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fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
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書庫▶洋画 '20〜'60年代

この時代は、1969年を除いては、ほとんどがリバイバル、二番館での観賞か、TVの洋画劇場、一部VHS,DVDなどが中心。
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地上より永遠に」(原題:From Here to Eternity, 1953)を8年ぶりに再見。タイトルは「ここよりとわに」と読む。今回はじっくりと見たので、軍隊の中の群像劇がよくわかった。アカデミー賞で「作品賞」ほか部門を受賞した名作。モノクロ、118分(約2時間)。
 
戦争映画の形をとっているが、戦闘シーンはなく(最後に日本軍の真珠湾攻撃の始まりを描いているが)、軍隊生活の中身を描いて、後の「M★A★S★H」(1970)「キャッチ22」(1971)「フルメタル・ジャケット」(1987)などに影響を与えている。軍隊内の上下関係や理不尽なイジメや無意味な労働をさせるなどの軍内部のシステムを批判する内容となっている。
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ハワイが舞台で、この映画でモンゴメリー・クリフトなどが着ていたアロハ・シャツが人気となって、アメリカ本土でも着られるようになったという。
 
・・・
第二次大戦直前の1941年夏、ホノルルのスコーフィールド基地。兵営にロバート・E・プルウィット(モンゴメリー・クリフト)という青年が転属してきた。プルウ(プルウィットの仇名)は上官に反目したため一兵卒に落され、転属の憂き目となったのだ。

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             ダナ・ホルムズ大尉、ウォーデン軍曹、プルウィット

この新しい部隊の中隊長ダナ・ホルムズ大尉(フィリップ・オーバー)は、ボクシング競技に夢中で、プルウが以前、隊でミドル級のチャンピオンだったことを知って、下士官(士官の下で、曹長・軍曹・伍長など)に昇進を条件に彼にチーム入りをすすめた。
 
だが、プルウはかつてボクシングで戦友を失明させて以来、2度とボクシングはやらないと誓いをたてていた。そのため即座に断った。
 
実質上中隊の支配者であるウォーデン軍曹(バート・ランカスター)は、プルウに反抗はやめろと警告したが、強情なプルウは聞き入れなかった。
 
そのためホルムズ大尉のプルウに対する圧迫は次第に強くなり、彼はしばしば虐待行為を受けた。一等兵のアンジェロ・マギオ(フランク・シナトラ)はひょうきんなイタリア系アメリカ人で、ただ1人プルウの味方になった。
 
ホルムズ大尉の妻カレン(デボラ・カー)は、G・Iの間に噂の的となっている女性で、冷酷で不貞な夫を憎んでいた。そんな中、ウォーデンはホルムズ大尉が不在のカレンの元を訪ね、密会、不倫関係になった。

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           アンジェロ・マギオ(フランク・シナトラ、右から二番

週末の外出に、マギオはプルウをクラブに連れていった。
プルウはその店でアルマ(ドナ・リード)という女と知り合い、恋に落ちた。やがて彼はアルマに結婚を申し込んだが、今の稼業から足を洗い米で更生を夢見るアルマは、彼の申し込みに応じなかった。

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            アルマ(ドナ・リード)とプルウ(モンゴメリー・クリフト)

プルウに対する虐待行為は依然つづけられたが、彼は決して屈せず、ウォーデンも驚くほどであった。真珠湾攻撃直前のある日、マギオが無断外出して酒に酔い、MPに逮捕されて営倉入りとなった。
 
