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▶洋画 '20〜'60年代
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詳細
この時代は、1969年を除いては、ほとんどがリバイバル、二番館での観賞か、TVの洋画劇場、一部VHS,DVDなどが中心。
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きのうは夜9時から地上波で初放送となる「君の名は。」とBSで「007ロシアより愛をこめて」が放送されていた。どちらも見ているが「007」を見ることにした。
40年ぶりの再見ということになる。
吹き替え版で、ショーン・コネリー=若山源蔵というのがうれしい。
今見ても、やはりボンド・ガールはダニエラ・ビアンキが一番(笑)。
いまさらだが・・・。
■舞台の一つ、オリエント急行は「オリエント急行殺人事件」と同じ蒸気機関車だった。
■美人女性情報員のモノクロ写真をみたボンドが、写真に「From Russia
with Love」(映画の原題)と書いてマニーペ二―(「M」の秘書)に渡す。
■ボンドが組み立て式狙撃銃を構えた先には、アニタ・エクバーグの看板の絵(「腰抜けアフリカ博士」:CALL ME BWANA、1963)があり、中央にアニタ・エクバーグの口がある。その口から逃げ出してくるターゲットを狙い撃つ。ボンドのセリフ「口は禍の元。」
■ボンドが飲むコーヒーは「甘さ控えめ」であり、朝は「濃い目」でヨーグルトも。
■ホテルのボーイがボンドの荷物を部屋に運び終わると(チップの催促から)ボンドに気づかせるように「うふん」と咳こむそぶり。ボンドは、胸ポケットから札束の一部をボーイの胸ポケットに押し込む。何気ないしぐさも手慣れたもの。
ストーリー(概略):
犯罪組織「スペクター」は、クラブ諸島の領主ノオ博士(Dr. No)の秘密基地を破壊し、アメリカ月ロケットの軌道妨害を阻止した英国海外情報局の諜報員007ことジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)への復讐、それもソビエト情報局の美人女性情報員と暗号解読機「レクター」を餌にボンドを「辱めて殺す」ことで両国に泥を塗り外交関係を悪化させ、さらにその機に乗じて解読機を強奪するという、一石三鳥の計画を立案した。
実はスペクターの幹部であるソビエト情報局のクレッブ大佐(ロッテ・レーニャ)は、真相を知らない部下の情報員タチアナ・ロマノヴァ(ダニエラ・ビアンキ)を騙し、暗号解読機を持ってイギリスに亡命するよう、また亡命時にはボンドが連行することが条件だと言うように命令する。
英国海外情報局のトルコ支局長・ケリム(ペドロ・アルメンダリス)からタチアナの亡命要請を受けたボンドは、罠の匂いを感じつつも、トルコのイスタンブールに赴いた。しかし、そこにはスペクターの刺客・グラント(ロバート・ショウ)が待っていた・・・。
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グラントは、映画の冒頭で、いきなりジェームズ・ボンドを殺した・・・かに見えたがそれは、ボンドの仮面をつけた実戦訓練の人間だった。訓練で殺されてしまう人間もかわいそうだ。
「(アタッシュケースの)開け方を覚えたか?」
アタッシュケースの細工(飛び出しナイフ、催涙ガスなど)などはQの担当。
ボンドに好意を寄せているマニ―ペニーは、ボンドが仕事中に、女性とお遊びしていることにも関心があり、会話を盗み聞きしたりする(笑)。
列車、ヘリコプター、船と、陸・空・海とボンドのアクションに次ぐアクションは、その後のシリーズでおなじみ。
列車内の狭いコンパートメントでのボンドとグラントの格闘のアクションは後の映画にも影響を与えたようだ。
「007」シリーズの中でも、もっとも人気のある”危機一(髪➡)発”(⇒リバイバル時「ロシアより愛をこめて」に改題)作品である。
「それ、なんなの?」「いや、何でもない。頑張っているなぁ。」
☆☆☆☆ (For guch's eyes only, ☆☆☆☆☆☆☆=7 stars!)(笑)。
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The Scarlet Letter,1926)。
リリアン・ギッシュ(写真)は、19世紀の末期の1893年
10月14日生まれで、亡くなったのは20数年前の1993年2月27日で99歳の生涯だった。D.W.グリフィスの映画「國民の創生」(1915)「イントレランス」(1916)に出演。
1970年にアカデミー名誉賞を受賞。
遺作となったのは1987年の映画「八月の鯨」。
この映画では同じくハリウッド大女優で、人気・実力ともにナンバーワンと言われるベティ・デイヴィス(1908年4月5日-1989年10月6日)と共演している。この時ギッシュ94歳、ディヴィス79歳だった!。この映画も見てみたい。
サイレント映画「真紅(しんく)の文字」では、弁士の澤登翠(さわと・みどり)さんが、娘役のリリアン・ギッシュ(当時33歳)、その母親、牧師、その他出演者の声を使い分けている。それが素晴らしい。終わったあとは拍手が鳴り渡った。
