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fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
★「9月1日から「はてな」ブログに移りました。https://fpd.hatenablog.com/

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イメージ 5樹木希林が亡くなり、憔悴しきった内田裕也が車椅子でテレビに映っていた。近年では、すっかり”仙人”のようなイメージだが、内田裕也自身が、破天荒なイメージが強い。
 
内田裕也が脚本を書き主演した映画「コミック雑誌なんかいらない!」は、ワイドショーの芸能レポーターを描いたブラックコメディ映画で記憶に残る映画だ。

当時起こった社会的事件をリアルタイムで取り上げ、ロス疑惑の三浦和義までが本人で登場して、映画の中で疑惑を否定するなど、スリリングだった。
 
・・・
ワイドショーのレポーター、キナメリ(内田裕也)は突撃取材で人気がある。
妻(渡辺えり子)はコマーシャル・タレントだが、二人の時間帯はまったくかみ合わない。
 
キナメリは、行き過ぎた取材に、警察ではこっぴどく叱られ、始末書を書かされるが、プロデューサー(原田芳雄)はどんどん過激にやれ、後の面倒は局が見るからとキナメリを煽る。
 
その頃キナメリは、彼のマンションの隣に住む老人(殿山泰司)が、セールス・ウーマンから金(きん)を買ったという話を聞く。疑問を抱いたキナメリは独自に、金の信用販売会社を捜索し始める・・・
 
日本のロック史に重要な足跡を残してきた内田裕也に向かって「ロックが分からん奴」と罵るシーンがあったり、小ネタで笑わせる
 
郷ひろみが本人役で出演していたのも驚いた。
片桐はいり、片岡鶴太郎なども出ていた。

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神田正輝との”世紀(=聖輝)”の結婚式を控えた松田聖子の部屋から、彼女が歌う、元カレの郷ひろみの「お嫁サンバ」が聴こえてくるなど、ユーモアのセンスが光。 

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この作品えて台本を用意せずに、ハプニングを期待して撮った場面があるから驚く。山口組、一和会の抗争時に、組員にインタビューに行くのだが実際に怒鳴られるシーンは迫力があ
 
アポなしで三浦和義への突撃取材はハラハラさせられる
内田裕也が本当に焦っている様子が伺えて、リアルだった
内田の質問に対する三浦の受け答えが、観客がイメージする“三浦和義”のイメージにぴったりだったのも驚かされる

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豊田商事の永野一男会長刺殺事件をほうふつとさせるシーンでのビートたけし演技・存在感が半端ない。こういう犯人や、ヤクザや前科者を演じる時のたけしの演技は見所だ。内田裕也が演じたレポーターは、芸能週刊誌記者として名を馳せた梨元勝(なしもと まさる、1944年12月1日-2010年8月21日とされる。
 
内田裕也は「コミック雑誌なんかいらない!」(1986)で、「キネマ旬報賞主演男優賞、報知映画賞主演男優賞、毎日映画コンクール脚本賞を受賞した。

■過去に2度記事にしている(似たり寄ったり?笑)。
 
  
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今春アメリカで社会現象となり、全米歴代映画の興行収入で3世界歴代9位の興収という大ヒット映画ブラックパンサー」(原題:Black Panther, 2018)を見た。何万本と公開されてきた映画の中で、”歴代3位というのが、いかにすごいかを物語っている。

すごい!映画を見逃していた!(笑)。

2番館(2本立てなど)で上映があれば駆けつけて劇場でもう一度見たい映画だ。
 
長年興行1位だった「タイタニック」や「ジュラシック・ワールド」も超えてしまうほどの映画とはどんな映画なのか、興味津々で見たが、アクション・ヒーロー&ヒロインの映画というだけでなく、実に奥深い映画だった!

全米歴代累計興行収入トップ10(2018年5月29日時点)
1位スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年)9億3670万ドル
2位アバター(2009年)7億6050万ドル
3位ブラックパンサー(2018年)6億9870万ドル
4位タイタニック(1997年)6億5940万ドル
5位ジュラシック・ワールド(2015年)6億5230ドル
6位アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年)6億2640万ドル
7位アベンジャーズ(2012年)6億2340万ドル
8位スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年)6億2020万ドル
9位ダークナイト(2008年)5億3490万ドル
10位ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年)5億3220万
(Box Office Mojo 調べ)
 
「アイアンマン」などを原作としたマーベル・コミック映画の一つで「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の作品群の中でも燦然と輝く作品の1本となった

あらゆる予想を大きく上回り、熱狂的ブームを巻き起こした作品が「ブラックパンサー」だ。子供騙しのヒーローものだろうとタカをくくって未見のままだと、後悔することに(笑)。

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一言でいえば「ブレードランナー 2049」のアフリカ版!
「ブレードランナー」での数十年後の未来社会は、韓国、日本などアジア系の世界が描かれていたが「ブラックパンサー」は、アフリカの架空の国・ワカンダのハイテクの現在と未来の世界が描かれている。
 
