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fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
★「9月1日から「はてな」ブログに移りました。https://fpd.hatenablog.com/

書庫▶邦画2010〜17年

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第40回日本アカデミー賞で「シン・ゴジラが最優秀作品賞最優秀監督賞を含む最多7冠に輝いたのは記憶に新しいとくに技術部門を総なめにして、他を寄せ付けぬ圧勝となった。 
 
現代日本に出現したゴジラが、戦車などからの攻撃をものともせずに暴れる姿を活写し、邦画実写作品としては永遠の0(2013)以来に興行収入82億円を突破(日本の全映画の歴代興行収入の55位)する大ヒットを記録した。

アニメなどでは100億円突破はあるが、実写映画では30〜50億円で大ヒットと言える昨今。もちろん昨年度の実写映画では飛びぬけている。
 
・・・
2回目の鑑賞となると、余裕を持って見られる。
相模湾から再上陸した時の”巨大不明生物”は、初登場時から「大きさが2倍近くに也、さらに進化した”第4形態”になっていた」がこの時にバックで流れるのが「ゴジラ」(1954)のあの音楽。個のテーマ曲は、エンドロールにも延々と流れていて、ゴジラ映画ファンにはうれしい限りだったろう。
 
この”巨大不明生物”は、Godzilla(ゴジラ)と名付けられ「(地球上で)最も進化した生物」(内閣官房副長官(政務担当)・矢口=長谷川博己)と言われ「まさに神の化身ね」(米国大統領特使・カヨコ・アン・パタースン=石原さとみ)であった。

ゴジラの凍結作戦に成功した後、矢口は言う。
「スクラップ&ビルドでこの国は立ち上がってきた。必ず立ち直れる。人類はゴジラと共存していかなければならない。」 これがこの映画のメッセージであったかもしれない。

・「根拠のない楽観は禁物です」(関係者の希望的観測に対しての矢口のセリフ)
・「自衛隊はこの国に与えられた最後の砦です」(対ゴジラ出動を自衛隊隊員に促す時の矢口のセリフ)
・「(ゴジラは)人知を超えた完全生物だ」(口から放射線物質を発し、背中からは複数の光線を放ち、あらゆる物理的な攻撃にも屈しないことに対して矢口が言うセリフ)

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映画では、東京23区の内、城南地区といわれる大田区・品川区のほか、港区・千代田区などの4区が火の海と化した。首都機能がマヒした時の政府・霞が関の対応、都庁・都知事の対応などが、災害・非常事態発生時にどのように対応すべきか、準備は万端なのかを問う映画かもしれない。

米国大統領特使・カヨコ・アン・パタースン=石原さとみ)が、この映画のキーワードの一つにもなっていた「すきにすれば」は、意味深長だ。

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「敬語は苦手なの。そろそろタメ口にしてくれる?」という石原さとみの英語はネイティブ並みで存在感も大きかったが、女優陣で目だったのは、環境省自然環境局・野生生物課長補佐・尾頭 ヒロミを演じた市川実日子(みかこ)ではなかったか。立て板に水のように理論を語るクールなリケジョだが、最後には笑顔を見せる一面がある。

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この映画の主要キャストだけで328人だそうで、出演者など「ワンカット」だけでて、所属・役職名などが出ても覚えきれない。登場人物は難解なセリフを早口でしゃべり、大量の情報が文字で表記される。2回見てようやくわかることもある(笑)。

