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fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
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書庫▶邦画'40-00年代

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新藤兼人監督&実力派大竹しのぶ主演ふくろう」(2004)を見た。ある母娘と奇怪な連続殺人事件を巡る関係を、ブラック・ユーモアを交えて描く異色のサスペンス
 
          ものすごい映画です!(笑)

・・・
この物語の背景は1980年頃ですという文字が出る
画面に顔中真っ黒にすすけたような二人のゾンビのような姿が現われる。
「木の根っこや生きているものはみんな食った。ネズミはおいしかった」といった会話が。その二人の前に小さなトカゲが現われる。
 
「こんなもん食うくらいなら死んだほうがましだ」「母さんは優しいね」。
 
満州から引き揚げた後、東北地方の山奥にある希望ヶ丘開拓村は、役所からタダで提供された開拓地。ここには、すべての財産を売り払って満州へ出かけていったため、やっと日本に戻ってきても帰る場所のない、満州からの引揚者たちが、最後の希望をもって入植してきた。

しかしそこは名前とは裏腹に「不毛の地」だった。いくら努力しても作物は育たず、そこで食っていくことは不可能だったのだ。そのため20軒の入植者は次々と村を離れていく。

出稼ぎに行った夫にも見捨てられ、たったふたり、村に取り残されたユミエ大竹しのぶと17歳になる娘のエミコ伊藤歩は、激しい飢えに苦しんでいたのだった
 
イメージ 2もはや限界。そこで、母娘たちはある決意をする。それは、山向こうのダム工事現場で働いている男らを呼んで売春をし、最後に毒入り焼酎を飲ませて殺害し、現金を巻き上げるというものだった

果たして、ふたりの“貯金”はみるみる増えていく。脱出目標金額までもう少しとなった。ところがある晩、県の引揚援護課に勤める若者と麓の巡査、更に一旦は村を出たエミコの初恋の少年・浩二が鉢合わせてしまった。
 
しかも、浩二が殺人を犯し手配中だったことから、巡査ともめて大騒ぎ。
3人の男たちとユミエ母娘は、壮絶な殺し合いを演じるのだった・・・
 
それから1年後、村からの脱出に成功したユミエとエミコの家の裏庭から、9体の白骨遺体が発見された。一体、ここで何があったのか? 捜査を進める警視たち。だが今となっては、全てを知るのは森の主である梟(ふくろう)だけである(MovieWalkerを一部引用)。
 
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・・・
まず第1にユミエがやったことは、ユミエとエミコの身体をキレイにし「オンナ」になること。薄汚れた身体を洗い、髪をキレイにすれば、さすがに17歳の娘エミコはキレイなもの。スタイルは抜群、肌。一方、母親のユミエも、まっ赤な口紅は多少ドギツいが男づきのするルックス。

第2は服を整えること。これには葬式の時に使う幕と開拓団の旗が役に立った。
ミシンのほこりを払ってつくったのは、ユミエ用の白黒のワンピースとエミコ用の開拓団の文字入りの赤いタンクトップ。
  
最初にユミエの家を訪ねてきた「客」は、ダム工事現場の男(木場勝己)。
東京の男だが、リストラされて出稼ぎにきてい。ユミエの夫は逆に出稼ぎで東京に行ったきり。そんな中、ユミエはタイミングよく「2万円」と切り出した。たちまちオーケー。
 
男とユミエは奥の部屋へ。ほどなく座敷に戻った男は、大満足の表情。
そんな男にエミコが差し出した「特別サービス」のドリンクは、何と猛毒入りの特製焼酎。一気にこれを飲み干した男は、口からアワをふいてたちまち大往生その男の最後の言葉は「よかった」というもの。
 
成果を見届けたユミエとエミコは有り金をいただき、男の死体を猫車に乗せ、晴れ晴れとした顔で♪泣きなさい。笑いなさい。いつの日か。いつの日か♪と歌を歌いながら、死体始末する

