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fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
★「9月1日から「はてな」ブログに移りました。https://fpd.hatenablog.com/

書庫▶洋画 '20〜'60年代

この時代は、1969年を除いては、ほとんどがリバイバル、二番館での観賞か、TVの洋画劇場、一部VHS,DVDなどが中心。
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ルイス・ブニュエル監督の「ビリディアナ」(原題:Viridiana,1961をデジタルリマスター版で見た。この映画は、カンヌ映画祭の最高賞(パルムドール)を受賞。ホームレスたちによる”最後の晩餐”のパロディ・シーンが強烈。
 
食卓に一堂に並び、挙句の果てに、食卓テーブルの食器類を破壊。
反宗教的として、当時大スキャンダルとなり、イタリアとスペインでは上映中止になったといういわくつきの作品。ブニュエルは”スキャンダル監督”の名を轟かせた。
 
「ロビンソン漂流記」のルイス・ブニュエルが、フリオ・アレハンドロと共同でシナリオを執筆、ブニュエルが演出反宗教的人間ドラマ。モノクロで、素晴らしい撮影を行ったのはホセ・F・アグアーヨ音楽はグスタボ・ピッタルーガがクラシック音楽を編集。
 
出演は、主人公ビリディアナを演じる清楚で美貌が光るシルヴィア・ピナル、「渇き」のフランシスコ・ラバル、「狂熱の愛」のフェルナンド・レイ、ほかにマルガリータ・ロサーノなど。2017年12月23日よりリバイバル上映された。お堅い難しい映画かと思ったらそうではなく、相当ブラックも効いていた!
 
ブニュエル監督の作品では、カトリーヌ・ドヌーブ主演の「昼顔」「哀しみのトリスターナ」といった耽美的な映画を見ているが「ビリディアナ」は、”ハレルヤ”の音楽をバックに、狂乱の踊りや、パイ投げもあって、そのどんちゃん騒ぎぶりなど風刺コメディ作品とも言えそう。

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女子修道院で暮らす見習い修道女のビリディアナシルヴィア・ピナル
学費を出してくれた伯父ハイメ(フェルナンド・レイ)から知らせが来て「1度自分の家に来てほしい」との伝言。血縁関係にあるとはいえ、彼とは1度しか会ったことがなかった。その彼への訪問には気が進まなかったが、修道院長から「是非会いにゆきなさい」と言われ、仕方なく修道院から外へ出。彼女はもうすぐ一人前の修道女になるため、誓いの式に臨む予定だった
  
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ハイメはビリディアナビリディアナを無理にひきとめるため、睡眠薬をまして眠らせ犯してしまった、と嘘を言った。
 
だが、ビリディアナは、それでも屋敷を出た。
そして数時間後、伯父ハイメの自殺を知った。その死の原因が自分にあると考えた彼女は、その深い罪の意識に、修道院に帰ることを断念し、他人に慈悲を与えて罪の償いを決意した。
 
恵まれない者や障害者を集め、自分の屋敷につれて来て生活の面倒をみ、仕事と信仰を与えて、希望を持たせることを考えるのだった。そのころハイメが他の女の間にもうけた息子ホルヘ(フランシスコ・ラバル)が、情婦ルシアを伴ってやって来た。
 
合理的な彼は荒廃した農園を整え、屋敷の改築にかかった。
かたくななビリディアナに自分への関心を持たせようとし、情婦はそれを嫉妬して去った。ホルヘは子供連れの女中ラモナを誘惑した。
 
ある日、ビリディアナ、ホルヘと女中の三人は用事で町に出掛けたが、留守を頼まれたホームレスたちは、屋敷の中に入り込み、大饗宴を開いた。

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そして自分たちのあまりの乱行に気づいて怯気づいたホームレスたちは一人、二人と屋敷を去った。そこへ突然ホルヘたちが帰って来た。ホルヘは殴られ、縛られてしまった。
 
ホームレスたちの一人がビリディアナに襲いかかった。
ホルヘは大金を与える約束でホームレスのひとりにビリディアナに襲いかぶさった男を殺させた。一夜があけた。あまりのショックに、ビリディアナは一度も訪れたことのなかったホルヘを訪ねた。それはビリディアナは、ホームレスたちの行動にショックを受けたからで、ビリディアナは、性格も変わってしまい、ホルヘとともに過ごすことに決めたのだったが。そこにはラモナもいた・・・
  