主な出演者:
長谷川博己(内閣官房副長官:矢口蘭堂役)
竹野内豊(内閣総理大臣補佐官:赤坂秀樹)
石原さとみ(米国大統領特使:カヨコ・アン・パタースン役)
市川実日子(環境省官僚役)
犬童一心(古代生物学者役)
柄本明(内閣官房長官役)
大杉漣(内閣総理大臣役)
緒方明(海洋生物学者役)
片桐はいり(官邸職員役)
神尾佑(外務省官僚役)
國村隼(自衛隊関係者役)
KREVA(自衛隊関係者役)
黒田大輔(原子力規制庁役)
小出恵介(消防隊隊長役)
高良健吾(内閣官房副長官秘書官[防衛省出身]役)
小林隆(自衛隊関係者役)
斎藤工(自衛隊関係者役)
嶋田久作(外務省官僚役)
諏訪太朗(防災課局長役)
高橋一生(文部科学省官僚役)
塚本晋也(生物学者役)
津田寛治(厚生労働省官僚役)
鶴見辰吾(自衛隊関係者役)
手塚とおる(文部科学大臣役)
中村育二(内閣府特命担当大臣〔防災担当〕役)
野間口徹(経済産業省官僚役)
橋本じゅん(自衛隊関係者役)
浜田晃(総務大臣総務大臣役)
原一男(生物学者生物学者役)
ピエール瀧(自衛隊関係者役)
平泉成(農林水産大臣役)
藤木孝(東京都副知事役)
古田新太(警察庁長官官房長役)
前田敦子(避難民役)
松尾諭(保守第一党政調副会長役)
松尾スズキ(ジャーナリスト役)
三浦貴大(ジャーナリスト役)
光石研(東京都知事役)
森廉(避難民役)
モロ師岡(警察庁刑事局局長役)
矢島健一(国土交通大臣役)
余 貴美子(防衛大臣役)
渡辺哲(内閣危機管理監役)

 2回目はだいぶ端折っている。


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リップヴァンウィンクルの花嫁」(2016)た。ちょうど1年前の2016年3月26日公開。脚本・監督は岩井俊二黒木華(はる)の単独初主演作品。日本アカデミー賞優秀主演女優賞(黒木華)受賞。黒木華とCoccoの演技のうまさ、綾野剛の口八丁の胡散臭さが妙に印象に残る。
同名の19世紀のアメリカの短編小説リップ・ヴァン・ウィンクル」の内容(二つの世界を行き来するストーリー)にヒントを得て、価値観の世代間ギャップなどを描いているようだ。比喩のようなことが多く、なかなか理解しにくい展開だった。3時間という時間の長さも感じさせる。
・・・
派遣教師の皆川七海は「教師」という仕事が好きではありながらも、情熱を持てずに働いていた。 ある日、彼女はSNSで出会った鶴岡鉄也地曵豪:じびき・ごう付き合ってすぐに結婚することになる。それはインターネットでモノを買うようにあまりにもあっさりとしていた。

結婚式をすることになった七海と鉄也。 
しかし友人が多い鉄也に比べ、七海には結婚式に出席してくれる親戚も友人も少なかった。 鉄也に“見栄えがしないからどうにかして欲しいと”頼まれた七海。 困った挙げ句「なんでも屋」の安室行舛(あむろ・いきます)(綾野剛に代理出席を依頼した。そして無事に結婚式を終えたものの、すぐに鉄也の浮気が発覚。 

続けて七海も鉄也の母カヤ子原日出子から浮気の罪をかぶせられ、家から追い出され、ついには鉄也と離婚する。 

家と夫を同時に失い、窮地に立たされた七海に「なんでも屋」の安室は奇妙なバイトを提案。最初は結婚式の代理出席った。そこで里中真白Coccoと出会う。

そして次のバイトはオーナーが不在の間、住み込みで屋敷を管理する「メイド」った。報酬100万円という高額であることに困惑しながらも七海はこの仕事を受ける。屋敷にはすでに結婚式の代理出席バイトで知り合った真白が住み込んでいた。

真白は七海と異なり自由で破天荒な性格ったが、そんな彼女に七海は好感を持っていった。そしてふたりの奇妙な生活が始まったWikiより)  

