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fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
★「9月1日から「はてな」ブログに移りました。https://fpd.hatenablog.com/

書庫▶洋画 '20〜'60年代

この時代は、1969年を除いては、ほとんどがリバイバル、二番館での観賞か、TVの洋画劇場、一部VHS,DVDなどが中心。
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イメージ 2キートンの蒸気船」(Steamboat Bill, Jr.1928)を見た。DVDは「キートンの船長」に改題されている。

監督チャールズ・ライスナーバスター・キートン出演バスター・キートン、アーネスト・トレンス、マリオン・バイロンキートン・プロ最後の長編無声喜劇。
 
スラップスティック喜劇の王様、バスター・キートンのサイレント晩期の代表的傑作。クライマックスの大暴風雨による町の崩壊シーンと、その中を逃げまくるキートンのパフォーマンスによって、キートン映画の中でも特に知られている作品。
 
オンボロ蒸気船の船長の父のもとに、都会(ボストン)から一人息子のウィリー(バスター・キートン)が約20年ぶりにやって来るが・・・
 
・・・
ミシシッピー川で操業している蒸気船ストーンウォール・ジャクソン号のオーナー、ウィリアム・キンフィールド(アーネスト・トーレンス)は“スチームボート(蒸気船)ビル”と呼ばれている町の人気者。
 
ウイリアムには一人息子スチームボート・ビル・ジュニア(バスター・キートン)がいる。彼は故郷を離れてボストンに遊学中だった。副船長のトム・カーター(トム・ルイス)とのどかな毎日を送るビルだったが、強力なライバルが現われた。
 
金持ちのジョン・ジェイムズ・キング(トム・マクガイアー)がピカピカの新造船キング号をつくり事業に乗りだしたの。そんな時、ボストンから息子が帰ってくる。
 
イメージ 5都会風に妙に洗練された息子を見て、父ウイリアムは落胆。おまけに息子と、商売仇のキングの娘メアリー(マリオン・バイロン)が恋仲になり、ますます面白くない。
 
さらにジャクソン号が老朽化のため使用停止の勧告を出されてしまった。警察にはむかったためビルは拘置所に入れられてしまう。
 
ジュニアは父親を助けようとするが、そこへ巨大な暴風雨がやってきて猛威を奮う。ミシシッピの河川地帯は大パニックとなり、吹きすさぶ風の中、ジュニアは父親と恋人メアリー、そして命を落としかけたキングも救い出すMovieWalker)
 
・・・
長いあいだ生き別れ状態になっていた息子イメージ 3が20年ぶりに戻ってくるというので、父親は駅に迎えに行く。この父親は180センチ以上の大男。息子は自分よりも大きくなっているだろうと期待していったが、現れたのは、背が低い男。これを見てまずがっかり。ウイリアムは、仲間の男に「今、腹の中にあることを口に出すなよ」と念を押す。しかも、恋人が商売敵の憎い大手船会社KINGのオーナーの娘。
 
KINGのオーナーは娘に「あんな川辺の浮浪者の息子でなく、いい男を探してやる」という。一方のウイリアムは、息子に「あんなクソ親父と一緒にいるような娘でない人を探してやる」と息巻くのだが・・・。

暴風雨のシーンが圧巻。
家の屋根は吹き飛ばされ、すべてが風で吹き飛ばされる中、風の方向に斜めに向かっていくキートンのアクションがすごい。

■壊される家などは、流石に薄っぺらで、ウソ臭いが、CG等を一切使っていない画面の迫力は充分に伝わってくる。ちょうど90年前の1928年の映画で、サイレント映画。73分。音楽が単調なのがやや残念。
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■息子の帽子選びのシーンは、キートンの頭に次々に帽子をかぶせるが、キートンはお気に入りがあって、すぐにそれをかぶってしまう。このあたりのしつこいほどの繰り返しのバカバカしさは、お笑いの定番。

■映画の中で、「八点鐘(はってんしょう)も、うまくいかないことだらけだ」と言うセリフがある。船乗りの合図の鐘のこと。甲板当直の交代は四時間おきにあり、当直時は30分ごとに鐘を鳴らすが、交代の時は8回点打する。それが八点鐘ということで、交代の時間を意味する。1971年の映画で「八点鐘が鳴るとき」(原題:When Eight Bells Toll)というスリラー物の映画があった。
 
