:29
あぁ〜この映画観たいな(>_<)
↑シネマフロンティアで上映されてますか。
やっぱり都会は良いな(p_-)
2019/5/12(日) 午前 10:59
> Genaさん、この映画、サイコーでした♪
2019/5/12(日) 午前 11:06
昭和の香りがする作品でしたね。
記事にしたらTBに伺います。
2019/5/13(月) 午前 6:45
> atts1964さん、50年前は少ししか出てきませんがよかったですね♪
2019/5/13(月) 午前 6:59
藤竜也、老いてますます盛んですね!
2019/5/15(水) 午後 10:30
> MARUMAさん、さすがに、頑固ジジイという印象ですが・・・。
2019/5/15(水) 午後 11:39
倍賞千恵子さんの記事をTBさせてもらいました。
2019/6/30(日) 午後 11:42
> ぴくちゃあさん、TBありがとうございます♪
2019/6/30(日) 午後 11:47