澤登さんによると、無声映画上映会のグループのメンバーのひとりに映画評論家の佐藤忠男さんがいるという。この佐藤さんから直接聞いた話として「モスクワのレニングラード(当時)をバスで移動中に、リリアン・ギッシュが偶然バスに乗り合わせていて、”生”のリリアン・ギッシュを目の前でみた」という。いろいろなエピソードがあるようだ。
ストーリー:
安息日の礼拝に遅れてきたお針子のへスター(リリアン・ギッシュ)を諭したことがきっかけで、牧師のアーサー(ラース・ハンソン)は彼女に魅かれるようになる。村の使命でイギリスに渡ることになったアーサー。アーサーは、へスターにイギリスに同行するように求めるが、へスターはそれを拒んだ。
名ばかりとはいえへスターが人妻であることを知ったのだった。夫の所在がしれなくなって数年。その夫の留守中にアーサーの子を産んだへスターは、不倫を咎められ、罰として真紅の文字で「A」の文字が胸にその事実を刻印される。
植民地時代初期、ヘスターが子供の父親の名前を明かさないので、胸に姦通を意味する“A”の文字を縫いつけられたのだ。ナサニエル・ホーソンの原作をもとに、禁じられた恋の物語を描いた作品。
・・・
主人公のヘスターは自分から牧師を誘惑する女性で、これまでギッシュが演じてきた受身の清楚なヒロインとは異なり、積極的に行動するタイプの女性である。「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラのような自立した女性と言える。
植民地時代の保守的で、規律を重んじる清教徒が多いボストンの地では、規律に反するものは、見せしめの罰として最悪の場合は処刑が待っていた。
見せしめの刑にされるへスターと飲み物を与える牧師。
板に両手・両足の入るだけの丸い穴があけられてそこに、手足を出し、見世物にとしてさらされたりするのだ。そうした閉鎖的なボストンの町(ロケはカリフォルニア)を描写しつつも、自然の中に自由な匂いも漂わせる。ヘスターと牧師が恋に落ちていくシーンも自然に描かれている。
牧師という立場で、地元の民衆からわしたわれていたのだが、人々から、へスターの相手の男の名前を聞き出せと言われて、へスターに「名前を言え」と迫り、それを聞き、牧師に目を向け、視線をそらさないへスターの演技の凄さ。
途中で、数年ぶりに別人のようにヒゲぼうぼうになって現れる夫が、へスターと牧師との関係を知って、どのような仕打ちにでるのか・・・というサスペンス?に満ちた展開もある。
・・・
「真紅の文字」は、サイレント期を代表する女優と、サイレント期を代表する監督が、古典を題材にして作った「クラシック名画」である。
リリアン・ギッシュに関しては、今はブログを中止しているポニー
さんが「リリアン・ギッシュ」の記事を2010年にアップしていた。
ポニーさんによると「散り行く花」が傑作でおすすめだという。
☆☆☆
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活動弁士と楽団付きの「澤登翠(さわと・みどり)活弁リサイタル」の2番目の映画は「チャップリンの質屋」(原題:The Pawnshop、1916)。1916年というと大正5年で、チャップリンにとっては、ミューチュアル社における6作目のサイレント映画。100年も前に、今見ても笑わせるドタバタコメディの一級品映画を撮っていたのには驚く。
元々は「チャップリンの番頭」として公開された。
「チャップリンの質屋」は原題に沿った別名。チャップリンが質屋の店員、ヘンリー・バーグマンは質屋の主人 、エドナ・パーヴァイアンスは質屋の娘を演じている。
この映画は、はしごなど小道具を効果的に使用したギャグが多用されている。
時計が分解されてバラバラに・・・。
とくに、客のアルバート・オースチンが目覚まし時計を質屋に持ち込むと、チャップリンが聴診器で診たり、挙句の果てにそれをバラバラに分解してしまう場面が有名であるとされる。
質屋の主人は店員のチャップリンが遅刻したり、仕事をサボるのでクビを言い渡すが、抜け目のないチャップリンは、家に帰ると子供がたくさんいて、とか嘘を言ったり、あの手この手で、仕事をしているふりをしてなんとか店にとどまる。
主人の娘もチャップリンを庇う。客との喧嘩のシーンなど、のちのチャップリンの映画「街の灯」のシーンにも見られるような(たとえば殴りかけてくるとひょいっとうまくかわしてしまうなど)動きも笑わせる。
活弁の澤登さんは、登場人物の声をそれぞれ分けて演じるとともに、ナレーションも入る。22分の短編。
無声映画を単に字幕だけで見るのではなく、弁士(語り部)と生の楽団音楽で聴くのとでは、まるで臨場感が違う。サイレント映画を、活弁付きの映画として多くの人に伝えていく活動は稀少で、価値がある。
3作目は「真紅の文字」(原題:The Scarlet Letter、1926)。
実はこの映画が「弁士付き無声映画鑑賞会」のメインで、87分の映画だが、かの
リリアン・ギッシュ主演の名作である。
(別の記事に続く。)
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映画の誕生は「月世界旅行」から数えて約125年。