■バスター・キートン(Buster Keaton, 1895年10月4日1966年2月1日):
アメリカ喜劇俳優映画監督脚本家チャールズ・チャップリンハロルド・ロイドと並び「世界の三大喜劇王」と呼ばれる。笑わない喜劇王として有名。
 
☆☆☆


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奇跡の人原題:The Miracle Worker1962を再見した。モノクロ、106分。
あまりにも有名な映画で、初見は遠いはるか昔だが、三重苦のヘレン・ケラー忍耐強く厳しくも人間的な教育を授けてったアニー・サリヴァンの熱意と執念にはいま見ても揺さぶられる。製作費は50万ドル(当時の換算レート360円/ドルで1億8,000万円)と低予算だった。
 
アカデミー賞では5部門にノミネートされ、主演女優賞アン・バンクロフト=サリヴァン先生)、助演女優賞パティ・デューク=ヘレン・ケラー)を受賞
 
監督は1957年左きゝの拳銃で監督デビューしたアーサー・ペン
奇跡の人(1962)は監督2作目だが、その後、アメリカン・ニューシネマの代表作俺たちに明日はない(1967)小さな巨人(1970)などがある。
 
・・・
1880年代の後半、ケラー家では7歳のヘレン(パティ・デューク)の色も音もない、感触だけを頼りに生きている姿に、大きな悩みを持っていた。
 
盲学校に依頼してその卒業生アニー・サリヴァンアン・バンクロフト)が少女の教育のためにやってきた。サリヴァンの苦闘の教育が始まる。

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               暴れるヘレンと格闘するサリヴァン先生。

手でアルファベットを綴る方法、行儀の躾け、だがヘレンのそれは強制の結果でしかないことに気づき、深刻な懐疑に包まれた。
 
ただ、何かを求めて成長しようとするヘレンの気持ちに支えられ、夫妻に自分とヘレンの2人だけにしてくれるよう頼み、肉親の同情と燐憫の生涯を説いた。

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              先生の顔を手でなぞり、同じ表情をするヘレン。

2週間、アニーは与えられた猶予に全力を尽くした。
森の中の小屋。アニーを嫌うヘレンもやがて慣れ、食事、散歩、手の綴りも上手くなった。2週間は過ぎ、あと1週間をケラー氏(ヴィクター・ジョリー)に頼んだが、家に連れ帰ってしまった。
 
家に帰った少女を再び甘やかすに違いない肉親たちを前に、アニーは自分の無力感をかみしめた。夕食の帰宅祝の席、家に帰ったことを知ったヘレンは2人だけの生活の時とは逆にあえて手掴みで食べ、水差しを倒す。
 
家族たちの反応を探ろうとする少女の本能的な計算がそこに感じられ、今日は特別とひきとめる母親(インガ・スウェンスン)をふりきってヘレンを井戸に引きずり出し、こぼした水を水差しに汲ませた。

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                水の感触で思い出す・・・ヘレン。

井戸の冷たい水、それがヘレンをとりまくカベを破った。生後6ヵ月で」(ウァ〜)を知り、まわらぬ舌で発音さえしたヘレンの記憶がいまここで甦ったの。理性の光が“理解”するという形で少女に初めてさし込んだMovieWalker一部加筆)
 
・・・
両親の甘やかしの接し方に反対し、あえて目の見える人と同じに、あるときは格闘して、突き放すように厳しく接するサリヴァン。「そこまでするのが果たして正しいのか。本人のためなのか」と疑問すら抱かせるが、サリヴァン自身の子供時代の苦しい経験もあって、やがてそのやり方で、光が「見えてくる」ラストは感動的だ。
 
映画のオープニングで、ケラー家に赤ん坊が生まれた時に、母親がその子供は「目が見えていない!」「声も聞こえていない!」と知った時の驚愕と絶望の叫びは強烈だった。ヘレンは、食卓では、テーブルの上をかき乱し、食事は手で手当たり次第に口に運ぶだけ。不満があると手をばたつかせる。父親は仕事にならず、母親にとっては、ヘレンが毎日どこかか遠くへ行ってしまうような寂しさと苦悩。

