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fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
★「9月1日から「はてな」ブログに移りました。https://fpd.hatenablog.com/

書庫▶洋画 '20〜'60年代

この時代は、1969年を除いては、ほとんどがリバイバル、二番館での観賞か、TVの洋画劇場、一部VHS,DVDなどが中心。
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ブーベの恋人」(原題:La Ragazza di Bube1963)を再見した。原題のRagazzaは、「女の子」あるいは、彼女といったニュアンス。

この映画は、クラウディア・カルディナーレの映画では、表情も演技もベストワンの作品かもしれない。
 
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電車の窓に映るマーラ(クラウディア・カルディナーレ)。
マーラの回想で物語が進む。ラストシーンで同じ場面になるが、マーラは、留置場にいる恋人ブーベ(ジョージ・チャキリス)に2週間に一度面会するために、電車に乗っていたのだ。すでに七年間、同じ生活を送ってきた。そして、ブーベが刑期を終えるのは、更に七年後だった。

イメージ 3「あと七年待つ。その時に私は34歳。ブーベは37歳になる。あっという間だわ。」のラストのセリフは、かつてマーラに想いを寄せていた印刷所に勤めていて、たまたま数年ぶりに駅のホームで再会したステファノ(マルク・ミシェルに言うセリフだった。
 
マーラは回想する1944年の終戦=解放の日。パルチザンであるマーラの兄の同胞ブーベ(ジョージ・チャキリス)が悔やみを言いにマーライメージ 8家を訪れた。針と糸を貸してくれという彼の破れたズボンを繕ってやるマーラ。
 
その夜、家に世話になったブーベはパラシュートの絹布を彼女に贈った。布切れでブラウスを作った。以来、彼からの便りを待つ日が続いた。
 
週一回決まってよこす手紙には、仕事や党活動に明け暮れる報告しか書かれておらず、愛の言葉はなかった。幾度か慌ただしい訪問のあった後、彼は求婚したが、同時に沈痛な面持ちで、仲間を撃ったファシストの署長とその息子を殺し、追われる身となったことを告げるのだった・・・

やがて、憲兵に逮捕され、裁判で14年の刑となる。”終身刑”かと思われたが、バスに乗っていた時に、ファシストの司祭を群衆の手から引き離し憲兵に渡したことが減刑につながった。
 
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ファシスト根絶をめざすパルチザン(ゲリラの類語で、ファシズム体制への抵抗運動組織)の存在や、当時のイタリアの社会状況、印刷所の”活版”印刷など旧式の機械などが興味深かった。
 
マーラの女友達リリアーナは、マーラに、憲兵から逃げ回っているブーベなど諦めて、今を生きたほうがいいという。マーラは、印刷工のステファノというボーイフレンドもできて楽しい時を過ごし、ステファノから告白もされた。真面目で申し分のない相手だったが、マーラはステファノに会わない決断をくだす。「ステファノ、私にはこれしか道はない。私は”ブーベの恋人”よ」。
 
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映画館で映画を見るシーンがある。
映画は「哀愁」(原題:Waterloo Bridge1940だった。入場料は50リラ(当時)。
マーラの女友達リリアーナが「哀愁」の看板を見て「この”哀愁”っていう映画、内容を聞いたけど泣けるわよ」とマーラに言う。「ある士官が恋人を残して出征するの。彼の戦死報告を聞いた恋人は絶望して道を踏み外す」「どうしたの」「娼婦になる」「それ以上は言わないで」。
  
戦後の混乱期の揺れる世相を一人の平凡な女性の目を通して描く社会派メロドラマ。繰り返し流れるカルロ・ルスティケリの大ヒットした主題曲が切なく作品にマッチしている。


イメージ 7映画主題歌を日本語に翻訳カヴァーし、いしだあゆみビクターレコード)、ザ・ピーナッツキングレコード)が競作でシングルレコードリリースされた。

ザ・ピーナッツの歌は昔から馴染みがあるが、いしだあゆみの歌は聞いてみたが、やや合わないような気がした。

                                 「ブーベの恋人」の主題歌:ザ・ピーナッツ。
              再生不可の場合はYouTube:https://youtu.be/vr-zRGVvtO8


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」(原題:(伊)La Strada)を再見した。1954年製作イタリア映画
日本では1957年5月に公開された。監督は、フェデリコ・フェリーニ1956年のアカデミー外国語映画賞を受賞した。自他共に認めるフェリーニの代表作の一つ。
 