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              胡散臭い何でも屋の安室(綾野剛、左)
リップ・ヴァン・ウィンクルは英語では「時代遅れの人」「眠ってばかりいる人」の慣用句という。同名の19世紀のアメリカの短編小説が元になってい
要約すると、時間軸の違うふたつの世界が存在しているということのようだ現実の世界ともう一つの別の価値観に支えられた世界(幻想:死後の世界)を行き来するというのがこの物語。
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結婚式や法事に、親族のふりをして出席するという身代わり出席を紹介する会社があるというのは驚きだ。しかも、結婚式などでは、名前と関係性など覚えるために  ”親族”なりきりのリハーサルまで行う。
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登場人物は複数の名前を持つ綾野剛演じる安室行舛には市川Raizoという俳優名もあり、使い分けている。七海もクラムボンというアカウント名があり、旦那にアカウント名がばれてからはカムパネルラという名前に変え
真白(ましろ)という女性は、女優ということだが、現実の世界と自分の価値観の世界の境目がみえなくなってきて混乱している様子現実の世界は、優しすぎるという。「コンビ二に行けば、店員は商品を、私のような人間にも、袋に入れてくれる。親切になれていないので、そうした優しさには限界を感じて、(自身が)壊れそうだ。そのため優しさなどをお金で買うようにしている」と考えているのだ。
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真白は実は末期がんに侵されていた。死ぬことを考えていて、自分と一緒に死んでくれる人間を探していた。そこに、七海が現われ、七海との幻想的な生活が始まり、一緒に死のうとしたのだが・・・。
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映画を見た後、あれはどういう意味だろうなど様々考えさせられる映画だった。
この映画の公開の後亡くなったリリぃが存在感があった。                 真白の母親役。10年前に真白を捨てた。それは、娘がポルノ女優になって恥ずかしさがあったからだった。
七海と安室が真白の遺骨を届けたが、いらないと突っぱねた。              この母親は、何年か前に真白を探し出し、顔を何度も殴りつけたという。そんな真白の残した財産(現金)を安室が渡した。七海と安室の前で突然衣類を脱ぎ始めた真白の母親。七海と安室は驚くが「人前で裸になるなんて恥ずかしいだけだ」と身をもって示したのだ。それには安室も号泣したが、母親と七海と共に浴びるほど酒を飲んですっきりするのだった。
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七海が、「自分が今どこに入りのかわからない。どこへ行けばいいのか、帰る場所がない」と携帯で安室に話すシーンが印象的だ。
黒木華がなかなかいい。黒木華を見る映画といえるかもしれない。

★★

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2015年度キネマ旬報第1位映画「恋人たち」(2015)を見た。
タイトルのイメージとは180度異なり、いろいろな意味で衝撃を受けた。
日常の生活の断片をまるでアドリブのように(実際にアドリブも多かったようだ)、出演者の7、8割は新人で素人というのがリアリティを生んでいる。低予算映画でも地味にスゴイ。ぐいぐいと迫ってくる。

キネマ旬報では、作品賞、脚本賞、新人男優賞篠原篤)を受賞している。
監督は「ぐるりのこと。」以来7年ぶりとなる長編映画を手掛けた橋口亮輔。

【2015年 第89回日本映画ベスト・テン】
1位  「恋人たち
2位  「野火」
3位  「ハッピーアワー」
4位  「海街diary」
5位  「岸辺の旅」
6位  「GONIN サーガ」
7位  「この国の空」
8位  「ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判」
9位  「母と暮せば」
10位 「きみはいい子」
10位 「ローリング」
(次点:「駆込み女と駆出し男」「バクマン。」)
 
タイトルはフランスのルイ・マル監督の「恋人たち」と全く同じだが、いわゆる”恋人”をテーマにしたラブストーリー映画とは全く異質の映画。

主演を含む主な出演者たちはほぼ素人でオーディションで選ばれた人たちといい、日常のわれわれの周りにいそうな人物そのもので、リアリティがあった。

しかし脇役陣には、名わき役の代表格ともいうべきリリー・フランキー、光石研、安藤玉枝などが出演していて、深みを与えている。とくに、光石研の底知れぬ人間像は驚きだ。

「恋人たち」には、主に3人の人物が中心に描かれる。
しかも3つの話は関連がなく、同時進行で進んでいく。
そこに共通しているのは、マイノリティに属される人たちであること、人生や生活にもがき苦し見ながらも生きている市井のひとたちであるという点だ。

・・・
アツシ東京に網の目のように張り巡らされた高速道路の下。
アツシ(篠原篤)は橋梁のコンクリートに耳を当て、ハンマーでノックしている。

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彼の仕事は橋梁点検。機械よりも正確な聴力を駆使し、ノックの音の響きで破損箇所を捜し当てる仕事。しかし生活は貧しく、健康保険料も払えないほど。役所に滞納金の一部として、1万円を持っていくと、担当者から「次はいつお支払いいただけますか」と「1週間有効」の保険証を渡される。

愛する妻を通り魔事件で失って以来、鬱屈とした人生を送っている。
「犯人を殺してやりたい。殺していい法律ってないっすかね。」「鼻をコンコンってやったら、脳とつながっているから3秒でOK。コンコンで」。アパートは散らかり放題で雑然として、昼間、「それで・・・」と言われた言葉が耳に残っており「で」「で」「で」がなんだと独り言を言いながらわめき散らす。