「え、アフリカにそんなハイテク技術が?」という疑問があるが、実はダイヤモンドや石油といった地下資源のほかに、エネルギー源である万能鉱石ともいうべき「ヴィブラニウム」という資源があり、その事実は500年間も隠されてきたのだった。その資源の情報がアメリカなどに漏れないようにしてきたが、アメリカに送られたワカンダ人のスパイの裏切りにより情報が漏れるという展開。
 
宇宙船が登場するところなど「スターウォーズ」「ワンダーウーマン」などにも通じるところがある。この映画は監督以下、出演者の90%以上がアフリカ系アメリカ人であるという、ブラック・パワーによるスーパーヒーローという設定が新鮮だ。

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国連会議でスピーチするワカンダ国王が「協力して分かち合っていきたい」というと、どこかの代表が「何を分かち合うというのだ(何もないくせに、という皮肉を込めて)いうと、国王は、にやっと微笑むのだ。

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舞台となるのはアフリカの架空の国、ワカンダ。
ブラックパンサーは、すでに「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」に登場していたが、今回単独主演作となった。
 
主人公ブラックパンサーのキャラクター斬新で、国王の息子という設定。国王になり、特殊な植物を摂取してブラックパンサーのスーツを身に着けると、パワーを手に入れる。黒人のヒーローの誕生というのが今日の多様性を象徴している。現在、世界が直面する様々な社会問題と関わって描かれているのが、作品に深みを与えている。
 
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「ワンダーウーマン」との関連ということでは、女性たちの役割がある。
主人公は男性だが、これを支えるのは、女性で占められている。国王ティ・チャラの妹で、ブラックパンサーのスーツなどを開発する天才科学者のシュリは、これまでのアクション映画では主に男性が担ってきた役どころ。シュリの直属のボディガードである最強戦士のオコエも女性。黒人であるだけでなく、女性のパワーを強調した点が「ブラックパンサー」の大きな特徴
 
監督は「フルートベール駅で」「クリードチャンプを継ぐ男」のライアン・クーグラー監督骨太で重厚な「ブラックパンサー」は、アメリカではふだんアメコミヒーロー映画を見ない人の心にも突き刺さったようだ
 
アクション映画としての完成度も高く、社会派テーマも盛り込み、年末からアカデミー賞につらなる賞レースに絡む可能性もありそうだ。
 
推定される制作費約200億円と、マーベルヒーロー単独作品としてのほぼ上限(アイアンマン3と同等)に達しているが、興行結果を見れば大成功と言えそうだ。一般的に制作費の3倍の興収があれば十分ペイすると言われている。
 
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物語の主な舞台は、アフリカの架空の王国・ワカンダ。その中心地は、埋蔵されている万能的な鉱石・ヴィブラニウムによって、世界のなかでも圧倒的な文明都市に発展していたが、国民の身の安全やヴィブラニウムの守護を目的に、都市の存在は極秘とされてきた。
 
王として自国の平和を守ってきた父の死去により、本作の主人公となる息子のティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)が、後を継ぎワカンダ国王に即位し、ヴィブラニウムを使用したハイテク武器や鋭利な爪、スーツ、超人的な力を与えてくれるハーブなどを駆使したヒーロー“ブラックパンサー”として悪と戦うのだが・・・
 
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出演者は「それでも夜は明ける」でアカデミー賞助演女優賞を獲得したルピタ・ニョンゴ王国のスパイ役)扉をたたく人」などのダナイ・グリラ最強の戦士役)「トレイン・ミッション」「レディ・プレイヤー1」などのレティーシャ・ライト天才科学者役)など、活躍する女性キャラクターが自立した存在として描かれている。
 
このほか「ラブ・アクチュアリー」「ホビット決戦のゆくえ」などのマーティン・フリーマンCIAエージェント役)「ロード・オブ・ザ・リングス」シリーズなどのアンディ・サーキス凶悪な武器商人役)「大統領の執事の涙」「フォーン・ブース」のフォレスト・ウィテカー、「フルートベール駅で」のマイケル・B・ジョーダン(王位狙うキルモンガー役)など。

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小ネタも面白い。
例えば、スパイとして送り込まれたワカンダ人2人のもとに、2人のワカンダの女兵士がやってくる。一人が様子を見に行くと「グレイス・ジョーンズのような女がいたぜ」だった。映画ファンなら、すぐわかるが「007 美しき獲物たち」(原題:A View To Kill)のグレイス・ジョーンズのこと。アクロバティックな動きが印象的だった。

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1970年代初めにも、ブラックパワー台頭といった映画が相次いで製作されたことがある。「黒いジャガー」シリーズ、「ロールスロイスに銀の銃」「ボクサー」などだ。しかし、これらの映画は、白人社会からの視点であったように見える。ブラック・パンサー=黒い豹は、アフリカ系アメリカ人の目から見た映画であるところが大きな違いか。

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アフリカというと貧困と農業国というイメージが強いが「アフリカの巨人」」と言われるナイジェリアは、GDPでは世界20位にランクされていうというから驚きだ。

映画は奥深いテーマを含んでいて、見ごたえがある。
 
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