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ホルヘは、愛人と、いとこにあたるビリディアナにもちょっかいを出し、ふたりの女を両側に侍らしてご満悦のシーンで「FIN」(笑)。ビリディアナもいつか修道院を作るという夢も捨てたのか、自暴自棄になったのか虚ろな表情だった。
 
乱痴気騒ぎにまぎれて、ソファの後ろでの痴態。それを面白がって覗き込むホームレスたち。とにかくハチャメチャ。犬が登場。猟犬カネロは、馬車に繋がれて、歩かされていたが、その飼い主は、良犬にしたければ餌をやるな、がモットー。いくらなんでもひどい仕打ちに、見かねた男にカネロは買い取られて救われるが。しかし、周りには、まだ馬車に繋がれた犬の姿が。

この映画ではビリディアナの精神的な変化が描かれる
一方で、ホームレスたちの言動が見所。彼らはブルジョワ社会の虚構を粉々に打ち砕き、その実体を暴いてみせる。シュールレアリストといわれるブニュエルの視点が垣間見える。
 
☆☆☆☆
 
 
※「ビリディアナ」は、先日の「オールタイム外国映画投票で、たっふぃーさんが10点を献上していた映画の1本。これで「ヒアアフター」と続けて2本見たことに(笑)。
 
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ジェニーの肖像(原題:Portrait of Jennie1948を見た。
原作は1939年に発行されたロバート・ネイサン同名小説。セルズニック・スタジオ作品。主演のジェニファー・ジョーンズは、1940年代初めに大物映画製作者デヴィッド・O・セルズニックのスクリーンテストを受けて認められて、主演デビュー作「聖処女」(1943)でいきなりアカデミー賞主演女優賞を獲得。その後4度アカデミー賞にノミネートされた。監督は「旅愁」「情炎の女サロメ」などのウィリアム・ディターレ。音楽は「スミス都へ行く」「西部の男」「白昼の決闘」などのディミトリ・ティオムキン。
 
映画は、冒頭のナレーションで、美術館に飾られた一枚の肖像画から(インスパイアされて)物語が生まれたという説明がある。

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この不思議な物語には二つの要因が基本にあり、それは真実と希望だという言葉がある。真実はこの映画にではなく、あなたの心に委ねられている、として、ジェニーという女性が実在したかしなかったのかの受け止め方は観客次第という。NYメトロポリタン美術館にある架空の絵画「ジェニーの肖像」、その創作秘話を切り口としたミステリー・ラブファンタジー。
 
・・・
1938年の冬、貧しい画家のイーベン・アダムス(ジョセフ・コットン)はセントラル・パークでジェニーと名乗る可愛い少女(ジェニファー・ジョーンズ)と出合った。
 
彼の描いた少女のスケッチは画商のマシューズ(セシル・ケラウェイ)やスピニー嬢(エセル・バリモア)の気に入り、彼もようやく芽が出かけた。公園のスケート・リンクで再びジェニーに出合ったアダムスは、彼女が暫くの間ににわかに美しく成長したのにうたれ、早速その肖像画を描く事を約した。
 
約束の日彼女は来ず、彼女の両親がいるという劇場を訪ねたアダムスは、その劇場が既に数年前に潰れて当時からジェニーは尼僧院に入れられていることを発見した。
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数ケ月後、消息不明だったジェニーは、成熟した女性になって突然アダムスの画室に現れた。彼は直ちに肖像画制作にかかるが、未完成のまま彼女は姿を消してしまった。
 
しかしモデル不在のまま完成したその画は非常な評判となり、アダムスは一躍画壇の寵児となった。ジェニーを求めて尼僧院を訪れたアダムスは、彼女が1920年ニュー・イングランドを襲った津波で溺死したことを聞いた。
 
彼はすぐ現場の岬へかけつけねボートを漕ぎ出したが、彼のボートも猛烈な暴風で叩き潰された。命からがら崖にはい上った彼はジェニーのボートが近づいて来るのを見、夢中で救い上げたが、襲いかかった波は二人を呑んでしまった。
 
アダムスが気がついた時、周囲の人々は誰ひとりとしてジェニーを知らなかった。彼女は、ただアダムスの心の中だけに永久に生きている女性なのであった
MovieWalker)
 