2番目の客は電気屋の男(六平直政)。「たった一軒のために、17本の電柱を建て、税金で賄っているんだぜ」という男。電気代を支払ったので、それまで止められていた電気をつけてもらうためにやってきたこの男も、ユミエの巧妙な誘いにつられて・・・。そして、同じく毒入り焼酎でアワをふいて・・・。

3番目は水道屋の男(田口トモロヲ)。国の水道をここまで引っ張ってくる手間とお金が大変だと愚痴る。ユミエは「アンタが払うわけじゃないでしょ。国が負担するんでしょ」というが「僕は死にたい気持ちだ」と男は言う。ユミエは「それはちょうどよかった」というのが笑わせる。

この水道屋にはおまけとして「目の保養」があった。ホースから水道の水を存分に使って、行水の真っ最中。タライの中にいるのは一糸まとわぬ素っ裸のエミコだった。オールヌードを真正面から拝めたのだからダム工事現場の男や電気屋の男よりは喜んで極楽へ大往生

4番目は、帰ってこない部下を探しにきたダム工事の監督助手(柄本明)。
5番目は電気屋の上司(魁三太郎)。そして6番目はダム工事の監督(原田大二郎)。彼らはみな、何か怪しいと感じてはいるものの、ユミエの言葉の巧みさとスケベ心のために、それぞれ貴重な生命を・・・。
 
・・・
大竹しのぶがこの映画でも、”怪演”を見せる。
男を誘うような目つきをしたかと思うと、やってくる男たちに「2万円。前金で」とお金を受け取って、隣の部屋に消える。その時に娘に合図する表情もうまい。
 
男たちは、そのあと、サービスと言われて自家製焼酎を飲まされる。すると、泡を吹きだし、最後の一言を吐いて、死んでいく。「討ち死にじゃ」「油断大敵」「犬も歩けば棒に当たる」「バラにトゲ」といった言葉だ。

ユミエとエミコの母娘のうち、ユミエだけが売春をしていたが、男から「こっち(エミコ)でお願いできるかな?」といわれて、ユミエは「いいですか、エミコ」と一応聞いてみる。「はい、お母さま」という返事。エミコは母ユミエに「(将来の引き継ぎのため)勉強」と目配せして、男に向かって「レッツゴー!」と気合を入れる。
 
お金はどんどんたまり80万円以上になった。150万円たまったら、母娘は外国に行く計画で「インドネシア、タイ、ブラジルかバンコック経由でアンコールワットを見に行こう」などと話し合う。

この映画新藤兼人監督は、2003年6月の第25回モスクワ国際映画祭で特別功労賞を受賞大竹しのぶは最優秀(主演)女優賞を受賞した。

大竹しのぶの演技はすごい
新藤兼人は、遺作となった映画「一枚のハガキ」でも大竹しのぶを主演に向かえていた。大竹しのぶは、最近の「後妻業の女」(2016)にしても、屈託のない悪女をやらせたら日本一かもしれない。
 
・・・
原作・脚本・監督・美術:新藤兼人
プロデューサー:新藤次郎
出演:
ユミエ/大竹しのぶ
エミコ/伊藤歩
ダム男A/木場勝己
ダム男B/柄本明
ダムかんとく/原田大二郎
電気屋/六平直政
電気屋上司/魁三太郎
水道屋/田口トモロヲ
巡査/池内万作
引揚援護課の男/蟹江一平
浩二/大地泰仁

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ダイアモンドは傷つかない」(1982)を見た。
監督は「八月の濡れた砂」「赤ちょうちん」「スローなブギにしてくれ」などの藤田敏八。当時21歳の田中美佐子が新人としてデビューし、いきなり日本アカデミー賞(第6回)新人賞を受賞している。
 
山田太一脚本の「想い出づくり。」(TBS制作のテレビドラマ)が、1981年9月18日から12月25日にかけて放送されたが、このドラマの主演の田中裕子と脇役ででていた田中美佐(田中美佐子の当時の芸名)の”W田中”のファンになった(笑)。

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「ダイアモンドは傷つかない」は、女子大生と中年男の奇妙な同棲生活を描いた20歳の女子大生が、酒と女のためにいくつもの予備校をかけ持ちする中年の講師に関わり、やがては別れを迎えるというストーリー。