ここでマギオは営倉係の”巨体”ファツォーアーネスト・ボーグナインにひどい虐待を受け、脱走してプルウの許に逃げのびたが、極度の内出血のため絶命した。
 
プルウは心に固く戦友の仇討を誓い、ある夜、町かどでファツォーと決闘した。プルウはついにファツォーを倒したが、自らも重傷を負ってアルマの家に身を隠したのだが・・・
 
・・・
プルウィットを演じるモンゴメリー・クリフトがすばらしい。
ラッパ(トランペット)吹きの名手にして、ボクシングも強い。理不尽な上官の命令やシゴキに耐えながら、従っていたが、ボクシングのリング周りの掃除をしている時に、上官がわざとバケツの汚水を流した時には、堪忍袋の緒が切れて、反発するところは、見所の一つ。しかしそのためにしっぺ返しがある。シャベルで穴を掘らせて、終わったらすぐに穴を埋めろと命じたり理不尽な上官の要求はエスカレート。

カレンから「有能(efficient)だと聞いているが。なぜ有能なの?」と聞かれたプルウィットは「生まれつきです」というと「よく言うわ」といった会話も面白い。

軍隊組織の中で、ソツがなく要領よく立ち回っているのがウォーデン軍曹(バート・ランカスタープルウィットにも「要領よくやれ。中隊長に逆らうな」と釘を刺すのだが。ウォーデン自身は、中隊長や上官には逆らわない。不倫相手のカレンがウォーデンに上官になるよう勧めても、乗り気ではなく、結局、二人の関係は終わる。ウォーデンも、軍人から抜けだせない。
 
アメリカには映画の検閲の「ヘイズコード」が1934年から実施されていた。
1950年当時は不倫を描くことも禁止されていたが、ギリギリの限界で通ったとされる。ヘイズコードは、1968年にMPAA独自のレイティングが設定されたため廃止となった。
 
映画のポスターなどでは、波打ち際でのバート・ランカスターとデボラ・カーのキスシーンが有名で、ラブストーリーの印象があるが、不匠の男女の物語はあるものの、根底は、軍隊の実情は飲んだくれている姿を描き、一方で軍隊の協力を得るために、敵側(日本軍)が攻めて来た時には、女を諦めて、戦うという男の姿も描いている。
 
営倉を担当する巨漢のファツォーアーネスト・ボーグナイン)と一等兵のアンジェロ・マギオ(フランク・シナトラとの喧嘩が面白い。ファツォーは、マギオを”猿ヅラ”といえば、マギオは、ファツォーを”巨体”と罵り、険悪な一触即発の状態となるが、ここでうまく間に入り、仲裁するのが、ウォーデン軍曹だ。ファツォーは、マギオ営倉に来たら痛めつけてやると豪語していたが、現実にそうなるのだ。

ちなみに「暴力脱獄」(1967)のなかで、ポール・ニューマンが、ボクシングはやらないというとボコボコにされたり、無駄に穴掘りをさせられるシーンは、「地上より永遠に」と同じ。
 
■主な出演者:
ミルトン・ウォーデン曹長バート・ランカスター
ロバート・E・リー・プルーイットモンゴメリー・クリフト
カレン・ホームズ(ダナの妻):デボラ・カー
ロリーン(アルマ)ドナ・リード
アンジェロ・マジオフランク・シナトラ
ダナ・ホームズ中隊長(カレンの夫):フィリップ・オーバー
ファツォー・ジャドソンアーネスト・ボーグナイン
バックリー伍長ジャック・ウォーデン
ガロヴィッチジョン・デニス
 
アカデミー賞受賞
作品賞
監督賞フレッド・ジンネマン
助演男優賞フランク・シナトラ
助演女優賞ドナ・リード
脚色賞ダニエル・タラダッシュ
撮影賞 (白黒部門)
録音賞
編集賞
 
ノミネート
「主演男優賞」バート・ランカスターモンゴメリー・クリフト
主演女優賞デボラ・カー
衣裳デザイン賞(白黒部門)
ドラマ・コメディ音楽賞

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☆☆☆☆

※この映画が””お気に入りのguchさんは何回もこの映画を見て、セリフ(もちろん英語)をほとんど暗記しているという。スゴ〜ィ!


