ここから本文です
fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
★「9月1日から「はてな」ブログに移りました。https://fpd.hatenablog.com/

書庫▶邦画2010〜17年

記事検索
検索

全60ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

イメージ 1

起終点駅 ターミナル」(2015)を見た。監督は篠原哲雄第28回東京国際映画祭のクロージング作品。日本アカデミー賞で佐藤浩市が優秀主演男優賞。

タイトルの「起終点駅」というのは、イタリア映画の名作「終着駅」としてしまうと、終点ということになってしまうが、終点でありながら新たな出発点を意味する起点をかけあわせたようだ。わかりにくいのでカタカナで「ターミナル」と加えている。
 
映画は、一言で言えば、判事だったころに体験した苦い出来事を引きずる55歳の弁護士が、孤独な25歳の女との出会いを経て再生していくさまを追い掛けるというもの

ただ映画ポスターを見ると、白髪の中年男に若い女が寄り添っているので、メロドラマ(古い!)かといった印象を受けるが、そうではなかった(佐藤浩市演じる主人公が、娘ほどの若い女にメロメロに…の展開でなく”再生”でよかった。)渋い佐藤浩市(58)から見たら本田翼(26)では、恋愛対象としては不釣り合いの印象。

もっとも、オードリー・ヘプバーンだからこそか「昼下がりの情事」では28歳年上のゲーリー・クーパーと、「麗しのサブリナ」では30歳年上のハンフリー・ボガートと共演していたが。
 
・・・
北海道の旭川で裁判官として働く鷲田完治(佐藤浩市)のもとに、学生時代の恋人だった結城冴子(尾野真千子)が覚せい剤事件の被告となって現れ、法廷で再会。冴子に執行猶予付きの判決を与えた完治は裁判後、冴子が働くスナックに通い逢瀬を重ねるようになるが、かつて愛し合った男と女の再会の時間は限られていた。

イメージ 3
 
2年の北海道勤務を終え、妻子の待つ東京へ戻る日が近づいていた完治だったが、彼はすべてを捨てて冴子と共に暮らしていこうと決める。しかし、冴子はその想いに応えることなく、駅のホーム〜電車に飛び込み、完治の目の前で自ら命を絶ってしまうのだった。
 
それから25年、完治は誰とも関わることなく釧路で国選弁護人としてひっそりと生きていた。それはまるで愛した女性を死に追いやってしまった自分自身を裁き罰を課すようでもあった。

イメージ 4
 
そんなある日、弁護を担当した若い女性、椎名敦子(本田翼)が完治の自宅を訪ねてくる。ある人を探して欲しいという依頼だった。個人の依頼は受けないと心に決めて生きてきた完治だったが、家族に見放され誰にも頼ることなく生きてきた敦子の存在は、ずっと止まったままだった完治の心の歯車を少しずつ動かしていく。
 
敦子もまた完治との出会いによって、自分の生きる道を見出していくのだった。そして、人生の終着駅だと思っていた釧路の街は未来へ旅立つ始発駅となり、2人それぞれの新しい人生が動き出そうとしていた。
 
イメージ 5
        完治に顧問弁護士になるよう執拗に食い下がる(ヤ)二代目。

・・・
映画は、昭和63年(完治がかつての恋人冴子と再開)の場面から始まり、さらに10年前の昭和53年(学生時代)にタイムスリップし、タイトルが出て、現在の平成26年に移っていく。
 
【昭和63年】鷲田完治(佐藤浩市裁判で再会した冴子(尾野真千子)は執行猶予付きの判決となりスナック「慕情」で働いている。近くには「ヒット&ラン」やスナック「久美」の看板があるが「慕情」に通う。月一度の逢瀬だった。
【昭和53年】女子大生で天秤座の冴子は、司法試験合格を目指す恋人・完治に対して、「闘へ、鷲田完治」と励ますが、いつの日か、完治の前から姿を消してしまう。
【昭和63年冴子が完治に「今はちゃんと闘っているのかな、鷲田完治」とベッドで、完治の横顔を見ながらつぶやくが、涙が光っていた。二人で駅まで歩くが、途中で冴子が「街を出るまでは、他人のふりをしよう」というと完治は、一瞬に苦笑いする。駅のホームで、互いに離れて列車を待っていると、冴子が入線してくる列車に飛び込んでしまうのだ。
 