フェリーニの作品の中では最後のネオリアリズム映画といわれる。アンソニー・クイン以外は日本では無名で、ジュリエッタ・マシーナも美人とは言いがたかったが、日本でも上映されると口コミで評判を呼んだ。
 
(ストーリー)
旅芸人のザンパノアンソニー・クインは芸の手伝いをするローザという女が死んでしまったため、その妹のジェルソミーナジュリエッタ・マシーナをタダ同然で買い取った。ジェルソミーナの母親が受け取ったのは10,000リラ(イタリアの通貨で、ユーロに代わる2002年まで使われた。10,000という数字は大きいが日本円換算で700円程度。現在の貨幣価値で見ても6,000円程度か)。
 
ジェルソミーナは,母親の喜ぶ姿に、ザンパノに売られていくことになる。
粗野で暴力をるうザンパノと、頭が弱いが心の素直なジェルソミーナは一緒に旅に出るのだった

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道化の格好で芸をするジェルソミーナ。新しい生活にささやかな幸福さえ感じていたのだが、ザンパノの態度に嫌気が差し、街へと逃げてしまう。そこで陽気な綱渡り芸人イル・マット(リチャード・ベースハートに出会う。
 
ジェルソミーナはザンパノに連れ戻されるが、イル・マットのいるサーカス団に合流することになる。イル・マットはザンパノと古くからの知り合いらしく、何かとからかってザンパノを逆上させる。
 
ある日、我慢の限界を超えたザンパノはナイフを持って追いかけるのだが、その行いで警察に逮捕されてしまう。
 
イル・マットはサーカス団から追放され、ジェルソミーナに助言を与え去って行く。翌日、ジェルソミーナは釈放されたザンパノを迎え、2人だけで芸をする日々をすごした。
 
しかし後日、ザンパノは故障した自動車を直す綱渡り芸人を見かける。仕返しする機会を待っていたザンパノは綱渡り芸人を撲殺してしまう
 
ジェルソミーナは、綱渡り芸人の死に放心状態となり、なきがらのそばから離れようとしなかった。ザンパノは、大道芸のアシスタントとして役に立たなくなったジェルソミーナを見捨て、居眠りしているジェルソミーナを置き去りにして去っていく
 
数年の時が流れ、見知らぬ海辺の町に立ち寄ったザンパノは、耳慣れた歌を耳にした。ザンパノが、口ずさんでいた女にたずねると、ラッパを吹いていた旅芸人の女が歌っていたが、しばらく海岸を放浪していたが、誰にも省みられることなく死んでいったという。ザンパノは、ジェルソミーナが死んだことを知り、絶望的な孤独感に打ちのめされ、海岸でひとり嗚咽を漏らすのだったWikiなど)。
 
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「道」は1971年にテレビ放送された時に見ている。
当時はアラン・ドロン、ロバート・レッドフォード、クリント・イーストウッド、チャールズ・ブロンソンなどの映画が全盛期で、イタリアのモノクロの地味な映画で、「鉄道員」などと並んで音楽は印象に残るものの、暗い印象があり、その映画の凄さというのは理解していなかったようだ。
 
今見直してみて、綱渡り芸人の言葉、粗野を体現したようなザンパノの生き様、薄幸の代名詞のように言われるジェルソミーナの無垢でアタマが少々弱いが健気な生き方などがよく描かれているのがわかる。
 
綱渡り芸人が、ジェルソミーナに言うセリフ。
「お前の顔はおかしいね。女なのか。まるでアザミのようだ」と。さらに続けて「ザンパノにロバのようにこき使われるより、一緒に綱渡りサーカスをやらないか」と誘うのだ。自信を失っているジェルソミーナに「世の中のものは、石ころでもなにかの役にたっている。よくは分からないが、空の星だって、アザミの顔のお前だって、役に立っている」と元気づける。
 
綱渡り芸人のバイオリンのメロディに魅せられるジェルソミーナは、バイオリンの演奏のあとに続いてラッパを吹くのだが、この時ばかりは、ジェルソミーナは生き生きしていた。ジュリエッタ・マシーナが悲しそうな表情や、嬉しそうな表情や、絶望の表情など様々な顔を見せる。時には女チャップリンのような道化の仕草で笑わせる。
 