この奇妙な二人の関係をクールに見つめて、現代人の孤独を滲(にじ)ませながら、ひとりの女子大生が大人へと旅立っていく姿を描く。 ”虚構の愛”を経て成長していく一人の女性の話(笑)。
 
・・・
予備校の中年講師の三村山崎努に弓子田中美佐子は秘かに瞳れていた。ひょんなことから親しく話をする機会があり、薄汚れた駅前の食堂で三村は「男には、自分の傘に女を入れてやりたい奴と、自分が女の傘に入りたい奴と二通りある。俺は入れて貰うほうだ」と弓子に話した。
 
その夜、二人は酔いつぶれて三村の愛人の和子加賀まりこの部屋へ行った。弓子は和子に対して批判的な言葉を投げつけたが、三村に関る人がすべて傷ついていて、傷つきながらもそれぞれの愛を終らせようとはしていないことを知った。
 
三村の家庭は妻の真知子朝丘雪路が数年来ノイローゼで、表面的にはうまくいっているように見えたが、虚構の家だった。弓子は志望校の早稲田大学に合格し、三村から高価な家具や指輪をプレゼントされた。
 
50年たったら結婚しようという三村の言葉を理解しようとしながらも、彼を愛したことから始まった行場のない淋しさに疲れ始めていた。ある日弓子は、一人旅から帰って来た和子と会っている三村にばったり会い、なごやかそうな二人の姿を見て動揺してしまう。妻の真知子に電話を入れる三村を、弓子は力なく見ているだけだった。そして、「もう大人のふりはおしまい。秩序正しい大人の世界を崩してしまいました」と三村に別れを告げた(MovieWalker)
 
・・・
1980年代初めの日本の風景描写などが懐かしさを呼び起こす。
50代半ばの予備校講師・三村は病気がちでお嬢さん育ちで世間知らずの妻を持ち、外には10年来の夫婦同然の愛人のほか、予備校教え子の20歳の女子大生とも半同棲し、酒におぼれるという山崎努の破天荒な生活ぶりと、それに翻弄される周りの人間たちの孤独を描いている。

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予備校講師というのは、講師を掛け持ちしているとはいえ、そんなに収入があるのか。女子大生にアパートを借りてやったり、指輪をプレゼントしたり・・・。「飲み代を稼ぐために働いてんだ」と三村が言うと、女子大生の弓子からは「それじゃあ、”せんかた(詮方)なし”(=どうしようもない)だわ。あっち(昔からの愛人)をやめれば少しは楽になるわ」と言われる始末。三村もどうしようもない人間。ああ言えばこう言うで「あいつとは色恋じゃない。夫婦みたいなもんだ」。すると弓子は、自分をさして「じゃあ、これは」というと「お前は宝だ。二人で一軒もとう。」と見境がない。
 
三村の持論もハチャメチャ。「酒が飲めないというのは病気だ。酒は飲めません。タバコは吸いません。」と酔っぱらっておどけたり、「軍隊では炊事班長だった」と自慢もする。おまえ(弓子)が36年早く生まれていればもっと楽しいことがあったものを」って、女子大生とは36歳差か(笑)。義弟からも「やることが派手なんだから、自分から(女性関係を)大っぴらにしているようなもんですよ」と何度も言われるのだ。
 
三村は若い弓子に執着して「50年たったら結婚しよう。オレが知っているやつがいなくなったら結婚しよう」というと「あの世で?」「地下へ潜ろう」といった現実離れした会話が続く。「50年も生きる気ないわ」「そういう刹那主義はいかん。」

弓子はアルバイトで中学の先生になるが、生徒は「あの先生まだ独身らしいぜ。「ふーん、オールドミスか」と言ってくすくす笑う。「オールドミス」死語でしょ!