ここで映画のタイトルが出るが、完治の人生の歯車が狂うことになる。
 
【平成26年】完治は、料理を作るのが好きで、料理のレシピの記事を切り抜いてスクラップにするほど。完治が、国選弁護士として担当した若い女性・椎名敦子(本田翼にザンギ(鳥の唐揚げ)を作ると「お店のザンギよりも美味しいい」という。得意な料理はと聞かれた完治は「ビーフシチューや白菜漬けなど」というと「年季の入った主婦みたい」と言われる。
 
完治のもとに離婚してから、一人息子が4歳だった時以来、会っていない息子から自身の結婚式に出席して欲しいと電話連絡がある。案内の手紙が、隣の家に届いていたが、そこの住人が認知症で、手紙が手元に来たのは、結婚式の前日だった。果たして、完治は・・・。
 
 
主な出演:
鷲田完治 - 佐藤浩市
椎名敦子 - 本田翼
大下一龍 - 中村獅童
森山卓士 - 和田正人
大村真一 - 音尾琢真
南達三 - 泉谷しげる
結城冴子 - 尾野真千子
 
原作 - 桜木紫乃 「起終点駅 ターミナル」
監督 - 篠原哲雄
脚本 - 長谷川康夫
音楽 - 小林武史
主題歌 - My Little Lover 「ターミナル」
特別協力 - 北海道旅客鉄道
特別協賛 - AIRDO
配給 - 東映

イメージ 2


★★ (描きたいことがややボケてわかりにくく)


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。
イメージ 1

散歩する侵略者」(2017)を見た。
「トウキョウソナタ」「岸辺の旅」クリーピー 偽りの隣人」などの黒沢清監督作品。出演者が長澤まさみ、松田龍平、高杉真宙、恒松祐里、長谷川博己、前田敦子、満島真之介、児嶋一哉、光石研、東出昌大、小泉今日子、笹野高史とかなり豪華。
 
全く予備知識なく見たので、まさか宇宙人が地球にきて、地球人に身を借りて侵略が目的というという展開のSFっぽい話だとは予想もしなかった。若い女性一人と20歳と30歳くらいの男の3人が、それぞれ地球での言葉の「概念」を奪うためにパートナーとして「ガイド」を探し、やがて通信機を製作して、宇宙と通信して、地球を戦略し、人類を滅亡させるという奇想天外な話だった。人類よ目を覚ませという警告と見れば納得。
 
黒沢清監督の作品の傾向などを理解しないと、その世界に入り込むのは難しいように思われる。シリアスさの中にも、滑稽さ、バカバカしさがあり、政府関係者が機関銃をぶっぱなしたりというありえない設定もあり、さらに夫が妻に「俺は本当は宇宙人なんだ」と語るなど、どこまでが真実なのか、おふざけなのか、見ている側は戸惑う。
 
イメージ 2
・・・
(こんな話)
数日間の行方不明の後、不仲だった夫真治松田龍平がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海長澤まさみ
 
夫・真治は会社を辞め、毎日散歩に出かけていく。一体何をしているのか…?その頃、町では一家惨殺事件が発生奇妙な現象が続出

イメージ 3
 
週刊誌記者の桜井長谷川博己は取材中、天野高杉真宙という謎の若者に出会い、二人は事件の鍵を握る女子高校生・立花あきら恒松祐里の行方を探し始める。
 
イメージ 4やがて町は静かに不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」真治から衝撃の告白を受ける鳴海。
 
当たり前の日常ある日突然終わりを告げる。3人の宇宙人は、人類から様々な概念を奪い取り、人類がどのような考えを持って生活しているのか調査するのが目的だったのだ
 
その後に通信機で仲間と連絡を取り、地球を侵略しにやってくる
 
侵略の話を聞いた鳴海は、真治と共にこの街を出ていくことを決意
そこに桜井が現れ、この3人を絶対に会わせてはならないと鳴海に警告する。
 
しかし、家を出て車に乗ったところ、天野と立花あきらがやって来た。
一瞬の間で3人の会話が成立し、地球は侵略されることが決まのだった
 
真治は、様々な概念を奪ってきたが、奪われた人間はみな、陽気になったり、破壊的になったり、性格が変わってしまう。

イメージ 5
 
真治は、「愛」とはなにか、鳴海から愛の概念を得ようとして、鳴海からそれをうが、その複雑さに驚き、一方の鳴海はまるでもぬけの殻のようになってしまうのだった。
 
宇宙人から概念を奪われた者はそのことを全く理解できなくなってしま
家族の概念を奪われた者は家族に対して激しい拒絶を見せ、所有の概念を奪われた者は逆に人生がイキイキとしだすという皮肉。この設定面白い。