瞳子(とうこ)瞳子(成嶋瞳子)は、自分に関心がない夫とそりが合わない姑と3人で郊外に暮らしている。楽しみと言えば、パートで勤める弁当屋の仲間と共に皇族(雅子さまなど)の追っかけをすることと、小説や漫画を描いたりすることだった。

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パート先にやってくる取引先の男とある日ひょんなことから親しくなり、平凡で退屈な毎日は刺激に満ちたものに変わっていく。関係を持った男(光石研)と一緒に暮らそうと思って、荷物を持ってその男のアパートを訪れると、男の正体が明らかになる。それを知った瞳子の戸惑いを隠せない表情。男は薬物依存の男で、しかもそこには、パート先の女(安藤玉枝)が出入りしていた。

男は瞳子のストッキングをはぎ取ると、それを手際よく自分の腕に巻き付け、「すぐ終わるから」と注射器をうつ。男は、自分の注射のことしか頭になく、瞳子の話など耳に入らない。

それでも瞳子は、かつて職場でこんなことを聞いたと話し続ける。
「仕事には2種類あって、一つは、会社への貢献のために、鶏のように、卵を提供し続ける。もう一つは、全部を会社に捧げる。豚のように、自分自身を投げだす。求めていたのは後のほうだったのね。今思うと口説き文句だった。それが今のダンナ。」「夢はあるか?って聞いたじゃん。ずっと考えていて、夢は・・・。」

四之宮エリート弁護士の四之宮は、自分が他者より優れていると信じて疑わない完璧主義者。彼はゲイで、恋人とは高級マンションで同棲している。

実は学生時代から密かに思いを寄せている男友達がいるが、些細なやり取りをきっかけにあらぬ誤解を招いてしまう。

・・・
映画のキャッチコピーは、3人の人生とそれを彩る恋人たちは、どうしようもなく鬱屈とした今の日本にささやかな希望をもたらしていく――。

このタイトルは最初から決められていたという。3人の人間の人生を描く中でその周辺の恋人たちの背景に、ねじれた今の日本の空気感浮き彫りにするねらいがあったようだ

3つの話では、「瞳子」のパートが最も印象に残る。
成嶋瞳子は、映画初出演で、体当たりの演技を見せている。

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飲んだくれの暴力夫が、食事の後、瞳子の肩をポンポンと叩く。夫婦の決まり事のようで、夫はさっさと寝室へ。このあたりの会話の描写は前作「ぐるりのこと。」の木村多江(日本アカデミー賞最優秀女優賞受賞)とリリー・フランキーのやり取りを彷彿とさせる。夫婦間の密室会話を白日の下にさらす。「恋人たち」の瞳子と不倫相手の男(光石研)とのシーンでは、ハッとさせる連続だが、あえてカメラは強調もせずたんたんと描いているところがすごい。

映画は、絶望などのどん底の生活にあえぎながらも、最後には明るさや希望があることを垣間見せて救いにはなっている。

前作「ぐるりのこと。」(2008):http://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/59004489.html
 
☆☆☆☆ 


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わたしのハワイの歩き方」(2014)を見た。まるでハワイに行ったような気分になるハワイロケによる気楽に見られる日本映画。

ハワイ・オアフ島を舞台に、毎晩パーティーに出掛けるヒロインのハイテンションな日々を、図書館戦争などの榮倉奈々(えいくら・なな)を主演に迎えて描くラブ・コメディー。

イメージ 4榮倉奈々は、映画では「(おとこ)の一生」「64 ロクヨン」などに出演。ドラマでは、現在放送中の「東京タラレバ娘」の3人の一人を演じている。とにかく170センチの長身でスタイルがよく「わたしのハワイ〜」でも、ホットパンツ姿で、その長〜い脚線美をこれでもかというほど見せている。

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ハワイでの友人の結婚式の2次会を仕切ることになったヒロインが日本からハワイへ向かい、調査を口実にハワイの夜を満喫する姿を映し出す。