アンソニー・クインは、1952年「革命児サパタ」マーロン・ブランドと共演。アカデミー助演賞を受賞。以降はその実力を存分に発揮して共演した俳優陣を強烈な存在感で圧倒。1954年の「道」では本能を剥き出しにする主人公を演じて国際的スターとして踊り出た。この当時39歳だった。

ニーノ・ロータのテーマ曲が何度も出てくるが、そのメロディが印象深い。

                              映画のハイライトシーン。

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イメージ 6西部劇の名作シェーン (1953)を再見した。
一度見ているからいいや、というのは大きな間違い(笑)。10代後半か、20歳前後で見たときには理解できなかったことが、一定の年齢で分かるようになるということがある。大昔に見ただけという人には再見をおすすめ。
 
「シェーン」も、単にガンさばきの早い流れ者のガンマンの話ではなかった(笑)。

時代背景と、ジョージ・スティーブンス監督がなぜ「シェーン」を作ったかを知ると興味が倍増する。
 
アメリカ人なら誰でも知っている西部開拓時代最大の悲劇「ジョンソン郡戦争」が下敷きになっている。

「ジョンソン郡戦争」とは・・・。
西部開拓時代も終りに近づいた頃、すでにニューヨークでは鋼鉄製ケーブルのエレベーターが普及し高層ビルが建ち始めている時代ヨーロッパからの移民農民には開拓農地が自分の物になる制度がまだ有効だった。農民は、未開拓のある土地に5年間住むと、その土地は自分のものになった。
 
物語の舞台、北西部のワイオミング州ジョンソン郡では新規に移民して来た農民が開拓地を広げていく一方で、古くからこの土地につき大きく地盤を広げていた大牧場主たちとの間で確執が起こっていた

大牧場主たちは、新開拓民を殺してしまえば丸儲けになるばかりに実行にうつしてしまうというものだった。

同じく、それを描いているのが「天国の門」(未見)で、大牧場主の雇った流れ者の傭兵部隊に対して果敢に銃を取って戦いを挑んだ開拓民のフロンティア魂が無残に踏みにじられる話だ。
 
ジョージ・スティーブンス監督は、第二次世界大戦のヨーロッパ戦線で、連合軍の映画班として、戦争の現場を撮影し続けた。ナチスにより殺されたユダヤ人の死体の山などもカメラに収め、その映像は「ニュールンベルグ裁判」で証拠として提出されるなど、裁判に大きな影響を与えている。
 
そうした、戦争の生々しい体験をしてきたスティーブンス監督は、それまでの西部劇にはない映像を見せたかった。例えば、銃の撃ち合いで、弾を受けた状態を、実際に見てきた体験からリアルに描いた。45口径の銃弾を受けた場合には、人間は後方に吹き飛ばされるというもの。弾を受けた胸を押さえて「ううぅ」とうなるレベルではないようだ(笑)。
 
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後から知ったが「シェーン」が原点として影響を与えた人物、映画は数しれない。

クリント・イーストウッドの西部劇(「奴らを高く吊るせ」「荒野のストレンジャー」ほか)、「タクシー・ドライバー」(ロバート・デ・ニーロが鏡の前で「俺に言っているのか?」は「シェーン」で、アラン・ラッドがバーのカウンターで、クリスに絡まれるシーンでのセリフだ)、サム・ペキンパーのバイオレンス西部劇「ワイルド・バンチ」などがある。

■「シェーン」(カウンターに座っているシェーンにクリスが近づいてきて話しかける)
 Shane: You speaking to me? (俺に言っているのか?)
  Chris Calloway: I dont see nobody else standing there (ほかに誰が
 いる)。
 
■「タクシー・ドライバー」(鏡に向かって自分に話しかける主人公トラヴィス)
 Travis: "You talkin' to me? 俺に話してるのか?
以下続き:You talkin' to me? You talkin' to me? Then who the hell else are you talkin' to? You talkin' to me? Well I'm the only one here. Who the fuck do you think 
you're talking to?"