宇宙からの侵略者は、地球人である記者・桜井の質問「共存は可能か?」に対して、サンプルとして数人は生かしておける、などという。地球上で病人が溢れるが、宇宙人との関連かはわからないが、新種のウイルスだという。

宇宙人の侵略は中止されることになったが、タイミングは良かったと安堵する政府関係者など。人類が色々と問題を抱えているが、改めて考えるきっかけになったというのだ。


最後にチョイ役だが、黒沢組の小泉今日子(「トウキョウソナタ」「贖罪」ほか)が出てきたのは驚いた。光石研、笹野高史といった名バイプレーヤーはさすが。「シン・ゴジラ」ではお堅い役人だった長谷川博己が、髭を生やして記者を演じている。

★★(やや残念)


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。

開くトラックバック(1)

イメージ 1

DESTINY 鎌倉ものがたり」(2017)を見た。
ALWAYS 三丁目の夕日」「永遠の0」「海賊とよばれた男」などのヒットメーカー、山崎貴監督の作品。全く予備知識ゼロで見たので、妖怪や魔物が登場する映画とは思わなかった。

西岸良平の人気漫画を基に人間と魔物たちが仲良く暮らす不思議な街・鎌倉に住むミステリー作家の一色正和(雅人)と妻の亜紀子(高畑充希)が、数々の怪事件に巻き込まれるさまを描くファンタジー映画
 
幽霊や死神、妖怪などが住み着いた鎌倉を舞台にし、現実に生きている人、既に亡くなっている人などが登場する不思議な雰囲気の映画。

江ノ電が空中を走るなど、SFX技術を駆使した世界観などは山崎監督の得意とするところ。

イメージ 4
 
出演は「三丁目の夕日」「海賊と呼ばれた男」などの山崎監督の常連、堤真一の他安藤サクラ、田中泯、中村玉緒、市川実日子、ムロツヨシ、要潤、大倉孝二、國村隼、薬師丸ひろ子ら豪華俳優が集結。
 
・・・
イメージ 2

ミステリー作家・一色正和堺雅人)と新婚の妻・亜紀子高畑充希)が生活をスタートするために車で鎌倉にやって来る。「この街はゆったりしている感じ」と亜紀子が言うと「鎌倉は東京と違って、時間の進み方が違うよ。そのうちなれるよ。」と答える正和。ここでタイトル「DESTINY 鎌倉ものがたり」とでる。
 
二人が古い家に入ろうとすると、その前を、小さなカッパが素早く通り過ぎる。亜紀子が驚くと、ただのカッパだよ、と妖気の存在が当たり前のようにいう正和。
 
正和が朝出かけるときに、亜紀子に対して、納戸(なんど)だけは絶対に入らないようにと念を押す。「絶対に入るな」と言われていたが、亜紀子は納戸を開けて入ってしまう、すると、そこには鉄道模型、古書や人形、骨董品、甲滝五四朗の未発表原稿などが雑然と収められてい
 
そして、そこには推定130歳を超えるであろう一色家に仕える家政婦キン(中村玉緒)もいた。正和が帰ってきたが、買い物袋を持っていたが、亜紀子が取り上げると、鉄道プラモデルだった。「いくら」と聞くと「このクオリティで、9・・・」と言いかけると「9,000円もしたの」「いや」と人差し指を示して「9万円」だった。

結婚する前に知らなかった、鉄道模型オタクであること、執筆活動の傍ら、鎌倉署の顧問としても活躍していることなど初めて正和の意外な面に接しては驚く亜紀子だった・・・
 
最初は魔物たちを怖がっていた亜紀子だったが、次第に持ち前の天真爛漫さで、「黄泉(よみ)の国」へ向かう幻の駅を見たり、自宅へ押しかけた貧乏神と仲良くしたり、次第に鎌倉での生活に順応し始める。
 
しかし、亜紀子は、通称「夜市」で購入した「魔界まつたけ」で作った味噌汁をうっかり飲んでしまい、魂が抜けやすい状況になってしまうのだった。気をつけていた亜紀子だったが、正和のいきつけの小料理屋「静」に向かう途中、悪意ある魔物に体を奪われ、魂だけの存在となってしまった。
 
帰るべき体を失った亜紀子は、正和に迷惑をかけないため、死神とともに黄泉の国へと旅立っていった。失意の正和は、亜紀子を取り戻すため、甲滝五四朗の残した未完の原稿からヒントを得て、魔物に囚われた亜紀子を取り戻しに、黄泉の国へと旅立つことを決意するのだったー。
 
