テレビ朝日開局60周年記念 5夜連続ドラマスペシャル 山崎豊子「白い巨塔」のキャスティングの中で、主要キャストのひとりで財前五郎(岡田准一)の愛人・花森ケイ子役に沢尻エリカの出演が決まった。映画「白い巨塔」(1966)でケイ子を演じたのは妖艶なお色気をみせた小川真由美だった。
小川真由美演じるケイ子は、助教授(現准教授)当時の財前のことを“ごろすけちゃん”と呼んでいた。助教授の「助」(=すけ)を蔑んだ呼び名だったが「教授選に勝ったら、”すけ”だけはとったるわ」という間柄だった。
ケイ子は、バーのホステスで、財前が心を許せる唯一の存在。かつては医者を志し、関西女子医大に入学下が、医学界の封建制と矛盾だらけの人間関係に辟易とし、大学を中退。豊富な知識と美貌、幅広いネットワークを駆使し、教授選を戦う財前を陰ながらバックアップしていく人物だ。
今回そんなケイ子役を演じることとなった沢尻エリカは「世の中的には批判される立場にあるかもしれないですが、ある意味、自分に正直に生きている人だと思います」とこの役についてコメント。
ドラマの主要人物は以下のとおり。
■財前五郎=岡田准一:浪速大学医学部第一外科・准教授。
“腹腔鏡のスペシャリスト”として医学界でもその確かな腕で有名な外科医。貧しい母子家庭出身。そのため奨学金で進学するなど外科医となり、人並み以上の努力で現在の地位にのしあがった。野心家で、自分の外科医としての才能絶対的な自信を持つ。自分と義父(妻の父)の悲願である“第一外科・教授”の座を得るためには手段を選ばない。その傲慢さゆえに敵も多い。
■里見脩二=松山ケンイチ:浪速大学病院第一内科准教授。
財前五郎の親友でありライバル。財前とは異なり、教授などの役職には興味がなく、患者第一で正義感が強い。
■東(あずま)貞蔵=寺尾聰:浪速大学医学部第一外科教授。
財前(岡田准一)の恩師。定年退官を前に、一旦は財前を後継者にしようと考えるが、傲慢不遜な財前に嫌気がさし、別の人物を後任にしようとして、財前と対立する。定年退官後は近畿労共病院病院長。
■花森ケイ子=沢尻エリカ:財前の愛人。
バーのホステス。女子医大を中退するも美貌と知識は豊富。
以下のキャストは順次発表される予定。
財前又一…財前五郎の義親、財前産婦人科医院院長、浪速医師会副会長
財前杏子…財前五郎の妻
東佐枝子…東教授の娘
里見三知代…里見の妻
山田音市…近畿新聞会長
鵜飼良一…第一内科教授・医学部長のち浪速大学学長
大河内清作…病理学科教授
船尾厳…東都大学医学部第二外科教授
気になる配役は、小沢栄太郎が演じた鵜飼(うがい)良一・第一内科教授・医学部長と加藤嘉が演じた大河内・病理学科教授。
とくに、小沢栄太郎が演じた鵜飼教授の憎々しさは天下一品だった。なお1978年版のテレビドラマ版では、田宮二郎、小沢栄太郎、加藤嘉は同じ役を演じていた。それだけはまり役だったということかもしれない。
医学界のドンと言われる東都大学の船尾教授を演じた滝沢修はさすが演劇・舞台の大物、裁判シーンのみと出番は少ないが、その”眼力”と声の迫力には圧倒された。誰が演じるのか。北大路欣也なら適役か。
映画版「白い巨塔」は、第40回キネマ旬報ベスト・テン第1位。
2001年(平成13年)にはDVDでデジタルリマスター版が発売された。
ドラマ「白い巨塔」は2019年、テレビ朝日にて放送予定(日程は後日発表となる)。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。