ヒロインと共にハワイでハメを外す男女には、ライク・サムワン・イン・ラブなどの高梨臨加瀬亮貞子3Dシリーズの瀬戸康史脇役として今や売れっ子俳優の安田顕(ドラマ「下町ロケット」映画「ビリギャル」「俳優亀岡拓次」)も出演。そのほか、鶴見真吾、池松壮亮、中村ゆりなど。監督は「婚前特急などの前田弘二。開放的で爽快なストーリーとハワイの風景を楽しめる。

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イメージ 2恋も仕事も普通の雑誌編集者の小山田みのり(榮倉奈々)は、ハワイで挙式をする友人の願いで2次会の準備をすることに。ハワイ特集の取材を口実に、さっそうとハワイに乗り込む。ハワイで金持ちとの結婚を夢見る吉村茜(高梨臨)と出会い、茜に連れられて夜な夜なパーティーに顔を出すみのり。さらには実業家の鎌田勉(瀬戸康史)や大富豪の息子・阿部知哉(加瀬亮)と出会い・・・

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主人公を演じた榮倉奈々と、その友人を演じた高梨臨の二人を取り巻く男たちとの、いわば恋のさや当てのラブコメ。

出版社勤務の榮倉奈々のハワイ食べ歩き本の出版のための取材旅行が中心だが、金持ちの玉の輿を目指す高梨臨のズバズバいうモノのいい方が、本音で的を得ていて、存在感のある女優だった。

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榮倉奈々の前に現れた二人の男、ビジネスで失敗ばかり繰り返してきた、素朴な性格で、アメリカでお茶漬け屋を目指す男(瀬戸康史と、大金持ちのグル―プ企業の息子だが、性格がやや荒っぽい男(加瀬亮)とどちらを選ぶのか・・・といった展開。
気楽にハワイ観光のつもりで見た。その点ではまずまずだった。

・・・
(蛇足)ハワイは四半世紀前に一度だけ訪問した。
開放的で、そこにいると、仕事などはしたくなくなるような場所だった(笑)。
イメージ 6人もオープンで、見知らぬ人といきなりゴルフ(ハーフ9ホール)を回ったことがある。ゴルフは趣味というわけではないが、その前に会社の同僚などとの付き合いで、約1年間、NY郊外で毎週末ゴルフをしていた時期があった。そんなこんなで”一応”まっすぐには飛ばせる(笑)。

スコアはと言うと、いい時で110、だいたい120前後。迷惑をかけない程度に、追いついていくのが精いっぱいといったところだった。しかしゴルフが下手というので得をしたことがある。

イメージ 7会社のゴルフコンペ(20数人参加)で、3年くらい連続で、ブービー・メーカー(=ブービー:最下位から2番目)だった。結構な賞品がもらえた。1位はレーザーディスクや、小型カラーテレビなどがあったが、ブービー・メーカーでもらった中にはトイレットペーパー1年分(365個)というのがあった。家人からは喜ばれた(笑)。80、90で回るうまい人たちは、社長から、「仕事をしているのか?」と言われていた。同僚からは「ブービー・メーカーは狙って取れるもんじゃないよ」と励まされるfpdがいた。

★★
 
 
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繕い裁つ人2015)を見た。”つくろいたつひと”と読む。
町の仕立て屋と常連客たちとの織りなす日々を描いた池辺葵の同名人気コミックを実写映画化。祖母が始めた小さな洋裁店を継いだ2代目の店主・市江を主人公に、洋裁を通してとりまく人々との交流を描。地味な映画で、ミニシアター系で公開された。

時代が移りゆく中で祖母の意思を受け継ぎ一生添い遂げられる服にこだわって、女性でありながら”頑固ジジィ”と揶揄されながらも、その人だけの服を作り続けていく。
 
・・・
神戸の街を見渡す坂の上にある仕立て屋「南洋裁店」。
祖母・志乃が始めた仕立て屋を継いだ市江(中谷美紀)は、古びたミシンをカタカタ言わせて一生ものとなるような服を一着一着丁寧に作っている。
 
昔ながらの職人スタイルを取っているため量産はできず、百貨店の営業・藤井(三浦貴大)からの再三にわたるブランド化の提案も断り続けている。

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祖母が作った服の仕立て直しやサイズ直しをし、祖母のデザインを流用した新作を作る日々に、市江は十分満足していた。しかし、自分がデザインしたドレスを作りたいはずという藤井の言葉が、市江の心を動かす・・・
 