・・・
妖気が強い鎌倉では、人間は死んでも幽霊となって実体化しやすい環境にある。
そのため鎌倉で亡くなった人間は、管轄の「死神局」に幽霊となって活動するための「幽霊申請」をすれば「死神局」から生命エネルギーを供給してもらうことで、幽霊になれるというのだ
 
映画では、吉行和子扮する瀬戸優子が、寝たきりの旦那を残してあの世に行くのが心残りだったため、この「幽霊申請」を通して、旦那が死ぬまで幽霊として寄り添い、人間さながらの生活を続けていたりしていた
 
通常、死神は死者にしか認識できない存在が、正和、亜紀子には安藤サクラ扮する死神の姿や、丑の刻、黄泉へ向かう電車に乗り込む死者達の姿が見えた。

彼らにだけ特別死神や死者が見えた理由は、ともに、夜市で購入した「魔界まつたけ」を食べたことで、幽体離脱をしたことがきっかけだった。どうやら死んでいなくても「幽体離脱」を一度でもすると「死んだこと」になるようだ。
 
正和が怪物に襲われ、絶体絶命のピンチに陥ったりするが、土壇場亜紀子が貧乏神からもらった茶碗が、孫悟空の筋斗雲のように巨大化し、二人は無事に逃げ出すことに成功。貧乏神が、自らの分身でもある茶碗を介して、亜紀子に味方してくれたのだ
イメージ 3
安藤サクラ写真右)が金髪でチャキチャキの江戸っ子のような茶目っ気たっぷりな死神を見事に演じて、脇役の中では演技力・存在感が光っていた

映像的には見るべきシーンが多かったが、登場人物の多さ、様々な妖怪が登場し、それらの一つ一つがどういう意味があるのかの説明不足で、ややわかりにくかった。現実離れしているので、好みが分かれそうだ。

小ネタでは結構笑わせる。
神様が一色家に客として現れる。
亜紀子のセリフ:
お客様は神様です」(言わずと知れた、三波春夫の有名なセリフ)。
「黄泉の駅」(幻の駅で次に生まれ変わるまでの途中の休憩駅)の駅員のセリフ:
「この駅から、もどることはできません。覆水盆に返らず。あ、お盆には帰るか
亜希子が茶碗を持っていると:
「キレイな茶碗だ」(正和)
百円ショップの安物よ」(亜紀子)

イメージ 5

 ・・・
【監督】山崎貴(「海賊とよばれた男」「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズ)
【配給】東宝
【時間】129分
【原作】西岸良平「鎌倉ものがたり」

 ★★



↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。

開くトラックバック(2)

イメージ 1
イメージ 2
シリーズ完結編となるアンフェア the end」(2015)をみた。キャッチコピー「本当の愛を知ったとき、真実が明かされる−」第一作目「アンフェア」は見ているが、「2」を飛ばしているので、人間関係、立ち位置を十分に把握できていないかもしれない。
 
それはそれとして、黒幕がついに明かされることになる、という最終章だったが…。
 
警察内部の人間であり、組織内ではやや孤立した主人公の敏腕刑事雪平夏見(篠原涼子)が主人公。もともと目的があって警察に入ったため、ほかの警察組織にどっぷりの人間たちから見たら、厄介者のように映る。

それはあたかも「ストロベリーナイト」で、女性であるというだけで周りから疎まれる存在の主人公・姫川玲子竹内結子)にも共通する。
 
雪平夏見(ゆきひら・なつみ、篠原涼子)は、警視庁公安部公安総務課主任警部補。元警視庁刑事部捜査一課主任大酒飲みで、“無駄に美人”といわれる。乱雑なやり方と、ときには銃を使うのも厭わないが娘に対する愛情は深い。警視庁検挙率ナンバーワンだ。
 
・・・
元・警察官である父を亡くした敏腕刑事の雪平夏見篠原涼子は、元刑事の父の死に隠された真実に迫る中で、警察という組織にはびこる闇に気付。 
 
捜査の末、ついに機密データを掴んだ雪平はそのデータを肌身離さず持ち歩き、そのデータを事件解決のためにどのように利用するべきか悩んでいた。 
 
そんな中、アンフェア the answerの黒幕であった検察官・村上克明山田孝之)親子の不審な転落死体が発見され。そして現場に残された1枚のしおりには「アンフェアなのは誰か?」とのメッセージが。 
 