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ジェニファー・ジョーンズ(「終着駅」「慕情」)は、この映画の出演当時は、20代後半。少女から大人になるまでを演じている。映画のラストは、大きな美術館でイーベンの絵画展が開かれていた。そこにある一枚の絵に人々が立ち止まる。それは、一人の少女との出会いをきっかけに生まれた肖像画だった。

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イメージ 4客の一人が実在する人物なのかと問う。客の連れが本人にとって実在するならそれでいいと言う。客の後ろからやって来た支配人は、その言葉に頷いた。印象的なエンディングだった。
 
主な登場人物:
イーベン・アダムス(ジョゼフ・コットン)
売れない画家。自分の才能に疑問を感じていたところ、ジェニーと出会う。
ジェニー・アップルトン(ジェニファー・ジョーンズ)
イーベンが公園で出会った少女。再会する度、急激な速度で成長していく。
●ミス・スピニー(エセル・バリモア):
アダムスの描いた絵を気に入った婦人。
●マザー・メアリー・オブ・マーシー(リリアン・ギッシュ):
ジェニーが籍を置いていた修道院の尼僧でジェニーと手紙のやりとりを
していた。
●マシューズ(セシル・ケラウエイ):
  画商。

サイレント映画の名女優リリアン・ギッシュが出演している。
主演のジョセフ・コットンは、「市民ケーン」(1941)でデビュー。「ジェニーの肖像」ではベネチア映画祭・男優賞を受賞。翌年には「第三の男」(1949)に出演して強い印象を残した。この映画は、デヴィッド・O・セルズニック自らが映画界入りさせ、本作公開の翌年に結婚することになるジェニファー・ジョーンズのためにセルズニックが製作した。ジェニファー・ジョーンズの神秘的な美貌が印象的。


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池袋・新文芸坐「大映女優祭」(京マチ子特集)の2本目は女の一生(1962、増村保造監督)。デジタルリマスター版。上映時間:1時間30分。

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女の一生」という題名の作品はモーパッサンをはじめ数多くあるが、本作は森本薫の戯曲が原作。同じ原作で広く知られているのは、春子による文芸座の舞台ロングラン上演。
 
時代は明治、大正、昭和の終戦までのおよそ40年間の戦争による動乱の時代に翻弄されるひとりのの波乱万丈の一生を描くというもの。

京マチ子は映画出演時は31歳。10代の娘から老けメイクで60歳前後までを演じる。上演時間が90分と短く、コンパクトにまとめて一生を描いているが、あまりにも時代の変化が激しく、連続ドラマの総集編といった印象だった
 
・・・
■明治38年。旅順開城の祝勝気分に酔う提灯行列が東京の町を埋めていた。
そんな夜、布引けい京マチ子は堤家の一員になった。16歳のけいは両親を失い叔父夫婦に引きとられたが追い出され、路頭に迷い、堤家の賑やかさに魅かれて木戸口をくぐってしまったのだ。

そして、女主人しず東山千栄子に懇々と諭されたが、けいには帰る家がなかった。そんなけいを救ってくれたのは次男栄二田宮二郎だった。しずはこの薄幸な少女を引き取ることにした。けいは日増しに美しく成長していった。

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ある日、しずはけいを一室に呼んで、もし堤家に恩を感じてるなら、長男伸太郎高橋昌也の妻になってくれるよう命令的口調で言った。その夜、けいは栄二への愛のかたみである櫛を泣きながら折った。
 
明治は大正になり、しずは死んだ。伸太郎とけいの間には知栄叶順子という女の子が生まれた。栄二は大陸へ出奔していた。
 
けいの働きは増々目覚ましくなり、けいの機敏で大胆な商才は堤洋行を強大なものにしていった。が、けいの涙を知っているのはしずの弟・章介小沢栄太郎だけだった。
 
■昭和年。知栄は立派に成長したが夫婦間は破局に近づいていた。
間もなく伸太郎は別居し、知栄もけいにかくれて父母の家を往復するようになった。
 
そんな堤家にひょっこり栄二が帰ってきた。
そして、左翼運動を煽動した罪で栄二が逮補された時、けいは冷然と見送った。知栄は母の冷たさを非難し父の許に去った。それから数年後、けいは知栄が松永(杉田康という音楽家と結婚したことを聞いた。太平洋戦争が激しくなった。
 