サリヴァン自身が、幼い頃から目が不自由で、通常は問題ないが、光に対してだけ抵抗があることから、日頃はサングラスをしている。
 
悲痛で苦しい映画ではあるが、サリヴァンも語っていたように、命令に従属する”猿真似”ではダメで、物事の道理、言葉を教えることで、ヘレンもサリヴァンもともに人間的に成長していく姿が描かれている。サリヴァンの無謀とも思える教育方針に反対していたヘレンの両親も、最後には理解し、サリヴァンに感謝するのだ。
 
■監督作品:(鑑賞=8本)
左ききの拳銃The Left Handed Gun(1958) 監督 ☆☆☆
奇跡の人The Miracle Worker(1962) 監督 ☆☆☆☆
逃亡地帯The Chase(1966) 監督 ☆☆☆
俺たちに明日はないBonnie and Clyde(1967) 監督 ☆☆☆☆
アリスのレストランAlice's Restaurant(1969) 監督・脚本 ☆☆☆
小さな巨人Little Big Man(1970) 監督 ☆☆☆
時よとまれ、君は美しい/ミュンヘンの17日Visions of Eight(1973) 監督★★
ナイトムーブスNight Moves(1975) 監督 ★★
ミズーリ・ブレイクThe Missouri Breaks(1976) 監督
フォー・フレンズ/4つの青春Four Friends(1981) 監督・製作
ターゲットTarget(1985) 監督
冬の嵐Dead of Winter(1987) 監督
ペン&テラーの 死ぬのはボクらだ!?Penn & Teller Get Killed(1989) 監督・製作
愛のポートレイト/旅立ちの季節The Portrait(1993) テレビ映画、監督
キング・オブ・フィルム/巨匠たちの60秒Lumière et compagnie(1995) 監督
Inside(1996)

・・・
アン・バンクロフト(1931年9月17日 - 2005年6月6日)は1958年にヘンリー・フォンダ主演の舞台「Two for the Seesaw」に出演し、トニー賞助演女優賞を受賞。1959年に戯曲「奇跡の人」でタイトルロール、アン・サリバン役を演じて評判となり、1960年、2度目のトニー賞を受賞。1962年に「奇跡の人」が映画化され、1962年のアカデミー主演女優賞を受賞した。

アン・バンクロフトを一躍有名にしたのは「卒業」(1967)で、娘エレン(キャサリン・ロス)の恋人ベン(ダスティン・ホフマン)を誘惑するミセス・ロビンソン役だろう。ほかに「ヒンデンブルグ」(1975)「リップスティック」(1976)「愛と喝采の日々」(1977)などがある。

パティー・デューク(1946年12月14日 - 2016年3月29日)は、1959年からブロードウェイで、舞台「奇跡の人」に立ち、この舞台はヒットし、なんと2年間ヘレン・ケラーを演じた。この舞台は1962年に映画化され、アカデミー助演女優賞を受賞。このときパティは16歳だった。

1979年にはリメイク版「奇跡の人」ではサリバン先生役で出演した。
日本では、「パティ・デューク・ショー」が1964年から1966年にかけてTBSで放映され、人気を博した。2年前に69歳で亡くなった。

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イメージ 3バニー・レークは行方不明」(原題:Bunny 
Lake Is Missing1965)を ”ついに”見た! 

オットー・プレミンジャー監督、キャロル・リンレー(リンリーの表記もある)主演による1965年のイギリスのサスペンス映画。
 
キャロル・リンレーといえば、リアルタイムで劇場でみた「ポセイドン・アドベンチャー1972で、劇中歌「The Morning After」アカデミー歌曲賞受賞)歌っていた(実際に歌っていたのはモーリン・マクガヴァンのが印象的「バニー・レーク」では、行方不明になった娘を探すために神経をすり減らす母親を熱演。
 
・・・
アメリカからロンドンへ兄とともに引っ越してきたシングルマザーのアン(キャロル・リンレ)。4歳になる娘のバニーを初めての保育園へと預けるのだが、そのままバニーは行方不明となってしまう。
 
兄のスティーヴン(キア・デュリア)、警察らとともにバニーを捜すものの、その行方はおろか、彼女が存在したという痕跡すら発見できない事態に、周囲はアンの精神状態を疑い始めるのだったが・・・

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          ロンドン警視庁の警視を演じるのは名優ローレンス・オリビエ(右から2人目)

もともと存在しない娘を架空の存在として思い込んでいるのか。
幼い頃、仲が良かった兄妹のふたりは、空想した女の子供を”バニー”と名づけていたことも発覚し・・・。いい人や、エロ爺や、怪しい人物も登場するが。