愛人の加賀まりこが三村に対して”殺意”を示すような目をするところがど迫力で怖い。映画は、本庄(ほんじょう:埼玉県本庄市)から早稲田まで100キロのハイクで終わるのだが、本庄の発音が地元の人間(fpd)からしたらおかしな発音だった。「ほ」にアクセントを置いていたが、そうではない。

弓子のアパートにいた三村(国語を教えている)が「今日はこれで行くよ」というと、弓子は「日本語は正しく使ってください。帰るよでしょ」と皮肉を込めて言う。三村は、「お前はメチャメチャなインチキな女だな」と捨て台詞。

田中美佐子は、映画の主演でいきなり、大胆なフルヌードで、ベッドシーンを演じているのが驚きだ。ドラマでは、活躍してきたが、映画での代表作が思い浮かばないのがさびしい。

・・・
出演は、田中美佐子山崎努加賀まりこ朝丘雪路石田えり小坂一也大林宣彦(監督)、高瀬春奈ほか。


藤田敏八監督といえば、1970年代から80年代にかけて、青春映画、とりわけ苦い青春やエロスに主体を置いた映画を撮りつづけていた監督。


藤田監督映画の個人的ベスト5:(順不同)
①「八月の濡れた砂」(1971) 
②「八月はエロスの匂い」(1972)
③「赤ちょうちん」(1974)
④「バージンブルース」(1974)
⑤「スローなブギにしてくれ」(1981)
次点:「海燕ジョーの奇跡」(1984)

☆☆☆
 
 
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イメージ 2パルコフィクション」(2000)を見た。タイトルが似ているタランティーノ監督の「パルプ・フィクション」(1994)のようなサスペンスを期待すると肩透かしを食う、似ても似つかぬ、軽いタッチのお気楽コメディ。5話からなるが1時間5分の中に5話は詰め過ぎ。
 
監督は「ウォーター・ボーイズ」(2001)や「スウィングガールズ」(2004)などの矢口史靖監督と盟友・鈴木卓爾監督がデパート「パルコ(PARCO)」を題材に描く短編オムニバス。
 
第1話の「パルコ誕生」だけはなかなか良かったがあとは失速。
第1話では、タバコの煙がむんむんとする中で、男たち数人が会議をしている。ショッピングビル開発に絡んで企画開発室がデパートのネーミングを検討している会議だった。一人が、タバコの煙にむせかえって、咳をしながら退席、部屋を出る。するとほかの人たちも立ち上がり心配になり様子を見に行く。そこから一転して、川沿いのシーンとなり、不法投棄が行われゴミ捨て場のシーンとなる。そこにボウフラがわいて…という展開。話が様々に急展開して、”PARCO”にたどり着くという着想がおもしろい。
 
1話パルコ誕生
イメージ 4会議中、責任者の役員(田中要次)が、タバコの煙に堪え切れず席を立つ。不法投棄されたゴミにボウフラがわいて、それがやがて蚊になり、コンビニの誘蛾灯で死に、徹(とおる)くんの飼っている鯉の餌になって、しかし親の都合で引っ越すことになった徹くんがその鯉を川に逃がしたところ、老人がそれを釣って食べて骨を喉につまらせ転倒、診察を受けた病院で偶然ある会社の役員が自分のレントゲン写真と老人のそれを重ねたらPARCOの文字が浮かび上がった。それがパルコの名前の誕生秘話だった
 
2話入社試験
イメージ 3パルコの面接試験に臨んだ花子真野きりなは、帰り際、面接官に一通の封筒を渡される。「この封筒を最後まで開けなかったら、合格ですよ」。花子は、封筒を開けてみたい衝動もあったが、あきらめ、雑誌類の間に挟んでおく。そして、花子はパルコの入社式に参加していた。ところがそれから数日後、たまたま本を整理していて封筒に気付き、封筒を開けてしまう。そこにかかれていた様々な指示を実行に移すと驚きの結末に・・・
 
3話バーゲン
イメージ 5今日からパルコはグランバザール。しかし、店員の鈴子猫田直は目をつけていたワンピースが次々と売れていくのが気懸かりでならない。そこで彼女は人目を盗んでそれを隠し、だれも見ていない隙にバーコードで購入済みとして、財布から支払いを済ます。夜中、こっそり取りに戻る、警備員荒川良々)がいて、隠イメージ 7れてビルの窓から逃れようとしてビルの隙間に挟まってしまう。「もうダメだ。ダイエットしとけばよかった」。死を覚悟したその時、彼女はくしゃみの勢いで脱出に成功する。
 
