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fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
★「9月1日から「はてな」ブログに移りました。https://fpd.hatenablog.com/

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ジョン・ウィック」(原題:John Wick2015)を見た。”凄まじい”の一言。
引退した最強の殺し屋であるジョン・ウィックの孤独の復讐劇を描いている。
キアヌ・リーブス主演兼・製作総指揮。R15指定作品。
 
ハードボイルド・アクション映画で、フイルム・ノワールに新風を吹き込んだ映画かも知れない。スタイリッシュでかっこよく、ガン・アクション、カー・アクションもど派手で面白い。クールで痺れる映画だ。

映画は好評を博しジョン・ウィック:チャプター2(原題: John Wick: Chapter 2)が昨年7月7日に公開され、すでに第三作も撮影が開始された。
 
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「たかが犬?」
「妻の最後の贈りものであり、希望だったんだ!」

ジョンにとって、十分すぎる動機の復讐劇。 
 
この映画は、余計な説明は省き、ストーリーが進むシンプルさがいい。
映画の冒頭で描かれるシーンに時系列的に逆戻りするスタイルをとってい
 
映画の冒頭、小さな車がブロック塀にぶつかる。
車から降りた男は血まみれで、スマホをみる。そこには女性が海辺で楽しむ姿がある。映像にはその男の姿が。男は映像を見ながら眠り込む。息を引き取ったのか…。
 
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1970年ごろアメリカで人気だった車「マスタング・ボス429」(69年型)を給油していると、ロシア語を話す3人組のチンピラ風のあんちゃんがいきなり「いくらだ」と聞いてくる。男(ジョン・ウィック)は「売り物ではない」とはねつけるのだが、これが発端だった。

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その後、夜中に覆面の男たちが車の主ジョン・ウィックの家を襲う。
妻が病気で死ぬ前に、寂しくならないようにと子犬を宅配便で手配してくれていたのだが、その愛犬デイジーが殺され、愛車「マスタング」を奪われたジョン・ウィックが復讐に立ち上がる…といったストーリー。
 
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フォード・マスタングといえば映画「ブリット」(1968)でスティーブ・マックィーンが乗っていたあまりにも有名な車。ジョン・ウィックも生前の妻から、車の運転には気をつけて、と言われていたほどの”カー○○”であり、時間があるときには、広大な敷地で、思いっきりマスタングを走らせる。

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車を奪って帰ってきたチンピラを待っていたその父親が息子に最初は悟らせるように静かに言う。

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この父親はロシアン・マフィアのボス。
そして「このアホーボケ!」と息子を殴り飛ばす組織のボスである父親。
父親の前で、気弱になるチンピラ風の息子。

「お前が誰の車を奪おうが、どうでもいい!問題は、その車の持ち主!」 
”誰でもない男”(FuckinNobody)ですが」 と怪訝な顔の息子。

誰でもない男だと?ブギーマン(殺人鬼)を殺すのがその男、ジョン・ウイックとい組織の元幹部で、誰もが恐れる凄腕の殺し屋の男! 抗争で確実に敵を仕留めてきたハンターキラーで、鉛筆一本で3人の男を瞬時に殺した闇の暗殺者! 今の俺たちがあるは、こいつのおかげだ。その組織の恩人を襲撃して、愛犬を殺し、車を奪ったというのが、お前とアホの護衛ども!」
 
「ひとり残らず手下を集めろ!」とボスの命令が響き渡る。
 その後、想像を絶する抗争が繰り広げられていく。

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ジョン・ウィックの人物像など背景はほとんど語られないが、接する周りの人間の接し方で、いかに裏社会で”仕事”をしてきたが浮き彫りになる。

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ジョンの自宅で、乱射騒ぎがあり、一味が一網打尽に殺されたあと、顔見知りの警官のジミーが訪ねてきて「また仕事か」「いや、少しごたついただけだ」といった会話が交わされるだけで、見て見ぬふりで「じゃあ、また」と帰ってしまうのだ。
 
廃棄処理専門業者が、手際よく死体を処理して行く。
対価は金貨(※)で支払われる。コンティネンタル・ホテルでは、昔からジョン・ウィックは常連で、「殺しは厳禁」というホテルの掟があった。5年前に、闇の世界から足を洗ったジョンだったが、「裏社会がジョンを追いかけてきた」のだった。

マスタングを奪われたジョンには、ホテルから新しい車がプレゼントされた。

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イメージ 17銃撃戦の激しさは、凄まじい迫力。
容赦をしないジョンの復讐が随所に炸裂する。
登場する女暗殺者も手ごわい相手だった。