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映画「おかしなおかしなおかしな世界」(原題:It's a Mad, Mad, Mad, Mad World,1963)をまたまた見た。所見は1970年代はじめリバイバルでシネラマ大画面で見た。今回3回目。上映時間が長く3時間近い(161分)(途中でインターミッション「休憩」が入る)のが難点。2時間にコンパクトに編集して欲しい(笑)。

監督は「手錠のまゝの脱獄」「ニュールンベルグ裁判」など、どちらかといえば硬派なイメージのスタンレー・クレーマー。タイトル・デザインは「北北西に進路を取れ」「ウエストサイド物語」など多くの名作を手がけたソール・バス

ミッキー・ルーニーなど当時の大物俳優やコメディアンなどが多く出演した豪華ドタバタ喜劇。主題歌はシュレルズ。公開当時は日本で初めてとなるスーパーシネラマ方式で上映。

・・・
南カルフォルニアのパームスプリングス近くの山岳地帯、国道74号線を1台の1957年型フォードフェアレーンが爆走していた。その車はハイウェイを走る数台の車を次々と追い抜きカーブでハンドルを切り損ねると崖に落下して大破
 
それを目撃していた4台の車から5人の男が崖下に降りて事故車から投げ出されたドライバースペンサー・トレーシー、2役)を発見。息を引き取る前に男が言い残した言葉は「ロジタ公園に35万ドルが埋めてある。大きな”W”が目印だだった。

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4台の車に乗る5人の男達は、海草会社社長ラッセル(ミントン・バール)と妻のエメリン(ドロシー・プロバイン)、妻の母マーカス夫人(エセル・マーマン)の1台、歯科医クランプ(シド・シーザー)とその妻モニカ(イーディ・アダムス)の1台、ギャグ・ライターのベンジャミン(バディ・ハケット)と相棒のベル(ミッキー・ルーニー)の1台と家具運搬中のパイク(ジョナサン・ウィンタースだった。

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           大金を発見した時の”分け前”について話し合うが・・・。

一方、ツナ缶詰工場から35万ドルを盗んだ強盗犯を15年間追い続けていたサンタ・ロジータ警察のT・G・カルペッパー刑事部長(スペンサー・トレイシー)は、前科があるグローガンを真犯人と睨み署の警官を動員し密かに尾行していた。
 
カルペッパーは事件が解決したら引退し年金暮らしをする事を夢見ていたのだが、グローガンが事故死をしたという報告を受けて落胆する。しかし、事故の目撃者が5人ことを知り、5人に警官が聞き込みをするが、何も言っていなかったという
 
目撃者一行は、路肩に車を止めると35万ドルの分配についての相談を始めるが、目撃者一行が車を止めて何か話し合っていると報告を受けたカルペッパーは、目撃者5人がグローガンから35万ドルの所在を聞いたのではと推理し、目撃者一行を秘かに尾行するように命じる。
 
クランプが提案した分配案は否定され結局見つけたものの”早い者勝ちということになり、目的地に向けて4台の車による追いつ追われつの宝探しレースが始まった

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4組の男女は途方もない大金に初めは呆然としたがもしかしたらという欲が起こった。各組は警察から監視されているのも知らずに、金を一人占めにしようとロジタ市を目指して爆走が始まったのだが・・・。
 
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■主な出演者:
カルペッパー警部 スペンサー・トレイシー
ラッセル・フィンチ ミルトン・バール
メルヴィル・クランプ シド・シーザー
ベンジー・ベンジャミン  バディ・ハケット
マーカス夫人 エセル・マーマン
ディン・ベル  ミッキー・ルーニー
シルヴェスター・マーカス  ディック・ショーン
オットー・マイヤー フィル・シルヴァース
アルジャーノン・ホーソン  テリー・トーマス
レニー・パイク  ジョナサン・ウィンタース
モニカ・クランプ  エディ・アダムス
エメライン・フィンチ  ドロシー・プロヴァイン
タイラー・フィッツジェラルド  ジム・バッカス
警察署長  ウィリアム・デマレスト
スマイラー・グローガン  ジミー・デュランテ
タクシー運転手  ピーター・フォーク
車でカルペッパーの帽子を轢く男  ジェリー・ルイス
消防士  三ばか大将
波止場の男  バスター・キートン
スタッフ
監督・製作: スタンリー・クレイマー
脚本:ウィリアム・ローズタニア・ローズ
撮影:アーネスト・ラズロ
音楽:アーネスト・ゴールド
主題歌:シュレルズ
タイトルデザイン:ソール・バス