■4見上げてごらん
上を見るとクラッとしてしまう、世にも稀なスカイ・スクレーパー症候群に悩まされるパルコの店員・山谷美都子唯野未歩子:ただのみあこ)美都子は、いつも下を向いて歩いている。上を見上げるのが苦手なのだ。付き合う男も背が低くなければならない。

そんなとき180センチ以上の背の高い警備員で英語かぶれの大須荒川良々から「メシでもウイズ・ミー」と食事に誘われる。「俺は6尺1寸」と言われ、「6尺ってなんなんだ」と思いつつ、少しでも背が高くなるように見せるため、慣れないハイヒールを履き、美都子は、大須が予約したレストランへ。レストランの入口が高い階段の上だったこと大喧嘩。「私、面倒くさいんですよ」と女が言うと、男は「ちびとばかり付き合ってんじゃねえよ」と急に両方がやくざ言イメージ 6葉になるのだ。美都子は、いつの間にか階段から足を滑らせて、大須と一緒に転落してしまう。だがそのお陰で、骨折した大須はしばらく彼女より目線の下の車椅子生活を送ることになった。美都子自身も少しだけ病気を克服することが出来るのであった。

■5ポップコーンサンバ
シネクイントの劇場スタッフが、リズムを取り踊るエンディング。
 
・・・
イメージ 8PARCOのCMがテレビに流れると、認知症気味の「はるこ」というおばあちゃんが反応して「呼んだ?」というので、その家族の孫娘は「PARCO」のCMを中止するか、店名を変えてほしいとPARCOに出かけるところがおかしい。
 
PARCOの店員に要件をいうと「上の人に聞いてくれ」というばかり。
上の人=屋上にいる人と勘違いして、屋上に行くと、屋上の担当の警備員のような人に、立ち入り禁止だと怒られる。この警備員の男との会話がおもしろい。

このおっさんに「店名を変えられないか」というと、おっさんいわく。「企業戦略で生きているんだ。名前を変えられるわけがないだろう。看板を作りかえるのにもお金がかかるんだからな」。すると娘は「いい名前がある」と言い返す。

「下手なことを言うと許さないからな。昔からオヤジギャグは大嫌いなんだ。言ってみろ」。すると娘は「ピルコ」と答える。ちょうどその時、「PARCO」の看板の「A」のところに鳩が飛んできて、Aの文字の左側が外れて、看板文字が「PIRCO」になってしまう。通りを歩いている人たちがPIRCOの文字を新鮮に感じ、行ってみようとどよめく・・・といったエピソードなどもある。
  
ばかばかしさ満載の映画で、お勧めはしないが、お暇な方はどうぞ。

★★

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サバイバルファミリー」(2017)を公開初日のきょう、見た。MOVIXさいたま。
監督は「ウォーターボーイズ」(2001)「スウィングガールズ」(2004)「ロボジー」(2012)など矢口史靖(やぐち・しのぶ)現代は当たり前のように電気、水道、電話、スマホなどを使っているが、これらが一斉に使えなくなったら生き延びることができるか・・・を問いかけるコメディタッチパニック&ロードムービー
 
「サバイバルファミリー」は、ある日突然、電気がなくなった世界を舞台に、ある4人家族のサバイバル生活を描く登場人物たちに次から次へとトラブルが降りかか物語が進行。様々な過酷な生活を通して、バラバラだった一家が、絆を取り戻していく。一家の主を小日向文世、その妻を深津絵里が演じる。
 
小日向文世は、「アウトレイジ・ビヨンド」などバイプレイヤーとして存在感があるが、今回は主役。一家では亭主関白ぶりを発揮するが、電気が無くなり、ろうそくのマッチも少なくなったことを息子に指摘されると「原始人は何もなくても火を起こせた。今に教える」と頑固一徹(結局、火を起こせない)。
 