本件の容疑者として逮捕されたのは、システムエンジニアの津島直紀(永山絢斗)。尋問を行う刑事に対して、彼は「雪平でないと話さない」と口を開かない。
 
津島と面会した雪平は、彼から「雪平がある組織から目をつけられている」ことを伝え。そして、彼がその組織の告発をすることを目的としていることを知った雪平は、国内では上層部から揉み消されることを予想して国外へと逃亡することを決意。 海外のジャーナリストを通じて、この事件を明るみに出すことを画策。

イメージ 3
 
警察から成る悪徳組織を告発したいと訴える津島とそれに賛同した雪平は命を狙われ、日本の警察の治外法権となる海外への亡命を企て。 
 
検事の武部AKIRAに追い詰められ、重傷を負いながら辿り着いた大使館だったが、突然津島が雪平に銃を向け。津島は、雪平が持つUSBメモリが手に入れば、濡れ衣の罪で死んだ父親の再審を行ってもいいと武部から持ちかけられていたのだった。 
 
しかし雪平の後を追っていた一条佐藤浩市が津島と撃ち合い、二人は絶命する。雪平の父親殺害の実行役でありながら、それから何十年も監視し続けたことで愛情が芽生えた一条は、最後まで雪平を守り通したのだった。 その後、亡命した雪平によって海外メディアを通して日本警察の悪が告発される。復讐を果たした雪平は微かな笑みを浮かべ、10年に渡る「アンフェア」シリーズは幕を閉じ

イメージ 4
 
組織側の人間か、抵抗勢力かの立ち位置が複雑だ。
最後まで信じられるのは誰か、など二転三転の急展開も見所だった。
 
裏切り者と思われていた人物が実は見方だったり、一方で助けるふりをしていた人物が「組織側」の人間であることは分かったりと、複雑。

イメージ 5
 
警察組織では上司の命令は絶対。その命令(ミッション)、すなわち雪平夏見の父親を殺すミッションを行った人物を探し出し、「アンフェアにはアンフェアを」で復讐を誓って警察に入ったのが雪平夏見だったのだ。

最後に雪平夏見は黒幕を突き止め、その人物に銃口を向け、相手も雪平夏見に撃たれるのなら本望だと言い切りのだ。涙があふれる雪平夏見の取った行動は・・・。
 
・・・
篠原涼子が、全身黒づくめ。ロングヘアのストレートな黒髪。黒いロング・コートに黒いズボン。「アンフェア」はテレビドラマがヒットしたことがあり、直ちに映画化されアンフェアthe movie」(2007)「アンフェア the answer」(2011)そして「アンフェアthe end」(2015]と続いた。篠原涼子の代表作となるシリーズとなった。そして、The End。

篠原涼子も、歌手として1994年の恋しさと せつなさと 心強さとが大ヒット。
いまでは女優として、最新作SUNNY 強い気持ち・強い愛」(2018)に出演するなど、ますます活躍。目が離せない女優の一人だ。
 
☆☆☆

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。

開くトラックバック(12)

イメージ 1

映画「犬とあなたの物語 いぬのえいが2010)を見た。
2005年に大ヒットを記録した「いぬのえいが」に続く、人と犬の絆を描いたオムニバス映画の第2弾。犬の映画というと、泣かせるのが定番。
 
この映画も、6つのエピソードからならオムニバス映画だが、コミカルなエピソードから、泣かせる感動エピソードまで、笑いと涙ありの物語だった。ただ、エピソードをつめ過ぎではという感も拭えない。
 
一番印象に残るのは、大森南朋、松嶋菜々子が夫婦役で初共演という「犬の名前」か。大森南朋が若年性アルツハイマーに冒される夫を演じ、厳しい現実を見るものにつきつける。
 
松嶋菜々子は、この映画が公開された2011年には秋のドラマ「家政婦のミタ」のロボットのような家政婦を演じて大変な話題となった。仕事は完璧にこなすも、無表情で機械的な家政婦を演じ、視聴率は平均視聴率25.2%、最高視聴率は日本のテレビドラマ史上歴代3位タイとなる40.0%という驚異の高視聴率を記録。このドラマは社会現象となり、困難な実社会で働く女性たちから共感と支持を集め、アジアでも人気だった往年の「菜々子の力」を業界に改めて知らしめる結果となった
 
【ストーリー】
■「あきら!」
イメージ 2カフェでコーヒーを飲む俳優の中尾彬(中尾彬)。渋くキメたその姿は映画のワンシーンのようだ。ウェイトレス(近藤春菜・箕輪はるか)も「本物の中尾彬はオーラが違う」などと見惚れている。