ビルの外階段に取り残されたよくまみれの男たちを消防車のクレーンのはしごで救おうとするが、はしごに乗った男たちが重すぎて、はしごが大揺れ。人物があちこちの吹っ飛ばされるシーンは、抱腹絶倒。

おしゃべりで口うるさいマーカス夫人を演じたエセル・マーマンが印象に残る。
周りから、”くそばばあ”と言われると、怒り出す。息子とべったりで、この息子が、マザコンのバカ息子。母親がいじめられていると知ると、車を飛ばすが・・・。

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贅沢に俳優を使っているが、その割には、おバカ・ドタバタ映画で、今見ると、ややイマイチ。カーチェイスは見所で「ブリット」(1968)「フレンチ・コネクション」(1971)が登場するまでは、カー・チェイスものではトップクラスの迫力がある。

☆☆☆
 

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アラビアのロレンス (1962)を再見した(初回の劇場リバイバル鑑賞は1971年、テアトル東京にて)。果てしなく続く雄大な砂漠と地平線、美しい夕陽の映像美や、列車の爆破脱線シーン、壮大なスケールの戦闘シーンなどが今見ても驚異。

新人だったピーター・オトゥール”ロレンス”の栄光と挫折を、重厚な脇役陣を迎えて描く比類ないスケールのデヴィッド・リーン監督の最高傑作

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20紀映画の金字塔ともいわれ、壮大な映像とモーリス・ジャールの映画音楽、ロレンスがマッチの火を吹き消した後に砂漠に太陽が昇る名シーンなどが印象深い。
 
オスマントルコからのアラブ独立(アラブ反乱)に関与した戦いの末に、指導者や指揮官に利用され、さらに部族同士の愚劣な対立が、イギリス人青年将校ロレンスアラブに対する情熱を失わせ、挫折するまでを描いたヒューマン・ドラマでもある。
 
撮影期間は当初5ヶ月を予定していたが、実際の撮影には2年3ヶ月も要した。ロケ地は、ヨルダン、スペイン、モロッコ、ロンドン、サリー州、カリフォルニア州など。

アカデミー賞で、7部門で受賞作品・監督・編集・録音・美術(カラー)撮影(カラー)・作曲賞。オトゥール(主演)・シャリフ(助演)はノミネートにとどまった。
 
簡略ストー リー
1935年。
ゴーグルと付けてオートバイで走行中の男自転車を避けようとして道路を外れ転倒し死亡。ドーセット州モートンの教会で行われたその男の葬式には多くの人が参列銅像も建てられることになった。

新聞記者が故人について参列者に尋ねると「素晴らしい業績をあげたがよく知らない」「英雄だが自己顕示欲にまみれた男」「彼ほど偉大な人物は居ない」と評価は毀誉褒貶(きよほうへん)相半ばしていた。 

1916年。
イギリスの外交官のドライデンクロード・レインズは、周囲から無骨者で通り、変人扱いされているものの、アラブについて精通していることから、イギリス軍エジプト駐屯部隊情報部のトマス・エドワード・ロレンス中尉ピーター・オトゥールに、シリアの王子ファイサルアレック・ギネスに会い、協力を要請する任務に就かせる。