・・・
東京に暮らす鈴木家では、母深津絵里)が話しかけても父小日向文世)はテレビに見入り、無口な息子(泉澤祐希)はヘッドホンをつけ音楽に夢中、娘(葵わかな)はスマートフォンを手放せず、一緒にいてもどこかバラバラだった。
 
ある朝、テレビや冷蔵庫の電化製品、スマートフォンにパソコンといった通信機器、さらに電車や自動車、ガス、水道など、乾電池を使うものも含め電気を使うあらゆるものが突如動かなくなってしまう。
 
単なる停電とは言えないこの異常事態は、一週間経っても続いたまま。
情報も絶たれ、不自由な生活に困り果てる人々。学校も会社も自宅待機となる。
ついに父は東京脱出を決断。生き残りを賭けたサバイバルライフがはじまる。
移動手段は自転車。まずは隣県の埼玉県(川口市近辺)に行くが、やはり電気が来ていないことがわかる。

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そんな中、父親のいる鹿児島に羽田から行こうとするが、飛行機も欠航。大阪より西は電気が来ているという噂があり、自転車で向かうのだった。
 
・・・
 
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     水不足で「ペットボトル1本2,000円」。「まとめて買うから1本600円にしてよ」
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「お父さん、わたし鹿児島行くのなんて、ありえないから。」
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必死に火を起こそうとするが・・・。
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「不便だからこそ、これを機会に楽しまなくちゃ。」
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「いいか、絶対に捕まえろよ。」

大停電になった原因は2年半後に明らかになるが、テロなどとは違っていた。
停電のほか、自動車も動かず、電車は運休、スマホも使えず、果たして家族はどのように生き延びていくのか・・・。

東京を離れて、10日、20日、30日・・・。2年半後の家族の生活は・・・。
それにしても、道中は平たんではなかった。地図が古く、道路が寸断されていて、目の前は川。家族がとった行動は。公衆トイレはあったが、悪臭が漂い利用できず。

普通に水が飲めて、布団に寝られ、風呂に入れ、白いご飯が食べられるという当たり前の生活ができることがいかに幸せかを最後に味わう家族がいた。蒸気機関車が走り、ただで乗ったり・・・など突っ込みどころを探せばかなりある。

娘役の葵わかなという女優は初めて見たが、大抜擢だったようだ。
いかにも現代風という感じでよかった。深津絵里は、いつものことながらうまいが、小日向文世が熱演だった。雨風に打たれたり、川にもぐったり、豚を取っ組み合いで捕まえようとしたり体当たりだった。

駅のホームの人混み、高速を民族大移動のように動く人の数などエキストラの規模のすごさに驚かされる。物語は、やや絵空事のように感じるが、現実に停電、災害、交通機関のマヒなどがあった場合の対処方法、備えなどについて考えさせられる面もある。

水道のなかった時代は、井戸水だったが、そんな懐かしいシーンもあった。
また、風呂も薪(まき)を割って沸かしていた。風呂の水を貯めるのに井戸水をバケツで運んだり、たらいで洗濯するなど、電気製品を使わないシーンも出ていた。今は何もかも便利になった時代といえる。

感動的だった「スウィングガールズ」などとは作品のテイストが違って、好みが分かれるかもしれない。

  予告CM

鈴木 義之:小日向文世
原因不明の停電に困り果て一家で東京を脱出することを決断する。
鈴木 光恵:深津絵里
義之の妻。専業主婦。
鈴木 賢司:泉澤祐希
義之の息子。大学2年生。
鈴木 結衣:葵わかな
義之の娘。高校1年生。
斎藤 敏夫:時任三郎
斎藤 静子:藤原紀香
斎藤 涼介:大野拓朗
斎藤 翔平:志尊淳
古田 富子:渡辺えり
高橋 亮三:宅麻伸
佐々木 重臣:柄本明
田中 善一:大地康雄
菅原大吉
徳井優
桂雀々
森下能幸
田中要次
有福正志
左時枝
ミッキー・カーチス