イメージ 6イメージ 7

 





イメージ 9・・・イメージ 10
オープニング・クレジットのタイトル・デイメージ 11ザインから引き込まれる。
紙をビリビリと破ると、そこにクレジット(監督、出演者の名前など)が現れる。画面全体がめくられると、実際の映画の画面に移る。






抜群のタイトル・デザインを担当していイメージ 12るのは、オットー・プレミンジャー監督の「カルメン」(1954)以来コンビを組むことが多いソール・バス

「北北西に進路を取れ」などヒッチコック作品で有名なソール・バスのデザインは、スタイリッシュで、毎回唸らされる。

最初にソール・バスのデザインを知ったのは、1970年頃リバイバルでみた「ウエストサイド物語」(1961)と「おかしなおかしなおかしな世界」(1963)だった。アイデアとセンスに満ちたデザインが秀逸だ。
 
「バニー・レークは行方不明」も、不気味さ、不安感を煽るようなデザインが見ごたえがある。
 
・・・
映画のジャンルで”ミッシングもの”(失踪・誘拐・行方不明)の原点にして最高傑作と言われる「バニー・レークは行方不明」。

近年では、ジョディ・フォスターが飛行機の機内で娘がいないとヒステリックで正気を失うほど騒ぐ母親を演じた「フライトプラン」(2005)やジュリアン・ムーアの「フォーゴットン」(2003)などが浮かぶ。
 
「バニー・レークは行方不明」も同系の映画だが、結末は想像を超える(←30%ネタバレ?)。「シックス・センス」「エクソシスト」などは、見た人は決して結末を言わないでください、という宣伝文句だったが「バニーレーク〜」も言わない方がいいだろう。

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イメージ 8ラストシーンで、”カメラ・ワーク”のスゴさに、ジェットコースターの”絶叫マシン”のように絶叫しても、当局は一切関知しない。

この映画は、しばらくビデオ化、DVD化されなかったようだが、Tsutayaの「良品発掘」のラインアップの中にあるようだ。
 
監督:オットー・プレミンジャー
脚本:ジョン・モーティマー/ペネロープ・モーティマー
撮影:デニス・クープ
音楽:ポール・グラス
出演:キャロル・リンレイ/キア・デュリア/ローレンス・オリヴィエ/ノエル・カワード/エイドリアン・コリ
1965年/イギリス/107分


☆☆☆☆


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アルフレッド・ヒッチコックが監督の「泥棒成金」(原題:To Catch a Thief, 1955)を見た。大昔テレビで見ていたので再見だが、ヒッチコック作品にしてはサスペンスに欠けやや単調だが南仏などの風景がみどころ。
 
デイヴィッド・ドッジの探偵小説を「裏窓」のジョン・マイケル ・ヘイスが脚色「私は告白する」のロバート・バークスが撮影を担当。主な出演者は「汚名」のケーリー・グラント、「喝采」のグレイス・ケリー、「麗しのサブリナ」のジョン・ウィリアムズ、「悪魔のような女」のチャールズ・ヴァネル、「巴里の空の下セーヌは流れる」のブリジット・オーベール、「愚かなり我が心」のジェーン・ロイス・ランディスなど。
 
身軽に屋根を飛び歩く事から“猫”と異名をとっていた宝石泥棒のジョン・ロビー。
彼は、今はリヴィエラに別荘を持って悠々自適に堅気の生活を送っていた。そんな平穏な彼のもとに、“猫”が再び活動を開始したというニュースが舞い込んできた。驚いた彼は、さっそくそのニセモノの調査に乗り出す・・・といったストーリー

「ダイヤルMを廻せ!」「裏窓」に続いてヒッチコック映画3作目の出演となグレイス・ケリーの美しさが光る1本。
  
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パリの大警視ルピックが南仏リヴィエラにやってきたのは、戦前 「猫」と異名をとった、稀代の宝石泥棒のジョン・ロビー(ケーリー・グラント)がまたまた活躍をはじめたという情報が入ったからであった。
 
しかし当のロビーは、戦後は堅気になり、リヴィエラに別荘を買いこんで呑気な暮しをしていたので、急に警官に追われる身となり、おどろいた。彼は旧友のベルタニ(チャールズ・ヴァネル)の経営する料理店に相談に行った。
 