早速、アラビア半島へ渡ったロレンスは、ファイサルの部下アリオマー・シャリフと出会うものの、その案内を断る。

ロレンスは途中イギリス軍のブライトン大佐アンソニー・クェイルと出くわし、トルコ軍の襲撃を受けているファイサルの元にたどり着く。

ブライトン大佐は、苦戦するファイサルに撤退を勧めるが、アラブ人の心を知るロレンスは、地中海に向けて巨砲を構える港湾都市アカバを、内陸から攻める作戦を立てる。

到着したアリは、ネフド砂漠を渡るのは不可能だと言ってロレンスの無謀さを非難するが、50名を率いるロレンスアカバに向かったが・・・。

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映画の中で見られる太陽と砂の映像が神々しささえ感じさせる
アラビアの砂漠の自然の美しさと厳しさヨルダンのフセイン国王が全面的に撮影協力し。本物の武器を無料で貸し出し、圧巻は膨大の数のエキストラ。3万人の砂漠パトロール隊と1万5000人の実在のアラブ遊牧民「ベドウィン」がアラブとトルコの兵士のエキストラになっているというから驚きだ
 
・・・
監督:デヴィッド・リーン
製作:サム・スピーゲル
脚色:ロバート・ボルト
撮影:フレデリック・A・ヤング
編集:アン・V・コーツ
音楽:モーリス・ジャール
出演
トマス・エドワード・ロレンスピーター・オトゥール
ファイサル王子:アレック・ギネス
アウダ・アブ・タイアンソニー・クイン
アリ:オマー・シャリフ
エドモンド・アレンビー将軍:ジャック・ホーキンス
ジャクソン・ベントリー:アーサー・ケネディ
ハリー・ブライトン大佐:アンソニー・クェイル
ベイ:ホセ・フェラー
ドライデン:クロード・レインズ
ガシム:I・S・ジョハー
イギリス映画
配給コロンビア・ピクチャーズ
1962年製作216分/228分(ディレクターズ・カット)
製作費 $15,000,000
北米興行収入 $44,824,140
世界 $70,000,000 
第35回アカデミー賞
7部門受賞作品・監督・編集・録音・美術(カラー)撮影(カラー)・作曲賞);ノミネート主演男優(ピーター・オトゥール)助演男優(オマー・シャリフ)脚色賞
 
今回は、ブルーレイで鑑賞(「DVD」もあるが画質が違う)。 

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かつて、テレビの洋画番組で放送もされたが、砂漠から蜃気楼のように豆粒で登場するアリ(オマー・シャリフ)のシーンなど、素晴らしさは半減以下で、途中で見るのを中止したことがある(笑)。

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オールタイム・マイベスト映画の1位作品。
☆☆☆☆☆
(☆4個が最高だが、ベスト3作品だけ☆5個があり、そのうちの1本)


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風と共に去りぬ」(原題: Gone with the Wind193940数年ぶりに再見した。
ことし映画製作80周年となる。監督はヴィクター・フレミング。主演はヴィヴィアン・リークラーク・ゲーブル
 
映画は1940年のアカデミー賞作品賞監督賞主演女優賞ヴィヴィアン・リー)、助演女優賞ハティ・マクダニエル・黒人俳優初)、脚色賞ほか特別賞を含め9部門を受賞

題名は南北戦争という「風」と共に、当時絶頂にあったアメリカ南部白人たちの貴族文化社会が消え「去った」事を意味する。 アイルランドにあった土地タラにちなんで、ジョージア州にアイルランドから移民としてやってきたオハラ家の土地も象徴的にタラと呼ばれていた。
 
・・・
「風と共に去りぬ」を初めてみたのは1970年代初頭。
東銀座にあった「松竹セントラル」だった。斜向かいには「東劇」があった。
映画はリバイバルで、座席は最前列しか空いていなかった。そのため、70ミリ大画面を見るのに、足を伸ばすことはできたが、座席の背もたれに寝そべるように上を見上げる格好で見たので、見にくかった。首が疲れたのを覚えている。いくら名作に進路を取っても、状況によっては、100%映画の価値を味わえないこともある(笑)。
 