その頃、老けこんだ伸太郎が訪ねてきた。
松永が出征した後に残された知栄とその子供の世話を頼みにきたのだ。
けいは喜んで承諾した。が、その瞬間こそ夫婦としての最後だった。
伸太郎は突然の発作で死んでいった。

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■昭和20年。東京は焼野原と化し、営々と築き上げた堤家も灰燼と帰した。
その焼跡の壕舎の中でけいは終戦を迎えた。その時、栄二が牢獄から帰ってきた。暮れゆく堤家の焼跡に立つけいと栄二の胸中にはさまざまな想いが去来し、二人はいつまでも立ちつくすのだった(MovieWalker)。
 
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京マチ子演じるけいは、養子で家に入り中国貿易で隆盛を誇る大手商事・堤洋行の経営者として経営に辣腕を振るう女社長となる。先代の女社長・しず東山千栄子にどんどん似てきて、会社を取り仕切っていくところが凄い。

が、商社の経営者になって順風満帆の人生かと思われたが、夫婦は疎遠になり、娘に人間性を否定され、女の幸せとは無縁の淋しい人生を送ったのだった

けいの娘を演じる叶順子が、母けいに負けず劣らずの性格でズバズバとモノをいう現代的な女性を演じている。
 
敗戦を迎え空襲で廃墟になった堤家でバラックに住む京マチ子
そこに若き日に別れた田宮二郎が一緒に暮らさないかと訪ねてくる
しかし、けいは、疎開させた家族を待つためにバラックに残ること決める。そしてひとり「アニー・ローリー」を歌い、これまでの人生を回顧するのだった
 
京マチ子が、10代では10代らしく若々しく見え、老けメイクをするとその年代に見える堂々とした演技ぶりに驚かされる。

田宮二郎は、当時26歳で大学生役と、40年後の老け役メイクで登場。
共演の小沢栄太郎とは「女の一生」ではよき理解者であったが、4年後には「白い巨塔」で、激しい権力争いを演じることになる。
 
京マチ子は、舞台女優、松竹での映画出演の後、1949年(昭和24年)に大映にスカウトされ、大映で映画本格デビューする。時に26歳だった。「雨月物語」「羅生門」「地獄門」などで世界の映画賞を受賞し、”グランプリ女優”と呼ばれた。
 
京マチ子は、2000年の「キネマ旬報」による著名人の「20世紀の映画スター 女優編」の日本女優では3位(読者投票では7位)だった。ちなみに、1位原節子、2位吉永小百合、3位京マチ子、4位高峰秀子、5位田中絹代、6位山田五十鈴、7位夏目雅子、8位岸恵子、同8位若尾文子、10位岩下志麻、同10位藤純子(富司純子)だった。
 
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シベールの日曜日」(原題:Les dimanches de Ville d'Avray (Sundays 
in Ville d'Avray)1962)は、セルジュ・ブールギニョン監督のフランス映画。淀川さん流に言えば「とにかくモノクロの画面がきれいきれい」(笑)。

フランスの作家ベルナール・エシャスリオーの小説「ビル・ダブレの日曜日」を短編映画「微笑」のセルジュ・ブールギニョンアントワーヌ・チュダルが脚色し、ブールギニョンが監督した記憶喪失症の青年と少女との純愛ドラマ。撮影は「生きる歓び」「太陽がいっぱい」のアンリ・ドカエ音楽は「アラビアのロレンス」のモーリス・ジャール

アカデミー外国映画最優秀作品賞、ベニス映画祭特別賞、アメリカ・アート・シアター賞などを受賞した。黒白・フランスコープ。
 
出演は「ハタリ!」のハーディ・クリューガー、新人子役パトリシア・ゴッジ、「ラインの仮橋」のニコール・クールセルダニエル・イヴェルネルなど。
 
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戦争中パイロットだったピエール(ハーディ・クリューガー)は戦線で少女を射殺したと思いこみ、それ以来、みずから激しい戦に加わり、墜落のショックで彼は記憶喪失性となった。
 
