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fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
★「9月1日から「はてな」ブログに移りました。https://fpd.hatenablog.com/

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テレビ朝日60周年記念番組「白い巨塔」(5話完結)をすべて見た。
原作発表、初の映画化から50年以上が経ち、医療現場も環境も大きく変わったが、携帯電話(院内ではPHSが使われていた)が当たり前の現代に置き換えられ、岡田准一演じる財前五郎の役も含めて、出演者の人物像も掘り下げられて見応えがあった。「白い巨塔 最終夜」の平均視聴率が15・2%を記録し有終の美を飾った。

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             「ただいまより財前教授の総回診が始まります〜」

田宮二郎の一世一代の当たり役だったが、岡田”財前”も過去の名優たちと比較されるプレッシャーをはねのけて、予想を上回る深みがあり”怪演”といってもいいほどだった。数回、ドラマ化されたが、ドラマでは最高ではないかと思った。
 
映画版の田宮二郎は傲慢・不遜でふてぶてしさ、野心満々の人物だったが、岡田准一は田舎の母親との関係を常に頭に置き、自身のガン(すい臓がん)発覚に慟哭するなど、野望の裏の人間的な弱みなども見せていた。
 
財前五郎が、晴れて浪速大学医学部第一外科の教授へと上り詰め、ついにはドイツからの招聘で、渡独するシーンも本物で見所だった。ドイツシーンは、フランクフルトで撮影したという。
  
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ドイツでも財前は手術シーンを披露して、ドイツの医療関係者たちから「すばらしい(独:Ausgezeichnet=英:excellent)」と絶賛される。財前も、短い言葉ながら、「大丈夫(Alles klar)」などと自然にドイツに順応していた。
 
「教授選を終え、海外に呼ばれて行くという、財前にとっていわば全盛期のような時期。ドイツに学会とオペで招待されるのは栄誉なことなので、その背景も踏まえてロケに臨んだと語る岡田准一
 
現地プロデューサーも岡田の存在感を絶賛したという。岡田准一は「日本の作品のクオリティも世界基準を目指していくのが理想的だと思っています。そういう意味でも国内外問わず仕事をしていきたい」とグローバルな活躍に思いをはせていたという
  
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                   必ず教授になってみせると愛人に誓う財前五郎。
  
イメージ 9ところで、女優陣も、映画版、これまでのドラマ版に劣らず、それ以上に素晴らしい。映画版の小川真由美は、財前のことを「五郎助ちゃん」と呼んでいたが、「教授になったら、助(すけ)だけは取ったるわ」と関西弁でやや蓮っ葉な性格をにじませていた。今回の沢尻エリカは、クラブのママで美貌の上に品格がある(笑)。
 
意表を突いた配役も見られる。
市川実日子の教授役だ。映画版で加藤武が演じた、教授戦では、2人の候補のどちら側にイメージ 10もいい顔をする野坂教授役。今回、あえて女性に変更させ、教授陣では紅一点。「シン・ゴジラ」などでかわれた演技力が評価されたものか。財前教授の妻役の夏帆は、「箱入り息子の恋」で盲目女性を演じたが、財前妻では、一転して、沢尻エリカ扮する愛人に対決姿勢を見せた。

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      東教授の娘・佐枝子(飯豊まりえ)は里見(松山ケンイチ)に思いを寄せるが・・・。

東都大学・船尾教授役は、映画版の名優・滝沢修は圧倒的な存在感を見せたが、今回は椎名桔平。悪くはなかったが、映画版で滝沢修が裁判で大学の権威を守る発言をして迫力があった。その発言は、大河内教授を演じた岸部一徳のセリフに変更されていた。第4話は医療裁判となり、イケメン弁護士役で斎藤工山崎育三郎が登場した。

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                  財前教授には手落ちはありません。

約2時間の制約でコンパクトに描く映画版と、10時間(実質7時間程度)のドラマ版を比較すると、映画版では描けなかった人物描写の深みなどを描くことができた。

柳葉敏郎、松重豊、小林薫、寺尾聰、岸本加世子、市毛良枝、高島礼子、岸部一徳、斎藤工、山崎育三郎など脇役陣がドラマに深みを与えた。財前のライバル・里見医師を演じた松山ケンイチは、飄々として軽すぎ感があり、やや役不足に思えた。

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財前(岡田准一)が部下の柳沢医師(満島真之介)に、医療カルテの改ざんを暗に要求する、笑い顔が不気味で、今ドラマのサイコーのシーンではなかったか。今後、テレビ局●●記念で「白い巨塔」が万一放送されることがあれば、岡田・財前が基準となりそうだ。岡田超えはかなりハードルが高い!?
 
  
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    おはよう(*´▽`*)
    結局見ないで終わりました・・・
    岡田准一は良い役者ですが唯一欠点は身長の低さですね〜〜

    レイ

    2019/5/27(月) 午前 9:44

  • 顔アイコン

    私はキャストを聞いた最初は、う〜ん…と思いましたが、意外に良かったのですね^^
    うちは全話PCで録画しました。
    問題は夫がいつ「観よう!」と言うかです(>_<)

    Gena

    2019/5/27(月) 午前 10:55

  • 顔アイコン

    > レイさん、岡田の身長の低さは、見劣りがしますね♪(165センチくらいでしょう)。180センチ以上の松山ケンイチ、松重豊らと並ぶと目立ちます。

    fpd

    2019/5/27(月) 午後 0:02

  • 顔アイコン

    > Genaさん,ドラマではこれまでで最も良い出来でしょうね♪

    fpd

    2019/5/27(月) 午後 0:03

  • 顔アイコン

    映画版しか見ていなかったので、今回ドラマ版を初めてみました。
    裁判の二審で敗れ、すい臓がんとなり、財前五郎もやっぱり根はいいじゃないか、という終わり方は、なんだかなあ、、、。
    やはり、一審で勝利し、教授回診の得意満面な姿で終わる映画版のほうが「白い巨塔」というタイトルにしっくりします。

    ぴくちゃあ

    2019/5/27(月) 午後 10:56

  • ドラマではこれまでで最も良い出来でしたか♪

    田宮二郎版よりも?(笑)

    視聴率も健闘したようですね。

    ギドラ

    2019/5/28(火) 午前 4:41

  • 評判が良ければ高知でも放送してくれるでしょう♪

    半年後ぐらいに(笑)

    ギドラ

    2019/5/28(火) 午前 4:42

  • 顔アイコン

    > ぴくちゃあさん、唐沢寿明のドラマでも、財前は病に倒れて、今回はその流れでした。田宮二郎の印象が強すぎますね。

    fpd

    2019/5/28(火) 午前 6:39

  • 顔アイコン

    > ギドラさん、映画版は別にしても、今回の岡田版は屈指の出来栄えでしょう。高知でも放送間違いなし!(笑)。

    忘れた頃に・・・?(笑)。

    fpd

    2019/5/28(火) 午前 6:40

  • 身長だけはな〜!

    MARUMA

    2019/5/28(火) 午後 9:20

  • 顔アイコン

    > MARUMAさん、生まれつきで、これは変えられませんね。

    fpd

    2019/5/28(火) 午後 9:33

  • 高知でも放送が始まりました!

    こんなに早いのは異例ですよ。よほど評判が良かったのか?

    でも五夜連続でなくて5週連続です(笑)

    ギドラ

    2019/6/4(火) 午前 5:14

  • 顔アイコン

    > ギドラさん、映画は田宮、ドラマは岡田…でしょう(笑)。

    5週も楽しめますね♪

    fpd

    2019/6/4(火) 午前 5:20

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