☆☆☆


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テレビの深夜放送で見た「黒い十人の女」のもともとのオリジナルの映画「黒い十人の女」(1961)を見た。監督は市川崑。出演陣が超豪華。初代ミス日本に輝いた山本富士子をはじめ、岸恵子中村玉緒宮城まり子岸田今日子、歌手の森山加代子、男優陣は、主役の船越英二永井智雄伊丹十三大辻伺郎など。
・・・
テレビプロデューサーの風松吉船越英二は、美しい妻・双葉山本富士子がいながら、多くの愛人たちと浮気をしていた9人の愛人たちはお互いの存在を、なんとなく知っていた。また、松吉が浮気者であることも分かっていたが、そんな松吉から離れられないでいた。
あるとき妻と舞台女優で愛人の市子岸恵子とで松吉を殺す計画が持ち上が。それは、松吉へのうっぷんを晴らすための架空の計画だった。しかし、松吉は「愛人たちは自分を殺そうとしている」と思い込み、妻に相談する
妻はあっさりと計画を認めた上で、松吉を殺したかのように見せかける狂言殺人を松吉と計画。その計画は、まず愛人を集めて、松吉を責め立てる会を開き、そこでピストルで松吉を殺したかのように見せかけるというものだった
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その計画はうまくいき、愛人たちは、妻に罪を着せたつもりで逃げ出してしまう。  しかし、三輪子宮城まり子は、松吉が死んだと思い、自殺してしまう。妻の双葉は、松吉を死んだことにしておくため、松吉を部屋に隠す。しかし松吉の存在が面倒くさくなり、狂言殺人だったことを愛人に告げる。
その後、妻と松吉は離婚。舞台女優で愛人の市子が舞台女優を辞めて松吉を引き受けることになり、市子は愛人と元妻から祝福の花束を受け取って自動車を運転しつつ夜の闇の中に去っていく
・・・                                                  1961年に公開された映画で、まだテレビ放送の初期のころだが、テレビ局を舞台にしている所がおもしろい。スタジオでは、複数の人間がカメラチェックをして、スタッフなどに指示を出していたが、音入れは、アナログのオープンリールのテープデッキだった。電話はもちろんダイヤル式で黒電話。車などはアメ車(キャデラックなど)。クレージー・キャッツが一世を風靡する前か、本人たち役で出演していた。
ハナ肇がバンドメンバーに「日本人は正しい言葉を話さなければなりません」というと、横から植木等が「通じりゃあいいんじゃないの」という。するとハナ肇は「なんだって、いい気になりやがって、オレはトサカに来た!」だった(笑)。              
腹立たしく感じ、カッとなることを「頭に来る」というが、トサカに来るとは、この頭に来るを強めた言葉である。トサカ(漢字では鶏冠)とは鶏の頭にある赤い部分のことだが、カッときて頭に血が上った様をトサカに例えて出来た言葉と思われる。
そういえば、子供のころに使っていたなと思いだした。                  森山加代子(当時19歳)が出演していたのは懐かしい。1960年6月、イタリアの歌手ミーナ英語版月影のナポリ」の日本語カバーでレコード・デビューしていた
月影のナポリは50万枚を売り上げて、いきなりの大ヒットとなった。         その後もヒットを連発し、ミュージック・ライフ誌の人気投票女性部門で第1位に選ばれ。新人としては異例の早さで同年の第11回NHK紅白歌合戦に初出場。以降じんじろげ」「パイのパイのパイなど歌謡曲やカバー曲で数々のヒットを飛ばした。特に1961年リリースの作詞渡舟人、作曲中村八大じんじろげは、その年の流行語になった
監督:市川崑
風松吉:船越英二                                        石ノ下市子:岸恵子                                        風双葉:山本富士子
三輪子:宮城まり子
四村塩:中村玉緒
後藤五夜子:岸田今日子
虫子:宇野良子
七重:村井千恵子
八代:有明マスミ
櫛子:紺野ユカ
十糸子:倉田マユミ
永井智雄
伊丹一三
大辻伺郎
浜村純
早川雄三
三角八郎
森山加代子
ハナ肇とクレイジーキャッツ

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