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fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
★「9月1日から「はてな」ブログに移りました。https://fpd.hatenablog.com/

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ブレードランナー2049(2017)を見た。今頃?というよりも、好みの問題で積極的には見なかった映画のひとつ。SF映画の金字塔とも言われ、カルト的な人気となった前作「ブレードランナー」(1982)の続編。そもそも、前作も人気に火がつくまでには時間がかかったようだ。
 
オリジナルは未来都市の映像がVR(仮想現実)を予感させるような作りが印象的だった。日本、アジアなどをごっちゃ煎にしたような空間や、空を浮遊する自動車などが見所だった。「2049」は、批評家の評価は概ね高く、英国エンパイア誌が選ぶ2017年のベスト映画10本にて第2位に選ばれた
 
人間以外のレプリカントやホログラム(人工知能)が、死に直面して生を求めることがあるというのは衝撃的で「ブレードランナー2049」では、レプリカントと人間(本物)の境界線があいまいになっている点も描かれている。
 
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2049年、地球の異常気象と生態系崩壊は更に進行していた。
ロサンゼルス海面上昇で沿岸部が多く失われ、内陸に後退した市街地は巨大な防波堤に囲まれ、6月でも雪が降っていた。
 
LAPD(ロサンゼルス市警)の「ブレードランナー」として旧型のレプリカントを「解任(抹殺)」する職務に就くネクサス9型レプリカントのKライアン・ゴズリングは、ウォレス社製の家庭用AIであるジョイを恋人として暮らしている。

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ある日、Kはロサンゼルス郊外で合成農場を営んでいた逃亡レプリカントのサッパー・モートンを「解任」するが、その庭にある枯木の根元深くよりトランクを発見する。トランクの中身は遺骨で、検死の結果帝王切開の合併症で約30年前に死亡した女性であった。遺骨には製造番号が刻まれており、レプリカントであったことが判明する。
 
レプリカントの出産は前代未聞であり、Kの上司であるジョシ警部補は、事実公表によって起きるであろう社会混乱を憂慮し、Kに事件の痕跡をすべて消すようにと命令する。
 
Kはウォレス社を訪ね、過去の記録から遺骨は2019年に逃亡したレプリカントのレイチェルであること、逃亡直前にLAPDの元ブレードランナー、リック・デッカードハリソン・フォードと恋愛関係にあったことを知る。
 
ウォレスは、タイレル博士が確立していたレプリカントの生殖技術を以前より欲しており、片腕であるレプリカントのラヴにレイチェルの子供を見つけ連れて来るよう命令する。
 
Kはデッカードを知る数少ない人物であるガフを訪ね、彼の行方をくも手がかりを得られない。モートンの農場に戻りもう一度調べると、根に彫られた「6-10-21」の数字の刻印、レイチェルの子供のものと思われる靴下、赤子を抱いた女性の写真などを発見する。
 
刻印された数字の意味とは?靴下や赤子を抱いた女性の写真とは?Kは、デッカードを探し出すことができるのか?K自身はなにものなのか?

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オリジナルの「ブレードランナー」(1982)の舞台は2019年だった
今作の舞台は2049年30年間を説明する前日譚があるという。それが短編映画「ブラックアウト」。そこで描かれているのは、2022年。製造から4年がたち、ロイ・バッティなどのネクサス6型のレプリカントは寿命を迎え、絶滅。
 
タイレル社はそれを受けて、もっと寿命の長いレプリカントを製造する
それがネクサス8。ブレードランナー2049の冒頭でKに“解任”されるレプリカント、サッパー・モートンも同型。彼はちょうどこの年に、ワカンサという惑星から脱走していた。 
 
しかし、レプリカントの寿命が伸びたせいか、人間至上主義が過激になり、レプリカント狩りたる事件が起きるほどになった。これが「スキンジョブ(人間もどき)」という差別用語誕生の背景となってい。 
 
そして複数のレプリカントの計画によって「大停電」が引き起こされ
彼らは、政府に保管されている電子・動力データの破壊を目的としていた。彼らはそすることで、人間になろうとしていたの。 
 
しかし、その「大停電」をきっかけにレプリカント製造が禁止となり、タイレル社は崩壊。その約10年後2036年にウォレス社が飢饉から人々を救った功績を口実に、新たなレプリカントを作ることを要求する。 
 
これらのことは、映画の冒頭にテロップで概略の説明がある。
 
「レプリカント(人造人間)は人間に代わる労働力としてタイレル社が開発した人造人間である。だが何度も反乱を起こし、製造が禁止され、タイレル社は倒産した。2010年代 生態系(エコシステム)が崩壊。企業家ウォレスが台頭し、合成農業によって飢餓を回避した。ウォレスはタイレル社の資産を買いとり従順な新型レプリカントの製造を開始。旧型で寿命の制限のないネクサス8型の残党は”解任”の対象となり追跡された。彼らを追う捜査官の通称は…ブレードランナー」(←これが、映画のタイトルとなる)。
 
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今作のラストで自分がレプリカントである事を改めて自覚したKライアン・ゴズリングは、雪を手に取り、致命傷を負いながら研究所の入り口の階段に横たわ。そこで、全身に降り注ぐ雪を感じる。このあとKは生き続けるのか。 
 
人間が生み出した人造人間“レプリカント”と、人間に反逆する彼らを抹殺する捜査官ブレードランナーの死闘を描いた作品ということだが、前作はフイルムノワール的であり、「2049」は、むしろラブストーリーを描いた作品とも言われている
 
☆☆☆

※「ついに見ましたか?」とは言わないでください(笑)。


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