だが突然、店内に「あきらっ!」という女性の声。隣のテーブルの女性客が連れた犬の名前が“あきら”なのだ。中尾彬は、バツが悪そうに、叱り続ける女性の声にいちいち反応してしまい、コーヒーもこぼしてしまうのだった…。

■「愛犬家をたずねて。」
レポーター(青木裕子)が、全国の愛犬家を取材するTV番組「愛犬家をたずねて。」。須藤(篠田麻里子)、梨田(堀内敬子)、三浦(生瀬勝久)、鈴木(小倉智昭)ら様々なゲストと愛犬のエピソードが語られる…。

イメージ 3
         「チューリップはどっち?」(犬が手を出した方に絵を近づける)。

■「DOG NAP」
誘拐事件発生。柳田真一(鶴見辰吾)と妻の美智子(戸田菜穂)は、主任警部の渡辺(内野聖陽)と部下たちに犬を抱いた少女の写真を差し出す。そのとき誘拐犯から脅迫電話が。緊迫した一同の前になぜか現れる写真の少女。誘拐されたのは少女が抱いていた犬だった。刑事たちは「なんだ、犬だったのか」というと、リーダー格は「犬も柳田家にとっては家族の一員だ」と一喝。一方、誘拐犯のアジトでは犯人の一人(藤原一裕)が人質の愛らしさにすっかり心を奪われていた…。

■「お母さんは心配性」
長男の結婚披露宴という席でありながら、美知代(高畑淳子)は暗い表情でうつむいていた。生まれて初めて一匹で留守番をしている愛犬キスチョコのことが気になって仕方ないのだ。もしもリモコンを踏んでエアコンの温度が急上昇したら、もしも包丁の入っている戸棚を開けてしまったら。そんな義母の不可解な態度に新妻は、自分が気に入られていないのだと思い込んでしまう。美知代はどんどん妄想の世界に入り込んでいくのだったが…。

■「犬の名前」
イメージ 4翻訳家の多田野一郎(大森南朋)は、幼い頃、可愛がっていた柴犬ジローが車に轢かれて死んでしまい、絶対に犬は飼わないと決めていた。だが妻の美里(松嶋菜々子)は自分が世話をすると言い、ラブラドールレトリバーのラッキーを強引に引き取ってしまう。美里が出社後、自宅で仕事をする一郎を静かに見守るラッキー。

そんなラッキーに一郎も少しずつ心を許し始めるが、ある日一郎に病魔が襲いかかる。病との闘いに押し潰されそうになった夫婦を救ったのはラッキーだった…。

■「バニラのかけら」
公園でその犬を見た時、奈津子(北乃きい)は涙が止まらなかった。去年、突然亡くなったバニラにそっくりだったのだ。

そのうち忘れられると皆には言われたが、台所の棚の奥にはドッグフードが、テレビの下にはバニラがいつも遊んでいたボールが、そんな“バニラのかけら”がそこら中にあって忘れることができないでいた。

イメージ 5

公園の犬の飼い主である茉奈(芦田愛菜)に「一緒に散歩する?」と誘われる奈津子。やがて、茉奈の一言で奈津子は笑顔を取り戻していく…。
 
・・・
中尾彬、内野聖陽、高畑淳子、生瀬勝久といった演技派俳優から、北乃きい子役で活躍の芦田愛菜など今でも注目される若手俳優まで豪華キャストが集結。

イメージ 6

柴犬・フレンチブルドッグ・ラブラドールレトリーバーなど真の主役である様々な犬種が登場し、人間顔負けの演技を披露。100匹を超えるさまざまな犬たちが、映画に使われたという。その演技も大きな見所だった。
 
犬は、たいてい人間より早く死ぬので、愛犬が亡くなったあとは、再び同じ悲しみを味わいたくないので、犬をまた飼おうという気にはならない…というシーンもあったが、よくわかる。「バニラのかけら」は、バニラアイスクリームではなく、バニラは犬の名前。犬の名前は昔は「コロ」「タロウ」などと決まっていたが、最近は「チョコ」「ソックス」「ソラ」など何でもありだ。
 
亡くなった愛犬を忘れようとするのではなく、バニラは、「ボクのことを忘れないで」と、生きていた証として、”かけら”を残していたのだった。

fpd家の”チャッピー”は、3年半前に17歳で亡くなったが、いまも家中の各部屋に「写真」が飾ってあり生きている。”チャッピー!”と毎日声がけする家人もいる。


☆☆☆


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。

開くトラックバック(1)

全60ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事