恋人マドレーヌ(ニコール・クールセル)の愛情も、友人である芸術家カルロスの友情もピエールの孤独な心を救えなかった。彼はあてもなく町をさまよい歩いた。
 
あるたそがれ時、ピエールは町で一人の少女(パトリシア・ゴッジ)に会った。少女の名はフランソワズで寄宿学校に入れられていた。父親から見捨てられたのだ。

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二人は日曜日ごとに会い、互に孤独な二人の間には汚れのない愛情が生れていった。日曜日は二人にとって貴重な時間となったが、この日曜日を守るために、彼等は周囲に嘘をいわねばならなかった。マドレーヌもこの嘘に気づき心配して後を追ったが、池の畔で遊ぶ二人の姿は汚れのない美しいものだった。
 
ピエールと少女は父と娘として装ってきたが、そんな嘘はいつまでもつづくはずがなかった。クリスマスがやってきた。いつものように二人は池の畔で楽しいクリスマスイブを過ごしていた。
 
いまはピエールを唯一の友人と思っている彼女は、はじめて本当の名前はシベールだと告げるのだった。一方、マドレーヌはピエールの不在に気づき相談相手の医師ベルナールに助けを求めた。ピエールを頭から変質者扱いにしている彼は早速警察に連絡した。
 
警察もベルナールと同じく父親でもない男が少女と恋人同士のようにしているのに少女の危険を感じた。警官達は二人の楽しいクリスマスの現場に踏み込んできた。彼等はピエールにピストルを向けた。ピエールは死んだ。シベールは池の畔でいつまでも泣き続けた・・・。ピエールもいなくなった。シベールはまた一人ぼっちになってしまったのだMovieWalker)
 
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この映画を劇場で見た時に、モノクロの画面の静寂な美しさに驚いた。
撮影(カメラ)がアンリ・ドカエと聞けば納得。ルネ・クレマン(「太陽がいっぱい」、フランソワ・トリュフォー<「大人は判ってくれない」)、ルイ・マル(「死刑台のエレベーター」)、ジャン・ピエール・メルヴィル(「仁義」)などを撮っている。名作にドカエあり♪
 
記憶喪失の中年男と少女の逢瀬ということで、本人たちは純粋でも、まわりは奇妙に思ったにちがいない。そこから生まれた悲劇を描いているが、それ以上に、水墨画のような白黒の映像が目に焼き付く。珠玉の名品とはこういう映画のことだろう。 

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ところで、きょう日曜日に、新大久保駅近くに用事で出かけた。
すると、近くに喫茶店を見かけた。その店の名前は・・・。

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そこで「シュベール日曜日」(うーん、苦しい。)

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グレートレース原題:The Great Race1965を見た。過去にテレビで一部はみていたが挫折していた(笑)。なにしろ160分の長さで、途中で休憩が入る。

冒頭に「ローレル&ハーディに捧ぐ」という献辞がある通り、サイレント映画のドタバタを豪華に再現しようとしたスラプスティックコメディ映画。

1965年度アカデミー賞音響効果賞を受賞。監督「ティファニーで朝食を」「酒とバラの日々」「ピンク・パンサー」シリーズなどのブレイク・エドワーズ音楽はヘンリー・マンシ―二

この映画は1908年に実際に行われたニューヨークからパリまでの自動車レース(1908 New York to Paris Race)をモチーフにしており、約35,000キロのコースとその時期を実話に合わせて話を展開させている。

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主演はトニー・カーティスジャック・レモンナタリー・ウッド
カーテイスとレモンはお熱いのがお好き」(1959)で共演し、カーテイスとウッドは求婚専科」(1965)で共演している。後に「刑事コロンボ」(1968〜)で刑事役でブレイクしたピーター・フォークが悪役でコメディアンの片鱗を見せている。

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20世紀初頭。ニューヨーク・パリ間の自動車大レースを思いたった男たちがいた。対抗意識の強いレスレー(トニー・カーティス) とフェイト(ジャック・レモン)で、いつもみじめな思いをするフェイトは、こんどこそ、と悪知恵をかけて大ハリキリ。

イメージ 8ところで、マギ―・デュボワ(ナタリー・ウッド) という、ある新聞の取材記者男まさりが参加者に加わった。抜け目のないフェイトがレスリー以外の参加者を原因不明の爆発事故でフッ飛ばした。

彼女は同僚のヘゼカイア(キーナン・ウィン) とレスリーの車に同乗することになった。レースはスタート。

一行が着いた西部のある町では、フェイトのヤリ口も悪辣になり、レスリーをリリー(ドロシー・プロバイン) とその恋人との三角関係にまき込ませ、ひと思いに放火した。その後もガソリンをなくして馬に引かせるレスリー、河を渡ろうと、水浸しになるフェイト