ベルタニとロビーは、第二次大戦中、ドイツの飛行機により爆撃されたフランスの刑務所から脱走した仲間同志だった。ベルタニの指示でロビーはニースに行き、そこで保険会社の調査員ヒュースンに会った。
 
イメージ 5ヒュースンはロビーに宝石狂いの母親と一緒に来ているアメリカ娘、フランセス・スティーヴンス(グレイス・ケリー)を紹介した。ロビーは木材商バーンズという仮名を使っていた。
 
彼はフランセスに一目で参ってしまった。
ロビーはヒュースンの会社の保険契約の名簿から南仏の金持の名前を調べあげた。「猫」が彼等の持つ宝石に目をつけて行動をはじめれば、その正体をあばくことができると考えたのである。
  
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ロビーをドライヴに連れ出したフランセスは、自動車の上で彼の正体をあばいた。
フランセスは彼の本名を知っていたのだ。ある日、フランセスの母親の宝石が盗まれた。フランセスのロビーに対する態度は冷たくなった。
 
ロビーはそのうちにベルタニが犯人であることを臭ぎつけた。
ベルタニはロビーを殺そうとして間違って部下の1人を殺してしまった。やがてサンフォード家の仮装舞踏会の夜、ロビーは集まる紳士淑女の宝石を狙う「猫」の手下を捕えた。賊の口からベルタニの名が叫ばれた。「猫」は捕えられた。ロビーとフランセスは晴れて結ばれMovieWalker)
 
・・・
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グレース・ケリーは、華々しい女優生活の後、モナコ王妃になったが1982年9月13日、自らハンドルを握りローバー3500を運転して南仏のロックアジェルの別荘からモナコに戻る途中に脳梗塞を発症。そのまま急カーブの坂道でガードレールに激突し道路横の崖を40メートルほど転落して自動車は大破。事故後すぐに病院へ搬送されたが意識が回復しないまま翌日に死亡(52歳)
 
「泥棒成金」では、追跡している車をかわすため猛スピードで車を運転し、カーチェースを演じるが、グレースの死とダブって見えた。
 
イメージ 6古き良き時代のハリウッドの美男・美女の映画ではあった。ヒッチコックは、映画の冒頭部分で、バスの最後部座席の主人公のロビー(ケーリー・グラント)の隣に座り、例によって”ワンカット”出演している。
 
☆☆☆


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ロマン・ポランスキー監督の「反撥」(原題:Repulsion=反感、嫌悪, 1965)を見た。
未見かと思ったら、40年以上前に劇場で見ていた。後半に主人公キャロル(カトリーヌ・ドヌーブ)の幻覚からだが、壁から手がにょきにょきと出てくるシーンなどを覚えていた。第15回ベルリン国際映画祭で銀熊賞 (審査員グランプリ)を受賞。モノクロ、105分。

カトリーヌ・ドヌーブとしては異色の映画。
精神を病んだ、情緒不安定で幻覚に悩まされる女性をまるっきり化粧っけなしで演じている。「サイコ」の女版とも言えそうな精神異常(サイコ)ホラー映画だった。ドヌーブが母国語であるフランス語ではない英語を話しているのがやや違和感があった。

オープニングで画面いっぱいにキャロルの眼のどアップが映し出され、瞬(まばた)きや左右にキョロキョロする目の動きは、精神の不安定を象徴するようなシーン。最初からどこか異常さを感じさせる。そして目の動きが止まる。このシーンは後から出てくる。

ロンドンのアパートで姉ヘレンと暮らすキャロルカトリーヌ・ドヌーブは美容室で働いていて、かなり一方的で強引だがデートを誘う男コリンジョン・フレイザーもいる。

キャロルは、同居しているヘレン(イヴォンヌ・フルノーが妻子持ちの男マイケルイアン・ヘンドリーを毎晩のように部屋に泊めることに強い嫌悪感を抱いていた。毎晩のように姉の喘ぐ声が聞こえてくる。神経質で潔癖性のキャロルは、男性恐怖症になると同時に男に犯される夢を見るようになり、徐々に精神的に壊れて行くのだった

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姉と男が旅行に出かける。大家から家賃の催促を受けていたので、キャロルに支払っておくように封筒に現金をいれて残していたが、それも渡そうともせずに引きこもってしまう。
   
3日も会社を無断欠勤して、ようやく店に出てきて店主から厳しく注意される。
ついには客にケガをさせてしまい、何事に対しても上の空のようにぼんやりとしているキャロル。