コンチネンタル・ホテル内での「レッド・サークル」(限定メンバー制)の知られざる世界などの描写も面白い。

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銃器などに関心のある人には、様々な銃が登場し見どころ満載。
ジョンを”掃除”するためにジョンの親友である、最強のスナイパー、マーカス( ウィレム・デフォーが指名される。はたしてマーカスは、ジョンを仕留めるのか・・・。

「ブリット」のカーチェースも彷彿とさせ、またマカロニウエスタン調のシーンもあり、ガン・アクション映画の新たな一ページを切り開いたような映画だ。「2」も見なくては。

主な登場人物
■ジョン・ウィック( キアヌ・リーブス):
本作の主人公。ファーストネームはジョナサン。「3人の男を鉛筆で殺した」など数々の逸話とともに語り継がれる伝説的な殺し屋。引退した今なお、かつて裏社会では
”ブギーマン(闇の男)”を殺す仕事を請け負っていたとして、”ババヤガ”との異名で恐れられる。劇中に登場する裏社会のほとんどの人物が彼とは顔見知り。愛する妻を亡くして悲しみに暮れ、愛車フォード・マスタングを走らせることだけを慰みに日々を過ごしていた。が、彼女が遺した子犬のデイジーと過ごしていくうちに再び人生に希望を見出す。しかし愛車を奪いに来たヨセフにデイジーを殺されたことで、彼への復讐を決意する。
■ヴィゴ・タラソフ(ミカエル・ニクヴィスト):
ロシアン・マフィアのボス。過去にジョンを雇っていた人物。ジョンの親友ともいえる。老獪で経験豊かなボス。しかし、用済みになった相手は平気で始末する残酷さもある。ジョンが引退前に遂行した大仕事のおかげで自身の組織を拡大することに成功した一方、現在もジョンの存在を恐れている。息子を守るためにジョンの殺害を組織の殺し屋全員に命令。しかしその過程で組織に大損害を受け、最終的にヨセフを殺されたことで怒髪天となり、マーカスを自らの手で殺害後、ジョンに最後の戦いを仕掛ける。
■ヨセフ・タラソフ( アルフィー・アレン):
ヴィゴの息子。ボスの後継者として教育を受けている最中。しかし、親の七光りを振りかざす愚か者。性格は父親以上に残虐非道かつ身勝手。欲しいものは暴力で奪い取り、自分に逆らう者は即座に殺す。父親に車泥棒を任され、たまたま見かけたジョンの車が欲しいという理由だけで彼の家に押し入った。そこにいたジョンの愛犬デイジーに吼えられたことに怒り、友人に命じて彼の目の前で殺害。だが、この残酷な行為がジョンの怒りに火を付ける。ついには命を狙われることになる。
■ヘレン・ウィック( ブリジット・モイナハン
ジョンの亡くなった妻。自身の死後、一人になってしまう夫を心配して子犬のデイジーを彼に遺した。
■マーカス( ウィレム・デフォー
殺し屋。ベテランのスナイパー。ジョンのメンターであり旧友。ヘレンの葬儀にも参列。その後、旧知であるヴィゴからジョンの殺害を依頼される。最終的には・・・。
■ミス・パーキンス( エイドリアンヌ・パリッキ):
ジョンと顔馴染みの女性の殺し屋。300万ドル以下の仕事は引き受けない事が信条。「コンチネンタル・ホテル」での掟を破ってヴィゴの依頼でジョンを襲い、さらにホテル内で殺しをやったため、ウィンストンの逆鱗に触れて粛清される。
■ウィンストン(イアン・マクシェーン):
殺し屋達が利用する「コンチネンタル・ホテル」の支配人。「ホテルの中では絶対に(殺しの)”仕事”を行ってはならない」という厳しいルール(掟)を殺し屋達に敷いている。裏社会の情報にも詳しく、ジョンにヨセフの居場所を教え、終盤には掟を破ったパーキンズを呼び出し、粛清。
■オーレリオ( ジョン・レグイザモ):
盗難車を解体する店のオーナー。ヴィゴの組織に属している。ジョンの友人。彼が愛車を走らせる場所として敷地を提供。ヨセフがジョンの愛車を持ち込んだことで事態を知り、ジョンに愛犬を殺して車を盗んだ犯人がヨセフであることを告げた。
■チャーリー( デヴィッド・パトリック・ケリー):
裏社会の掃除屋。殺し屋からの依頼を受けて、遺体の回収や現場の洗浄を行う仕事人達のボス。

(※)「金貨」:映画の中で、報酬などの支払いに金貨が利用されている。
「コンチネンタル」という機関があり、世界中で殺し屋たちをサポートする組織。基本は「コンチネンタル・ホテル」という形で運営。武器や情報の調達から死体の処理まで対応。利用には特殊な金貨が用いられる。一方でホテル内では殺しをしてはいけないなどの「掟」があり、これを破ると追放や粛清が行なわれる。

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