・・・
舞台は南北戦争の頃のジョージア州
多くの農場経営者は、資金面では北部の資本に依存してた。また綿花などの産物も、多くは北部の工場で加工されていた。経済的に北部が南部を支配する中で、貴重な労働資源である黒人奴隷の人権問題がクローズアップされたことに南部は反発することになる
 
1860年から61年にかけて、南部が合衆国から独立しようとしたことで、ついにアメリカ合衆国の歴史の中で唯一の大規模な内乱が起きることになる。リンカーンが立ち上がった南北戦争だ。

映画が南部の視点で描かれる。
北軍はヤンキーと呼ばれ、南部が滅びていく姿が描かれる。

映画の前半では、南北戦争に負け、食べ物も衣類も希望をすべて奪われた何部の土地で、それまでは大地主の令嬢だったスカーレット・オハラは絶望を知る。畑の人参をそのまま食べようとして泣き伏すシーンがあるが、二度と飢えに泣かないと誓う。

レットと結婚したスカーレットだったが、一人娘のボニーを失くす。
レットはスカーレットに言う。
「今にして思えばすれ違いばかりだ。でももう遅い。ボニーさえいてくれたら、出直せたかもしれん。ボニーはオレの支えだった。(中略)でもあの娘は逝ってしまった。ハンカチをくれてやる。まさか君(スカーレット)がハンカチを使うとは夢にも思わなかったがな。あわれな女だな」と捨て台詞を言って去っていく。

スカーレットのモノローグが続く。
「あの人が戻ってくるか、頭が変になりそう。あす考えましょう。でも早く考えなくてはダメ。」ここで、複数の声が被さって聞こえてくる。「いつまでも残っているのは土地だけだ」「生きる力を与えてくれるのは、タラの赤い土だ」「タラだよ。大切なのは、タラ!タラ!」顔を上げるスカーレット。「タラ!」「私のふるさと」「帰りましょう。タラに帰ってから考えましょう。」「そうだわ。明日に望みを託して」。

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この映画の最後の名セリフ「Tomorrow is another day.」は、かつては「明日は明日の風が吹く」と訳されていたが、今は「明日に望みを託して」とされているようだ。セリフとしてはあまりしっくりこないが(笑)。

・・・
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スカーレット・オハラ役をめぐっては、ベティ・デイヴィス、キャサリン・ヘプバーンなど当時のトップ女優を含めて数十人が候補に挙がったという。結果的には、全く無名のヴィヴィアン・リーが抜擢された。
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ヴィヴィアン・リーの演技は素晴らしく、スカーレットのじゃじゃ馬で自分勝手な性格でありながらも、男社会の中で、強い意志と力を体現する女性像を確立した。

兵士の死体、負傷兵などのシーンでは、大量のマネキンも使われたという(笑)。

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日本での初公開は戦後の1952年。戦争をはさんで製作から13年後の公開だった。
2005年まで全米歴代映画興行ランキングで1位だった(レート変換総収入)。 

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SF映画の金字塔と言われる禁断の惑星(原題:Forbidden Planet1956)を見た。今から60年以上も前に、人類が宇宙に飛び出し、別の惑星にも人類以上に進化した生物がいたなどをテーマにしているところが斬新。3D映像も登場する。

後に「裸の銃を持つ男」(1988)などで知られる若き日のレスリー・ニールセンが主役を演じている。共演は「わが谷は緑なりき」「ミニヴァー夫人」などのウォルター・ピジョン、「日本人の勲章」「暴力教室」などのアン・フランシスなど。
 