出演は、中谷美紀、三浦貴大、片桐はいり、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子ほか。監督は「ぶどうのなみだ」「しあわせのパン」の三島有紀子。
 
・・・
母親(余貴美子)からは「洋裁以外は何もできないんだから」と言われると「夢見る洋服を作っているんです。生活感を出してたんるもんですか」と言い返すのだ。デパートの企画担当の藤井(三浦貴大からは「もったいない。オリジナルのデザインでブランド化にすればビジネスになる」と勧められるも断り続ける市江中谷美紀)。
 
市江が、先代である祖母のデザインを踏襲して、それを全うしていくのには理由があった。年に一度、南洋裁店が主催する「夜会」というイベントがあり、これには南洋装店で仕立てられた洋服を着て年配者など(原則30歳以上の参加が許される)が参加しダンスパーティが開かれる。
 
長年の仕立て品の愛好家の年配者が言う。
「服が人に寄り添って作られている。二代目になっても先代を寸分たがわず服を作ってくれる。十年、二十年と連れ添ってくれる。これ以上の幸せは無いよ。」
 
この言葉を聞いた藤井(三浦貴大は、「きょう、わかりました。そのままでいい。変わらなくてもいい」と市江に告げた。一方、百貨店での洋服のリフォームの仕事は激減。藤井は、自ら会社に移動を申し出て、東京の家具部門に転勤してしまう。
 
百貨店の衣服のリフォーム部門を請け負う橋本テーラーの橋本店主が「いずれ廃止になる部門なので、看板を下ろしてもいいと思っている」と市江に言うと引導を渡されるまでは逃げ出さないでください。私はそれが仕立て屋だと思っています」と引き留めるのだった。

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夜会の出席者の孫の女子中学生たちに、「一生着られる服を作るよりも、仕立て直しを作るのは難しい。祖母のような、いえ、祖母を超えるような存在になっていきたい。今生きている人には、私しか作れないのですもの。私にあなたたちのドレスを作ら瀬てください」と、市江自身のオリジナルのデザインの洋服を作る決心をするのだった。

・・・
地味であっても、印象に残るシーンやセリフは多い。
サンパウロというコーヒー店が登場する。市江はそこの常連。いつもチーズケーキを注文している。ある時、コーヒー店の店主に「このチーズケーキ、味が変わりました?」と聞くと「いえ、創業以来一度も変わっていません」という返事が返ってきた。市江は「そうですか」とつぶやいたが、その時に洋装の仕立ても同じと感じたのか。変わらぬ伝統を守るべきと思ったのか・・・。

藤井は、市江のブランド立ち上げの説得に足しげく通うが、そこでは市江の母・広江から毎回、ダンゴを出される。ダンゴのくしだけ残っていると、「藤井さん、まだいたの」と市江から言われることも。広江には内緒で、藤井は「実はダンゴは嫌いなんです」と市江に言うところがおかしい。

南洋裁店の客が亡くなり近所の人たちが霊柩車を見送るシーンがモノクロになったり、主人公がミシンで縫う作業をしている後姿だけでとらえたりするシーンも印象に残る。

イメージ 6映画のラストでは、黒木華が、藤井の妹役で出ているが、幼い頃に怪我をして車いすに依存。兄から市江のことをかねがね聞いていて、ウエディング衣装を市江に依頼すると、「ぜひ作らせてほしい」と市江。市江が、オリジナルを手掛けると決めた瞬間だった。
 
 主な出演者:
 南市江:中谷美紀 (洋裁店・2代目)
 藤井:三浦貴大 (大丸百貨店・企画部)
 牧葵:片桐はいり (市江の姉)
 葉子:黒木華 (藤井の妹)
 ゆき:杉咲花
 泉先生:中尾ミエ
 橋本:伊武雅刀 
 南広江:余貴美子 (市江の母)
永野芽郁
 
 監督:三島有紀子
 脚本:林民夫
 音楽:小林洋平 (作編曲家、サックス奏者)
 主題歌:平井堅切手のないおくりもの
 撮影:阿部一孝
 助成:文化庁文化芸術振興費補助金
 配給:ギャガ
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このチーズケーキを市江がうまそうに食べるシーンがあるが、レアチーズケーキを食べたくなる?(笑)。

映画は物語の起伏に欠け、全体的に単調。ドラマ性がほしいところ。


★★

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