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監督はチャールズ・ライスナー、バスター・キートン。出演はバスター・キートン、アーネスト・トレンス、マリオン・バイロン。キートン・プロ最後の長編無声喜劇。
スラップスティック喜劇の王様、バスター・キートンのサイレント晩期の代表的傑作。クライマックスの大暴風雨による町の崩壊シーンと、その中を逃げまくるキートンのパフォーマンスによって、キートン映画の中でも特に知られている作品。
オンボロ蒸気船の船長の父のもとに、都会(ボストン)から一人息子のウィリー(バスター・キートン)が約20年ぶりにやって来るが・・・。
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ミシシッピー川で操業している蒸気船「ストーンウォール・ジャクソン号」のオーナー、ウィリアム・キンフィールド(アーネスト・トーレンス)は“スチームボート(蒸気船)ビル”と呼ばれている町の人気者。
ウイリアムには一人息子スチームボート・ビル・ジュニア(バスター・キートン)がいる。彼は故郷を離れてボストンに遊学中だった。副船長のトム・カーター(トム・ルイス)とのどかな毎日を送るビルだったが、強力なライバルが現われた。
金持ちのジョン・ジェイムズ・キング(トム・マクガイアー)がピカピカの新造船「キング号」をつくり事業に乗りだしたのだ。そんな時、ボストンから息子が帰ってくる。
さらに「ジャクソン号」が老朽化のため使用停止の勧告を出されてしまった。警察にはむかったためビルは拘置所に入れられてしまう。
ジュニアは父親を助けようとするが、そこへ巨大な暴風雨がやってきて猛威を奮う。ミシシッピの河川地帯は大パニックとなり、吹きすさぶ風の中、ジュニアは父親と恋人メアリー、そして命を落としかけたキングも救い出す(MovieWalker)。
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長いあいだ生き別れ状態になっていた息子
KINGのオーナーは娘に「あんな川辺の浮浪者の息子でなく、いい男を探してやる」という。一方のウイリアムは、息子に「あんなクソ親父と一緒にいるような娘でない人を探してやる」と息巻くのだが・・・。
■暴風雨のシーンが圧巻。
家の屋根は吹き飛ばされ、すべてが風で吹き飛ばされる中、風の方向に斜めに向かっていくキートンのアクションがすごい。
■壊される家などは、流石に薄っぺらで、ウソ臭いが、CG等を一切使っていない画面の迫力は充分に伝わってくる。ちょうど90年前の1928年の映画で、サイレント映画。73分。音楽が単調なのがやや残念。
■息子の帽子選びのシーンは、キートンの頭に次々に帽子をかぶせるが、キートンはお気に入りがあって、すぐにそれをかぶってしまう。このあたりのしつこいほどの繰り返しのバカバカしさは、お笑いの定番。
■映画の中で、「八点鐘(はってんしょう)も、うまくいかないことだらけだ」と言うセリフがある。船乗りの合図の鐘のこと。甲板当直の交代は四時間おきにあり、当直時は30分ごとに鐘を鳴らすが、交代の時は8回点打する。それが八点鐘ということで、交代の時間を意味する。1971年の映画で「八点鐘が鳴るとき」(原題:When Eight Bells Toll)というスリラー物の映画があった。
■バスター・キートン(Buster Keaton, 1895年10月4日〜1966年2月1日):
アメリカの喜劇俳優、映画監督、脚本家。チャールズ・チャップリン、ハロルド・ロイドと並び「世界の三大喜劇王」と呼ばれる。笑わない喜劇王として有名。
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