 

近年では、ライアン・コズリング主演の「ドライヴ」の母子との切ない恋もまさに「シェーン」そのものだ。少年の目から見たヒーローという点では「マッドマックス2」もそうだ。
 
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(あらすじ)
南北戦争後。
ワイオミング州の西部に広がる高原、グランドティートン山が前にそびえ立っているジョンソン郡の開拓地牧畜業者と農民との間でいがみ合いが続いていた。

南北戦争後に政府は西部開拓を積極的に進めるために、入植した農民が5年間耕作すると無償で一定の土地が得られる法律が作られて、農民が新しい土地に開墾に入るとそこに牧場主がいて、各地で争いが生じていた。
 
この土地では従来からの権利を主張する牧畜業者のライカー(エミール・メイヤー)一家と開拓者たちが対立していた。開拓者が来る前に、先住民族と戦い、この土地を今日の様にしたのは自分達だとライカーは主張していたのだ。

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ある日、この土地にやってきた流れ者のシェーン(アラン・ラッド)は、ある開拓者の住まいに辿り着き、飲み水をわけてもらう。開拓者の主のジョー・スターレット(ヴァン・ヘフリン)から「ライカーの仲間か」と聞かれるが、そこへライカー一家がやってきて従来の主張を繰り返す。
 
シェーンはジョーに加勢しライカー一家を追い返す。
ジョーはシェーンを夕食へ招待し、夕食をおごられたシェーンは、作業を手伝いこの家に留まる決心をする。

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やがて息子のジョーイ(ブランドン・デ・ワイルド)と仲良くなり、そしてジョーやその息子ジョーイと友情を結ぶシェーンだった。ジョーの妻マリアン(ジーン・アーサー)は彼に惹かれ、またシェーンも彼女に惹かれてゆく。そして農民たちとも親しくなっていった。
 
シェーンはジョーの遣いで針金を街に受取に行き、自身の作業服も買おうとするが、酒場でライカーの手下に侮辱を受ける。実力を出せばと思うも、この土地に定着する決心をしたシェーンは甘んじて侮辱を受け流す。

しかし、シェーンが腰抜けと言う噂が流れたため、シェーンは次に開拓者達と街に行った際に、逆にライカー一家に喧嘩を売り、ジョーもシェーンに力を貸して、ライカー一家を叩きのめしてしまう。
 
ここで、シェーンとジョーとの殴り合いに敗れたライカー一家はシャイアンに遣いを送り、殺し屋のウィルスン(ジャック・パランス)を雇う。力ずくで農民たちを追い出す魂胆であった。

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殺し屋ウィルスンは開拓農民の一人トーレーを挑発し、トーレーが銃に手をかけたとたんに早撃ちの1発で殺害する。

その暴虐に農民達は恐れて立ち去ろうとする者がいる一方で、スターレットは立ち向かうことを主張した。

そして、この抗争に終止符を打つため、ライカーがジョーに話し合おうと呼びかけたことで、ジョーは単独でライカーに会いに行こうとするのだったが、シェーンは罠だと諌めて力ずくで止め、一人でライカー一家に立ち向かう。
 
シェーンは酒場でライカーやウィルスンを、「0.5秒」(映画公開時のうたい文句で、その後のフィルム分析では0.3秒と判明)の早撃ちで倒した。

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そして、2階からシェーンを狙い撃とうとしたライカーの弟は、ジョーイのとっさの掛け声で、シェーンに返り討ちにされる。しかし、シェーンもまた脇腹を撃たれていた。
 
彼が家に来てから彼を慕い、憧れていたジョーイは犬とともに酒場まで追いかけてきたのだった。傷ついた身体を心配して一緒に家に帰ろうと呼びかけるジョーイに、シェーンは「人を殺してしまえば、もう元には戻れない」と言って、馬に跨りワイオミングの山へと去っていった。
 
必死に呼びかけるジョーイの声はやがて「シェーン!! カムバック!!」と山にこだまするのであった。
 
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ジョーイがライフルで遊んでいたが、カチッと音を出した時に、シェーンが、銃を抜く構えを見せた。常に、見えざる敵に対して用心している姿勢がうかがえる。

シェーンが何者かはほとんど語られていないが、南軍くずれの傭兵とみられる。
それは、はじめてジョー・スターレットの土地にたどり着いた言葉が「通っていいかな。個人の土地とは知らずに。北へいく。」というのだ。