初期の頃はサイレント。日本に映画が最初に入ってきたのは神戸。
日本では馴染みがなかった外国映画には解説・説明が必要ということで、活動弁士なる映画ガイド役が登場した。中でも徳川夢声は有名だった。
徳川夢声の活弁はラジオくらいしか聞いたことはないが、テレビの「大正テレビ寄席(よせ)」という番組の司会者、漫談の牧伸二の師匠である牧野周一の講談、漫談の中に、無声映画の徳川夢声などの弁士の話がよく出ていたので知っていた。
映画がトーキーとなって、弁士は活躍の場がなくなったと思っていたが、無声映画鑑賞会なるものもあって、日本だけでなく海外に日本の無声映画も紹介している人達がいることを知って驚いた。
スクリーンの舞台横の机にスタンドライトをつけて、台本もあるのだが、画面を見ながら、登場人物の全てのセリフを一人で担当していた。途中の説明の英語が出るがその説明も一人で担当。声色を変え、その多才ぶり、演技力?には舌を巻く。
・・・
「キートンのセブン・チャンス」はだいぶ以前んテレビでは見たことがあるが、活弁(活動弁士)付きの映画を見るの始めて。
そこにはたった一つ条件が。27歳の誕生日の午後7時までに結婚していること。その誕生日とはまさしく今日!彼は迷わず意中の女性のもとに駆けつけるのだが・・・。
・・・
ジミー・シャノン(バスター・キートン)には好きな女性メアリー(ルース・ドワイヤー)がいたが、なかなか告白できないでいた。メアリーの家の門の前。ジミーとメアリーが並んでいるが、その間にはメアリー家の子犬がいる。
「もう犬は相当大きくなっているのに」と胸の内でつぶやくジミー。
そんな時に、ジミーに700万ドルの遺産相続の話が持ち上がる。
遺書にある条件は、ジミーが27歳の誕生日の夜7時までに、花嫁を見つけ結婚式を挙げることだった。弁護士などがジミーに誕生日はいつ?と聞くと、なんと今日が誕生日。7時を過ぎると遺産はパー。
クロークの女性にも断られ・・・。
プロポースのリハーサルを繰り返し・・・。
時間との勝負。誰でもいいからと周りにいる女性たちの7人をリストアップ。7回のチャンス(映画の原題)があるというわけだ。一人ひとりに「僕と結婚しませんか?」と声をかける。からかっていると思われ相手にされなかったり、笑われたりで、7人の女性にあたったが全て断られてしまう。
弁護士は、これではラチがあかないと、「700万ドルの遺産のある男が花嫁を求む」と新聞に全面広告を打つ。「希望者は、7時までに協会まで来られたし」。
新聞広告のことなど知らずに花嫁を待つジミー。
新聞を見た花嫁希望者が7,000人も教会に押しかける。
神父は、ジミーと花嫁の結婚式をあげるためにいたが、数千人の花嫁を見て、「これは冗談です。全員お引取りをください」といったものだから、候補たちは男(ジミー)に怒り心頭。
7,000人の花嫁志願者が”ペテン師”扱いのジミーを追いかける。
逃げるジミーをを手段でどこまでも執拗に追いかけるのだった。
ジミーは、のを越え山を走り、とにかく逃げる。
トム・クルーズの走りよりも凄まじいバスター・キートンの走りはアクションスター並み。山では、岩や石が転がってくるのを交わしながら、とにかく走る。走る。一目散に走る。
一方、メアリーは、ジミーに対して好意を抱いており、召使のものに、ジミーにメモを届けるように伝える。そのメモには、「家で、一日中待っています。メアリー」とあった。
果たして、このメモはジミーの手に渡るのか。
ジミーは、数千人の怒れる花嫁たちから逃れられるのか・・・といった展開。
バスター・キートンは、チャールズ・チャップリン、ハロルド・ロイドと並ぶ三大喜劇王の一人。サイレント映画の喜劇王といえばチャップリンの存在が大きい。情に訴えかけるチャップリン作品に対してキートンはドライで、純粋にアクションとタイミングで笑わせることに徹した。本人は絶対に笑わず、笑わない喜劇王とも呼ばれた。単純に見せかけた計算し尽くされた芸は時代を超えた求心力を持つとも言われる。
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弁士の澤登(さわと)さんが、様々な感情の起伏を一人で表現していていた。澤登さんの弁士の様子を時々ちらりと見ていたが、流暢に語っていて小気味良かった。
映画終了後、自らの「澤登翠 活弁リサイタル」開催のPRも兼ねて案内していたが「この場でしか、宣伝できないので、よろしくお願いします」と、恐縮するように、何度もアピールしていた。
新宿・紀伊国屋ホールで12月29日(金)17:30会場(18:00開演)で、あの永遠の女優、リリアン・ギッシュの「真紅の文字」(1926)、「チャップリンの質屋」(1916)「旗本退屈男」(第一回)(1930)の3本の弁士を行うという企画である。楽団「カラード・モノトーン」が演奏を行う。全席指定で、3,000円。
自分へのクリスマスプレゼントでfpdも参加する。
無声映画鑑賞会の回し者ではないですが、みなさんもどうぞ(笑)。
来年の3月には横浜で、新垣隆さんと澤登翠さんとのコラボによる
映画の企画もあるとか。
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ありがとうございました