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坂の多いサンフランシスコ、零下40度の猛吹雪の中を珍レースを展開、ロシアに着いた。大歓迎である。キュスター将軍(ジョージ・マクレディ)に迎えられたレスリーとフェイトとヘゼガイアは、皇太子を紹介されてフェイトと瓜二つなのにおどろいた。

フェイトは国を乗っとろうという悪男爵のために偽皇太子にされそうになるが、デュボワらの助力で事件を解決させた。2台の車はパリへ向かってフランスを走る。が、恋仲になったレスリーとデュボワが痴話ゲンカを始め、ゴール寸前で仲直りしたものの、フェイトの車が追い抜いてしまう。

今度はフェイトが承知しない。ワザと勝たせたんだ、インチキだと。
レースのやり直しをすることになった。新婚気分のレスリーとデュボワ、掛け値なしの勝利を狙うフェイト。

さて栄冠はどちらに、再びレースがはじまった(MovieWalker)


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ナタリー・ウッドが明るくはつらつとして、勝ち気な女性を演じ、テーマ曲を歌うシーンなどは、マリリン・モンローの「帰らざる河」を思わせるような、しっとりした歌声。

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ジャック・レモンピーター・フォークが、インチキくさい凸凹コンビのバディぶり。

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トニー・カーチスは、白のスーツで、フェンシングやサーベルでのアクションを見せたり、そのにやけた色男ぶりが健在。

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デュボア(ナタリー・ウッド)に思いを寄せ、最終的に結婚することになり、レースの勝敗は二の次。時々、トニー・カーチスの白い歯がキ〜ンとキラリと光るところが笑わせる。

イメージ 3途中、アラスカでは、氷の欠片(かけら)に置き去りにされたり、パリでは、道を間違えて、モンマルトルの階段をがたがたと車で降りたり、とにかく最初から最後までハチャメチャな映画。

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イメージ 9クリームたっぷりのパイ投げ合戦シーンは見どころ。
サイレント映画やアメリカのドラマでは、パイ投げのシーンが多いが、日本では、めったにお目にかからないし、習慣がない。

パイの中に、ブランデーやラム(酒)も入っているようで、それなら顔にお見舞いされてもいいかもしれない。
この映画では、映画史上最大ともいわれる規模で“パイ投げ”が繰り広げられる。
大真面目にギャグを考え、俳優の演技、セットや大道具・小道具、スタント、特殊効果、すべてに莫大な手間と工夫、制作費が注ぎ込まれた、壮大な爆笑コメディー。
エキストラも当時の衣裳でその数は膨大。

■主な登場人物:
・フェイト教授/皇太子ハプニック(2役): ジャック・レモン
・グレート・レスリー・ギャラント三世 :トニー・カーティス
・マギー・デュボア: ナタリー・ウッド
・マクシミリアン(マックス)・ミーン: ピーター・フォーク: フェイト教授の助手。
・ヘゼカイア・スターディ: キーナン・ウィン: レスリーの忠実なメカニック。
・ヘンリー・グッドボディ :アーサー・オコンネル: ニューヨーク・センチネル紙の社長兼編集長。 ・ヘスター・グッドボディ: ヴィヴィアン・ヴァンス: ヘンリーの妻。女性人権運動家。
・リリー・オーレイ: ドロシー・プロヴァイン: ボラーチョの酒場の歌手。
・テキサス・ジャック:ラリー・ストーチ: リリーの情夫。暴れ者。
・ロルフ・フォン・ステュッペ男爵: ロス・マーティン: 皇太子を廃しカルパニア王国の乗っ取りを企む男。
・キュスター将軍 : ジョージ・マクレディ: ステュッペ男爵の仲間。
・フリスビー: マーヴィン・カプラン: グッドボディ編集長の部下。
・ボラーチョの市長:ハル・スミス ・ボラーチョの保安官: デンヴァー・パイル

監督:ブレイク・エドワーズ
原案:ブレイク・エドワーズ、アーサー・A・ロス
脚本:アーサー・A・ロス
撮影:ラッセル・ハーラン
編集:ラルフ・E・ウィンタース
音楽:ヘンリー・マンシ―二
日本公開:1965年12月
時間:160分

※1974年6月2日9日テレビ朝日「日曜洋画劇場」でテレビ放送された。

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