同僚から日間どうしてたの?外に出ないと。映画がいいわ」とチャップリンの映画が面白かったという。「なんのタイトルだったか、スパゲッティと思って靴を食べるのよ」(もちろん「チャップリンの黄金狂時代」)といってチャップリンのニワトリのような真似をするのだ

アパートに帰ると、電話にも出ないし、まったく会えないと苛立ったコリンが訪ねてきて、ドアを無理に開けて入るが、すきを見て殴り殺してしまう。

姉からピサの斜塔の写真が入った絵葉書がきて「家賃は払ったか」と書いてある。その間も壁の両側から男の手が出てきて、掴まれる妄想に駆られる。

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姉の不倫相手の妻か電話がある。家主がやってきてドアを開ける。家賃を渡したら「精神病院さながらだ」と言われ、腐ったウサギを見つけられる。

家主はいやらしい眼でキャロルを舐め回し、友達になれたら家賃はタダにするといって襲われたため、隠し持っていたナイフで大家を刺し殺してしまう。コンセントに挿していないアイロンをかけるキャロル。ベッドでまた男に襲われる夢が現れる。

雨の中、姉たちが旅行から帰ってきた。異様な気配を感じた姉が中に入って叫ぶ。男がやってきて警察に電話をかけようとするが、電話線が切られていた。

ベッドの下からキャロルが見つかり、男が抱きかかえて外に出る。
ブリュッセルでの家族写真が映し出され、小さい頃のキャロルがアップになる。
その表情もどこかうつろだった。

・・・
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静寂を破るような時計のカチカチ音や電話の呼び鈴の音、ドアのベルの音などの効果音がインパクトがあり、ナイフで刺す時の音楽も不気味。

洋服ダンスのミラーにいないはずの男が映っているというのはかなり衝撃。
また、ベッドで男に襲われる幻覚シーンなども強烈だった。キャロルは掴みどころがなく、いつも放心状態のような表情だが、これがドヌーブとは思えないような演技を見せていた。

キャロルに付きまとうストーカー男コリンは、酒場では、悪友二人から、散々悪態を疲れる。「女は落ちたか。結婚するまでお金を使わせたくないのか、あるいは焦らし作戦ではないのか」など。

コリンという男も、自分でもしつこいとわかっていたが、連絡が取れないもどかしさで、アパートに押しかけて、殺されてしまうとは、哀れでかわいそうな気もする。主人公が街中をさまよう姿をカメラ(手持ちカメラか)が追う動きなども見ごたえがあった

ポランスキー監督の”ヘンタイ”ぶり(変態監督と言われていて問題を起こしていた)もいかんなく発揮されている傑作ともいえる。

☆☆☆☆

監督作品:
  • 水の中のナイフ Nóz w wodzie (1962年)
  • 世界詐欺物語 Le plus belles escroqueries du monde (1964年)
  • 反撥 Repulsion (1965年)
  • 袋小路 Cul-de-sac (1966年)
  • 吸血鬼 The Fearless Vampire Killers (1967年)
  • ローズマリーの赤ちゃん Rosemary's Baby (1968年)
  • マクベス Macbeth (1971年)
  • ポランスキーの 欲望の館 What? (1972年) 
  • チャイナタウン Chinatown (1974年)
  • テナント/恐怖を借りた男 The Tenant / Le Locataire (1976年)
  • テス Tess (1979年)
  • ポランスキーの パイレーツ Pirates (1986年)
  • フランティック Frantic (1988年)
  • 赤い航路 Bitter Moon (1992年)
  • 死と処女 Death and the Maiden (1994年)
  • ナインスゲート The Ninth Gate (1999年)
  • 戦場のピアニスト The Pianist (2002年)
  • オリバー・ツイスト Oliver Twist (2005年)
  • それぞれのシネマ To Each His Own Cinema (2007年)
  • ゴーストライター The Ghost Writer (2010年)
  • おとなのけんか Carnage (2011年)
  • 毛皮のヴィーナス La Vénus à la fourrure (2013年)
  • 告白小説、その結末 D'après une histoire vraie (2017年)
お気に入り作品: ①「おとなのけんか」 ②「ゴーストライター」 ③「フランティック」 ④「ローズマリーの赤ちゃん」 ⑤「チャイナタウン」

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