また、殺し屋ウィルソンについて耳にしていたシェーンは、ウィルソンに向かって「噂を聞いている」というと、ウィルソンが「どんな噂だ」と聞き返す。「ヤンキーの嘘つきだ」と答えるのだ。当時、ヤンキーというのは、アメリカ北部の人間に対する侮蔑の言葉であるからだ。
 
「シェーン」は西部劇として、様々な要素を含んだ傑作とされるが、西部劇であると同時に、秘めたラブ・ストーリーも描いている。

少年ジョーイが、母親のマリアンに「お父さんと同じくらいシェーンが好きだ」というと、あまり好きになるなという。ジョーイがまるでマリアンの心を代弁しているように感じたマリアン。別かれるのが辛くなるから、とジョーイに諭すのだ。
 
ジョーイがシェーンに「何故行ってしまうの」というとシェーンは「それが生き方だからだ。人を殺した烙印を押された者は、もう戻れないんだ」と語って去っていく。

もうひとつ忘れられないのは、ヴィクター・ヤングによる牧歌的かつ雄大な楽曲だ。
 
スタッフ
監督・製作:ジョージ・スティーヴンス
脚本:A・B・ガスリー・Jr.
原作:ジャック・ジェーファー
音楽:ヴィクター・ヤング
撮影:ロイヤル・グリヴス
編集:ウィリアム・ホームベック、トム・マクアドゥー
キャスト
・シェーン:アラン・ラッド
・マリアン・スターレット:ジーン・アーサー
・ジョー・スターレット:ヴァン・ヘフリン
・ジョーイ・スターレット:ブランドン・デ・ワイルド
・ジャック・ウィルソン:ジャック・パランス
・フランク・トーリ:イライシャ・クック・ジュニア
・クリス・キャロウェイ:ベン・ジョンソン
・ルーフ・ライカー:エミール・メイヤー
 
改めて見直すと、様々なセリフや情感や、決闘シーンの緻密さなどがわかって面白かった。西部劇映画のベスト10のひとつにこれまではなんとなく上げていたが、ベスト3に入れてもおかしくない映画だ。


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キートンの大列車追跡(原題:The General、1927)を見た。
日本初公開時のタイトルは「キートン将軍」。後に「キートンの大列車強盗」となり、
1970年代のリバイバル上映時に「キートンの大列車追跡となった。登場する蒸気機関車の名称が「将軍」でもある。

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舞台は南北戦争。機関士のジョニーバスター・キートンは、世の中こぞって兵隊志願の中、入隊を志願するが、拒否される。上背がないからか。そうではない。同じ背格好の男が許可されている。

職業が「機関士」だったからだ。許認可の責任者が「機関士として貢献させろ」の一言で、名前を変え、職業も「バーテンダー」にしても見破られてしまった。

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恋人のアナベル(マリアン・マック)も、ジョニーに入隊を勧めていたのだが、知人たちに「ジョニーは入隊したのか」と聞くと「列にも並んでおらず、南部の面汚しだ」と言われる。アナベルは、ジョニーが臆病者だと誤解してしまうのだった。
 
・・・
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蒸気機関車や大砲、特製の乗り物など巧みに使われる小道具も面白く、計算されたギャグも満載。汽車の追っかけシーンは、迫力満点。

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列車が、橋から落ちるシーンは、のちの「戦場にかける橋」をも彷彿とさせる大迫力。本物の機関車を鉄橋ごと川に落下させるのだが、この場面だけで映画製作予算42万ドルの大半を使っているという。スケールの大きさだけでなく、機関車の線路の切り替えのテクニックを使ったアクション描写も巧み。

キートンが車両から車両に飛び移るシーンや、追っての汽車の進路を妨害するために、あの手この手で障害物を線路に置くシーンも見所。

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北軍の兵士に汽車で連れ去られた恋人のアナベルを、汽車で追いかけるのだが、敵陣の作戦会議のさなか、テーブルの下で息を潜めるジョニー。一人がタバコの火でテーブルクロスに穴を開けてしまう。この穴から、捉えられているアナベルを見る、ジョニーの目が覗くシーンなどは唸ってしまう。