・・・
宇宙移民がはじまった2200年代。アダムス機長(レスリー・ニールセン)が率いる宇宙船C−57−Dは、20年前に移住しその後連絡を絶った移民団の捜索のために、惑星第4アルテアへ着陸した。アルテア移民団の生き残りは、モービアス博士(ウォルター・ピジョン)と、アルテアで誕生した彼の娘であるアルティラ(アン・フランシス)の2と、モービアスが作り上げたロボット・ロビーだけだった。

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モービアス博士は捜索団に対して、当初は着陸を拒否してが、生命の保証はしないことを条件に、着陸を認めた。モービアスが言うには、アルテアにはかつて強大なクレール人が住み2万年以上前の全宇宙を支配し、アルテアを不可侵の星“禁断の惑星”としていた。調査団はその怒りにふれたことから、皆殺しにされた。しかし人類より数百万年も進化したクレール人は、精神内部の完成直前、一夜にして滅亡してしまった、と説明するのだった

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モービアス博士は一同をクレールの遺跡、原子物理研究所へ案内する。
アダムス機長は感嘆の末、その設備を地球に持ち帰りたいと申し出たが、モービアス博士は反対しアダムスらに、早く地球へ戻れという。そして移民団は正体不明の怪物に襲われて自分たち2名以外は死んでしまったという。

残ったモービアスは、クレール人の遺跡に残っていた巨大なエネルギーを生成する設備を分析・使用し、モービアス自身の能力を飛躍的に増進させていた。
 
ロビーもその結果できたものだった。さらにモービアス博士は、おそらくC−57−Dも怪物に襲われるだろうと予告し、一刻も早くこの星を離れるよう求める。
 
そしてモービアスの言葉通りにふたたび現れた怪物はC−57−Dを襲撃、乗組員を殺害し始めた。しかしアダムス機長は、アルティラと恋仲となったこともあり、即時の離陸を拒否。モービアス博士とアルティアを、あるいはせめてアルティラだけでも、地球に連れ帰ろうとする。

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いよいよ怪物の猛威が彼らに迫ったとき、クレール人の遺跡のエネルギーが最大出力に達していた事に気付いたアダムスは博士を問い詰める。そして彼は、怪物の正体が「イドの怪物」とでも呼ぶべき、モービアスの潜在意識、自我そのものだということを見破る。

移民団やC−57−Dの乗組員を襲った怪物も、実は遺跡の装置によって増幅され具現化したモービアス博士の潜在意識(憎しみ)のなせるわざであった。
 
そしてクレール人も、自分たちの潜在意識を制御しきれず、巨大なエネルギーでお互いに殺し合い、自滅したのだ。

怪物はアダムスや博士達に襲いかかる。博士はロビーに攻撃するよう命じるが、元が主人である怪物を撃つことが出来ない。自らの心の暗黒面を正視したモービアスは、怪物の前に立ち塞がる。
 
怪物は消滅したが、モービアス博士は瀕死の状態だった。
彼は遺跡の自爆装置を作動させ、アルテアもろとも滅びる道を選ぶ。
アダムス機長はアルティラとロビーを伴ってC−57−Dに戻り、アルテアが爆発する寸前に辛うじて惑星から脱出したのだった。
 
・・・
2001年宇宙の旅」1968)の10年以上も前、「スターウォーズ」(1977)から20年も前に、SF映画の分野で、斬新なアイディアと高尚なプロットをもつ映画が制作されていたことに驚かされる。アン・フランシスのナイスバディもみどころ

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■「禁断の惑星」(原題: Forbidden Planet1956・米)
監督フレッド・マクロード・ウィルコックス
製作ニコラス・ネイファック
原案アーヴィング・ブロック、アレン・アドラー
脚本シリル・ヒューム
音楽ルイス&ベベ・バロン
撮影ジョージ・J・フォルシー
出演ウォルター・ピジョン、アン・フランシス、レスリー・ニールセン、ウォーレン・スティーヴンス、ジャック・ケリー、リチャード・アンダーソン、アール・ホリマン、ジョージ・ウォレス、ボブ・ディックス。

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