財前五郎は「白い巨塔」の主人公。
財前五郎役といえば、田宮二郎の生涯の当たり役。
今年5話連続で「白い巨塔」がテレビで放送されることになった。
主役の財前五郎役は岡田准一が演じる。
これまで何度も映像化されている「白い巨塔」。
■映画:1966年、大映制作。(主演:田宮二郎)
■ドラマ:
・1967年、NET・東映テレビプロ制作、全26回。(主演:佐藤慶)
・1978年、田宮企画・フジプロダクション制作、全31回。(主演:田宮二郎)
・1990年、テレビ朝日・大野木オフィス作、全2回。(主演:村上弘明)
・2003年、フジテレビ・共同テレビ制作、石川寛俊監修、全21回。
(主演:唐沢寿明)
・2007年、韓国MBC・KIMJONGHAK PRODUCTION制作、全20回。
(主演:キム・ミョンミン)
・2019年、テレビ朝日制作、全5回。(主演:岡田准一)
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田宮二郎の財前五郎へのこだわりは”半端なかった”ようだ。
「財前役は俺しかいない」という意識が強かったようだ。
映画「白い巨塔」(1966)で主演として財前五郎を演じて以来、田宮二郎は常に高みを目指す財前の姿に自分を重ね、自身の本名と同じ「ごろう」であったこともあり、財前五郎を演じるのは自分しかいない、原作のラスト・財前の死までを演じ切りたいと思い続けていた。
その後1970年代後半にドラマ化の話が持ち上がった。
かつて映画化の際には原作の財前の年齢設定よりずっと若かった田宮(30代前半)も、この時期にはほぼ実年齢と同じ年齢であり機も熟していた。田宮は原作者・山崎豊子に直接願い入れ、快諾を得て1977年(昭和52年)11月にはドラマ化が決定したのだった。
財前五郎の経歴は、浪速大学医学部医学科卒業、浪速大学大学院医学研究科博士課程修了、医学博士。浪速大学病院第一外科助教授、後に第一外科教授。身長5尺6寸(約170cm)、筋肉質の体格の人物。
性格は傲慢で上昇志向が強い。助教授時代から大学での臨床講義を熱心に行い、胃の縫合法である「財前式縫合(ほうごう)」を考案するなど、医学者としても情熱を持っていた。だが教授になった後、里見脩二らの忠告に耳を傾けなかったために佐々木庸平を死なせてしまい、結果裁判に巻き込まれる。
さらに学術会議会員選挙などの雑事に忙殺される中で医局員を票のための手駒扱いし、裏切った者を容赦なく切り捨てるなど次第に人間味を失っていく。
さらに、鵜飼を抜いて医学界の頂点に立ってやろうという野心まで抱くようになったが、志半ばでの病により挫折と苦悩、絶望のうちに死を迎えた。
タンホイザー序曲(ワーグナー作曲)がお気に入りであり、鼻歌まじりに手術のイメージトレーニングを行う。原作では良き家庭人としても描写されているが、映像版ではほとんどカットされている。
名前の由来は、財前は「女系家族(映画版)」のプロデューサーであった財前定生からとった。五郎は苗字の字画が多いためにすっきりしたものをという理由から決定した。
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岡田准一といえば、V6のメンバーのひとりだが、最近は侍もの、現代アクション、時代劇などでも、その存在感で映画俳優として確固たる地位を築いている。硬派のイメージが強い岡田准一なら適役ではないか。
ただ、原作者の山崎豊子は、高身長、骨格などを気にしていたという。
そのため、テレビ朝日がドラマ化権を得て、岡田を押した時に、原作の版元の新潮社は、身長が165cmとみられる(168cmという表記もある。公式プロフィールは169
cm)岡田起用に当初難色を示したという報道もあった(故人・山崎豊子の意向を尊重するということだったようだ)。そんなことは払拭され、いよいよドラマがみられる。
岡田准一(38)主演のテレビ朝日開局60周年記念5夜連続ドラマ「白い巨塔」が今年放送される(日程は後日)。共演は、浪速大学で財前のライバル・里見准教授役に松山ケンイチ(33)、第一外科・東(あずま)教授役に寺尾聰(71)が出演する。
田宮二郎の財前役をリアルタイムで知らない世代にとっては、唐沢寿明の財前役(2003年放送)が印象に残るかも知れない。実際、唐沢版(フジテレビ)は、最終話の視聴率は32.1%というこう視聴率だった。今回はテレビ朝日版となり、放送局としての競争の意地もある?
お手並み拝見と行きたい。
■「蛇足」…日本映画のfpdの生涯ベスト3の1本=「白い巨塔」
(1966)。ほかの2本は「七」と「砂」のつく映画(笑)。
「白い巨塔」は劇場で数回。レーザーディスク(LD)で10回
は見ている。田宮二郎の”野心”むき出しの演技は、おとなし
いジェントルマン的な唐沢では物足りない(笑)。
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