機関車の外側の車両に腰掛けているジョニーが、車両の回転するままに動くシーンも圧巻。また後半、映画の画面の色がブルーのモノトーンに変化している。

イメージ 2この映画、音楽が素晴らしいと思ったら、日本の映画音楽の巨匠・久石譲が、映画公開80周年リマスター版を記念して音楽を新たに加えている。牧歌的な中にも勇ましさが感じられる音楽だった。
 
「キートンの大列車追跡」(原題:The General、
1927)別名「キートンの大列車強盗」「キートン将軍」
監督・脚本バスター・キートン、クライド・ブラックマン  
脚本アル・ボースバーグ、チャールズ・ヘンリー・スミス  
撮影バート・ヘインズ、デイヴ・ジェニングス
出演バスター・キートン、マリアン・マック、グレン・キャベンダー、ジム・ファーレイ、フレデリック・ブルーム、チャールズ・ヘンリー・スミス、フランク・バーンズ、ジョー・キートン、マイク・ドンリン、トム・ノーン
  
■2007年にAFI(アメリカ・フィルム・インスティトゥート)選出のコメディ映画ランキング
100では18位に入っている
 
ちなみにAFIコメディランキング「トップ20」は以下のとおり。
1「お熱いのがお好き」(1959)
2「トッツィー」(1982) 
3「博士の異常な愛情」(1964) 
4「アニー・ホール」(1977)
5「我輩はカモである」(1933)
6「ブレージングサドル」(1974)
7「M★A★S★H マッシュ」(1970) 
8「或る夜の出来事」(1934)
9「卒業」(1967)
10「フライングハイ」(1980) 
11「プロデューサーズ」(1968)
12「オペラは踊る」(1935)
13「ヤング・フランケンシュタイン」(1974)
14「赤ちゃん教育」(1938)
15「フィラデルフィア物語」(1940)
16「雨に唄えば」(1952)
17「おかしな二人」(1968)
18「キートンの大列車追跡」(1927) 
19「ヒズ・ガール・フライデー」(1940) 
20「アパートの鍵貸します」(1960)
 
チャップリンの作品は「黄金狂時代」(25位)「モダン・タイムス」(33位)「独裁者」(37位)「街の灯」(38位)。「卒業」がコメディというのが面白い。
 

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キートンの探偵学入門」(原題:SHERLOCK JR.1924)を見た。旧題は「忍術キートン」。”キートンに向かって進路を取れ”が続く。
 
映写技師のキートンが、映写室で映画上映中に居眠りを始める。
映画が途中で止まってしまったり、画面が飛んだりするのかと思ったら、そうではなく、キートンの分身が現れ、憧れの銀幕の中に入っていく・・・という展開

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爆弾が入ったビリヤードの玉を当ててしまいそうになるシーンなど、ハラハラの場面が多く、ギャグも満載。爆弾が入っているのはのボールだが、なかなか当たりそうで当たらない。
 
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映画の冒頭から唸らされる。
使用人の身のキートンが「探偵学」の本を読んでいると、雇い主が「よぅ、探偵、事件を片付ける前に、ゴミを片付けてくれ」。
 
形だけ、ほうきでゴミを集めるキートン。
すると、1ドル札を見付けてポケットへ。そこへ、年配女性がやってきて、
1ドル落ちていなかったか?とゴミをあさる。

キートンは、どんな1ドルの具合だったかを聞く。
しわくちゃ具合などを確認して、1ドルを返すのだ。
すると、今度は別の人がやってきて、1ドルを落としたという。仕方なく、キートンは、自分のポケットにあった2ドルのうちの1枚を渡す。

次に男がやってきて探しものをしているので、1ドルを渡すと、突っ返される。男が探していたのは、札束の大金の入った財布で、発見してさっさと行ってしまう・・・。
 
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スピード感たっぷりの車やバイクや走り。アクションに次ぐアクションの連続。

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←↑ポーカーフェースでアクションに体当たり。

CGもない時代の場面のスピード感は今見ても驚き。恋敵から泥棒の汚名を着せられたキートンだったが、最後には誤解が解け・・・。

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       映写室                                     上映映画


映画のシーンをちらりと見て、真似をして”実戦”するキートンだったが、最後にオチがあって・・・ラストシーンも粋だった。

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